息子を亡くした男性「いかにワクチンを止めるか、これに尽きます…」

(大石アンカーマン)
ここまで、今どんな状況なのか、まとめました。総接種回数は4億回を超えています。接種後の副反応疑い報告は3万7000件を超えているんです。接種後の死亡疑い報告は2193件となっています。

(若狭敬一キャスター)
初の集団訴訟となっているんですが、この裁判のポイントはどんな所になりそうですか。

(大石アンカーマン)
原告団は、患者さんと遺族13人になります。求めていくことはまず、薬害と国に認めさせたい、謝罪をさせたい、そして1人当たり300万円の支払い、これを求めています。この300万円って少ないかもしれませんけれども、これは実は原告団の皆さんというのは、国の救済制度で、死亡一時金や医療費を受け取っています。ただ人によっては、足りないという方がいらっしゃいます。特に後遺症が残った方は、医療費が足りないんですね。なので、この300万円というのは今スタート時点ではこれですけども、今後もっと増えていく可能性があるということなんです。

(若狭キャスター)
ただ薬害となりますと、国はこのワクチン政策が誤っていたということを認めることになりますから、ハードルが高いようにも思いますが、いかがでしょうか?

(大石アンカーマン)
そうですね、国はこれまで一貫して“重大な懸念は認められない”というスタンスなんです。この溝をどう埋めていくのかというのが今後ポイントになりそうです。

それでは最後に、患者の会と遺族会のお二人にお話をうかがいます。国に訴えたいことはなんでしょうか?

(接種後 下半身不随に 櫻川博文さん)
まずですね、きょう足を運んでいただいたメディアの方々はその場限りにせずに、ぜひとも報道していただいて公にしてほしいです。そして、国が動かざるを得ない状況まで持っていってほしい。そして薬害を認めてほしいです。

(接種後 39歳の息子が死亡 東正秋さん)
やっぱり、いかにワクチンを止めるか、もうこれに尽きます。きょうの記者会見でもね、メディアの方が来ていただきましたんで、必ずや放映していただいて、国民の皆様、そして厚労省にぜひ届けていただきたいと思ってます。

(若狭キャスター)
今後の訴訟というのは、どのように進んでいく予定でしょうか?

(大石アンカーマン)
今後、原告団1人1人が法廷の場に立って、何があったのかっていうのを語っていくと思います。そしてスケジュール感としては3年から5年ぐらいこの裁判がかかるんではないかというふうに青山弁護士も話しておりました。今後一体どうなるのか、我々も行方をしっかりと見守っていきます。