NHK国際放送不適切発言、林官房長官「遺憾」 再発防止求める

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 NHKのラジオ国際放送などで、中国人の外部スタッフが沖縄県尖閣諸島を「中国の領土」などと中国語のニュースで伝えた問題をめぐり、林芳正官房長官は26日の記者会見で、「こうした事案が生じたことは遺憾だ」と述べた。「尖閣諸島が我が国固有の領土であることは歴史的にも、国際法上も明らかだ」と指摘したうえで、NHKに対して再発防止策を求める考えを強調した。

 NHKは19日以降、このスタッフが尖閣諸島を「中国の領土」と発言したほか、英語で「南京大虐殺を忘れるな。慰安婦を忘れるな」などと発言していたことを明らかにしている。林氏は一連の発言について「我が国の立場と全く相いれないものだ」としたうえで、NHKに対し、「公共放送としての社会的責任を深く認識し、再発防止に取り組んでもらいたい」と求めた。

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