北村紗衣さんとツイッターでニューシネマのお話をしたのでまとめました(編集なしの完全版)
eiganiwaka
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@Cristoforou でも一般論なら本以外でも「それが常識」として通じるもんじゃないですか?名画座で「ニューシネマ特集」というのがあって、そのラインナップが各館でガラリと異なる場合、なにをニューシネマとするかということは一般論化されてないんじゃないでしょうか?
2024-08-25 22:27:15確認しました。『ブレードランナーの未来世紀』の序文で1969年から1978年にかけての10年間の映画を取り上げました、としていて、且つ「映画作家の時代」としているだけなので全てを「ニューシネマ」とはしていませんでした。一旦冷静になられた方が良いと思います。 x.com/eiganiwaka/sta…
2024-08-25 22:34:42@kishi_kotaro 続編のブレードランナーの未来世紀の序文で前作はニューシネマの作品を取り上げましたがとか書いていたような気もするし(手元にないから確認できなくてごめん)、「ニューハリウッド」だとあの作品群は全部その範疇らしいのでややこしくなってるんです
2024-08-25 22:25:25@kishi_kotaro そうか…じゃあ冷静になろう…
2024-08-25 22:36:27? 大丈夫すか? そろそろやめたほうがよいような x.com/eiganiwaka/sta…
@Cristoforou そして、そんな人でも「自分はシェイクスピアを一本しか読んでないが、世間的には〇〇がシェイクスピアの特徴と言われているようです」と書くなら、少なくとも知的に誠実なわけです。でもあなたは自分の見解として「ニューシネマはこうです」って書いてるじゃないですか。だからそれはウソなのです
2024-08-25 21:09:24@rohirohir うん、やめておもしろい映画観る。ありがとう。
2024-08-25 23:21:17北村さんの『ダーティハリー』感想記事に対する映画評論をやっている人のツイート(参考意見)
カリフォルニア州在住の映画評論家。自由民主主義者。BS朝日『町山智浩のアメリカの今を知るTV』放送中。TBSラジオ『こねくと』毎週火曜午後3時から生出演。週刊文春『言霊USA』連載中。Podcast「町山智浩の映画特電」はopen.spotify.com/episode/6sq4Yu…
『ダーティ・ハリー』がニューシネマとして論争になってるようですが、『ダーティ・ハリー』は狭義の「アメリカン・ニューシネマ」には含まれません。既存のハリウッド・システムとベテランの職人による、むしろ反ニューシネマです。
2024-08-26 8:14:32カウンターカルチャーの影響を受けた世代によるニューシネマに対抗する、旧世代側による反カウンターカルチャー的な作品のひとつが『ダーティハリー』です。
2024-08-26 8:24:38だからニューシネマをニューシネマたらしめている最も大きな要素は、セックスやバイオレンスよりも、家父長制への反発で、それはニューシネマの源流である「怒れる若者たち」やヌーヴェルヴァーグとも共通するわけです。 x.com/TomoMachi/stat…
2024-08-26 10:37:09「父と子の葛藤」は昔からアメリカ映画の伝統ですが、60年代まで父の視点で描かれていたのを子の視点で描き始めたのがニューシネマだったのです。『ダーティハリー』はニューシネマ以前の視点による映画です。 x.com/TomoMachi/stat…
2024-08-26 9:38:21映画批評家/早稲田大学・日芸講師/新文芸坐シネマテーク/映画字幕/IndieTokyo/黒沢清の映画術/現代映画講義/オンライン映画塾/プロフィールgoo.gl/hCI5Mx 連絡先goo.gl/qh994p シネクラブ生活20年 bit.ly/3HPCZLm
やっぱり、『ダーティハリー』の右翼的で男性中心主義的な物語の問題(それはそれで概ね同意)とアメリカン・ニューシネマと雑に呼ばれる作品群の監督たちが殆ど白人男性であることの問題(それはそれで概ね事実)とを結びつけて語るのは性急で粗雑すぎるんじゃないですかね。
2024-08-25 19:49:59逆に、アメリカン・ニューシネマと雑に呼ばれる時代の作品群がセックスと暴力を一つの特徴として語られてきたことなどは普通に定説かと。ただ、議論全体が色々と大雑把すぎるとは思いました。
2024-08-25 20:08:26いろんな人のニューシネマ観(参考意見)
アメリカンニューシネマというのは、外国人の目から見たアメリカ映画の一類型で、スタジオ製の『旧シネマ』に対する『ニューシネマ』のことだから、どの映画が含まれるか?はともかく、時代区分や製作体制で定義は出来る。
2024-08-26 19:00:18アメリカンニューシネマが「男性の病理を描いた」ことと「男性中心的に作られている」ことは矛盾しねえからな。勝つ男に対して負ける男を描くのがニューシネマなら、結局男ばっかだろ、という批判は生じるよ。
2024-08-25 10:41:37アメリカン・ニューシネマの〈真髄〉を感じるのはケルアックの「路上」に通じる〈ロードムービー〉ですね。「イージー・ライダー」「俺たちに明日はない」「明日に向かって撃て」「真夜中のカウボーイ」「スケアクロウ」「断絶」…。「卒業」のラストもそれっぽい。「アメリカの友人」もその系譜。
2024-08-26 13:45:34去年発行されて絶賛されたアメリカン・ニューシネマ研究会の『アメリカン・ニューシネマの世界』はまだ入手できるみたいです。「ところで、アメリカでは、『ダーティハリー』『フレンチ・コネクション』に代表される刑事アクション映画を“右派ニューシネマ“と呼ぶ意見もある」と。面白い。 pic.x.com/72qn3rvxfb
2024-08-26 14:40:59アメリカン・ニューシネマの定義が論争になってるらしいけど、このあたりを見とけば間違いなし。影響を受けすぎて人生を踏み誤っても責任は負いませんがどれも映画史上屈指の名作揃いです。いや〜ハッピーエンドで終わらない映画ってホントいいもんですね。 pic.x.com/mk4kl7pkcw
2024-08-26 9:29:29個人的に一番「うっわー、アメリカンニューシネマ」と思うのはテレンス・マリックの「地獄の逃避行」と、ハル・アシュビーの「さらば冬のかもめ」なのだが、なんというか“I fought the law and the law won”という感じが「ニューシネマ」だと思うのよねー。そうじゃないのも多いけどさ。 x.com/XXumzj1aEP7192…
2024-08-26 21:18:49ただまあ(作った監督の指向は別として)「ダーティハリー」が『反動だから』という理由で「ニューシネマではない」とするなら、「タクシードライバー」のトラヴィスの行動原理は「反動」そのもので(作った監督の指向は別として)あれは「ニューシネマ」に分類していいのか、という問題がある。 x.com/XXumzj1aEP7192…
2024-08-26 21:15:11@matsushita_8bit 「俺たちに明日はない」と「ペーパームーン」はありだと思いますが、ベトナム戦争を題材にした「地獄の黙示録」と「ディア・ハンター」はハリウッド大作故に意見が分かれます。 あと、マーティン・リット監督の「ボクサー」はニューシネマだと思います。
2024-08-26 20:50:06アメリカンニューシネマの定義は人によって微妙に違う。私のニューシネマは①1967〜1976年に制作②まっとうじゃない主人公③ロケ&望遠&自然光&ハレーション気味の映像④センチメンタリズム⑤アンハッピーエンディング映画。平たく言うと主人公が何かに負ける映画。
2016-12-15 9:45:40
思い入れがあるからこそいろいろ言いたくなったなだとお察しします。 でも、名指しで「めちゃくちゃ」とか「ウソを暴く」とか大言壮語を吐けば返り討ちされた挙句に「根拠は俺」って不誠実な人だなぁと思いました。定義を提唱するならば、先行研究に基づいて差異を述べるのは必要なことだと思いますし。
ファシズムというのは指導者原理に基づいた単一の教義に帰依するカルトに他ならないという話さ。そしてそれ以外を排斥する第一の手段として暴力を選択する