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【告知】「オンライン・フェミニズムの限界と可能性」(6月6日)

ポスト研究会第4弾は、「オンライン・フェミニズムの限界と可能性」をテーマに、中村香住さん、梁・永山聡子さん、田中東子さんをお招きしてトークイベントを行います。今回も一般の方々もオンラインで視聴することが可能です。参加の条件など詳細は、下記をご覧ください。

ぽす研企画第4弾 緊急トークイベント
「オンライン・フェミニズムの限界と可能性」
出演者:中村香住×永山聡子×田中東子
日時:2020年6月6日(土) 14:00〜16:00(13:30開場)
場所:zoom(参加費:500円/申し込み方法はコチラより)

【トークテーマ】
 フェミニズムをめぐる言論の主戦場は、オフラインの空間を超え、オンライン空間にまで広がりつつある。コロナ禍の自粛生活を余儀なくされ、コミュニケーションや他者とのつながりのほとんどがオンラインを経由することでしか成り立たなくなった現在、そのような実感はさらに増すばかりだ。
 確かにオンラインを経由することで、これまで声を上げることの難しかった人たちの声が拡散されるようになり、フェミニズム的な発言は増え、注目を集め、可視化されるようになった。それと同時に、フェミニズム的な発言を行う人々への攻撃や、フェミニズム的な発言を装った他者への攻撃なども目につくようになっている。
 他方、Twitterからの情報だけをうのみにし、そこでの議論だけがフェミニズムのすべてであると考え、SNS上での活動だけがフェミニズムのすべてであるとみなす狭隘な視線についても、登壇者たちは問題だと感じている。
 こうしたことが、目下起きているオンライン・フェミニズムをめぐる限界であるとするならば、まずはこれらの問題を整理・検討する必要があるだろう。
その上で登壇者たちは、「オンライン・フェミニズム」の限界の先に、まだまだ可能性が広がっていると信じている。わたしたちはまだ、オンライン空間で実行されるであろう豊かなフェミニズムの実践のほとんどを行いえてはいない。
今回のトークイベントでは、今日のSNS上のフェミニズムをめぐって起きている様々な問題を切り口に、オンライン・フェミニズムの限界と可能性について議論していくことにする。

出演者プロフィール
中村香住(なかむら・かすみ) 通称レロ
慶應義塾大学大学院社会学研究科後期博士課程在籍、NPO法人秋葉原で社会貢献を行う市民の会リコリタスタッフ。専門はジェンダーとセクシュアリティの社会学。現在は第三波フェミニズムの観点から、メイドカフェにおける女性の労働経験について研究している。レズビアン当事者としても活動を続けており、特に“恋愛至上主義にノれないセクシュアルマイノリティ”の居場所づくりに取り組んでいる。女性声優とテーマパークと百合のオタク。著書に、『私たちの「戦う姫、働く少女」』(共著、堀之内出版、2019年)、『ふれる社会学』(共著、北樹出版、2019年)、『「百合映画」完全ガイド』(共著、星海社、近刊)など。Twitter: https://twitter.com/rero70 Researchmap: https://researchmap.jp/kasuminakamura/

梁・永山聡子(やん・ながやま・さとこ・ちょんじゃ)
非常勤講師、アジア女性資料センター理事、一般社団法人希望のたね基金(キボタネ)運営委員、在日本朝鮮人人権協会性差別撤廃部会委員、東京生まれの在日朝鮮人3世。専門は社会学。植民地支配・被支配経験のフェミニズム、グローバルフェミニズムと社会運動に関心がある。共著に『社会学理論のプラクティス』くんぷる(2017)、『私たちの「戦う姫、働く少女」』(共著、堀之内出版、2019年)などがある。現代思想2020年3月臨時増刊号 総特集=フェミニズムの現在での鼎談が掲載されている。
ふぇみ・ゼミ http://femizemi.blogspot.com/
Researchmap https://researchmap.jp/HSRN

田中東子(たなか・とうこ)
大妻女子大学文学部教授。博士(政治学)。専門分野はメディア文化論、ジェンダー研究、カルチュラル・スタディーズ。第三波フェミニズムやポピュラー・フェミニズムの観点から、メディア文化における女性たちの実践について調査と研究を進めている。著書に『メディア文化とジェンダーの政治学-第三波フェミニズムの視点から』(世界思想社、2012年)、『出来事から学ぶカルチュラル・スタディーズ』(共編著、ナカニシヤ出版、2017年)『私たちの「戦う姫、働く少女」』(共著、堀之内出版、2019年)、その他『現代思想』や『早稲田文学』などに第三波フェミニズムやポピュラー・フェミニズムに関する論稿を掲載している。

司会:竹﨑一真(たけざき・かずま)
非常勤講師。専門は、スポーツ社会学、身体とジェンダーのカルチュラルス・タディーズ。論文に、「身体とジェンダーの系譜学的思考:J・バトラーをめぐって」(『現代スポーツ評論』、創文企画、2019年)「戦後日本における男性身体観の形成と揺らぎ::男性美(ボディビル)文化の形成過程に着目して」(『体育学研究』、2020年)「戦後日本における女性身体美文化の系譜学的研究:"触発する身体" としての「八頭身」および「美容体操」の登場に着目して」(『体育学研究』、2020年)。

記事自体は無料公開ですが、もしサポートがあった場合は今後の研究活動にぜひ役立てさせていただきます。

コメント

KATO Kosei
過激で単純な悪目立ちフェミニストの発言「だけ」がフェミニズム的発言という前提を置けばこうなりますけども、穏健なフェミニズム的発言の方が量としてはネット上でも多いと推測しますし、そういうものは攻撃もされていないのでは?

>フェミニズム的な発言は増え、注目を集め、可視化されるようになった。それと同時に、フェミニズム的な発言を行う人々への攻撃や、フェミニズム的な発言を装った他者への攻撃なども目につくようになっている。
笛美 新刊「ぜんぶ運命だったんかい おじさん社会と女子の一生」
こんにちは。先日はありがとうございました。ぽす研の感想文をこちらに書きました!https://note.com/fuemi/n/n0196c122cf6d
キラ•ヤマト
https://youtu.be/sJVjjcQLI2g ワァオ❗️Abemaでひろゆき1人に完膚無きまでに撃滅(論破)されまくってたおフェミさん達じゃないですか🤣🤣🤣🤣🤣
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2020年5月15日に発足した研究会です。通称「ポス研」。「Post-」という接頭辞を1つのキーワードとして、さまざまなテーマで書評や読書会などを行っていますが、ジャンルやスタイルやメンバーはあまり固定させず、変則的に活動を展開しています。
【告知】「オンライン・フェミニズムの限界と可能性」(6月6日)|ポスト研究会
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