昭和61年4月3日 3,200g 
衣珠(いじゅ)は元気にこの世に誕生した。
客観的には 可愛いという形容詞が当てはまらない 鼻ペちゃで顔も大きい赤ちゃんだけど 私には可愛くて可愛くて仕方の無い宝物になった。

「衣珠はブスだけど すごく可愛いね~」と言うと いつもほっぺたを膨らませ 拗ねていた。

衣珠は 兄と弟に挟まれた3人兄弟の真ん中で やんちゃな女の子になるかと思いきや 予想に反して 女の子らしく育った。
幼稚園のころまで 髪の毛が薄く 伸びなかったため ピンク色の洋服を着せていても よく男の子に間違えられた。