【ダイスと安価】ブルアカキャラがマスターの聖杯戦争Part4

  • 11じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/16(金) 10:53:35

    っていう感じのやってるじゃんね☆
    このスレは4スレ目じゃんね☆
    主人公は『阿慈谷ヒフミ』ちゃんじゃんね☆
    召喚したクラスは『セイバー』じゃんね☆
    補習授業部メンバーと一緒にキヴォトスで発生した聖杯戦争に殴り込みしたじゃんね☆
    適宜、ダイスと安価とSSで聖杯戦争をぶん回してくじゃんね☆
    1はスレ立て含め色々と初心者だから優しくしてほしいじゃんね☆
    それじゃ、よろしくお願いします……じゃんね☆

  • 21じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/16(金) 10:54:21
  • 3二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 10:56:22

    たておつ

  • 4二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 10:57:04

    立て乙です

  • 51じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/16(金) 11:01:49

    というわけで4スレ目に突入じゃんね☆

    いつも読んでくれたり安価に参加してくれるみんなのおかげじゃんね☆

    ありがとうございます……じゃんね☆

    本日更新は13時からと夜からの2回を予定してますじゃんね☆

    暑さに負けずじゃんね☆

    書き溜めてくるのと色々準備じゃんね☆

    13時は夜行動を駆け抜けて、夜涼しくなったらまたその続きじゃんね☆


    それからまとめについてだけど、ちょっと新しいのを作り直してるじゃんね☆管理と更新しやすいようにする為じゃんね☆

    今週中……にはまたお知らせするじゃんね☆

    >>3

    ありがとうございますじゃんね☆

    このスレも頑張ってくじゃんね☆

    >>4

    ありがとうございますじゃんね☆

    今日もあっついから熱中症には気をつけて8日目に突入したいじゃんね☆

  • 6二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 11:02:16

    たておつ~
    10まで早めにうめうめ

  • 71じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/16(金) 11:06:15

    というわけで一時帰宅じゃんね☆

    13時からは安価多め、夜からの分はのんびり安価になるじゃんね☆

    >>6

    ありがとうございますじゃんね☆

    10までしてくれようとする優しい人達ばかりじゃんね☆

  • 8二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 11:09:26

    お疲れ様です

  • 9二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 11:11:56

    たておつです
    暑さにお気をつけて

  • 10二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 11:13:13

    立て乙です〜

    うーん、ミレニアム驚異の科学力で疑似魔術回路みたいなのを作れたりはしないだろうか?

  • 111じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/16(金) 12:53:54

    >>8

    ありがとじゃんね☆

    少しでも進めてくじゃんね☆

    >>9

    ありがとじゃんね☆

    たくさんスポドリ飲みつつちゃんと涼しい場所にも避難しつつ頑張るじゃんね☆

    >>10

    一応人工的に疑似的な魔術回路を作るっていうのはFate世界でもあるにはあるじゃんね☆

    ただその効果は明確にごく短時間とされているじゃんね☆

    これに関しては多分機械工学系のエンジニア部や情報処理のエキスパートなヴェリタスより適任の部活がミレニアムにはあるじゃんね☆

    作れるかは……謎じゃんね☆

  • 121じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/16(金) 13:31:50

    【7日目夜・探索イベント】

    【廃墟・セイバー/キャスター同盟拠点(食堂)】

    『物資についてはドリンクバーにポケットドローンね。コタマ、ハレにまたお願いしてもらえる?……それからノアの詩集?まあいいけど』

    『分かりました、ハレさんにまた伝えておきます。それから夜勤に行く時は今日は抹茶味の瓶ラムネを持っていかれるのをお勧めしますよユウカさん』

    『……ありがとう。それはそれとして後で聞く事できたから』

    『なんのことでしょうか?』


    ユウカさんと、今回モニター越しになりますがヴェリタスの方だという音瀬コタマさんの会話を聞きつつ、気になった事を私は尋ねた。


    「あのコタマさん、実は解析して頂きたい映像があるんです」

    『えぇ、大丈夫です。こちらにデータを送ってもらえば明日の朝には解析結果を回します……どんな資料になりますか?』

    「ハレ先輩のドローンに撮ったんですけど、アンプル剤と薬莢の映像があるからそれの流通ルートとかを調べてもらえますか?」

    『その感じだとラベルとか刻印とかもない感じになるでしょうか……ある程度にはなりますが解析してみます』


    ミドリちゃんの周りを漂うように浮いているアイギス7号に収まっている記録。マリーちゃんが回収していた事から多分重要な物だと思います。実物こそ手元にありませんが、あの時映像だけでもしっかり残す事が出来て幸いでした。


    「そういえば今日ってハレ先輩一人な感じ?」

    『今のところはそうですね、マキとハレは別業務ですし、副部長は仮眠を……あと二時間もすれば起きて一緒に作業する予定です』

    「うひゃぁ大変だ」

    『やっぱりヒマリ先輩やエイミとは?』

    『依頼というかよく分からない情報分析は頼まれますけどそれぐらいですね、足取りも恐らくエリドゥ……にいるのではぐらいしか』

    「ヒマリ先輩……アリスは心配です」


    ヴェリタスの部長さんはもう一週間近く姿を見ていないらしい。アリスちゃんの心配そうな声で、どこかでトキさんのいるエリドゥに行って安否を確認できたらと思ってしまう。


    『色々考える事はあるけれど、まずは今やれる事をしていきましょう。貴方達も夜遅くまでゲームをしすぎないで、早く寝ること!いい?』

    「う、うん……ちゃんとしっかり休みます」

    「そうだよユウカ!私たちこれからdice1d12=3 (3) 時間ぐらいしか遊ばないから!」

  • 131じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/16(金) 13:59:39

    「ユズの言う通りです!アリス達はこの後の予定として大乱闘スマッシュシスターズをしつつコハルのダークネススピリッツ初クリアまで鑑賞会しかするつもりはありません!」
    『まあ……3時間ぐらいなら』

    そうアリスちゃん達の熱意に折れてか、渋々といった様子でユウカさんはなるべく早く寝なさいよといいながら通信を切られました。
    今から3時間となると今日は少し夜更かしになりますけど、ペロロ様関連と簡単なアプリ以外ではあまりゲームには触れてこなかったのでお友達とするのはとても楽しみです。

    「ユウカに頼む物も頼んだし!ミドリ!ユズ!アリス!」
    「うん、炭酸とポテチの準備出来たよ」
    「ゲームガールの方も充電バッチリです!」
    「クッションと手拭き用のアルコールティッシュも……持ってきたから」
    「よぉしそれなら……!」

    モモイちゃんがくるりと振り返って私達補習授業部へとにやりと笑いかける。

    「今からがっつりゲーム大会だぁっ!」

    その声をきっかけに、私達のゲーム大会は始まりました。
    ちなみにコハルちゃんがアリスちゃんから勧められたゲームはどうやらかなり難易度が高かったようで半泣きになりつつなんとか犬と山羊を倒せたようです。

  • 141じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/16(金) 14:14:23

    ごめんちょっと急遽だけどダイス振るじゃんね☆

    振り分けは上から1〜5、dice5d6=2 2 1 3 6 (14)

  • 151じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/16(金) 14:15:36

    逆じゃんね……

    5項目に6回分じゃんね……

    もう一回振るじゃんね☆

    dice6d5=5 4 4 1 4 5 (23)

  • 161じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/16(金) 14:39:38

    【行動安価です】

    【この後阿慈谷ヒフミ達はゲーム大会を楽しみ、3時間が経過しました】

    【就寝時刻が近づいてきましたが】

    【短時間であれば誰かと話すことは可能です】


    【①誰に】

    【②どんな話をするか(会話内容は1〜3個程度)】


    【上記二つについて安価します】


    【安価先>>24


    【それでは皆様】

    【よい会話を】

  • 17二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 14:43:36

    セイバーとキャスターとハナコに明日以降どう動くかと
    ライダーとアルの会話についての考察
    各陣営にどのような印象を持っているかかな

  • 18二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 14:51:11

    ①ハナコ
    ②今日の午後にマリーと会った際の話
    ライダーとアルの記憶で見た事
    ハナコが単独行動してた時にハナコ側では何かあったか

    そういえば、”記録については何度でもヒフミ達は見たいタイミングで見返せるじゃんね☆”って事はあれをハナコに見せる事も出来たり?

  • 19二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 14:54:40

    ①セイバー&キャスター&ハナコ&モモイ
    ②明日からの行動予定とマリーと会ってした会話についてとアル&ライダーの記憶(?)についての考察

  • 20二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 15:00:28

    ①セイバー、ハナコ、モモイ、キャスター
    ②それぞれが考える最優先にすべきことは何か、ライダーとアルの会話についての考察、それぞれが思う最善の結末は?

  • 21二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 15:03:09

    ①セイバー&キャスター&ハナコ&モモイ
    ②今日の午後にマリーと会った際の話
    ライダーとアルの記憶で見聞きした事
    この聖杯戦争についての見解

  • 221じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/16(金) 15:04:26

    >>18

    遅くなってごめんなさいじゃんね☆

    お答えしますじゃんね☆

    見せれますじゃんね☆

  • 23二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 15:07:40

    ミレニアムサイエンススクールの部活動情報を調べてみたら古代史研究してる部活動あるみたいやな。そこでも、サーヴァント情報しらべられるかな?

    安価なら、

    >>21

  • 24二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 15:07:46

    ①セイバー&キャスター&ハナコ&モモイ
    ②今日の午後にマリーと会った際の話
    ライダーとアルの記憶で見聞きした事(ライダーとアルの記録を見せながら)
    この聖杯戦争についての見解

  • 251じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/16(金) 15:17:05

    >>24

    安価へのご協力ありがとうございましたじゃんね☆

    安価の内容は>>24さんの『①セイバー&キャスター&ハナコ&モモイに②今日の午後にマリーと会った際の話、ライダーとアルの記憶で見聞きした事(ライダーとアルの記録を見せながら)、この聖杯戦争についての見解』をテーマに話をするじゃんね☆

    マスター同士&ちょうどいなかったハナコちゃん交えての作戦会議……になるなら、他のみんな寝てるじゃんね?

    その作戦会議を1.一人だけ起きてこっそり聞いていた、2.もちろん他の子は寝ていた、3.みんなも実はこっそり聞いてた、4.熱烈歓迎、5.一人だけ起きてこっそり聞いてた、6.もちろん他の子は寝ていたdice1d6=5 (5)


    dice4d37=32 26 5 27 (90)

    dice3d30=2 25 27 (54)

  • 261じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/16(金) 15:40:07

    【7日目夜・探索イベント】
    【Recommend BGM……〈Vivid Night〉】
    ゲーム大会は終わり、他のみんなからおやすみなさいという言葉を聞いてから、こっそりと。
    私はキッチンに立つ。
    準備するのは5人分。水を注いだ鍋に火をかける。
    沸くまでの時間、後ろから聞こえる話に耳を傾けていた。

    「そうですか……私のいなかった時間にマリーちゃんとそんな事が……」
    「うん、ハナコには簡単に色んなアイテムゲットしたよー……みたいな話しか出来てなかったからあらためて」
    「ありがとうございます、モモイちゃん。ではマリーちゃんは『薬莢』と『アンプル』の回収に境界線に現れた……という考えで良かったですね?」
    「うむ。あの反応であればほぼ間違いないだろう。ランサーも『矛を構える必要はない』と我らにマリーが話しかけてすぐに言っていた」

    実際のところ、あの時のマリーちゃんは戦闘をするつもりはなかったのでしょう。
    実際数だってこちらが有利でしたし、だからこそ前回のような『奇襲』という選択も取らなかったのだと思います。
    反面、やはり気になるのは『何故取りに来たのか』。

    「ハナコは、何か思うところはあるかい?」
    「そうですね……やっぱり『薬莢』でしょうか?銀製、とアズサちゃんは推測したようですが確か随分昔のシスターフッドはそう言った純銀製の弾丸を儀礼の際に使用した……なんて記録を読んだ事があります」
    「純銀の弾丸か。薬莢だけでなくやはり弾丸も銀だというのなら、教会が作る魔除けの類であろうか」

    ハナコちゃんの話そのものは聞いた事はありませんでしたが、銀の弾丸と言われれば思い当たる節がないわけじゃなくて。それはモモイちゃんも一緒だった。

    「うーん、よくRPGとかに出てくるアンデッドとか倒せるやつのこと?」
    「恐らくそのモチーフとなった物ですね。今でも純銀製となると高いですけど、銀メッキをした弾丸のお守りは見かける事がありますから」
    「でもそんなのフィクションじゃないの?普通ほら『この鉛玉をくれてやるー!げへへ!』とか言うし、銀にしたからって攻撃力上がるの?」

    と、お湯が沸き始めたのでカモミールのパックを入れて弱火で煮出していく。
    今時はパックでも十分美味しい物があって、無理に時間がない時は茶葉から入れなくてもいいのがありがたい。

  • 271じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/16(金) 16:09:49

    「概念的な物でね、モモイ。銀は古くから魔除けとして非常に大事にされてきたんだ。そんな『信仰』と『歴史』は銀に魔に対して効果を発揮する『神秘』を与える……という風にも考えられるね」
    「映像の分析をすすめれば流通元も分かり、それが手製か大量生産品かも分かるであろう」
    「そんなの分かってどうするのさ?」
    「『限りある切り札』か『気軽に使い切れる捨て札』かの判別が出来るだろう。何より手製の銀弾を教会に仕える少女達が作った……我らの知る世界であれば十分に警戒に値する」

    常に銀弾で攻撃できるか、貴重な物だからここぞという時に使うのか。それが分かるとまた一つ……もしマリーちゃんと戦うことになったとしても、戦い方を考えられる。

    「そういえば銃の弾の話で思い出したけど、マリーと話してた最後に、合図みたいに発砲音聞こえたよね?やっぱりアズサが言ってたみたいにあれって……」
    「十中八九、マリーの仲間だろうね。惜しいのは僕もキャスターも現代の銃器に詳しいわけじゃない。あの音がどんな種類の銃から放たれたかまでは分からないかな……ヒフミ、アズサから何か聞いているかい?」

    ぽこぽこと沸騰し始めた鍋に、火を止めてから円を描くように牛乳を注ぎつつ流れを作ってしまい、私はセイバーさんの問いに答えた。

    「『散弾銃』。それも恐らくは12ゲージの物を500m以上離れた位置から撃った……そういう風にアズサちゃんは考えているそうです」

    アズサちゃんの言っていた言葉を思い出しつつ、そのまま軽く蜂蜜を入れて混ぜ溶かしてから、火から降ろしてもう一つ、氷を入れた小鍋へ中身を移し替えて手早く混ぜる。空砲、に近い物だったのではというのがアズサちゃゆの推理だったはず。私達への攻撃の意図はない物だと。

    「ただ、ショットガンと言っても使用される方はトリニティだけでもかなりの数ですから『絞る』のは難しいですね」
    「そこから同定する事は厳しいであろう……落マリーには協力者がいる。その事実が確認できただけでもよしとしよう」
    「そうですね、あまり考えてあれもこれも疑ってかかったと仕方ないんですから」

  • 281じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/16(金) 16:24:42

    疑ったって仕方がない。だってマリーちゃんに協力してるって事はきっと補習授業部やゲーム開発部と同じで、マリーちゃんの力になろうとしてくれた人の筈だから。敵だとかそういう事考えるよりも、シスターフッドを離れたマリーちゃんに味方がちゃんといる、その事実を知れたのを良かったと私は思いつつ、がらがらと音を立てて鍋の中身を回しながら会話に参加していた。

    「ひふみーできたー?」
    「もうちょっと粗熱取れたらですかね?」
    「あいあーい」

    そろそろ出来上がりだ。お玉で掬い、綺麗なクリームベージュになったそれを氷に注げば冷えた音が軋んで聞こえてくる。さて。

    「準備できましたし、見ましょうか……アルさん達の映像」

    4人にカモミールミルクティーと少しだけ御守りらしくなったゴルゴネイオンを取り出してみせた。



    ───私を召喚してしまった以上は、もう降りる事は不可能です。恐らくこの聖杯戦争でサーヴァントを自害させる事は貴女達に大したメリットを齎してくれない
    ───貴女が望むのなら、私は貴女達の剣となりましょう
    ───少しだけ……少しだけでいいの。時間を頂戴、ライダー



    「……この品についてもいずれは調べた方がいいただろうな。大方の検討はつくとはいえ、だ」
    「確か……以前ウイさんに調べてもらった時は情報を記録しておく媒体とかなんとか……」
    「……分からん。だが、これとよく似た……いやあり得んな。うむ、とにかく害はないであろうから急務ではないが調べることを我は進める」

    そう、記録を見終えたキャスターさんはしげしげとそれを手にとりながら言った。それを渡してもらいながら、私も持っている同じような物を見る。古びたテルモピュライの熱砂、そしてこのゴルゴネイオン。そしてこの前の戦いで手に入れた円盤か何かの破片のような物。きちんと調べてはいないけれど、机の上に並べたそれはどれも『本質』的に同じ物のような気がする。

    「でもやっぱり気になるよね、降りる事はできないって。どういう意味なのかな?」
    「通常、聖杯戦争で敗北したマスターは監督役によって保護される。それはこれ以上戦闘に巻き込まれなかったりする為だけど、同時にそのマスターの令呪は監督役によって剥奪されて、完全にマスターとしての権利を失う……から方法を問わなければ降りる事は可能な筈なんだ」

  • 291じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/16(金) 16:42:14

    「なのに降りれない……アルさんが契約したライダーさんがそう言い切る理由があるのはどうしてなんでしょうか?」
    「一つは単純に彼女達の個人的な事情、もう一つはライダーのサーヴァントとしての性質やスキル……かな?」

    あくまでも推測だけどと前置きしてからセイバーさんは話始めた。

    「前者に関してはどうしても降りられないというより降りた際のリスクの大きいパターン。例えば既に他の陣営から狙われているとかかな。そして後者ならサーヴァント自身のスキルや宝具の影響で、一度契約を結んでしまったら、それを反故するとマスターにも悪影響を与えてしまう……なんてのが考えられる」
    「ただ、僕個人としては」
    「第三のパターン。聖杯戦争のシステム自体に何かを『気付いてしまった』……というのも考えられるかな」

    その言葉に口元から蒸気を出しつつキャスターさんが同意した。

    「気分のいい話ではないがそういった聖杯戦争自体に絡繰があるというのは、何も珍しい話ではない。少なくとも我がかつて東洋の地で召喚された時の聖杯戦争は『何から何まで異色』であった」
    「……何から何まで、なんて聞くと気になるね。例えばどんな風に異色だったか聞いても?」
    「……召喚されたサーヴァントが全員キャスターだったのだ」
    「それはまた……」

    そんな風にお二人が話しているのを聞きつつ、今回の映像を初めて見た彼女へと私は話しかけた。

    「ハナコちゃんはどうでしたか?何か気づく事とか」

    私のその言葉に、少し考え事をするように下を向いていた彼女ははっと顔を上げてから、一瞬だけ、随分と驚いた顔をしてから、すぐにいつものように微笑ってくれた。

    「……ええ、そうですね。まずはライダーさんとアルさんの繋がりがこの映像ではっきりした事。それは大きい事だと思います」
    「そういえば私、トリニティに荷物を取りに戻った時に偶然古関先輩とお会いして」
    「少しだけライダーさん、というよりそれにまつわる情報を聞いてこれたんです」

    後で資料をお渡ししますね、と言ってくれたハナコちゃんに少しだけ、なんだか不安を覚えた。
    なんでしょう、上手く考えというか結びつかないというか。ただ漠然と今見せてくれている笑顔が『誰かに似ている』気がする。だからそれを聞こうとして。

    「そういえば、さっきのアイテム見て思いだしたんだけどさ」

  • 301じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/16(金) 16:56:45

    「ヒフミとかってさ、『魂の改竄』……だっけ?あれ、どうしてる?」

    そうモモイちゃんから聞かれたのは、かなり唐突な問いでした。

    「モモイ、モモイよ。お前はそれを今聞くのか……」
    「し、仕方ないじゃん!アイテム見てたら急に努力値振りの事連想しちゃって、そしたら後は似てるから『魂の改竄』の事も思い出しちゃったしさぁ!」

    手を振って抗議するモモイちゃんとキャスターのやり取りがまるで祖父と孫娘のようで微笑ましいものを感じつつ、私は確認を取った。

    「あはは……『魂の改竄』についてですね。私もあんまりよく分かってないというか、なんとなく夢の中でぼんやりしたら翌朝から反映してるっていうか……」
    「あれは恐らく、今回の聖杯戦争用の霊基に用意された拡張機能のような物なのだろう。夢の中や集中した際に、つまりは外界からの情報が少ない環境下の時にパスを通してサーヴァントの霊基にごく限定的に干渉し強化できる……といったところであろうか」
    「僕も概ねそんな風に受け取っているかな、少なくともこの機能については『害はない』からね……それで、モモイは何をヒフミに聞きたいんだい?」

    そのセイバーさんの問いにモモイちゃんは頭をかきつつ、困ったように悩みを口にした。

    「実はさ、どこを強化するかの割り振りに困ってて……もしよかったらヒフミが一緒に考えてくれない!?」

    どうやらモモイちゃんの気になる事というのは魂の改竄で、霊基の強化、もっと簡単に言うならステータスのどの部分を強化すればいいか悩んでいるという事らしい。

    そういう事なので私達は、キャスターさんの強化案を一緒に考える事にした───。

  • 311じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/16(金) 17:04:35

    というわけでもうそろ、次のイベントに行くけどその前にキャスターの魂の改竄をすっかりしてなかったからここでするじゃんね☆


    キャスターの①〜⑤のステータスに絆レベル分の6pt割り振れるじゃんね☆

    割り振り方は自由じゃんね☆


    ①筋力:B++(実数値:43)

    ②耐久:B++(実数値:47)

    ③敏捷:D++(実数値:29 )

    ④魔力:A(実数値:54)

    ⑤幸運:A(自己申告/実数値:13)


    安価先は>>38じゃんね☆


    それじゃあよろしくお願いしますじゃんね☆


    しっかしスキルの影響ありとはいえすごいステータスしてる……じゃんね☆

  • 32二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 17:11:09

    『筋力に2、耐久に3、俊敏に1』か『魔力に6』のどちらがいいかな?

  • 33二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 17:13:15

    筋力、耐久、敏捷に振り分けるのが良さそうな感じはする

  • 34二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 17:17:41

    +一つにつき2倍って、++だと4倍って事です?それとも3倍?
    4倍なら敏捷に2、幸運に4
    3倍なら敏捷に5、幸運に1
    かな
    現状見た感じ、他に++のサーヴァント見かけないから、+で想定して、120超えてればサーヴァント同士の比べ合い判定ならほぼ勝てる筈なので、3倍の場合、敏捷の方はBに+に対してを想定して100を超えるように、あとは探索判定用に幸運かな?って感じ

  • 35二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 17:18:56

    そういえばステータスでEXの場合どういう扱いになるんだろう
    幸運に振り分けるメリットもあるし悩むな

  • 361じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/16(金) 17:29:18

    >>34

    3倍になるじゃんね☆

    >>35

    EXに関してはその宝具やステータスの原作での描写とかに合わせてになるじゃんね☆

    セイバーのメイン宝具とかは基本的にはA++と同様に扱う感じにしてるじゃんね☆

  • 37二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 17:39:04

    それなら、敏捷に5、幸運に1かな

  • 38二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 17:49:05
  • 391じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/16(金) 17:56:06

    安価へのご協力ありがとうございますじゃんね☆

    >>38さん(>>37さん)の案を受けてキャスターのステータスは以下のようになったじゃんね☆


    ①筋力:B++(実数値:43)

    ②耐久:B++(実数値:47)

    ③敏捷:D++(実数値:29+5)

    ④魔力:A(実数値:54)

    ⑤幸運:A(自己申告/実数値:13+1)


    >>23

    遅くなったけどご質問にお返事するじゃんね☆

    ミレニアムの古代史研究会についてはキャスターの描写はできないけど、ユウカちゃん経由で調べてもらうよう依頼はできるじゃんね☆

    物資をお願いする時でもいいし、どのタイミングでもモモトークでお願いしてもらったら何ターンか後には情報を得られるじゃんね☆

    もちろん、今後もウイちゃんに頼んでもらってもいいじゃんね☆

  • 401じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/16(金) 18:20:19

    『強化案:敏捷に5、幸運に1』
    モモイちゃん、ハナコちゃんと一緒にキャスターさんのステータスと睨めっこしてから数分。キャスターさんからの賛同も受けて、敏捷と幸運のステータスを強化する事になったモモイちゃんは今、じっと目を瞑って集中して、どうやら苦戦したようですが暫く黙ってしまってから、目を開けられました。

    「うん、多分出来た!」
    「馬鹿者、多分とはなんだ」
    「いやぁ私、魔術師じゃないしさぁ!」

    モモイちゃんの言ってるのも分かる気がする。私なんかは寝てる時になんとなくこんな感じで強化しようかなぁ……っていうふわふわした感じでやって、朝起きたらセイバーさんが『ヒフミ!昨日の強化、いい感じだよ!』とか報告してくれますからそのまま今日まで来てしまいましたからね。
    実際どういう理屈で強化しているのでしょうか。

    「気になるかい、キャスター」
    「いやなに、改めて考えても不思議な霊基だ、と……魔術師でもないモモイがこうして軽い瞑想だけで霊基に干渉できる、というのがな」
    「そこはほらっ!私の才能っていうか!」
    「どの口が言うか」

    確かに不思議な話だ。セイバーさん達と関わるまで魔術なんてアニメか漫画の世界の事だった私達が、今はこうして『魂の改竄』なんて事をしている。
    けれど別に魔術師になった覚えなんてないし、そういう技術を覚えたわけでもない。夢の中のぼんやりとした感覚だからわかりにくいけど。
    例えばそれは。

    「初心者でも簡単に出来るように常に補助してもらってる……みたいな?」

    ふと口にした言葉になんの意味があったのか。
    ただ、それを言った時、キャスターさんの赤く発光する瞳の輝きが明るさを増して。ハナコちゃんが何かを考えるように下を向いたのが印象的だった。
    何かを、気付いたのではないか。ハナコちゃんは私よりずっと物事をしっかり考えれる人だから。
    だから気になって聞こうとして。

    「いい時間だし、そろそろ寝よぉ……」

    ふにゃっとしたモモイちゃんの言葉を受けて、結局この日の作戦会議はこれでおしまいになって。
    私達は自室に戻る事になった。

  • 411じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/16(金) 18:27:23

    【Recommend BGM……〈Agnus Dei〉】

    【7日目夜・強制イベント】

    【廃墟・セイバー/キャスター同盟拠点前】

    窓越しに見える明かりが少しずつ消えていく。

    ミレニアム中心区画から遠くなるにつれ、その闇は深くなっていく。そして自治区の外れ、境界線を一歩踏み越えたその先にある立ち入り禁止区域『廃墟』。その一角にある地上部からは暗がりではそれこそ『何もないように見える』その場所を見やって。

    少女は皮肉げに嗤った。


    「───時間よ」


    いつの間にかロングコートの少女の隣には1+dice1d3=3 (3) 人分の影が立っている。彼女達が選んだのは【1.破壊、2.侵入、dice1d2=1 (1) 】。潜んでいた影から姿を現したのは彼女達がいる地面の下にいる少女達が【1.ヒフミは起きている、2.ヒフミとモモイは起きている、3.モモイもハナコも起きている、4.モモイもハナコも起きている、5.全員寝ていた、6.ヒフミとモモイは起きているdice1d6=2 (2) 】時間。

    聖杯戦争開始から7日目。

    このキヴォトスにおいて最大戦力を有する陣営は、かつて友であった少女へと牙を剥いた。


    【拠点攻撃判定】

    1d100で判定。成功値は選択したステータス以下。

    ただし侵入を選択していた場合はダイス結果に+10して判定。

    ステータス選択……dice1d5=5 (5)

    ①筋力(実数値:?+1)②耐久(実数値:?)

    ③敏捷(実数値:54)④魔力(実数値:47+3)

    ⑤幸運(実数値:?+2)

    判定……dice1d100=48 (48)


    【先制攻撃成功時の感知判定】

    上記拠点攻撃判定に敵陣営が成功した場合、拠点攻撃判定で選択したステータスで味方サーヴァントに向けて攻撃が行われます。

    敵陣営からの先制攻撃にアイギス7号は……dice1d2=2 (2)

    1.気付いた、2.気づかなかった


    気づいた場合のセイバー、キャスターへの回避ボーナス……dice1d7=6 (6)

  • 42二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 18:33:08

    まあ攻撃判定は失敗かな?
    通常戦闘に突入する感じかな

  • 43二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 18:49:35

    そういえば、ライダーの真名をヒフミちゃんは知ってるって事で良いのかな?

  • 44二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 18:53:18

    たしか真名を看破するの失敗してたっけ?

  • 45二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 18:53:33

    初めてサーヴァントの数が2対1の戦闘になるのかな
    キャスター+セイバー対ライダーで

  • 461じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/16(金) 18:54:44

    >>42

    ……失敗したじゃんね☆

    >>43

    知らないじゃんね☆

    ウイちゃんからの情報を聞き損ねたのと🎲結果でハナコちゃん先に寝ちゃったじゃんね……

    >>45

    ついに2vs1じゃんね☆

    ドキドキじゃんね☆(戦闘処理的な意味で1がじゃんね☆)

  • 471じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/16(金) 18:56:34

    よく見たらアルちゃん達はフルメンバーで来てるじゃんね……

    気合い入りすぎじゃんね……

    >>44

    合ってるじゃんね☆

    失敗してるのでまだ分かってない……けどスキルとかステータスは知ってるじゃんね☆

  • 48二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 18:57:15

    これ拠点だしヘルタースケルターも居るのかな?それなら留め刺しちゃわない様に気を付けないとかも?

  • 491じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/16(金) 18:57:39

    震動。

    先に自室へと戻ったハナコに手を振って、食堂で洗い物をしていたヒフミ達とモモイが感じたのは僅かな揺れ。

    ここ、食堂があるのは第三エリア、地下深く。

    ましてやこの拠点があるのは、連邦生徒会から立ち入りを禁じられた『廃墟』の一角。

    この場所で振動を感じたというのなら、違和感があるというのなら。


    「……次は警報システムとか用意しなきゃかな?」

    「みんな起こしちゃいませんかね?」

    「じゃ、私達の部屋だけにしよっか」


    言うが早いが、モモイは椅子に掛けていたコートへ袖を通し。ヒフミはエプロンを椅子へとかけてお気に入りのリュックを背負う。

    お互いに顔を見合わせる。どう考えても招かざる客人だ、茶会に誘うにしてもお帰り願うにしても、それなりの覚悟が───戦闘への覚悟が必要。

    だからこそ、戦友の目に怯えがないのを確認して、二人は食堂を出て駆け出した。


    「セイバーさんっ」

    「此処にいるよ。どうやら正面ゲートを爆破されたようだ」

    「他の子達は?キャスター」

    「自室のある第三エリアに簡易的な隔壁を敷いた。寝ぼけ眼では戦闘への参加は難しいだろう」


    二人の声に応じて霊体化していた二騎もまた姿を現し現状についての説明をする。


    「敵はまだ正面ゲート、元は搬入口だった場所からの侵入に手こずっている。ヘルタースケルターの数は第一エリア10機、第二エリアにもう10機配備してある」


    ヒフミは頭の中で今回戦いになった場合に戦力を換算する。

    全10機、とはいえ建造に使える資材や魔力も決して無限ではない。10機のうち消耗、そしてセイバーやキャスターの動きの邪魔にならない形で戦列を組むとなると、最初から投入出来るヘルタースケルターの数はdice1d10=7 (7) 機。

    万一破壊されたらその次の投入や、足りないのなら第二エリアにいる分もふくめて導入も考えていた。

  • 501じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/16(金) 19:03:10

    「もう着くよ、準備はいい?」
    「はい、行きましょうモモイちゃん!」
    「はいっバッチリです」
    「よしじゃあ……あ、アリス?」
    「はい、アリスです!」

    にこりと、いつの間にか足並みを揃えて一緒に走っていた少女を見て思わずモモイもヒフミも足を止めてしまう。

    「あれ、アリスちゃんもう寝てたんじゃ?」
    「食堂から良いにおいがしたので起きてしまいました……いけませんでしたか?」
    「……ううん、ナイスタイミングだよ。手伝って、アリス」
    「もちろんです!光の勇者にお任せあれ!」

    そうして、ヒフミ達は再び駆け出した。






    「アルちゃーん、もう来ちゃったじゃーん」
    「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいっ!」
    「気にしなくていいよ、ハルカ。流石は元『ケセド』の軍需工場で、今はキャスターの工房、か」

    少女達の声を背に、ようやくこじ開けた正面ゲートの奥から走ってくる『敵』の姿を見つめて、

    「これぐらいのハンデ、ちょうどいいわ。数はたったの二騎、それなら正面から消し炭にしてしまえばいいんだもの」
    「そうでしょ?ライダー」

    陸八魔アルは獰猛に嗤った。

  • 51二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 19:08:38

    勢い余ってライダー相手にエクスカリバーしちゃいそう

  • 52二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 19:09:08

    そういやバベッジって対魔力スキル無いけど魔眼とか自己封印・暗黒神殿の判定ってどうなるんだろう?

  • 53二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 19:20:57

    アズサちゃん辺りは僅かな振動でも起きそう?
    そして、警報システムは確かに必要……かも?

  • 541じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/16(金) 19:23:53

    もし、主ががあなたに与えて住まわせる町の一つで、よこしまな者たちが、あなたがたのうちから出て、「さあ、あなたがたの知らなかったほかの神々に仕えよう」と言って、町の住民を迷わせたと聞いたならば。あなたは、調べ、探り、よく問いたださなければならない。もし、そのような忌みきらうべきことがあなたがたのうちで行われたことが、事実で確かなら、あなたは必ず、その町の住民を剣の刃で打たなければならない。その町とそこにいるすべての者、その家畜も、剣の刃で正しなさい。(devarim13:12-15)



    「……アル、さん」

    阿慈谷ヒフミに動揺がない、わけではない。それでもその気持ちごと押し殺して覚悟を固定するように、静かな声でヒフミはアルの名前を呼んだ。
    貴女がマスターかと。

    「ええ、こんばんはヒフミ。いい夜ね」

    ワインレッドのコートを翻し、ヒールの音をわざとらしく鳴らす。
    威嚇でも警笛でもない。その音は言葉なき宣告。
    今目の前にいるのは『敵』だと獰猛な捕食者が唸りあげるのに似ていた。

    「遊びに来たってわけじゃないんですよね?」
    「そういう風に見えたなら、少し残念だわ───貴女がそんな節穴だって見抜けなかった自分にね」

    はっきりと悪辣に言ってのける。
    陸八魔アルという少女は今この瞬間に、ただ一つの動揺もない。

    「……聖杯戦争の参加者、なんですね」
    「何か確認したいなら遠回りにじゃなくて、もっとスマートに。勿体ぶった言い方、鳥臭くて敵わないから」

    リードを急かす淑女のように、下卑た冗談を口にする。その挑発に、ヒフミは動じない。
    一度心をへし折って焼き直した少女に、友人を信じないという道は最早なく。
    ただしっかりと嗤う陸八魔アルを真っ直ぐに見ていた。

  • 551じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/16(金) 19:30:22

    「私は聖杯戦争を止めたいんです。誰にも傷ついてほしくありません、悲しい気持ちになってほしくありません……だから」
    「だから?」

    繰り返された言葉にしがみつくような想いでヒフミは返す。

    「アルさん、貴女の戦う理由を教えて下さい」

    戦う理由を、殺し合いに参加する理由を。
    知らなくては止められない、言葉を重ねなくてはわからない。
    だからこそ、阿慈谷ヒフミはただ拳を振り上げるのでも声を上げるだけなのでもなく。
    『知る』事を、相手と『対話』する事を選択した。
    その理屈を陸八魔アルは理解して。

    「理由なんて聞いて……って分かりきったことね。ヒフミが考えそうな事だものね、いいわ。貴女が勝てたら教えてあげる」

    理解した上で艶然と契約を口にした。

    「……戦わなきゃ教えてくれないんですね?」
    「ええ、代わりに安心していいわ。いい女と悪魔はね、契約を守るのよ」

    そう言ってのけたその瞬間こそが、戦闘の合図。
    これ以上の問答は不要とセイバー、そしてキャスターは己の直剣と大鉈を握る手に力を込める。
    その後ろには7機のヘルタースケルターが戦列を成し。
    ヒフミの隣にはモモイとアリスが各々の愛銃を構える。
    ヒフミ達とアル達との数の差は単純に考えても実に2倍以上。

    その事実に彼女は、嗤った。

  • 561じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/16(金) 19:42:10

    けたけたと楽しそうに、愉快そうに、小馬鹿にするように。
    玩具の剣を見せて強がる子どもを前にした悪意のように。
    陸八魔アルは悪魔らしく笑い続けて。

    「───いいわ。少し足りないけれど、前哨戦にはちょうどいいでしょう」

    静かに、この場にいる誰もを見下した。

    「ムツキ、後ろは任せるわ」
    「おっけー!いち、にぃ、さぁん……うぅん!全部でたった7個だけぇ!?それじゃあ全然遊べないじゃん!」
    「任せたわよ。カヨコ、ハルカ、貴女達はバックアップよ」
    「分かった」
    「は、はいっ!お任せください……アル、様」

    淡々と指を振って一人ひとりに一つひとつ指示を見せつけるように出す。
    その姿を、モモイは咎めた。

    「敵の目の前で、随分油断してるじゃん、いいの?ライダーのマスター」

    敵前で作戦会議、ブラハであったとしても馬鹿にしているとしか思えない幼稚なやり方。
    その意図をモモイは指摘して。

    「油断?違うわ、おチビちゃん。これはね───」

    「余裕と言うのよ」

    アルはただ当たり前のように、刻印が描かれた右の手の甲を晒して告げた。

    「さあ、一人残らず」
    「蹂躙よ───」

  • 571じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/16(金) 19:46:23

    【7日目午後・戦闘イベント】
    【Recommend BGM……〈she did not answer〉】
    【サポートシステムが起動しました】
    【これより交戦を開始します】
    【戦闘条件確認……該当あり】
    【味方陣営2騎、3名】
    【敵陣営1騎、4名】
    【戦闘ターンは3ターンとなります】
    【ご注意下さい】

    【味方サーヴァントの霊基データを表示します】
    クラス:セイバー
    【現在HP】
    975
    【ステータス】
    筋力:A(実数値:52+1) 耐久:A+(実数値:56+3)
    敏捷:B(実数値:47+1) 魔力:B(実数値:43)
    幸運:B(実数値:43) 宝具:C(cost:30)
    【クラス別能力】
    対魔力:A
    効果:敵からのステータス「魔力」によってダメージ受ける場合、1d50のダメージカット発生。
    騎乗:B
    効果:乗り物への騎乗中にステータス「敏捷」選択時、1d8のダメージボーナス。
    【保有スキル】
    魔力放出:A
    効果:選択したステータス・宝具に1d50のボーナス。
    直感:A
    効果:1d100で判定。成功値30以下で、そのターンの攻撃が1.1倍になる。
    巨獣狩り:A
    効果:発動ターン中のみ、1d100の超巨大特攻ボーナスを付与。マスターの魔力を20増やす。

  • 581じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/16(金) 19:57:56

    【宝具】
    ⬛︎⬛︎された⬛︎⬛︎の剣
    ランク:EX コスト:150 
    種別:対城宝具/メイン 
    レンジ/最大補足:1〜99/1000人
    効果:詳細不明

    風王結界
    ランク:C コスト:0/30 種別:対人宝具/サブ
    効果:暴風による攻撃。敵サーヴァントがステータス『敏捷』を選択していた場合は、そのステータスを1d30マイナスして戦闘判定する。

    クラス:キャスター
    HP:887
    【ステータス】
    筋力:B++(実数値:43) 耐久:B++(実数値:47)
    敏捷:D++(実数値:29+5) 魔力:A(実数値:54)
    幸運:A(自己申告/実数値:13+1)
    【保有スキル】
    スキル名:一意専心
    ランク :C
    効果 :マスターに1d30の魔力を供給。発動ターンの攻撃時、1d100でダイス結果が50以下の場合クリティカル攻撃。

    スキル名:機関の鎧
    ランク :EX
    効果 :3ターンの間、筋力・耐久ステータス及び宝具選択時、その数値に1d25ダメージボーナスを追加。

    スキル名:オーバーロード
    ランク :D
    効果 :『宝具』選択時に発動する事で、そのターンのみ宝具威力を、元々の実数値の1d25%アップ。その後、500ダメージを負う。

  • 591じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/16(金) 19:59:05

    【宝具】
    ???
    ランク:A+ コスト:100/0
    種別:対軍宝具/メイン 
    レンジ/最大補足:1/1人
    効果:敵に突撃し100ダメージを与える。

    【続いて】
    【マスターと味方生徒の基本データを表示します】
    阿慈谷ヒフミ
    【ステータス】
    最大HP/気絶耐久値:520/104
    支援火力:1d23
    供給魔力量:75

    才羽モモイ
    【ステータス】
    最大HP/気絶耐久値:390/86
    支援火力:1d18
    供給魔力量:37
    【マスタースキル】
    産みの苦しみ:自身のサーヴァントの攻撃時、1d38ボーナス

    天童アリス
    【ステータス】
    最大HP/気絶耐久値:614/123
    支援火力:1d51

  • 601じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/16(金) 20:17:28

    ヘルタースケルター(合計7機)
    【ステータス】
    最大HP:700(7機分)
    支援火力:固定値30×7(自動『攻撃』選択)
    攻撃対象:ダイス判定1dX=

    【続いて】
    【敵サーヴァントの霊基データを表示します】
    クラス:ライダー
    最大HP:???
    筋力(実数値:?+1) 耐久(実数値:?)
    敏捷(実数値:54) 魔力(実数値:47+3)
    幸運(実数値:?+2)
    【クラス別スキル】
    不明
    【保有スキル】
    スキル名:魔眼
    ランク:A+
    効果:敵単体を1d100判定で成功値50で行動不能状態にする。この判定時、対魔力B以上の場合はそのランク分、成功値が減少する。

    スキル名:怪力
    ランク:B
    効果:「筋力」でのステータス判定時、1d30のボーナス。

  • 611じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/16(金) 20:18:29

    【宝具】
    騎英の手綱
    ランク:A+
    コスト:100
    種別:対?宝具/メイン
    レンジ/最大補足:2〜50/300人
    効果:1d300人を対象に攻撃。

    自己封印・⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎※
    ランク:C−
    コスト:0/15
    種別:対?宝具/サブ
    レンジ/最大補足:0/1人
    効果:1d100で相手の対魔力以下の数値で成功。相手に幻覚を見せて拘束する。幻覚による拘束時は毎ターン意識判定を行い、成功すれば覚醒される。

    陸八魔アル
    最大HP/気絶耐久値:505/101
    支援火力:1d68
    供給魔力量:不明

    【今回の戦闘では鬼方カヨコ、伊草ハルカは常に攻撃に専念。陸八魔アルの『攻撃』時にダメージ加算が行われます】
    【また】
    【浅黄ムツキは七機のヘルタースケルターの行動への『妨害』のみを選択します】

    【そのため、現時点での敵陣営の数は事実上】
    【1騎と1人となります】

  • 621じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/16(金) 20:24:15

    【味方陣営の所持アイテムを表示します】
    アイテム名:ブリテンの円卓の欠片
    分類:情報マトリクス/アクティブ
    効果:宝具使用時にそのコストの1/10を肩代わりする。複数ある場合は同時使用や個別で1個ずつでも使用可能。

    アイテム名:新発売「キヴォトス製励振火薬」
    分類:戦闘補助アイテム/アクティブ
    効果:マスター及びキヴォトス内の学生の「攻撃」時、使用宣言する事で1d20のボーナスを付与。
    ヒト科以外のサーヴァントに「妨害」時、1d20のボーナス。

    アイテム名:赤銅の林檎
    分類:戦闘補助アイテム/アクティブ
    効果:戦闘イベント時、使用者を選択。
    選択した使用者のHPと魔力を10回復(増加)する。

    アイテム名:赤銅の林檎ジュース
    分類:戦闘補助アイテム/アクティブ
    効果:戦闘イベント時、使用者を選択。
    選択した使用者のHPと魔力を10回復(増加)する。

    【大変長らくお待たせしました】
    【20:30より戦闘が行われます】

  • 631じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/16(金) 20:30:07

    【陸八魔アルの戦意pt】

    100以上で宝具発動(現在累計0pt)

    dice1d100=13 (13)


    【陸八魔アルの火力支援】

    アルはdice1d3=2 (2)

    1.妨害(dice1d34=20 (20) )

    2.攻撃(dice1d34=2 (2) )

    3.参加しなかった


    【敵サーヴァントのスキル使用】

    アルはスキル使用をdice1d3=1 (1)

    1.指示した(使用スキル第dice1d3=2 (2) )

    2.指示しなかった

    3.指示した


    【これより】


    【安価を行います】

    【1ターン目、まずはヒフミ、モモイ、アリスの行動を選択して下さい】

    【ヘルタースケルターは指示がない場合自動で敵サーヴァントへ『攻撃』します】

    【安価先>>70


    【それでは皆様】

    【よい行動を】

  • 64二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 20:36:18

    そういえば”宝具は保有スキルや自身の宝具を使ってダメージを相殺、または防御系の宝具の使用で可能。”って書き方的に宝具相手の場合はステータスで判定に勝ってても宝具によるダメージは受ける感じです?

  • 65二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 20:40:12

    宝具使用時に魔力の足りない分をHPで支払うこともできるんでしたっけ

    安価は倒したいわけじゃないし怪力のバフが乗る筋力か50越えしてる敏捷が出た時のために全員妨害でもいいかな

  • 66二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 20:43:43

    ヘルスケ含め、全員妨害で

  • 671じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/16(金) 20:43:59

    >>64

    う、受けません!……じゃんね☆

    システム的にはステータスと宝具で比較してステータスが勝ったら0ダメージになりますじゃんね☆


    あとライダー陣営、ある条件が発動すると普通に強いじゃんね☆

    どれかは言わないけど、1はその条件の発動を🎲に任せてるじゃんね☆

  • 68二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 20:46:04

    なるほど。まあどっちにしろマスター陣は全員妨害で問題ないな
    ただセイバーとキャスターは宝具への対処に耐久は残しておいた方が良いかも?

  • 69二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 20:56:46

    全員、妨害

  • 70二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 21:04:47

    全員妨害で

  • 711じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/16(金) 21:09:52

    【安価が達成されました】

    【生徒の行動は以下の通りです】

    ヒフミ:ライダーへ『妨害』dice1d23=22 (22)

    モモイ:ライダーへ『妨害』dice1d18=2 (2)

    アリス:ライダーへ『妨害』dice1d51=37 (37)

    ヘルタースケルター:ライダーへ『妨害』30×7=210


    【Warning】

    「くふふ───」


    【浅黄ムツキが『腐臭漂うオートマタ』をdice2d7=1 5 (6) 機呼び出しました】

    【浅黄ムツキ含めた腐臭漂うオートマタがヘルタースケルターへの『妨害』を行います】

    【以下に浅黄ムツキとオートマタのステータスを表記します】


    浅黄ムツキ

    最大HP/気絶耐久値:587/118

    支援火力:1d32


    腐臭漂うオートマタ

    最大HP:20

    支援火力:40


    【続いて】

    【安価を行います】

    【1ターン目、サーヴァントの行動を選択して下さい】

    【安価先>>】

    【それでは皆様】

    【よい選択を】

  • 721じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/16(金) 21:11:06

    【失礼しました】

    【1ターン目、サーヴァントの行動を選択して下さい】

    【安価先>>78

    【それでは皆様】

    【よい選択を】

  • 73二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 21:14:22

    両サーヴァント筋力で

  • 74二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 21:16:35

    セイバー筋力、キャスター敏捷、かな

  • 75二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 21:20:08

    この場合のヘルタースケルターへの『妨害』ってどう作用するんだろ?流石にセイバーやキャスターの攻撃には影響しないですよね?

  • 761じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/16(金) 21:21:36

    >>75

    しません!ヘルタースケルターのみにだけですじゃんね☆安心してお選び下さいじゃんね☆

  • 77二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 21:23:28

    セイバーは筋力
    キャスターは敏捷

  • 78二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 21:26:23

    3ターン持続するしキャスターは機関の鎧を使って筋力 セイバーも筋力で

  • 79二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 21:28:34

    そういえば妨害撃ってるキャラに攻撃した場合って、その場合も火力を比べる判定って発生します?

  • 801じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/16(金) 21:30:31

    【安価の達成を確認】

    【及び】

    【敵サーヴァントと生徒の行動を確認】

    【ダイスが測定されます】


    浅黄ムツキ:ヘルタースケルターへ『妨害』dice1d32=18 (18)

    腐臭漂うオートマタ:ヘルタースケルターへ『妨害』dice6d40=1 19 2 34 24 21 (101)


    鬼方カヨコ:キャスターへ『攻撃』dice1d46=6 (6)

    伊草ハルカ:キャスターへ『攻撃』dice1d33=26 (26)


    【ライダー及びアルの攻撃対象選択】

    dice1d2=2 (2)

    1.セイバー

    2.キャスター


    【ライダーのステータス選択】

    ①筋力

    ②耐久

    ③敏捷

    ④魔力

    ⑤幸運

    dice1d5=4 (4)


    マスター補正(敏捷・魔力が選択された場合のみ)

    dice1d10=5 (5)


    【なお】

    【浅黄ムツキ及びオートマタによる『妨害』はヘルタースケルターの『妨害』火力合計との比較になります】

    【火力の合計が敵陣営の方が多かった場合のみ、ヘルタースケルター側の妨害行動は阻害され、その火力に応じたダメージを受けます】

  • 811じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/16(金) 21:40:21

    比較じゃないじゃんね……

    妨害への『妨害』になるから引き算じゃんね……

    減算じゃんね……

    ヘルタースケルター7機の固定火力270から判定値119引いた数(151)が今回のヘル助達の『妨害』火力になります……じゃんね☆


    >>79

    生徒への『攻撃』は生徒側は回避判定をするじゃんね☆

    回避は生徒の支援火力と相手からの『攻撃』の数値で改めて判定するじゃんね☆

    例えばヒフミちゃんに対して攻撃をされたら、その攻撃の数値と1d23の判定値で比較じゃんね☆

    回避成功したらヒフミちゃんは自分の『攻撃』/『妨害』の行動ができるじゃんね☆

    回避失敗したら攻撃の数値分だけダメージを受けるじゃんね☆

  • 82二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 21:43:51

    あ、生徒じゃなくて腐臭漂うオートマタへの攻撃想定してたけど、たぶんそっちも同じかな

  • 831じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/16(金) 21:50:46

    機関の鎧見逃してたじゃんね☆

    振るじゃんね☆

    dice1d25=17 (17)

    >>82

    同じ処理でいきたいと思います……じゃんね☆

  • 841じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/16(金) 21:57:46

    【5日目深夜・戦闘イベント】
    【1ターン目】
    くふふ、それじゃあ遊ぼっか?
    【敵陣営:ムツキ】
    【行動選択:妨害(判定値:18)】
    【行動対象:→ヘルタースケルター】

    ⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎。
    【敵陣営:腐臭漂うオートマタ】
    【行動選択:妨害(判定値:101)】
    【行動対象:→ヘルタースケルター】

    ヤメテ、ヤメテ。
    【味方陣営:ヘルタースケルター7機】
    【行動選択:妨害(判定値:210)】
    【敵陣営の妨害:判定値210−119=151】
    【行動対象:→ライダー】

    アルさんっ!
    【味方陣営:ヒフミ】
    【行動選択:妨害(判定値:22)】22237
    【行動対象:→ライダー】

    ……ぅっ
    【味方陣営:モモイ】
    【行動選択:妨害(判定値:2)】
    【行動対象:→ライダー】

  • 851じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/16(金) 21:58:44

    モモイ!?大丈夫ですか!?
    【味方陣営:モモイ】
    【行動選択:妨害(判定値:37)】
    【行動対象:→ライダー】

    ッ!一体何をッ!?
    【味方サーヴァント:セイバー】
    【行動選択:筋力(判定値:53)】

    ゴーレム、いや……使い魔か?
    【味方サーヴァント:キャスター】
    【行動選択:筋力+機関の鎧(判定値:129+17=146)】

    少し厳しいでしょうか
    【敵サーヴァント:ライダー】
    【行動選択:魔力(実数値:50)】
    【味方陣営の妨害:判定値50−22−2−37=0】
    【行動対象:→キャスター】


    「(嫌な予感がする……これは宝具を出し惜しみできないかもしれないね)」
    【戦闘結果】
    【味方陣営の勝利】
    【ランサー:HP???−199=HP???】

    「様子見してていいの?社長」
    「別に構わないわ───必要なら令呪を使えばいいんだもの」

  • 861じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/16(金) 22:01:53

    【陸八魔アルの戦意pt】

    100以上で宝具発動(現在累計13pt)

    dice1d100=29 (29)


    【陸八魔アルの火力支援】

    アルはdice1d3=1 (1)

    1.妨害(dice1d68=21 (21) )

    2.攻撃(dice1d68=27 (27) )

    3.参加しなかった


    【敵サーヴァントのスキル使用】

    アルはスキル使用をdice1d3=2 (2)

    1.指示した(dice1d2=1 (1) )

    2.指示しなかった

    3.指示した


    【これより】


    【安価を行います】

    【2ターン目、まずはヒフミ、モモイ、アリスの行動を選択して下さい】

    【ヘルタースケルターは指示がない場合自動で敵サーヴァントへ『攻撃』します】

    【安価先>>92


    【それでは皆様】

    【よい行動を】


    【AZSpt】

    100溜まると来ます。

    また彼女への言及があったのでプラスボーナス。

    dice2d100=56 74 (130)

  • 87二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 22:10:23

    3人はライダーを妨害で
    ヘルタースケルターは腐臭漂うオートマタを攻撃かな
    宝具への対処の際の妨害を減らしておきたいし
    そういえばさっきはダイスでしたが、腐臭漂うオートマタの火力は固定値じゃなくて1d40って考えて大丈夫です?

  • 88二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 22:11:17

    >>87

  • 89二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 22:13:12

    腐臭漂うオートマタを減らしたいし
    ヘルタースケルターは引き続きライダーに妨害して
    ヒフミ、アリス、モモイは腐臭漂うオートマタに攻撃とかかな
    確かヘルタースケルターの妨害火力と腐臭漂うオートマタとムツキの妨害火力の比較になるから
    仮にヘルタースケルターが1体攻撃した場合は1体分引いた180対腐臭漂うオートマタとムツキの合算ってことでいいのかな?

  • 901じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/16(金) 22:16:22

    >>87

    オートマタは固定値じゃないですごめんなさい……じゃんね☆

    >>89

    その場合だと180からムツキとオートマタの合算を引いた数が、ヘルタースケルター達の妨害火力になります……じゃんね☆

  • 91二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 22:25:37

    ぶっちゃけ3人の攻撃じゃオートマタ殆ど減らせないだろうし、ライダーのステータス想定してもそこまで膨大に妨害は必要じゃないだろうから
    3人はライダーを妨害
    ヘルタースケルターは腐臭漂うオートマタへ攻撃
    で良いとは思う

  • 92二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 22:26:12
  • 931じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/16(金) 22:34:17

    【安価が達成されました】

    【生徒の行動は以下の通りです】

    ヒフミ:ライダーへ『妨害』dice1d23=22 (22)

    モモイ:ライダーへ『妨害』dice1d18=8 (8)

    アリス:ライダーへ『妨害』dice1d51=45 (45)

    ヘルタースケルター:オートマタへ『攻撃』30×7=210


    【Warning】

    「へぇ、そうやって動くんだ」

    「なら真似っこしよっと!」


    【腐臭漂うオートマタがヘルタースケルターからの『攻撃』に対して回避】

    【その後ヘルタースケルターへ『攻撃』を行います】

    【ヘルタースケルターの『攻撃』とオートマタの『回避』との比較になります】


    腐臭漂うオートマタ:回避dice6d40=16 18 34 32 28 23 (151)


    【回避に失敗した場合、オートマタはダメージを受け、その総量に応じて『死亡』します】

  • 941じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/16(金) 22:39:06

    【ヘルタースケルターの『攻撃』火力値:210分のダメージを受けた為、HP20×6=120は全損】

    【6機の腐臭漂うオートマタは『死亡』しました】


    【続いて浅黄ムツキの行動処理をします】

    【オートマタ1機への『攻撃』の為、浅黄ムツキの支援火力と、オートマタの『回避』とで判定します】


    浅黄ムツキ:オートマタ1機への攻撃dice1d32=24 (24)

    オートマタの回避:固定値30

  • 951じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/16(金) 22:40:22

    【訂正します】

    【ヘルタースケルターの回避行動でした】

    【判定結果、ヘルタースケルターは回避に成功しました】


    【続いて】

    【安価を行います】

    【2ターン目、サーヴァントの行動を選択して下さい】

    【安価先>>100

    【それでは皆様】

    【よい選択を】


    AZS:dice1d42=20 (20) +6

  • 96二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 22:41:33

    二人とも敏捷かな?

  • 97二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 22:42:52

    2人とも敏捷

  • 98二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 22:45:52

    セイバー魔力
    キャスター敏捷

  • 99二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 22:49:24

    剣&術ともに俊敏

  • 100二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 22:49:31

    セイバー&キャスター 敏捷

  • 1011じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/16(金) 22:53:02

    【安価の達成を確認】

    【及び】

    【敵サーヴァントと生徒の行動を確認】

    【ダイスが測定されます】

    鬼方カヨコ:『攻撃』dice1d46=23 (23)

    伊草ハルカ:『攻撃』dice1d33=22 (22)


    【ライダー及びアルの攻撃対象選択】

    dice1d2=2 (2)

    1.セイバー

    2.キャスター


    【ライダーのステータス選択】

    ①筋力

    ②耐久

    ③敏捷

    ④幸運

    dice1d5=1 (1)


    マスター補正(敏捷以外が選択された場合のみ)

    dice1d10=2 (2)

  • 1021じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/16(金) 22:55:53

    【7日目夜・戦闘イベント】
    【2ターン目】
    キケン、キケン。
    【味方陣営:ヘルタースケルター7機】
    【行動選択:攻撃(固定値:210)】
    【行動対象:→オートマタ】

    ⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎。
    【敵陣営:腐臭漂うオートマタ】
    【行動選択:回避(判定値:151)】
    【行動結果:回避失敗】
    【HP:20×6=120−210=0】

    あーあ、もう壊れちゃった
    【敵陣営:ムツキ】
    【行動選択:攻撃(判定値:24)】
    【行動対象:→ヘルタースケルター】

    ニゲルゾ、ヨケルゾ。
    【味方陣営:ヘルタースケルター1機】
    【行動選択:回避(固定値:30)】
    【行動結果:回避成功!】

    ……大丈夫、やれるよ
    【味方陣営:モモイ】
    【行動選択:妨害(判定値:8)】
    【行動対象:→ライダー】

  • 1031じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/16(金) 22:59:13

    モモイっ!大丈夫です!
    アンデッドには───光属性の攻撃です!
    【味方陣営:モモイ】
    【行動選択:妨害(判定値:45)】
    【行動対象:→ライダー】


    来てくれたんですねっ!アズサちゃん!
    【味方陣営:ヒフミ】
    【行動選択:妨害(判定値:22)】
    【行動対象:→ライダー】

    間に合って良かった!
    【味方陣営:アズサ】
    【行動選択:攻撃+精密スコープ(判定値:20+6=26)】
    【行動対象:→ライダー】

  • 1041じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/16(金) 23:06:42

    まだ踊り足りないけれど……そろそろいい頃合いかしら?
    【敵陣営:アル】
    【行動選択:妨害(判定値:21)】
    【行動対象:→キャスター】

    キャスターッ!そちらはッ!?
    【味方サーヴァント:セイバー】
    【行動選択:敏捷(判定値:48)】

    問題───ないッ!前を見よ、セイバー!
    【味方サーヴァント:キャスター】
    【行動選択:敏捷+機関の鎧(判定値:102+17=119)】
    【敵陣営の妨害:119−21=98】

    驚きました、その身体でよく動きますね
    【敵サーヴァント:ライダー】
    【行動選択:筋力(実数値:43)】
    【味方陣営の妨害:判定値43−22−8−45=0】
    【行動対象:→キャスター】


    「(このまま押したいけば勝てる……その筈なのに。なんだこの、胸騒ぎは……?)」
    【戦闘結果】
    【味方陣営の勝利】
    【ランサー:HP???−172=HP???】

    「あーあ、ぜぇんぶ壊れちゃった」
    「じゃっ!私休憩しよっと」

  • 105二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 23:08:46

    果たして何か奥の手があるのか、はたまた宝具が物凄く強力なのか

  • 1061じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/16(金) 23:08:51

    【陸八魔アルの戦意pt】

    100以上で宝具発動(現在累計42pt)

    dice1d100=84 (84)


    【陸八魔アルの火力支援】

    アルはdice1d3=2 (2)

    1.妨害(dice1d68=62 (62) )

    2.攻撃(dice1d68=61 (61) )

    3.参加しなかった


    【敵サーヴァントのスキル使用】

    アルはスキル使用をdice1d3=1 (1)

    1.指示した

    2.指示しなかった

    3.指示した


    【これより】


    【安価を行います】

    【3ターン目、まずはヒフミ、モモイ、アリス、アズサの行動を選択して下さい】

    【ヘルタースケルターは指示がない場合自動で敵サーヴァントへ『攻撃』します】

    【安価先>>110


    【またこのターンは敵陣営の浅黄ムツキは行動しません】


    【それでは皆様】

    【よい行動を】

  • 107二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 23:09:53

    全員でライダーへ…妨害かな?

  • 108二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 23:12:58

    ライダーに全員で妨害

  • 109二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 23:18:21

    ヘルタースケルターも含めて全員でライダーを妨害

  • 110二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 23:18:48

    全員でライダーに妨害

  • 1111じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/16(金) 23:19:16

    【安価が達成されました】

    【生徒の行動は以下の通りです】

    ヒフミ:ライダーへ『妨害』dice1d23=4 (4)

    アズサ:ライダーへ『妨害』dice1d42=4 (4)

    モモイ:ライダーへ『妨害』dice1d18=1 (1)

    アリス:ライダーへ『妨害』dice1d51=45 (45)

    ヘルタースケルター:ライダーへ『妨害』30×7=210


    【またライダーから魔力の昂りを感知】

    【ライダーは『魔力』ステータス使用済みの為】

    【敵陣営はアイテム『完全なゴルゴネイオン』を使用して宝具を発動するつもりです】

    【ご注意下さい】

  • 1121じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/16(金) 23:22:53

    「ライダー、宝具なんて使う必要はないわ」

    「どうせまだ『誰も彼も』不完全なのだから」

    「それよりも格の違いをきちんと教えてあげましょう?」

    「令呪をもって命ずるわ



    ───文字通りその身一つで蹂躙しなさい」

  • 1131じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/16(金) 23:25:05

    【敵陣営の行動宣言により、宝具使用は取りやめられました】


    【続いて】

    【安価を行います】

    【3ターン目、サーヴァントの行動を選択して下さい】

    【安価先>>118

    【それでは皆様】

    【よい選択を】

  • 114二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 23:27:54

    セイバーは魔力放出と直感使って耐久、
    キャスターは一意専心を使って耐久で

  • 115二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 23:30:24

    ゴルゴーンだったら巨獣狩りも使えたんだろうけどなぁ……


    安価は >>114 でお願いします

  • 116二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 23:31:43

    これは文字通り何が来るか予測出来ないな
    とりあえず、セイバーは魔力放出と直感、キャスターは一意専心を使うのは確定として、
    両方耐久で行くか、もしくはセイバーは⬛︎⬛︎された⬛︎⬛︎の剣を使うか悩むところ。コストの重さがな
    あ、一応使っておいて損は無いしどちらの場合でも巨獣狩りも使っておくのも良いか

  • 117二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 23:42:25
  • 118二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 23:43:16

    セイバーはスキル3つ全部使って耐久、キャスターは一意専心を使って耐久

  • 1191じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/16(金) 23:51:06

    【安価の達成を確認】

    【味方サーヴァントのスキルを判定します】

    【セイバー】

    魔力放出:dice1d50=7 (7)

    直感(成功値30以下):dice1d100=94 (94)

    巨獣狩り:dice1d100=23 (23) 超巨大特攻ボーナス

    【キャスター】

    一意専心(成功値50以下):dice1d100=66 (66)


    【また】

    【敵サーヴァントと生徒の行動を確認】

    【ダイスが測定されます】


    鬼方カヨコ:キャスターへ『攻撃』dice1d46=36 (36)

    伊草ハルカ:キャスターへ『攻撃』dice1d33=2 (2)


    【ライダー及びアルの攻撃対象選択】

    dice1d2=2 (2)

    1.セイバー

    2.キャスター


    【ライダーのステータス強制選択】

    ①耐久、②耐久、③耐久、④耐久

    dice1d5=4 (4)

    マスター補正

    dice1d10=10 (10)


    【ライダーのスキル効果】

    第三スキル(成功値50以下):dice1d100=32 (32)

    第四スキル:dice2d100=3 55 (58) dice1d100=34 (34)

  • 120二次元好きの匿名さん24/08/16(金) 23:52:59

    こっちのスキル判定ボロボロで草

  • 1211じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/17(土) 00:08:30

    【敵サーヴァントの第四スキルが発動した為】

    【もう一つ判定を行います】

    【2d100で気絶耐久値以下の数値でスタン回避】

    【ヒフミ、モモイはマスターの為、魔力供給量の上乗せをした数値以下となります】

    ヒフミ(成功値179以下):dice2d100=67 29 (96)

    モモイ(成功値123以下):dice2d100=100 57 (157)

    アリス(成功値123以下):dice2d100=40 11 (51)

    アズサ(成功値100以下):dice2d100=13 89 (102)

  • 1221じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/17(土) 00:15:39

    ……ッ!この、重圧……はッ!?
    【味方サーヴァント:セイバー】
    【行動選択:耐久+魔力放出+巨獣狩り(判定値:118+23+7=148)】
    【敵サーヴァントのスキル効果:148−92=56】

    くッ……もたん、かッ。
    【味方サーヴァント:キャスター】
    【行動選択:耐久+機関の鎧(判定値:141+17=158)】
    【敵サーヴァントのスキル効果:158−92=66】

    残念ですね、もう少し早く令呪を切るべきでしたか
    【敵サーヴァント:ライダー】
    【行動選択:耐久+第三スキル(実数値:150×1.5=225)】
    【味方陣営の妨害:判定値:225−4−45−210=0】
    【行動対象:→キャスター】


    「(サーヴァント……いやこの規格は……ッ!?)」
    【戦闘結果】
    【味方陣営の勝利】
    【ライダー:HP???−117=HP???】

    【3ターンの合計被ダメージがライダーの方が多い為】
    【味方陣営の勝利となります】
    【お疲れ様でした】

  • 1231じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/17(土) 00:25:19

    「えー、なんかさぁ。つまんなくない?」


    【浅黄ムツキが腐臭漂うオートマタをdice2d7=3 6 (9) 機呼び出しました】


    「ムツキ、使いすぎ。勿体無いでしょ?」

    「いいじゃん!いいじゃん!どうせこの大きな拠点まるごと貰っちゃうんでしょ?きっと中には山ほど資材あるから少しぐらい使っても大丈夫だよー!」


    【浅黄ムツキが腐臭漂うオートマタをdice2d7=2 7 (9) 機呼び出しました】


    「7日間かけて用意した物よ。ムツキ、あまり無駄遣いはよしなさい」

    「大丈夫だって!こんな広いとこ見て回ったら大変だしさ!怪物くん達に任せちゃおうって!」


    【浅黄ムツキが腐臭漂うオートマタをdice2d7=7 1 (8) 機呼び出しました】


    「それにほら、ミレニアムのちびっ子ちゃん倒れちゃったけどセイバーとキャスターはまだ元気そうだし───やるならきっちり殺さなきゃ」


    【浅黄ムツキが腐臭漂うオートマタをdice2d7=5 5 (10) 機呼び出しました】


    「───そうね」

    「社長……止めてよ」

    「よく考えてみれば大した無駄遣いにはならないわ。もう妨害できるのはヒフミとそこの機械だけなら数ですり潰してからゆっくりライダーで始末すればいいもの」


    【浅黄ムツキが腐臭漂うオートマタをdice2d7=2 4 (6) 機呼び出しました】


    「───さて、悪いけど」

    「貴女の願いはここでおしまいよ、ヒフミ」

  • 1241じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/17(土) 00:32:01

    ……というところで今日はおしまいになりますじゃんね☆
    ほんっとうに長い時間、お付き合いしてくださってありがとうございましたじゃんね☆
    明日は今回の戦闘の描写投下して続きもちょろっと書いて、色々絆上げとかして……
    明日こそ……明日こそは2部に突入したいじゃんね☆

    とりあえず2部はこのライダー陣営とか、これともう一個同レベルの陣営をなんとかする話に(多分)なります……

    というわけで本日も本当にありがとうございました!明日は14時頃ぐらいから始めていきますのでよかったらまた遊びに来てやってもらえるとすっごく嬉しいです!……じゃんね☆
    それではみなさん、お休みなさい……じゃんね☆

  • 125二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 00:37:15

    おつかれさまです
    最後のライダーのステータスやスキル的に本来はこちらが宝具を使う事を想定した戦闘だったり?

  • 1261じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/17(土) 01:05:43

    へ、ヘルタースケルター君達強すぎるじゃんね☆

    今後の展開的に絶対いてほしいけどどう考えても固定値30はやりすぎたじゃんね☆

    1の見通しのなさが露呈したじゃんね☆

    >>125

    条件発動後のライダーさんは正直ハイスペックじゃんね☆

    1ターン目とかに条件発動しちゃうと下手したら完封レベル……なので宝具が今ならわりと使いやすいからがんがん使っていいと思うじゃんね☆

    なるべくなら負けるより勝って楽しんでもらえたらと1は思うじゃんね☆

    ライダーさんというかライダー陣営は二部の大きな壁に……なるかもしれないけどそれは安価と🎲次第じゃんね☆

    少なくとも現時点で最大規模の戦力がライダー陣営じゃんね☆

  • 127二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 06:06:25

    お疲れ様でした
    SGでトリニティ……マリーの協力者はもしかしたら、◯◯が壊して騎士団が治療するな救護のお方かな?

    さて、この後のvsライダー陣営はどうなるのか……楽しみです
    しかし、腐臭漂うオートマタという不吉な名前よ

  • 128二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 11:01:47
  • 129二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 12:11:34

    ミレニアムサイエンススクールのトレーニング部で生徒のステータスを効率的なトレーニングにより強化とか出来ないかな?

  • 130二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 12:34:56

    >>10 >>11

    疑似魔術回路が作れそうな部活・・・

    特異現象捜査部か新素材開発部かな?

  • 131二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 14:21:37

    ヒフミちゃん、セイバーのクラス以外ならどんなサーヴァントを呼び出す事になったんだろうな?
    予想だと、槍なら槍父上で術ならキャストリアで暗なら謎のヒロインX…かな?

  • 132二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 16:41:55

    このレスは削除されています

  • 133二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 16:43:33

    >>131ライダーならアストルフォ君とか?

  • 1341じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/17(土) 19:30:59

    大変申し訳ないじゃんね……
    ちょっとまだ出先から帰れてないじゃんね……
    次の投下予定についてはまた明日のお昼にお知らせしますじゃんね……

  • 1351じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/17(土) 23:27:48

    やっとこさ帰ってきたけど流石にこんばんはもうむりじゃんね……
    明日こそはがんばるじゃんね☆

  • 136二次元好きの匿名さん24/08/17(土) 23:37:07

    >>135

    お疲れ様でした、ゆっくりお休み下さい

  • 137二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 03:00:17

    ふと思ったけど、これ巨獣狩りの特攻入ってるって事は、一時的にかどうかはわからないけどゴルゴーン化してる可能性もあるのでは?

  • 138二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 07:38:44

    ゴルゴーン化してるなら、絶対魔獣戦線キヴォトスが始まりそうですね

  • 139二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 08:33:08

    保守

    リアルが忙しかったミカ主さんを癒しにdice2d7=6 2 (8)

    の2人がやってきたぞ!やったね!ミカ主さん!

    1トリニティウラワフラワー

    2セクシーですまない

    3(눈_눈)

    4(ᓀ‸ᓂ)

    5☕(u‿u ໒꒱

    6推定100㌔超えのRGを使いこなすゲーム開発部員

    7シャーレの警備網をすり抜ける救護騎士団員

  • 140二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 12:59:53

    このレスは削除されています

  • 1411じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/18(日) 13:47:17

    絶賛書いてるじゃんね……

    遅々として進まずだけど20時ぴったし(数分前後するかもじゃんね☆)には投下開始するじゃんね☆

    >>136

    ありがとうじゃんね☆

    バタバタじゃんね☆

    >>137

    >>138

    ななななな何のことかさっぱりじゃんね☆

    >>139

    アリスちゃんとセイアちゃん来てくれたじゃんね☆

    嬉しい限りじゃんね☆

    >>127

    vs絶賛書いてるじゃんね☆

    昨日書けなかった分、お昼からひぃひぃ言って書いてるじゃんね☆

    腐臭漂うオートマタ、その場のノリで名前決めたけど良い感じになってよかったじゃんね☆

    >>128

    保守ありがとじゃんね☆

    >>129

    ……面白い案じゃんね☆

    その時は……支援火力+1〜3ぐらいのペースでトレーニング受ける度に強くなる感じにするじゃんね☆

    機械と違って肉体面や技術面の強化になるから急成長とかはしないけど毎日コツコツやる事でのびる感じじゃんね☆

    >>130

    新素材開発部は……今別件で大忙しじゃんね☆

    >>131

    >>133

    ご想像にお任せじゃんね☆

    ちなみに最初のプロットだとセイバーなら紅閻魔ちゃん、ランサーならガレスちゃんあたりが候補だったじゃんね☆

    ゆるふわな感じでサーヴァントと軽くお喋りしたりしながらみんなでラスボス倒して平和に終わる……そんな感じだったじゃんね☆

  • 142二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 14:04:19

    8日目になればヘルタースケルターはさらに増産出来るし、これからは護衛に何機かヘルタースケルターを割くのもありかな?
    10機ぐらい護衛にすれば全員で行動してる場合生徒8人、サーヴァント2騎、ヘルタースケルター10機で結構安全そうだし
    300の固定値はでかい

  • 143二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 14:13:15

    まあ目下の問題は現在その拠点を守り切れるかどうかの瀬戸際って事ではあるが

  • 144二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 14:19:54

    ムツキが呼んだ数は42機だからヘルタースケルター総動員すれば腐敗したオートマタはなんとかなると思う
    さらに増援来る可能性はあるけど無限にいるわけではないだろうし
    ライダーについては宝具使ったりオートマタ全滅させた後ヘルタースケルター総動員して動き封じるとかかな?

  • 145二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 14:27:31

    ゴルゴーン化してるなら、生半可な攻撃するよりは宝具ぶっぱした方が良いのだろうか?

    しかしラスボス、これマジメに獣案件に近しい可能性もあるのか?
    もしそうなら、誰かカルデアのぐだか冠位サヴァを呼んできて

  • 146二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 14:34:12

    今日を凌いでもまた襲撃に来る可能性は高いし戦力面の強化とかしっかり考えた方が良さそう
    2部はどう強大な敵に対応するか的な感じなんだろうし対策として戦力強化しとかないとまずそうだしな
    今ライダー陣営が最大規模の戦力らしいしそれに並ぶくらいにはしたい
    話し合いしたくてもこっちが不利な状況だと応じてくれるか分からないし

  • 147二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 14:39:32

    令呪使う前は普通にメドゥーサっぽい気もするし令呪使っての一時的の可能性もあるんだよな
    そしてアルは今回含めて2回使ってるから何らかの手段で増やしたりとか出来てない限り割と後がないのも事実な気もする

    ちなみに腐臭漂うオートマタに関しては数が同数だからヘルタースケルター全動員しても1/4の確率でこちらが負けるんだよな
    処理が同じなら40×42で1d1680だし
    ただ7日間かけて用意したって言ってるからここで減らしちゃえば大幅に戦力減を狙えはするけど
    逆に言えば時間をかければもっと増える可能性あるのよな
    ところで下手すると腐臭漂うオートマタって雷帝の遺産の可能性もあったり?

  • 148二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 14:44:27

    アーサー王が召喚されたってことは何かしらあるのは間違い無さそうだけど何があるんだろう
    ラスボス次第では最終編と同等以上の危機を覚悟しなきゃいけない可能性もあるのかな?

  • 149二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 14:58:45

    陸八魔アルの令呪だけカルデア方式の1日1個増える令呪だったりする?

  • 150二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 15:10:44

    アルたちが腐敗したオートマタを大量に用意したようにこちらも数を揃えるべきかな
    拠点周辺を調査する際にオートマタとかを回収してそのまま使うなりヘルタースケルターに改造するなりして
    数は力だしいくらいても損はないだろうから

  • 151二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 15:20:11

    正直ヘルタースケルターが一体毎の固定値30の群体ユニットという結構なオーバースペックだから下手にこれ以上(毎日の増加分以上に)数増やすのもミカ主がバランス調整に苦労しそうで申し訳ない気もしたり
    7体に制限された上で今回もこんな感じな訳だし

  • 152二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 15:31:50

    このレスは削除されています

  • 153二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 15:32:21

    これから先どう動くか次第ではヘルタースケルターを率いたヒフミたちと腐敗したオートマタを率いたアルたちが全面衝突って可能性もあるのかな
    そうなったら隠蔽には相当苦労するだろうな

  • 1541じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/18(日) 16:01:05

    急ぐじゃんね……20時までに戦闘シーンと戦闘後とその次のお待ちかねの特別イベントの導入まで書き上げるじゃんね☆重ね重ね引けなかったの辛いじゃんね☆ちょっと気になるコメあったからコメ返しじゃんね☆

    >>142

    でっけぇじゃんね☆

    これ最初は敵の予定だったじゃんね☆

    >>143

    ……実はちょっと壊すかどうか迷ったじゃんね☆

    でもみんなが安価で決めてくれた新しい拠点じゃんね☆なるべく大切にしていきたいじゃんね☆

    それはそれとして敵襲はあるじゃんね☆

    >>144

    限りはあるじゃんね☆残りどれぐらいかは……内緒というかまたいいタイミングでダイス振るじゃんね☆

    >>145

    ……カルデアに関しては下手に干渉した瞬間に最悪キヴォトスが『詰む』可能性まであるじゃんね☆

    だから最後まで1は出さないじゃんね☆

    >>146

    二部の説明は作中で訳知り顔に喋ってくれる子がいるからその子に託すじゃんね☆今書いてるじゃんね☆

    >>147

    腐臭漂うオートマタに関しては碌な代物じゃないじゃんね☆まあでもがんがんに補正もあるし……いけるというか出来るじゃろって判断じゃんね☆

    >>148

    このキヴォトスには好感度次第だけどまあ一回限りの詰み防止用救済措置できる人がいるし……それに大人のカード切ってでも絶対生徒守るマンがいるから多分大丈夫じゃんね☆

    >>149

    このキヴォトスの聖杯戦争で配られた令呪は全員同じ規格じゃんね☆

    令呪は三画、使い切っても信頼関係結べてれば裏切られる心配なし、ただ令呪が残っている状態で腕ごとだったり令呪その物を奪われるとマスター権がなくなる……じゃんね☆

  • 1551じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/18(日) 16:01:46

    >>150

    数は力じゃんね☆

    >>151

    ちょっとお答えするじゃんね☆

    正直に言ってヘルタースケルターについてはめちゃめちゃ強くて頭抱えてるじゃんね☆

    そりゃそうじゃんね☆キャスター陣営、敵の予定だったじゃんね☆

    固定値30は強いじゃんね……ただ1の都合だったりゲームバランスに配慮して遊んでもらうのはそれはそれで申し訳ないじゃんね☆

    またヘルタースケルターと戦闘システムに関しては少し調整いれたりするじゃんね☆そのことについては明日あたりに相談させて下さい……って感じじゃんね☆

    みんながたくさんヘルタースケルター作ろうってなっても大丈夫なようなバランスに、そしてたくさん作った選択をした際には最終的に『作っておいて正解だった』と完結した時に思ってもらえるように今調整中じゃんね☆

    心配してくれるコメントあったからお返事じゃんね☆ありがとね……じゃんね☆

    1は大丈夫、気にせずみんながしたい事、やってみたい事をじゃんじゃん書いて欲しいじゃんね☆

    もう前回のマリーちゃん戦の時みたいな情けない体たらくはないじゃんね☆がんばるじゃんね☆

    >>153

    黒服は泣いちゃうし自治区のど真ん中でそんな事になったらユウカちゃんも流石にどっちの事も庇いきれないじゃんね☆

    そういう意味で拠点は廃墟だから戦闘しやすくて1的にはありがたいじゃんね☆

  • 156二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 17:12:36

    ナギサ様と喧嘩できずに人間不信拗らせたbad√も気になるな

    今の貴女はファウストです。それが勝てない筈はありません

  • 157二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 17:42:41

    アーサーが追っている存在がキヴォトスに現れるなら間違いなくキヴォトスの危機ではある
    そうじゃなくても実は8騎目がいるとかあるのかな
    サーヴァントのことを知った何者かがサーヴァントを召喚しててそのサーヴァントがこの聖杯戦争が起きるようにしたとか

  • 158二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 18:15:04

    この聖杯戦争にはまだ謎が多いな
    誰が聖杯戦争を起こす原因を作ったとか、魔力供給の仕組みなどこの聖杯戦争のシステムを作ったのは誰なのか

    後、初期プロットってどんな感じだったんだろうな
    プーサーが召喚されたことで完全にプロット終わったらしいけど

  • 1591じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/18(日) 20:20:53

    や、やっとライダー戦書けたじゃんね……

    残りはもう書きながら投下じゃんね……

    書くじゃんね……

    >>156

    その√も実はあるといえばあったじゃんね☆

    そうなったら救済イベ挟むけど……それでも人間不信√になったらそれはもう半分鉄心じゃんね☆

    >>157

    ついに型月作品恒例の8騎目についての言及があったからお答えするじゃんね☆

    このキヴォトスに8騎目のサーヴァントとそのマスターは現時点では存在しないじゃんね☆

    安心してほしいじゃんね☆

    >>158

    謎については今日そのお話しまでいきたい……じゃんね☆


    初期プロットは3つじゃんね☆

    1つ目は舞台が型月世界だった時のアリスフィール・フォン・アインツベルンちゃんこと天童アリスちゃんが小聖杯の亜種聖杯戦争。

    2つ目は聖遺物安価で葛籠が選ばれた時の紅閻魔ちゃんがペロロ様のキャラ弁作ってくれるゆるふわ聖杯料理戦争。

    3つ目は円卓の欠片が選ばれた時に用意してた本命の、突然召喚されたサーヴァント達と一緒にその原因究明をする聖杯探索。


    1が言ってた初期プロットは最後の一つの事じゃんね☆

    今のセイバーになった瞬間消し飛ばされて残り滓だけになったじゃんね☆

  • 1601じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/18(日) 20:22:08

    【7日目深夜・戦闘イベント】
    【Recommend BGM……〈she did not answer〉】
    キヴォトス『最大』級の陣営との戦い、その火蓋を切って落としたのは。

    「くふふ、それじゃあ……遊ぼっか?」

    先駆け、浅黄ムツキ。
    陸八魔アルに命じられたのは、全七機のヘルタースケルターの足止め。その命を叶える為に、彼女は軽く爪先で地面を叩く。瞬間、滲む。
    彼女の足元を魔力が赤々と照らし、そこから現れるのは、六頭の『オートマタ』。

    「よぉっし!それじゃ皆……ぜぇんぶ食べちゃえ!」

    まるでヘルタースケルターの数に合わせたかのように、いや実際にそうなのだろう。ムツキも合わせてヘルタースケルターと『同数』となるように、彼女はソレらを呼び出した。

    「ヤメテ、ヤメテ」

    ライダーの攻撃を阻害せんとその銃を構えたヘルタースケルターへとソレらは殺到する。なんら普通のオートマタと外見上は変わりない。だが、その動きと臭いは、『異様』だった。

    「……ぅぷっ」

    腐臭。
    ヒフミ達を守るように前面へと展開しているヘルタースケルター達へ接敵したソレ等は、数メートル離れた場所にいるモモイの嗅覚を殴りつける。
    強烈なまで『生き物が腐った臭い』。
    臓腑を抉り、脳に指を突き立て、眼に針を刺す。
    そう誤認させるまでにこびり付いた、空気を冒す澱んだ毒。
    科学全盛のキヴォトスにおいてまず嗅ぐ事のない、けれど人の遺伝子に、本能に刻まれた知りもしない記憶を想起させる香り。
    『生きながら死んでいく』、腐乱死体にならんとする者、そんな臭いであった。
    当然免疫のないヒフミ達はその臭いを漂わせて現れた、見慣れている筈のオートマタに動揺を隠せず。

  • 1611じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/18(日) 20:23:02

    まず、モモイがその強烈な悪臭に耐えかねてライダーへの『妨害』をしていた引き鉄から、その指を離して口元を手で覆った。

    「モモイ……!?大丈夫ですか!?」

    悲鳴に近い声をあげて、アリスは援護射撃を続けながらモモイへと駆け寄る。
    幸いだったのは天童アリスにこの手の物への耐性がある事、今も銃口をヘルタースケルターへと向けて、腐乱臭を放って感情なく前進するオートマタに『敵』以上の感想は持たなかった。

    「アルさん……っ!」

    ヒフミもまた、決して影響がないわけではなかった。
    臭い、臭い、臭い。
    腐れた刺激臭が鼻を割かんとする。
    それを無視して、ライダーの行動に対する『妨害』を行い続ける。
    ヘルタースケルター達の銃撃は確かに邪魔をされている、妨害されている。
    だがライダーへと届いている。
    ならば重ねがけるようにヒフミもまたそれに続く事でセイバー達を援護せんとした。

    そしてセイバー達もまた、その異変を感じ取っていた。

    「……ッ!一体何をッ!?」

    敵味方の銃弾入り乱れる戦場において、『筋力』を活かしてライダーへと痛撃を加えていく。
    袈裟斬り。
    跳ねる背筋と廻す大腰筋。間合いを知らせない鋭い巧手、風の剣舞。一撃で終わる事はなく、一手ずつ重ねていきライダーに小さくとも確実に傷を残していく。だが、強烈な違和感。腐臭、だけではない。
    ムツキの呼び出した機械の兵士、それらがケセド戦で見た物と同規格であるにも関わらず、『何かが違う』とソレ等を目の端で捉えてからずっと警鐘が頭の中を鳴り響く。
    だが、当然。

    「───戦いの中で考え事だなんて、随分と余裕があるのですね?」

  • 1621じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/18(日) 20:24:04

    その思考をライダーは咎める。
    鉄杭による強襲。
    そしてしなやかな四肢からの乱打。
    風王結界によって見えない筈の剣の間合い、それを『知っている』かのように『魔力』を杭に纏わせて隙間を縫ってセイバーへと牙を剥く。
    スウェーバック、ヘッドスリップ。
    ただ素早く、ただ軽やかに。
    されど空間移動を錯覚させる、ヒットアンドウェイによる高速戦は周囲のアスファルトを砕き、抉りながら、迎撃するセイバーと火花を散らし合う。

    「なればこそ、我がいる」

    剛力一擲。
    その速さに追い縋り、見事な横槍を入れて魅せたのがキャスター。
    その『筋力』たるや、このキヴォトスに集ったサーヴァントの中でも最高峰。
    キャスターは特異な宝具、そしてスキル『機関の鎧』によって、凡そ通常の聖杯戦争で召喚できるサーヴァントの中でもトップクラスのステータスを誇る。
    無論、彼の生前は戦士ではない。
    ライダーのような人間とは一線を画す運動神経も、セイバーのような戦いに明け暮れた騎士としての技量も持ち合わせない。
    故に、鈍器。
    2mの身の丈と並ぶ、円錐の大槌による打撃。
    それを演算によってライダーの予測位置に合わせて置くように振るう。
    腕部、そして背部と脚部より蒸気を吹かせた科学技術。
    経験も技術もなく、されど計算と科学によってキャスターは見事にトップサーヴァントの戦いに並び立っていた。
    しかし演算、その一部では。

    「(……ゴーレム、いや……使い魔か?ライダーめ、何を考えている。まるでヴィクターの……いや、違う。目の前のアレはもっと『悍ましい』ナニカだ)」

  • 1631じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/18(日) 20:24:42

    過ぎるのは麗しい花嫁の姿。
    虚な彼女に似た物を感じ取り、その計算結果を己自身で否定する。
    計算材料が足りない。だがゴルゴネイオン、もしライダーがギリシャ神話の縁者であり、何より本当にゴルゴネイオンと繋がりがあるのならば。

    「(嫌な予感がする……これは宝具を出し惜しみできないかもしれないね)」
    「(───最悪の想定がいるな)」

    奇しくも、『直感』と『演算』によって二騎のサーヴァントは目の前で対峙する敵への不吉な予感を募らせていった。

    「アル様、あの……」
    「ねぇ、様子見してていいの?社長」
    「別に構わないわ───必要なら令呪を使えばいいんだもの」

    陸八魔アルは嗤う。
    左手に構えた銃を下ろして、右手の甲に口付けをする。
    そこには六八の数字を冠す獣の頭骨が描かれていた。

  • 1641じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/18(日) 20:25:38

    「キケン、キケン」
    「モモイチャン、アリスチャン」
    「マモルゾ、マモルゾ」

    電子音と共にヘルタースケルターは行動を開始する。なりふり構う必要はないとライダーへの妨害を中断して、ひたすらに大口径の閃光を撒き散らす。
    それにオートマタも迎撃の姿勢を見せた。けれど、彼らの動きは緩慢で、何より有機的だった。
    最短距離を計測して的確に撃つ。
    オートマタのその特性が何一つない、まるで調子の合わないまばらな連射と、狙い。
    故障でもしたかのように、よたりよたりとヘルタースケルターへと歩く姿は産まれたての子鹿を思わせ。
    そんな動きでは当然迎撃になぞなる筈もなく。
    弾丸は鈍いを立ててオートマタの装甲を食い破る。内部から腐食していたのだろう、本来よりも遥かに早く引き千切れるようにして装甲は砕かれて。

    「あーあ、ぜぇんぶ壊れちゃった」
    「じゃっ!私休憩しよっと」

    内部から黒く濁った『脂』のような液を撒き散らしながら倒れていく。
    全六頭の機械の兵士、言うなれば『腐臭漂うオートマタ』はここで全てがその機能を停止して、暗がりでよく見えない内容物を溢していく。
    一段と、腐臭が強くなる。
    戦場の中心となるセイバー達の激しい動きで巻き上がるように、肺を冒し嗅覚へと爪を立てる毒はこの場にいる生徒達に『死』を確かに予感させる。

  • 1651じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/18(日) 20:26:24

    「……大丈夫、やれるよ」

    それを、才羽モモイは振り切る。
    未だ手元はブレるが、腹の中の物を吐き出して頬を叩き、太ももに力を入れる。
    その姿に、アリスもまた感化されて、ライダーへの『妨害』となる攻勢へと躍り出る。

    「モモイっ!……分かりました。
    アンデッドには───光属性の攻撃です!」

    モモイが無理をしてでも立ち上がった、それを理解したアリスはその背を摩るのをやめて、光の剣を強く握りしめる。
    光の剣はその出力から一撃は大きく、されど連射には適さない。
    故に一撃。
    渾身を込めた粒子の砲撃によって、影を踏む事すら叶わぬ三騎の戦場に風穴を開けんと狙いを定める。

    『(キャスター……アリスが撃つ気だから、タイミング合わせて)』
    『(承知した……お前もあまり無理をするな)』
    『(だいじょーぶ。まだ、いけるよ)』

    だが当然、戦場で待ってくれる筈もない。
    チャージという隙で、そしてモモイ自身まだ復調しきったわけでない以上。
    どうしても攻めの手は緩まる。
    だが、足音は聞こえた。

    「来てくれたんですねっ!───アズサちゃん!」

    後ろを振り向く必要もない。
    聞き馴染んだ5.56mmのマズルフラッシュに合わせた軽快な足音。
    そのまま勢いをつけて滑るようにヒフミの横へと降り立ったのは彼女達の中ではアリスと並んで抜きん出た戦力であり。

  • 1661じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/18(日) 20:27:28

    「お待たせ、ヒフミ……間に合って良かった!」


    単独での対サーヴァント戦経験すら有する阿慈谷ヒフミの親友。

    白洲アズサ。

    愛銃「Et Omnia Vanitas」、それにエンジニア部が手掛けた『精密スコープ』を装備し、(1.いつもの制服、2.パジャマ、3.スカルマン着ぐるみパジャマ、4.ハナコプロデュースのネグリジェdice1d4=1 (1) )姿での参戦。

    即座にそのスコープ越しにライダーを見据えてからの、息もつかせぬ『攻撃』。

    弱点、人体の急所への的確な攻撃によるセイバー達二騎へのアシストとなり、アリスの砲撃を待つ時間を確実に確保する。

    その銃火は戦況を優勢へと運ぶ福音。

    誰の目から見てもその筈。だが、


    「一人増えた……面倒だね」

    「カヨコ課長、あのっ、やっぱり私達も……」

    「いいっていいって、ハルカちゃん。アルちゃんどころか本当はライダーちゃん『一人でも十分』なんだから」


    オートマタの全滅を受けて、いつの間にか後方のカヨコ達へと合流したムツキは軽く言ってのける。

    朝日は東から昇るのと同じように、時が経てば夜になるの同じように。

    セイバーとキャスター、二騎を相手取ってたった今も劣勢を強いられるライダーこそがこの戦場で最も『強い』と確信していた。


    そして、その言葉は少しずつ姿を滲み出す。

  • 1671じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/18(日) 20:28:31

    「驚きました、その身体でよく動きますね」

    キャスターの大振りな攻撃。
    跳び、叩き、振るい、砕かんとする鉄塊。
    本来スキルによってその敏捷は下がってしまうが、それでも付与された二重の補正。
    そしてモモイが施した『魂の改竄』によって、重装甲な見た目から想像できないほどの『敏捷』さを見せつける。
    だがそれはライダーにとって言葉ほどの驚愕を与えはしない。

    「ぐッ……ご、おぉ、……ォッ!」

    瞬間の挙動。
    それだけならばキャスターのそれはセイバーどころかライダーすら凌ぐだろう。
    だがその速さをライダーは埋めてのける。
    スキルでも宝具でもない。
    純粋な戦闘の『勘』。

    時に、格闘技経験者であれば一度は体験した事があるであろう。
    思考よりも早く身体が反応して最適な一撃を放つ……そんな『勘』任せの攻撃を。
    勘とは即ち、積み重ねた経験、体に覚えさせた体験による超高速の脊髄反射。
    あの時はこうした、あの時はああしたら上手くいった、この時はこうしてしまったから敗北した。
    そうして人は累積した過去の経験に基づいて、時として思考するより早く、最適な選択肢を手に入れる。
    それが、戦闘における『勘』。

    ライダーのそれは戦士としての鍛錬から生まれた物でも戦争で磨いた技術でもない。
    ただ迫り来る侵略者をたった一人以外、皆殺しにし尽くす戦いを経て培った最適な己の肢体の動かした方。
    身体内適応力、或いはボディコントロール。
    その長い手脚を、優れた体幹を、高い身体能力を、どんな時・場所も問わず発揮できる程に完成されたコントロール技術と蓄積された『敵との戦い』の経験。
    それによってライダーは己を圧倒するステータスのキャスター、その直線的な動きを封殺し、172cmという恵まれた体躯から放つ重たい一撃を鎧の奥へと通して確かに打ち込んでいく。
    このままいけば、躍起になって蝶を捕まえようとする幼童のように、疲れ果て、いずれはキャスターの敗北となるだろう。
    そう、一体一であるならば。

  • 1681じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/18(日) 20:30:31

    「……ッ!『彼女』と同様に、やはり『貴方達』は面倒ですね……!」

    風王、凱旋。
    ライダーの踊るような一撃離脱とその動きに合わせて周囲を取り巻き肌を斬り抉らんとするかの如き鎖の包囲網。
    それらを『敏捷』により掻い潜っての牽制。
    ライダーの喉笛を切り裂かんと閃く風に、即座に彼女も後退。

    「キャスターッ!そちらはッ!?」
    「問題───ないッ!前を見よ、セイバー!」

    睨み合いはごく短時間。
    蒸気を連続して噴き上げてじぐざぐと低空飛行しての突貫を敢行するキャスターに合わせてセイバーも動く。
    その挙動の大きさと出力から夜霧を生むキャスターに合わせて、風王結界の出力を調整し自身の視界を確保しながら駆け、斬り込む。
    一閃、逆風。
    重ねて、右薙。
    転じて、左斬り上げ。
    踏み込み、斬る。
    ライダーの点から点へと移り動く超高速の機動に対して、確実に合わせ鋼鉄同士の悲鳴を廃墟に響かせる。
    そして、受け回し。
    火花を逬らせての攻防の最中、立ち位置を替えてキャスターの一撃を当てやすいように誘導。
    ヒフミ達の援護、そして。

  • 1691じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/18(日) 20:32:12

    『(撃つよ───今ッ!)』
    『(承知……ッ!)』
    『(セイバーさんっ!)』
    『(ナイスタイミング……だッ!)』

    天童アリスが引き鉄を引く刹那、二騎は念話による指示を受け合わせて反転。
    キャスターは蒸気の逆噴射で僅か上空に。
    セイバーはくるりと回転しながら身を投げて後退。
    瞬間。
    ライダーの居る空間に『空き』が生まれ。

    「この一撃でッ……光よッ!」

    放たれる奔流。
    光の剣:スーパーノヴァの一撃。
    それに包まれること数瞬。
    全身に火傷痕を残すライダーへと、キャスターは再度の吶喊。

    「鉄槌───一撃ッ!」
    「くっ……か、は……ッ」

    剛打。
    ついにその一撃は届く。
    確実に芯を捉えたそれはセイバーとの連携、アリスの砲撃、そしてアズサの追討によって更なるダメージを重ねていく。

    けれど。

    「(このまま押したいけば勝てる……その筈なのに。なんだこの、胸騒ぎは……?)」

  • 1701じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/18(日) 20:35:29

    セイバーの脳裏に、胸中に。
    痛むように焦りが奔る。
    『直感』する、何かが可笑しい。
    サーヴァント二騎、それに匹敵するキヴォトスの生徒による猛追。
    間違いなくライダーの霊基へ痛打となった。
    消滅と行かずとも、同じ状況ならセイバーは撤退すら視野に入れると考えて。
    だからこそ焦燥感が、不安感で彼は苛む。
    目の前に対峙し幽鬼の如くふらつく女が、未だ戦意を失っていない事を。

    その『直感』は果たして。

    「まだ踊り足りないけれど……そろそろいい頃合いかしら?」

    正しかった。

    「……ッ!ヒフミ、急いで拠点へ……ッ!」
    「アリスよ、モモイを連れて離れよッ!」

    軋む。
    稲妻を撒き散らして騎兵から溢れる魔力。
    瞬間、念話を使う事すらせず、はっきりと二騎は口に出して撤退を指示した。
    だが。

  • 1711じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/18(日) 20:36:05

    「ライダー、宝具なんて使う必要はないわ」

    騎兵の主人は嘲笑する。

    「どうせまだ『誰も彼も』不完全なのだから」

    馬鹿らしい。
    あの男を除けば、まだこのキヴォトスで『真っ当な宝具解放』が出来ないというのに。
    今のライダーの宝具に怯えてどうするのかと。
    そう嗤って。

    「それよりも格の違いをきちんと教えてあげましょう?」

    この地の全てを見下すように背筋の正し、だらりと右手を掲げる。
    月明かりの下、それ以外の光源はなく。
    青白い月明かりと重い影のみが合わさる中で、彼女は戦場全てに響き渡る号令をかけた。

    「令呪を以って命ずるわ



    ───文字通りその身一つで蹂躙しなさい」




    世界が、悲鳴を上げた。

  • 1721じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/18(日) 20:37:26

    ヒフミ達の判断は正しかった。
    令呪。
    その単語を聞いた瞬間に、切れるスキルを全て使用し、その恩恵によって向上した『耐久』を以ってして凌げという指示を念話で出しつつの後退。
    この上なくマスターとして正しい状況判断、そして一瞬の行動。

    「何人も───」

    正しい選択だった。
    その命を受けた二騎は魔力を、蒸気を放ちながら吶喊する。
    間違いなく、今宵最高の出力であろう。
    既にライダーは棒立ち。如何に優れた『耐久』であっても凌ぎ切れるはずはない。



    「───私の前に立つな」



    ただ一言。
    静かな声が紡がれて、ヒフミ達の考えは捻り潰された。

    「ぁ……ぇ……?」

    ライダーの行動を咎めんと『妨害』の一手をしていた人差し指に力が入らなくなる。
    引き鉄にかかったまま、動いてくれず。
    そのまま、ヒフミ達を強烈な『圧力』が襲った。

    原始、言葉とは『神秘』である。
    人類が手にした叡智の始まりであり、その神秘性はサーヴァント達の知る神秘の荒廃した現代でもなお強く残っている。
    ならば、これは。ただ一言、たったそれだけの『音』が。『空気』を揺さぶり『耳』を冒し。

  • 1731じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/18(日) 20:39:35

    「……ぁ」

    まずオートマタの腐臭で気分と体調を悪化させていたモモイが意識を刈り取られた。

    「……ぅそだ……こんな、いや……ちが……ごめ、んなさい……まだむ……さお、り……だめ……し、て……」

    次に全身を掻き抱くように、何かを思い出して怯えた眼をしたアズサが震えながら意識を手放した。

    「あ、ずさ……ちゃんっ!……もも、いちゃん……っ!」
    「くっ……これは空間自体、に?……損傷、なし……ですが測定値に、異常……がっ!」

    残る二人、ヒフミとアリスにも異常はあった。
    呼吸が出来ない。まるで粘性の高いプールにでも沈められたかのように、胸の上に高重量の重石でも重ねられたように。息をして、吐く、その単純動作すら早々に許されない程の『圧迫感』。否、『恐怖』。生物としての本能的な畏怖を呼び起こす一声に、誰も彼もが異常をきたす。

    「……ッ!この、重圧……はッ!?」
    「くッ……もたん、かッ」
    「(サーヴァント……いやこの規格は……ッ!?)」

    それでもなお、届く物はあった。
    全てのスキルを切るという判断、そして。

    「ガンバレ、ガンバレ。マケルナ、マモレ、マモッテ」

    気付け薬のようにセイバー達の背中に放たれた弾丸。ヘルタースケルターからの援護射撃で、その脚に活力を漲らせ、もう一歩を踏み出し。

    「残念ですね───もう少し早く令呪を切るべきでしたか」

    ライダーへと最後の一撃を与えた。

  • 1741じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/18(日) 21:03:05

    最後の攻防、それを制したのはセイバー達同盟陣営だった。
    相手には手痛い傷を与え、モモイとアズサが失神した以外、セイバー達は無傷。
    間違いのない勝利。
    である筈なのに。

    「動かん……かッ!」
    「(魔眼、じゃない……これは神霊やその類の『権能』に近い……ッ)」

    両騎共に片膝を突く。全身を苛む痛みと不安感。呪詛の類か、否。セイバーの推測通り、これは神域のスキル。文字通り生物種としての規模の違いが形となった『音』という名の支配。

    故に勝者は膝をつき、敗者が頭上を見下ろすという構図が生まれる。
    そして。

    【Recommend BGM……〈the world is tumbling down〉】

    「えー、もう終わり?なんかさぁ。つまんなくない?」

    けらけらと笑う声。
    もっと遊びたいと、少女は言って。
    がりり親指を噛んで、千切れたそこから一雫。
    血を地面へと注ぎ。
    魔法陣が描かれて、九頭のオートマタが呼び出される。

    「ムツキ、使いすぎ。勿体無いでしょ?」
    「いいじゃん!いいじゃん!どうせこの大きな拠点まるごと貰っちゃうんでしょ?きっと中には山ほど資材あるから少しぐらい使っても大丈夫だよー!」

    血泥から九頭の腐臭漂うオートマタが生まれる。
    どくりどくりと黒い脂を垂れ流して。

  • 1751じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/18(日) 21:03:35

    「7日間かけて用意した物よ。ムツキ、あまり無駄遣いはよしなさい」
    「大丈夫だって!こんな広いとこ見て回ったら大変だしさ!怪物くん達に任せちゃおうって!」

    その言葉に溜息を漏らしたアルは右手を振り、その影から八頭分の腕が伸びる。『魔術』による簡易的な召喚。

    「それにほら、ミレニアムのちびっ子ちゃん倒れちゃったけどセイバーとキャスターはまだ元気そうだし───やるならきっちり殺さなきゃ」
    「ムツキ課長……そ、そうですよね!殺さなきゃ、殺されちゃう……だから殺さなきゃ殺さなきゃ殺さなきゃ……ッ!」

    叫ぶハルカは足を鳴らして、それに呼応して血のぬめりを見せる魔法陣から十頭のオートマタが召喚される。

    「───そうね」
    「社長……止めてよ」
    「よく考えてみれば大した無駄遣いにはならないわ。もう妨害できるのはヒフミとそこの機械だけなら数ですり潰してからゆっくりライダーで始末すればいいもの」

    その言葉に眉根を寄せてから、疲れたように肩を落としてカヨコもまた愛銃を空へと向けて空砲を一つ。それに呼応して、影がどろりと形を変えて六頭の悪意がまた産み落とされる。



    「───さて、悪いけど」



    総勢四十二の悪鬼、その軍勢。
    腐臭を漂わせ、膝をつく両騎にじりりと迫る。
    その手は無論、ヒフミ達へも伸びんと近寄る。

    「貴女の願いはここでおしまいよ、ヒフミ」

    それは濡れた決別だった。

  • 1761じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/18(日) 21:04:41

    はい、というわけで今から全力で新しい分を書いてくじゃんね☆
    今回総決算だから出さなきゃいけない情報が多すぎるじゃんね……

  • 1771じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/18(日) 21:24:44

    【7日目夜・特殊イベント】

    【廃墟・セイバー/キャスター同盟拠点】

    勝利した、筈だった。

    スキルだって全て使った、間違いなく勝った筈だった。


    「ヤメテ、ヤメテ」

    「タベナイd、タベn……i……デ」

    「ニゲ……テ、ニ……g……」

    「go……めん、n……あ……りs……ちゃ……」


    咀嚼音が聞こえる。四つ這いになったオートマタが本来あるはずのない口を開いて、ヘルタースケルターさん達を『食べている』。

    私たちを守ろうと動けなくなった囲まれかけた私達とセイバーさん達を庇って前にでた七機の彼等は。

    後詰にいた三機のヘルタースケルターさん達に私達を託して壁となってくれて。

    そんな彼等が食べられている。


    「えー!?これだけの数しかいないの?7日しかなかったなら、もっと作ってるよね?」

    「どうせまだいるでしょ……この場にいるのが十機……ああ、残りはもう3+dice1d7=1 (1) 機だけど。それなら後詰合わせて20機か、それともその倍ぐらいかな?」

    「あ、ああアル様っ!やっぱり『もっと』呼び出すべきでは!?壊さなきゃ壊さなきゃ壊さなきゃ!」


    破壊される。必死に抵抗する。銃を撃つ。銃を撃つ。


    「やめて、やめて下さいっ!アル、可笑しいです!こんなの、いや……!アリスのお友達を!ヘルタースケルターさん達を食べないでっ!!」


    撃つ、何度も、何度も。アリスちゃんの大砲も、私の銃も。撃って、何体もいつものようにオートマタを破壊してるのに。


    「やめて?馬鹿ねアリス……戦争なんだから、もう止まれる筈ないでしょう?」

    「……ひぅ」


    息を呑む。

    また彼女達の足元からdice7d7=7 1 7 6 7 3 7 (38) 『機』のオートマタが生まれる。這い出てくる。地面を這って、前が見えないように周囲を見渡して、動物のように四つ這いで駆け出して、壁となってくれてヘルタースケルターさん達へと群がる。

  • 1781じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/18(日) 21:41:22

    「やだやだやだっ!やめて、助けてヒフミっ!助けてキャスター!助けてモモイ!起きて!起きて下さい!怖いです!アリスを助けてっ!!」


    駄目だ、さっきまでの圧力もまだ消えていない。

    なんとか動いていたけど、このたった数分の出来事で完全に足がすくんでしまった。

    アズサちゃんもモモイちゃんも意識がない。私は圧力で動けない。アリスちゃんは完全に錯乱し始めてる。まずいです───。


    「すまない、ヒフミ。ようや、く……落ち着いてきたかな」

    「う、む……この重さにも慣れた、ところ……だッ」

    「お二人とも……っ!」


    2分足らずの惨劇に、対応しきれずにいて。

    それで銃を撃ち続けたのは功を成した。セイバーさん達が立ち上がる時間を稼ぐ事が出来た。


    「あ、立っち上がれてるじゃーん!」

    「追撃をしませんでしたからね……カヨコ、回復感謝します」

    「うん、もう大丈夫そうだね。社長、もう十分でしょ?さっさと宝具でもなんでも使って終わらせよう」


    その言葉に私も頬を叩いて立ち上がる。


    「ヘルタースケルターさん達、三人をお願いします───アリスちゃん、逃げて下さい」

    「ぁ……ぇと、えと、……ひふ、み、?……ヒフミ助けて、下さい……?」


    混乱してる、もう何を言ってるのかも分かってない様子だ。無理もない、あの七機の残骸が転がって、それを目の当たりにした。

    まるで飢えた野犬が久しぶりの肉を食べたように、汚らしく、惨たらしく彼等は機械兵に咀嚼され続けている。

    最後の一機も必死に抵抗しているのをねぶるように少しずつ壊されていって、そうしている間に私達が壊したdice1d42=23 (23) 機のオートマタなんて物の数でもないと言わんばかりの数が、少しずつ、包囲網を狭めている。

    時間がない。

  • 1791じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/18(日) 22:01:04

    「キャスターさん、退くタイミングはお任せします……『モモイちゃん』と皆んなをお願いします」
    『(セイバーさん……宝具の準備を)』

    念話と声、どちらもでこれからの事をお願いする。
    最悪の場合、私はここで『脱落』だ。この前のマリーちゃんとの戦いの映像でアルさんが言った言葉。
    『───ここで伊落マリーを殺しなさい』
    あれが本当なら、きっと私も危ないかもしれない。
    それでも『モモイちゃん』がいる、同じようにこの聖杯戦争を止めたいと言ってくれた、ハッピーエンドを目指そうと言ってくれた友達がいる。
    なら、ここは。まだ動ける私が時間を稼ぐ。

    「……アルさん」
    「あら?何かしら……ヒフミ」

    アリスちゃんの声は遠ざかっていく。ちょうど三機ヘルタースケルターさんが残ってくれてよかった。

    「どうして……いえ、どんな願いがあってアルさんは戦うんですか?」
    「あら愚問ね───聖杯、アレが欲しいのよ」

    魔力を回す。私の魔力、それから持っているまだ名前の知らないオーパーツ。それらの魔力を感覚だけれどそれらを流していく。

    「ただ、欲しいから……私の知っているアルさんはそれだけの理由で馬鹿みたいな真似、しませんよ」
    「今際の世迷言、有り難く頂くわ。そしてお返しよ……知らなかった?貴女の知っている陸八魔アルは『全部』じゃない」
    「そうだとしても、私は友達を信じてます……貴女は理由なくこんな事する人じゃない」

    それでも僅かに足りない。

    「……だとしたら?どんな理由なら納得するの?御涙頂戴の三文芝居がお好みかしら?素敵ね……理由があれば『殺していい』だなんて」
    「アルさん達が泣かなきゃいけない理由があるのなら、私は納得して───それから止めます。その行動も、涙も」
    「……ッ」

  • 1801じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/18(日) 22:10:02

    深呼吸する。隔壁が降りた音がする。恐らく簡易的な物だろう。少なくともこれで後方の安全は確保された。残り57機のオートマタ、アルさん達4人、そして、ライダーさんを相手取るのに後ろを気にしてはいられない。
    魔力が足りないからなんだというんでしょう、ここで何とかしなきゃいけないんです。

    「……もう、やめよう社長。あの子、多分ここで脱落させないと面倒だよ」
    「アル様……私がっ!」

    勝たなきゃ、ここで。守らなきゃ、皆を。止めなきゃ、アルさんを。
    間違いなくまだライダーさんは手の内を隠してる。
    なんの躊躇もなくオートマタを呼び出してるのもそうだし、アルさんはライダーさんの戦闘能力をセイバーさんとキャスターさんを合わせても上だと見積もってる。令呪がどれぐらい持つのか、……。

    『(セイバーさん……令呪、使います)』
    『(君に任せる……大丈夫、必ず切り抜けて君を友達の元へと返す)』
    『(えへへ……はいっ信じてます)』

    ───令呪を切ろう。
    それなら宝具は打てる、この状況を打開できる筈。
    まだ使った事のない右手の甲に刻まれたその刻印を左手でそっと隠すように包んで、決意を固める。

    「黙っていなさい、ハルカ、カヨコ……どちらにせよ、敵は全員殺し尽くさなきゃいけない。私のすべき道はただそれだけよ」
    「させません、アルさんに人殺しなんて……私が止めます」
    「……出来るのかしら?数の利ぐらい、理解できるでしょう?それとも……打開できる宝具でも?」

    宝具を打たせたい狙いでしょうか?カウンターのような宝具なのか……それとも宝具発動自体がデメリットかあるいはこちらの宝具ではこの状況を打開できないと知っているのか。
    ……どちらにせよ、やる事は変わらない。

    「分かりません……でも」
    「まだ本当のアルさんの『気持ち』を聞いていないのに、こんなところで止まれません、負けません。私は……必ずアルさんの本当の気持ちとちゃんとお話しして向き合って、こんな戦い終わらせたいんですっ!」

    深呼吸する。スキルがなんだ、宝具がなんですか。サーヴァントが怖いとかそんなの私は言ってられないんです。友達がずっと暗い顔してるんです。人を、殺さなきゃと言っているんです。私の後ろにも守りたい友達がいるんです。
    だからもう『恐怖』はない。

  • 1811じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/18(日) 22:25:05

    右手の甲が疼く。左の掌で隠したそれに僅かに光が灯り出す。熱く、痛く、鋭く。全身に魔力が駆け巡り始める前兆を感じる。

    「もうさ……やめよ、アルちゃん。あの子駄目だよ、多分終わらせてあげなきゃ、いつまでも私達の邪魔になる」
    「……分かってるから、黙りなさいムツキ」
    「はぁ……分かってないからさぁ……言ってるんじゃんッ!!」

    だんと、ムツキさんが足踏みをして四つ這いだったオートマタが立ち上がり整列を成す。
    まるでそれはストックを持ち、鈍器のように構えている。

    「ここで殺さなきゃ駄目だよ、アルちゃん。アルちゃんがやらないなら、私がやる」
    「ムツキ課長……いいえ、私がっ!」
    「やめなよ、二人とも……でも、社長。私もムツキに賛成だよ。殺すかどうかはともかく、あの子は多分、ここで脱落させなきゃ駄目」

    その言葉にアルさんは。

    「……そうね。話はお仕舞い。第二ラウンド、始めましょうか」

    右手で顔を覆いながら、そう小さく、でもはっきりと私に届くように言った。

    「……ヒフミよ、問答は十分か?」
    「すみません、キャスターさん。お待たせしましたか?」
    「問題ない……お前は何も臆するな、必ず我がモモイの元にお前を連れて帰る」
    「ありがとうございます」

    雲海のように群れを成した赤黒く脈動するオートマタの軍勢。その先陣にいて静かにこちらを見ているライダーさんは眼帯をするりと取り外し、目を瞑っている。魔眼の用意、ですね。相手も先ほどは出し惜しみしたスキルも全部使うつもり、ですね。
    ライダーさんからは紫電が溢れる。セイバーさんは風の勢いが徐々に弱まってまるでその剣の周りの空気が解けるように、でも反対に彼の周りは渦巻くように魔力が漲って。
    互いが臨戦体制を取る。

  • 1821じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/18(日) 22:32:55

    『(……いきます)』

    一声、セイバーさんに声をかけて。
    私は───。










    「令呪を以て第一のマスターが命ずる」



    【Recommend BGM……】



    「宝具でライダーの従僕を討て───アサシン」




    「ああ、承知した『マスター』」

    【〈Black Suit〉】

  • 183二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 22:41:36

    漁夫の利だぁー!

  • 1841じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/18(日) 22:49:14

    「特別だぞ?ちょっぴり……本気だッ」

    月明かりの下、誰かが跳ぶ。
    御伽話の兎のように軽やかに月と重なるようにして。
    至極色の戦衣装を纏った誰かが真紅の槍を携えて、夜の空に舞って。

    「さあ、久方振りだ。影の国へ連れて行こう」

    その槍は。

    「蹴り穿つ死翔の槍───ッ!」

    幾十にも矛先を『増やして』オートマタへと襲い掛かった。



    土煙が晴れる。そこには、百舌鳥の早贄のように胸部を串刺しに、いえ、胸部だった場所にぽっかりと穴が空いて地面に倒れ伏したちょうど五十機のオートマタがあった。

    「おや?少し逃したかな?」
    「久々でしたからね、あちらを使われれば良かったのでは?」
    「私の国にあんな不出来な物はいらん」
    「クックックッ……それはそれは。さて」

    思わず、腰の力が抜けてしまう。いつの間にかアルさん達はいなくなっていて、代わりにそこにいたのは。私に向かって相変わらず表情のよく分からない顔で笑っているのは。

    「お久しぶりですね、阿慈谷ヒフミさん……お元気そうで何よりです」
    「マスター、儂より前に立つでない……久しいな、セイバーのマスターよ。壮健であったか?」

    聖杯戦争の監督役だと名乗った黒服さんと、彼をマスターと呼び、あの夜に私を殺そうとしたアサシン、さんだった。

  • 1851じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/18(日) 22:51:37

    はいというわけでアサシンのマスターもここで開示じゃんね☆

    総決算じゃんね☆

    残り1時間ぐらいやるじゃんね☆

    ちょっと巻きで行くじゃんね☆

    安価も……一回ぐらいはしたいじゃんね☆

    >>183

    漁夫の利しつつセイバー陣営にセールスじゃんね☆

    上手い手じゃんね☆

  • 186二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 22:53:59

    黒服だったか

  • 187二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 22:56:14

    やっぱ、聖杯戦争の監督役は信頼も信用もしちゃダメだな

  • 1881じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/18(日) 22:57:47

    言い忘れてたけど今回壊れたヘルタースケルターは話の流れの都合で1が壊したから明日の生産分で+7補填するじゃんね☆

    旧劇みたく捕食シーンやりたくなったから食べちゃったじゃんね☆

    アリスちゃん折角(舞台裏で)仲良くしてたのにごめんねじゃんね☆

    だから戦闘イベントで壊れたわけじゃなく1の都合でやっちゃった分は補填するじゃんね☆

    安心してほしいじゃんね☆

    >>186

    黒服だったじゃんね☆

    >>187

    まままま待って欲しいじゃんね☆

    まだこっから信用できるかもしれないじゃんね☆

  • 1891じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/18(日) 23:26:44

    「感謝するぞ……アサシンとそのマスターよ」
    「うん?……ああ、よいよい。ライダー共が少々目に余ったからな。お主らはついでよ、ついでよ」
    「ヒフミ、立てるかい?」
    「あはは……ちょっと力抜けちゃっ……ひぅっ!?」

    ま、ままままたです!また横抱きです!了承なく!信じられません!

    「悪いけど、文句は聞かないよ───敵かどうかも分からない相手の前、だからね」

    けれどセイバーさんは有無を言わさない様子で、私を横抱きにしつつも、しっかりと逆手に剣を持ったまま警戒している。

    「ふむ、随分と警戒されていますね……貴方と言葉を交わすのは初めてになりますか。初めまして、私はこの聖杯戦争の監督役を勤めます───『黒服』とでもお呼び下さい」
    「アサシンを引き連れて随分な挨拶だね───監督役がどういう了見だ、アサシンのマスター」
    「クックックッ……これはこれは。私と彼女の関係はあくまでビジネスパートナー、必要に迫られて『マスター』の役を被っただけ。監督役こそが本業で間違いありませんからね……」

    黒服さんの態度は相変わらず変わらない。表情も雰囲気も何一つ崩れる事なく、独特なペースで言葉をかき混ぜる。

    「さて、今宵はもう遅いですから、我々も引くとしましょう……アサシン」
    「ん?お前はもう帰るのか?私はセイバーのマスターともだが、あの勇ある少女の顔を覗いてから帰る。お前も気をつけて帰るといい」
    「クックックッ……貴女も帰るのですよ、アサシン」

    しっしっと犬かなにかを相手にするようにアサシンさんは手を払って、それに黒服さんは疲れた声を出している。表情や雰囲気が変わらない、と思いましたがアサシンさんを相手にする時は少し抜けたような空気になるみたいです。

    「……まったく、軟弱な男だ」
    「ええ、お恥ずかしい事ながら。では帰りをお供しても?」
    「うん、許そう。というわけでだ、また来るとしようセイバー、そしてセイバーのマスターよ。次会う時はゆっくりと語らおう」
    「あはは……勘弁して下さい」

    思わず本音が出ちゃいます。いやだって私この人に殺されかけているんです。なんでこんな何もなかったと言わんばかりに爽やかに対応されているのでしょうか。

  • 1901じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/18(日) 23:34:47

    「さて、それではそろそろお暇しましょう……とはいえ、戦い疲れ極度の緊張にあった貴女に止めを刺すように現れてしまいましたからね」

    「どうでしょう、一つ、或いは二つ」

    「その程度であれば質問を受付ましょう」


    彼はその罅を広げて弧を描いて。


    「私に聞きたい事はありますか?」

    「阿慈谷ヒフミさん」


    笑顔を作ってみせた。




    【安価です】

    【黒服に聞きたい事を一つ、もしくは二つまで】

    【無償で聞く事が出来ます】


    【安価先>>195


    【それでは皆様】

    【よい質問を】

  • 191二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 23:46:09

    聖杯戦争でマスターになるということに「殺し合いの参加者になる」こと以外の意味やデメリットは存在するのか
    とかかな
    少なくともマリーやトキが必死に脱落させてこようとしてる理由の一端は知りたい

    あとは「聖杯ってそもそもどこにある何なのか」
    大聖杯や器について知りたいけどヒフミが知ってる範囲だとこれくらいしか聞けないだろうし

    便利屋が使ってる謎の力について聞くのもアリかな

  • 192二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 23:46:14

    この聖杯戦争のシステム自体に何か裏があったりするのか?について
    ライダーとアルの記憶で聞いた”恐らくこの聖杯戦争でサーヴァントを自害させる事は貴女達に大したメリットを齎してくれない……戦って殺す、それを強制させるシステムです”について

  • 193二次元好きの匿名さん24/08/18(日) 23:48:48

    サーヴァントを失ったマスターはどうなるのか

  • 194二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 00:00:58

    加速

  • 195二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 00:01:11
  • 1961じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/19(月) 00:05:32

    遅い時間になっちゃったのに安価へのご協力ありがとうございますじゃんね☆

    安価の内容は>>195さん(>>192)さんの『この聖杯戦争のシステム自体に何か裏があったりするのか?について。ライダーとアルの記憶で聞いた”恐らくこの聖杯戦争でサーヴァントを自害させる事は貴女達に大したメリットを齎してくれない……戦って殺す、それを強制させるシステムです”について』……になったじゃんね☆

    下に関しては具体的な答えを、上に関しては黒服も今一分かってないから微妙な答えになるじゃんね☆

    黒服も今回の件については実際困ってるじゃんね☆

  • 1971じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/19(月) 00:27:39

    『Q.この聖杯戦争のシステム自体に何か裏があったりするのか?そして自害させるメリットがないという事実について』
    私が今この場で聞かなくてはいけない事。恐らく、目の前のこの大人は『嘘はつかない』が『全ては言わない』。なら、一つは大きく枠を取って少しでも情報を、もう一つは具体的に逃げ場がない事を。
    だから───。

    「質問したい事は二つです。一つは聖杯戦争のシステムについて……他のマスターの方達の動向が通常の聖杯戦争と比べて奇妙なんです。こちらのシステムに不備や裏はないのかどうか。もう一つは」

    あまり気持ちの良い言葉ではない。出来るなら、その言葉や聞くのも口にするのも……そんな未来を考えるのだって嫌です。それでも聞かなきゃいけません。

    「契約したサーヴァントを自害させるメリットがなく、私達マスターは『殺し合い』を強制させられる……その事実の確認を」

    その二つの質問私は彼へと投げ掛けて、彼は。

    「クッ……クックックッ。なるほどなるほど、それはまた」
    「随分と調べられた物ですね。情報戦ではライダー陣営が最も優位かと思いましたが、いやはや、やはり貴女は侮れない」

    笑っていた。痛快だと、心の底から『嬉しそうに』。

    「いいでしょう。まず一つ目の質問についてですが……私にも『分かりません』」
    「まずこのような不誠実な解答を『せざるを得ない』理由をご説明したいところですが、『時間』が足りません。ですから明瞭に一つだけ」
    「この聖杯戦争で用意されたルールと聖杯について、我々の組織、ゲマトリアの人間はそのシステム構築に一切関与していない」
    「謂わば自然発生した『事故』の副産物」

    そう言って彼は表面上は変わらない言葉に、どこか苛立たしげな棘を潜ませて続けた。

    「故に私は何も分かりません……ですが、それをよく知る研究者については知っています。もっとも彼を追うのは時間の無駄でしょう。我々の呼び掛けに応じないほどですから……ただ」
    「彼、『フランシス』は失踪後に一つだけ手掛かりを残しました……それが第七のマスター」
    「恐らく彼自身が召喚の手解きを行った最初にして最後のマスターである飛鳥馬トキさん。彼女達ならば何かを知っている、かもしれませんね」

    そう言ってから彼はくるりと背中を向けた。
    理解する、恐らくもう一つの問いの答えはもっとシンプルになると。

  • 1981じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/19(月) 00:35:31

    「さて、次で『監督役』として、『大人』としてお答えできる物は最後となりますでしょうか」
    「サーヴァントを自害させる事のメリットはないのか……クックックッ」

    彼は顔だけ振り向いて、嘲笑うように、諦観したようにこう答えた。

    「勿論『あります』とも」
    「サーヴァントを『自害』させた場合のみ」
    「そのマスターは『次』のサーヴァントを召喚可能……いえ」

    「強制的に召喚されます」

    「この『聖杯戦争』のシステムは決してマスターを逃す事はありません、必ず犠牲者を生む」
    「そういう風に出来ているのです」

    それだけ言って彼は顔を背けた。

    「む?もう話はよいか?……よし、ではな、セイバーとそのマスター。そしてキャスターよ。次は戦場で相見えよう」
    「……今晩のはあくまでも今の質問に答えたのも『含めて』監督役としての勤め、取り立てて何か返礼を求めるつもりはありません───ただ」

    立ち去ろうとあまりにも無防備に背中を向けた彼等は言葉を一度区切ってから。

    「『取り引き』」
    「それをお望みでしたらいつでも古聖堂へ」
    「私は確かにアサシンのマスターですが、可能な限りは監督役としての『義務』を果たす……そのつもりです」

    そう言って彼らは姿を消した。

  • 1991じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/19(月) 00:50:34

    【7日目夜・⬛︎⬛︎イベント】
    【トリニティ自治区・通功の古聖堂】
    荒々しい息が聞こえる。粘ついた嘔吐、否、血を吐く音がする。繰り返し、繰り返し。痛みに呻く男の声がした。

    「……どれ、薬だ」
    「クッ、クックッ……これ、はこれは……感謝しますよ、アサシン」

    息も絶え絶えといった様子の男は震える手で女から注射器を受け取り己の首筋を刺す。一秒、そしてまた一秒と、力の込められない指先で必死に針管が折れぬようにとプランジャーをのろのろと押し込んで。

    「……ハァ」

    数秒かけて息を整えた。

    「やれやれ、よくもまぁあれだけセイバー達の前で取り繕ったものよ……魔力による過負荷反応、それが宝具発動してすぐに発症したというのにな。うん、その点は褒めてやろう」
    「……クックッ、貴女にそう言って頂けるのなら、十分に誤魔化せたでしょう」
    「うむ、及第点をくれてやろう……貴様が私の『マスター』になると名乗り出た時はどう縊り殺すか悩んだ物だが、まあ猶予はやってもよい」
    「クックックッ……それはまた、なんとも恐ろしい」

    彼らは笑う。痛みもある、苦しみもある。死の予感すら感じ取っている。だが、それでも。

    「とはいえ猶予を頂けたのは幸いです……私はまだ死ぬわけにはいきません」
    「ふむ……聞こうか。何故だ?」

    その問いに、男は笑いを止め、どうしようもなく焦がれるようにして。男は切望するように、空の星に手を伸ばすように。

    「クックックッ……彼の真似事、ですよ。えぇただの『大人の責任』……いえこれは」

    「───大人の⬛︎⬛︎、ですからね」

    そう言い切ったのを、女だけが聞いていた。

  • 2001じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/19(月) 00:56:04

    というところで7日は次のイベントでラストじゃんね……速攻で明日終わらせたいじゃんね☆
    だから今日はあと導入だけ書くじゃんね☆

    黒服も発症したじゃんね☆
    でも頑張って痩せ我慢じゃんね☆

  • 201二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 00:57:00

    なるほど。黒服も魔力の供給路としての負荷は受けてる感じか

  • 2021じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/19(月) 01:04:01

    【7日目/8日目深夜・特殊イベント】
    【Recommend BGM……〈記憶の回廊〉】
    落ちる、堕ちる、墜ちる。
    どっぷりと疲れに浸り、微睡みに包まれて。
    ゆらり、くらり、ぐずり。
    底のない場所へと墜落していく。
    どこまでも深く、ただ深く。
    落ちて、堕ちて、墜ちて。

    気づいたら『其処』にいた。

    まず最初に思ったのは、空が広いということ。
    トリニティは古い建物が多いけれど、やっぱりそこそこビルもあって。D.U.にも高い建物は多い。
    だからこんな風に広く、どこまでも見渡せる空を見るのはアビドスに行って以来で。
    けれどここはあの砂漠とは違った。
    小高い丘の上、ヒースが風に吹かれて踊っている。柔らかい風が頬に当たれば瑞々しい新緑の香りを教えてくれて、それにどこか潮騒の名残りもある。
    森が、海が近いのだと。そう感じた。
    何処なのか、なんてのは分からない。ただ夢なのだという自覚だけはあって。
    私は、丘陵を歩き始める。
    息は切れず、ただ疲れは知らない。はてと、思う。ここに来る前、私は何をしていたのだろう。
    確かすごく疲れ切っていたような気がする。だというのに、今は体が驚くほど軽かった。
    足首にも届かないような柔らかな葉の絨毯を進んでいく。
    誰にも会わず、一人歩いて、歩いて、その先で。

    ───彼がいた。

  • 2031じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/19(月) 01:24:11

    鎧、は着ていない。簡素な服を着ている。古めかしいチュニックに長ズボン。そんな衣装だ。こちらから見える彼の横顔は緊張しているけれど、今よりどこか幼く見えた。まるで、私と同級生なんじゃないかと、そう思わせて。
    それから、じっくり彼の顔を見ていた事に気づいてなんとなく気恥ずかしさを感じて、視線をずらすとソレが目に入った。
    多分、剣、なのだと思います。
    豪奢な装飾や宝石が嵌め込まれた、一目で貴重な物だと分かるそれ。
    そんな物が無造作に地面……いえ、岩へと突き刺さってセイバーさんの前に鎮座している。
    彼はそれを緊張と諦観と希望と、そして『覚悟』が入り混じった表情で見つめている。
    それは神聖な雰囲気で、どこまでも厳かで。
    そして何故かすごく寂しかった。
    彼が、どこか遠くへ行ってしまう。
    そんな気がした。
    だから、私は声をかけようとして。

    『それを手にするのなら、きちんと考えたほうがいい』

    小さな声が、澄んだ青空の中で一つ。
    いつの間にか背中から抱きすくめるように彼の首に細い腕が回されていて。
    真っ白な妖精が一人、彼の耳元で囁いていた。
    どこまで清楚で、潔白で、清廉で。
    それでいて淫靡で、退廃として、嬌艶で。
    祈るように喘ぐように、語るように歌うように。
    彼女は言祝ぐ。

    『それを手にしたが最後───君は人間ではなくなるよ』

    そう告げたその時、彼女の瞳は。
    私を見つめていた。

  • 2041じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/19(月) 01:34:15

    というところで本日の投下はおしまいじゃんね☆
    ようやく『彼女』をお披露目じゃんね☆
    一部の総決算役と二部の導入……になるかもじゃんね☆
    というわけで次回はこの夢の続きをちょろっとした後、素敵で可愛いお姉さんでみんなの妹な彼女と楽しいお喋りじゃんね☆
    安価も少しあるじゃんね☆
    それ終わったら絆上げとか諸々して、8日目午前の行動安価じゃんね☆
    明日は……昼からのんびりするじゃんね☆
    またよかったら遊びにきてくれたら1はすっごく嬉しいじゃんね☆

    というわけで今日は遅くなったのにお付き合いくださってありがとうございました!またよろしければ明日もぜひぜひ遊びに来てください!それではみなさん、お休みなさい……じゃんね☆

  • 205二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 05:57:26

    お疲れ様でした
    LAさん、LAさんじゃないか!!
    LAさん可愛いヤッター!

  • 206二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 07:52:40

    保守
    第2部導入(一部使われないセリフがあるかもしれないです)
    モモイ「勝てなかった相手に勝つにはまず、レベル上げだよ!」
    アリス「勇者よ!ここで己を鍛えるのです!」
    スミレ「ようこそ、トレーニング部へ。」
    コハル「えっ!?マスターが増えたってどういうこと!?」
    ハナコ「この聖杯戦争には、まだ隠された謎が何かあると思います。」
    コトリ「では、解説しましょう!この新センチュリオンちゃんについて!」
    セイバー「いこうか、ヒフミ。」
    ヒフミ「私は、知りたいことが、知らなきゃいけないことがまだたくさんあるんです!」

    〜〜ブルアカキャラがマスターの聖杯戦争〜〜
            第二部開始

  • 207二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 09:07:06

    正直ライダー対策はマスターの支援火力上げより第四スキルへの対策を探すのが一番な気がする
    生徒の支援火力上げたって気絶食らったら意味無いし
    まあそれよりも腐臭漂うオートマタへの対策か、あれさえなんとかすればヘルタースケルターで押し切れているのは事実だし

  • 208二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 10:18:05

    そもそも便利屋はなんであんなもん召喚できるんだ
    ライダーの宝具でそれっぽいものもないし

  • 209二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 10:21:10

    早めにトキに話を聞きに行く方が良さそうだな
    後は、ゲヘナにも行っといた方が良さげ?

  • 210二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 12:33:29

    魔法陣書いて召喚してるってことはそれを書く人物がいなきゃ召喚出来ないってことか?
    なら戦闘になった時便利屋4人を気絶させれば後は押し切れるかも

  • 211二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 12:40:58

    腐臭漂うオートマタをこっちも用意出来るものなのか?
    出来るなら腐臭漂うオートマタをこっちも調達してヘルタースケルターと連携して攻撃させれば勝てるとは思う

  • 212二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 12:45:17

    ヘルタースケルターくんにくさやとかシュル缶積んだら似たようなことできないかな…

  • 213二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 12:54:30

    拠点で戦う際のアドバンテージをもっと増やしていくのもありかな
    ただアルたちがヒフミたちを誘うために街中で暴れるって可能性もあるか
    街中で全面戦争となったら流石にユウカたちも庇いきれないし両者ともに指名手配になる可能性もある
    そうなった時にやばいのはヒフミたちだからな
    アルたちとヒフミたち、街中で激突した時どっちが後からより被害被るかってなったらヒフミたちだろうし
    アルがなりふり構わず勝つつもりならやる可能性はありそう

  • 214二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 13:08:58

    腐臭漂うオートマタ用意するくらいなら普通にヘルタースケルターを数用意した方が安定性は高いかと
    まあ数用意しても今回の戦闘みたいに"セイバーやキャスターの動きの邪魔にならない形で戦列を組むとなると"みたいな理由で数量制限掛かる可能性はあるだろうけど、それは多分他のオートマタとか用意しても同じだろうし
    ぶっちゃけメタ的な視点で言うと、腐臭漂うオートマタ自体ヘルタースケルターのオーパースペックに合わせてのバランス調整な気もするから
    相手のスキル等に合わせた対策の情報を探しつつ程々に戦力を整えるくらいで良い気はする

  • 215二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 13:13:27

    ただ腐臭漂うオートマタをどれぐらい調達してるかにもよる気はする
    仮に500とかなら毎日ヘルタースケルター40機生産しても数で互角にするのはかなり時間がかかる
    あっちもさらに調達する可能性があるし

  • 216二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 13:36:05

    魔法陣から出現って事は召喚を阻止する方法の情報を見つけるみたいなギミックかな?って気もする
    情報の在り処として考えられるのがゲヘナとか?

    というか思ったけど、”7日間かけて用意した”ってのも思えば謎かも?
    アルが第五か第四のマスターだとして第二のマスターであるヒフミがセイバーを召喚したのが1日目とすると、サーヴァントを召喚してすぐに、もしくは召喚する前から準備してたって事になる訳だし

  • 217二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 13:44:36

    拠点周辺で魔法陣書いても召喚できないように出来ないかな?
    それ出来たら楽になるんだが

  • 2181じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/19(月) 14:42:13

    書いてるけどもう15時から投下してくじゃんね☆

    遅筆が書き溜めたって日が暮れるじゃんね☆

    >>205

    LAちゃんは出すけどまあ二部六章のマーリンポジじゃんね☆

    アヴァロン・ル・フェ読み直してきたじゃんね☆

    >>206

    保守ありがとじゃんね☆

    ワクワクするじゃんね☆本編でもワクワクしてもらえるよう頑張るじゃんね☆

    >>207

    第四スキルについてはその場で戦闘イベント用に仕立て直した急拵えだから再調整したり、アイテムとかも考えていくじゃんね☆

    ただメンタル面だから……まだ悩んでるじゃんね☆

    >>208

    シナリオ的にはマスターとの相性が良すぎたのと土地そのものに引っ張られた影響じゃんね☆

    ハイスペックじゃんね☆

    通常霊基のライダーさん自体、相手次第だけど普通に優勝狙えるぐらいの強さなのに磨きがかかってるじゃんね☆

    メタ的には本スレにおける金ピカ王ポジじゃんね☆

    1が別作品用に用意してたのを流用した結果じゃんね☆あっちはもっと碌でもない外法使ったけど

    >>209

    トキちゃんは二部の本筋、願いについて触れるじゃんね☆

    ゲヘナに行くなら純粋にライダー陣営の秘密について探ってく感じじゃんね☆

    >>210

    これ読んだ時笑ったじゃんね☆

    すごい案じゃんね☆一本取られたじゃんね☆

    確かにこれならオートマタの召喚防げるじゃんね☆

    言うてライダーさんはあんまり使いたくないからじゃんね☆勿体無いからじゃんね☆

    >>211

    これはお答えするじゃんね☆

    無理じゃんね☆

    キャスターさんはあれがどういう物か中身について少し触れてるじゃんね☆

  • 2191じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/19(月) 14:52:20

    >>212

    笑ったじゃんね☆

    それはもう違う兵器じゃんね☆

    でも面白いからその手のアイテムも検討しとくじゃんね☆

    >>213

    おっしゃる通り、なりふり構わなくなったらその可能性はあり得るじゃんね☆

    >>214

    数の制限はどうしてもあるかもじゃんね……

    ただ数を揃えておく選択をした時、絶対に無駄にはならないようにするじゃんね☆

    >>215

    大体ヘルタースケルターと日に同数ぐらいじゃんね☆ただ作り方とか人の手が違うじゃんね☆

    >>216

    とりあえずお答えできるのは7日かけての発言についてじゃんね☆

    言われてみると6日でもいいかも……だけど初日は大した数作れなかったって感じにすれば(多分)大丈夫じゃんね☆

    >>217

    魔術的に阻害……となると難しいじゃんね☆

    あのキャスターさん、科学者じゃんね☆

    ただこのやり方ならいけるんじゃって感じのあったらどしどし書いて欲しいじゃんね☆

    >>201

    遅くなったけどお返事するじゃんね☆

    合ってるじゃんね☆

    🎲監督の指示じゃんね☆

  • 220二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 14:58:03

    臭いのダメージを防ぐためにガスマスクを用意してもらうのもありかな
    見た目がアリウスと化すけど

  • 221二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 14:58:43

    思いつく案としては拠点内に大量の監視カメラと水噴射する機械を用意して遠隔で誰かが血を使って召喚しようとしたら水で洗い流すとか?

  • 2221じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/19(月) 15:06:59

    >>220

    あれ実は現象として臭いだけじゃないじゃんね☆

    もうちょっと怖い物……だけどその要因になるのは間違いなく腐臭ではあるじゃんね☆

    仮にガスマスクつけるとなると……1はちゃんと気絶判定とかにボーナスつけるじゃんね☆

    >>221

    なんでこんな面白い案思いつくじゃんね☆

  • 2231じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/19(月) 15:10:28

    セイバーさんは彼女の問いに、一瞬だけ瞠目してそれから、答えた。

    『いいや』

    張り詰めた表情がほんの僅かに綻んだ気がして。
    彼は剣の柄を手に取って。

    『多くの人の笑顔を見た』

    首に回された腕を振り払うように。

    『ならきっとそれは───間違いではない筈だから』

    セイバーさんは黄金の剣を引き抜いた。
    青空へと掲げられた剣は何処までも真っ直ぐで、彼の心を映しているようで。強く、靭く。高く、貴く。彼は剣を掲げて言葉にせず誓いを立てる。きっとこれが彼の原点。彼の始まり。

    『嗚呼、アーサー。君はそれを選択したんだね』

    アーサー、彼はそう呼ばれた。きっとそれが、彼の名前。なんとなく、すとんと落ちた気がした。
    彼によく似合う、彼にこそ相応しい名前なのだと感じる。そしてそんな彼はたった今、『選択』したのだと分かった。これから始まる戦いの日々を、誰かの笑顔を守る為に。全てを棄てる『選択』を。
    これがセイバーさんの、いいえ、アーサーさんの始まりの物語。それはなんだか尊くて、だけどとても、寂しい気がして。私は妙な違和感を感じた。私の知っている今の彼と目の前にいるこの人の間に、何か『足りない』物があると。
    けどその思考は囁くような微笑みと共に風に吹かれてしまった。

    『でも奇跡には代償が必要だ。君はきっとそう……一番大切なものを引き換えにすることになる』

    くすくすと妖精は笑う。楽しそうにたまらないといった風に。何処までもいつまでも、蒼銀の空の下で。彼女は笑い続けて。

    『そしてそれは君もだよ』
    『阿慈谷ヒフミちゃん?』

  • 2241じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/19(月) 15:24:00

    『やぁやぁ初めまして。会えて光栄だよ、異なる星、異なる歴史を歩んだその最果ての子。楽園の霊長、とでも呼ぶべきかな?嗚呼、ボクはただのしがない魔術師さ。今もこれからも『気にする必要のない』端役だよ』

    彼女はその恐ろしいほど整った美貌に艶然と弧を描いていた。人が美しいと、そう感じる物を並べ立ててそこに一匙だけ背徳的なまでの色を載せた真っ白なヒト。それが気づいた時には私の目の前に立っていた。

    『顔合わせが随分と遅くなってしまって申し訳ない気持ちで一杯さ……何せ』

    ふわりと微笑んで、彼女は私の頬を撫でる。蜜のような静かな吐息を、鼻と鼻が触れ合うような距離で感じる。芸術品のような美しさは触れたら最後、何処までも沈んでいく、そんな気がする。

    『ボクは、君にも彼にも。そして旅を続ける彼等にも観測されるわけにいかないからね。特に彼等が『今この星』を観測して万が一でも介入を始めたら何もかにもバッドエンド。そら、誰も蜘蛛なんて見たくないだろう?……嗚呼だから気にしないで構わないよ。そうならない為に、こうやって夢の底に訪れたんだから』

    それだけ言って、彼女は距離を離した。
    人一人分、ちょうど空いて。改めてまじまじと彼女を見る。白いドレス、黒いタイツ、金細工のヒール、そして真っ白な髪と杖。御伽話に出てくる魔法使いとも違う、浮世離れした美女。
    そんな人だった。

    『だからそう、安心して。私が君に会いに来てもなんの心配もない。ボクが君と接触するのを『彼女』は随分と嫌がったけどね』

    くすくすと彼女は笑っている。古い鈴のように優しく角のない穏やかな声で、夢の中なのに眠りへと誘われるような心地がする。それを気づいてか、知らない振りをしてか、そもそも気にしてなんかいないのか。

    『さて、ヒフミちゃん。我が愛しき竜の記憶は今回はここまでだ。なぁに心配いらないよ、彼の真名は知ったんだ。あとは聞いてみるだけでいい。だからここからは』

    『君がこれから歩む物語について話をしていこう』

    彼女はぱちんと指を鳴らした。

  • 2251じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/19(月) 15:37:12

    そうすると、いつの間にかアーサーさんの姿は消えていて、そこはさっきまでいた場所とは変わっていた。そこは風もなく、人もなく、家もない。

    遠くに見える白亜の塔と、一面に広がる花畑だけがあった。


    『ようこそ、我々の星の内海へ。この場所に棲まう住民の一人として、楽園の霊長を歓迎しましょう。とはいえここは影みたいな物だけどね』


    心地良い空気だけがある。不思議と懐かしさすら覚えて、初めて見る景色だというのに安心感があった。


    『他ならぬ楽園の住民に気に入ってもらえて何よりだ。お茶は如何かな?何の心配もいらないよ、少なくとも私が出す食事に限っては体重も魂にも何の影響も与えない……ただの夢でしかないからね』


    気がつけば彼女は精緻な編み込みが施されたガーデンテーブルと椅子を用意して、そこに座っている。

    招かれるまま、彼女の前に私も座った。


    『君の星、君達のいる場所と同期させようとすると我々の人類史だと此処を除けば少々厄介でね。何もない場所だけれど、ゆっくりしていって欲しい』


    そう言いながら薄いラベンダーに星散りばめたような不思議な色のお茶を淹れてくれる。温かな春のような優しい香りがして、思わず頬が綻んだのが分かった。それを彼女は見届けてからふわりと話し始めた。


    『さぁ、改めて自己紹介だ。私はマーリン、花の魔術師』

    『君の旅を見守るナビゲーター。素敵で可憐なお姉さんさ!なぁに、呼び方に困るなら気軽にお・姉・ちゃ・ん♡……って呼んでくれても構わないよ?』


    ぐ、ぐいぐい来ますね。

    どうしましょう───。


    【……】

    【行動安価です】

    【以下の選択肢から呼び方を選んで下さい】

    ①マーリンさん

    ②マーリンお姉さん

    ③花の魔術師さん

    ④レディ……アヴァロン……?(🎲判定になります)

    【安価先>>230

  • 226二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 15:41:20

    まあ無難なのは1?
    4選んだら何が起きるかは気になるが

  • 2271じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/19(月) 15:44:52

    >>226

    (上三つから🎲判定になりますじゃんね☆)

    (好きなの選んで欲しいですじゃんね☆)

  • 228二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 15:45:29

    ①かなぁ

  • 229二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 15:49:14

  • 230二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 15:51:07
  • 2311じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/19(月) 16:10:48

    【Recommend BGM……〈星の生まれる刻〉】
    じゃあ、その……マーリンさん……って呼んでもいいですか?
    『ふふっ、勿論さ。愛を込めて呼んでくれと嬉しいよ、ヒフミちゃん』

    不思議だ。口に出して、声にして喋った筈なのにこの花園に響く音はどこかいつもと違う気がする。まるで念話でもしているようで、それともまた違っていて。謎めいた夢のような、そんな感じです。
    マーリンさんはそんな私へたやす事なく微笑みを向けながら、おかわりのお茶を注ぎつつ語り出す。

    『さて、ヒフミちゃん。君の疑問に一つずつ答えなきゃいけない』
    『まず君が見たアーサーの姿。あれはね、彼の始まりの物語だ。サーヴァントと契約したマスターは、彼らの見る生前の記憶、その回想に引っ張られて夢の中で彼等の記憶を垣間見る事がある』
    『先程までのアレはそういう事なんだよ』

    やっぱり、そのなんだとぼんやりと思う。アーサー、さん。その名前をしっかりと記憶に刻む。大事なお名前だから。

    『さて次に、君をどうして私が此処に招いたか。それはとても単純に君と話をしてみたくなったから』
    『ハッピーエンドを目指す。本当ならお兄ちゃんの方がこういうのは似合うのだけれど、今回ばかりは私が出張らなきゃいけない。何せ、君はアーサー王を召喚したのだから』

    どうやらアーサーさんは王様だったようです。そしてマーリンさんにはお兄さんがいる、らしいです。
    なんとなくそちらの方とも会ってみたい気がします。

    『彼と会いたいかい?うぅん、私が言うのもなんだけど、それはやめた方がいい。きっと君は気に入られてしまうから。ボクぐらいがちょうどいいさ』

    そんな風に告げられると俄然気になりますが、けれどマーリンさんはその話をなかった事にするように続ける。

    『いいかいヒフミちゃん。この物語に初めからハッピーエンドは用意されてない、あるのはバッドエンドだけ。そんな物語を君は歩いて行く、ハッピーエンドという未知の可能性を目指して歩いていく』
    『その価値は計り知れない、その痛みは理解されない、その苦しみはただ君の首を締めていく』
    『この交差点はただ君を追い詰めるだけかもしれない』
    『それでも君はその道を歩いていくと決めたから』
    『ボクは君を応援して、私はそれを見守る事にした』

  • 2321じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/19(月) 16:37:25

    マーリンさんはカップを傾ける。ゆっくりと味わうように舌でお茶を転がしてから。ほっと息をついた。

    『だから今日は無事に折り返しまで辿り着いた君と話す事にしたんだ』
    『君が乗り越えなくてはならない物を知らせる為に』

    そう言われた時、これは忘れてはならないと頭の中で警鐘が鳴った気がした。これを取りこぼしてはいけない、これと向き合わなくてはいけないと。

    『この聖杯戦争に用意された秘密は三つ』
    『一つ目の秘密は代償。これは君の友人が既に辿り着いている。異なる世界の法則が交差した事で生まれた弊害だ』
    『二つ目の秘密は訣別。これからの戦いの中で知るだろう。それはきっと何を選ぶのかという事。誰を犠牲にするのかという選択。君と相対した者達は誰も彼もが持っている情報は違うけど、何を犠牲にしてどの願いを叶えるか決めている』
    『三つ目の秘密は絶望。これはきっと一番最後まで分かっちゃいけない。そして君が向き合い答えを出さなきゃいけない』

    三つの謎かけはとても抽象的で、けれどその中から確実な情報を拾い上げて頭の中で組み立てる。
    一つ目の秘密は私たちの中の誰かがもう気づいているらしい。言わないという事は隠さなきゃいけないと思わせてしまったのでしょうか。でも誰が知っているんでしょう。
    二つ目の秘密は少しだけ理解できる。きっとアルさんやトキさん、そしてマリーちゃんが戦わなきゃいけないと決めた理由。
    そして三つ目は、よく分からない。けど多分。
    今は気にしなくていいのかもしれない。

    『君の考えている通り、三つ目は自ずと知る事になるから気にしなくて大丈夫。これからの物語は二つ目を探す事に専念するといい』

    どうやら私はこれから二つ目の秘密を調べていくのが大事になるらしい。
    でもそれって、どうやって?

  • 2331じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/19(月) 16:38:02

    『四つの陣営の痛みを知る事』

    『誰が何を知ったのか、それを受けて何を考えたのか、その果てにどんな願いを抱いたのか』

    『君がどんな風に探していくのかは好きな方法を選べばいい』

    『始まりの夜から7日目までの足跡を辿るのも』

    『彼女達の仲間にコンタクトを取るのも』

    『そして夜に訪れる彼女達と戦う中で聞くのも』


    『残る7日間は自由なのだから』


    どうやら、彼女達がいた場所やそこでの足取りを調べていけばいいらしい。

    そして、それをするのもしないのも自由なのだという。


    『さて、ここからはもっとシンプルに』

    『君が知りたい事を三つまで答えよう』

    『勿論私は全てを知っているわけじゃないし、答えられない事もある。何故なら君が自分でそれを知らなきゃいけない事だからね』


    『さぁ───何が知りたいかな?』


    【安価先>>240

  • 234二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 16:45:23

    四つの陣営の痛みというのはどういう意味か、五つではないのか
    折り返しと言っていたが7日間が終われば何が起きるか
    ハッピーエンドを目指すためしてはいけないことは
    の3つかな

  • 235二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 16:51:38

    具体的過ぎることを聞いても答えてくれないかもしれないし
    どう動くかのアドバイス的なのにすべきなのかな?

  • 236二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 17:26:27

    サーヴァントを『自害』させた場合のみ、そのマスターは『次』のサーヴァントを強制的に召喚される。この『聖杯戦争』のシステムは決してマスターを逃さない必ず犠牲者を生むシステムだと聞いたが、何故そんなシステムになっているのか?
    そして、その必ず犠牲者を生むシステムにおいて、サーヴァントを倒され敗北したマスターや令呪を奪われたマスターはどうなるのか?

  • 237二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 17:27:14

    これだけはしなきゃいけないことはあるか
    より多くの願いを叶える方法はないか
    犠牲者を生むシステムをなんとかするために必要なことは

  • 238二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 17:28:30

    このレスは削除されています

  • 239二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 17:31:28

    四つの陣営の痛みというのはどういう意味か、五つではないのか?
    サーヴァントを『自害』させた場合のみ、そのマスターは『次』のサーヴァントを強制的に召喚される。この『聖杯戦争』のシステムは決してマスターを逃さない必ず犠牲者を生むシステムだと聞いたが、何故そんなシステムになっているのか?
    そして、その必ず犠牲者を生むシステムにおいて、サーヴァントを倒され敗北したマスターや令呪を奪われたマスターはどうなるのか?
    の3つで良いかな。

  • 240二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 17:32:01

    ある人から、「サーヴァントを『自害』させた場合のみ、そのマスターは『次』のサーヴァントを強制的に召喚される。この『聖杯戦争』のシステムは決してマスターを逃さない必ず犠牲者を生むシステム」だと聞いたが、何故そんなシステムになっているのか?

    そして、その必ず犠牲者を生むシステムにおいて、サーヴァントを倒され敗北したマスターや令呪を奪われたマスターはどうなるのか?

    誰の願いも犠牲にせず進む道は本当に不可能なのか

  • 2411じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/19(月) 17:37:35

    安価へのご協力ありがとうございましたじゃんね☆

    安価の内容は>>240さんの『①この聖杯戦争は必ず犠牲者を生むシステム」だと聞いたが、何故そんなシステムになっているのか?と②必ず犠牲者を生むシステムにおいてサーヴァントを倒され敗北したマスターや令呪を奪われたマスターはどうなるのか?と③誰の願いも犠牲にせず進む道は本当に不可能なのか』の三つになりましたじゃんね☆

    これはマーリンの千里眼的に全部答えられそうじゃんね☆


    ちょっと書いてくるじゃんね☆

  • 242二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 17:44:48

    このレスは削除されています

  • 243二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 18:04:46

    カルデアが来ると蜘蛛が起きるってのは気になるな
    下手に知識があるとまずいことになるんだろうか

    あと『彼女達の仲間にコンタクトを取るのも』についてはカヨコが思うところがありそうな感じだったから接触するのもアリかな

  • 244二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 18:10:36

    蜘蛛がORTのことを指してるならやばいな
    もし起きたら明らかにヤバい危機ではある
    どうやって勝てばいいかさっぱり分からない

    カヨコに接触する場合どうやって接触するかだよな
    直接的な接点もないし
    便利屋が常に一緒にいるならどうやってカヨコだけ離れるかって問題もある

  • 2451じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/19(月) 18:24:20

    >>243

    カルデアの代わりがBBちゃんやLAちゃんじゃんね☆

    >>244

    カヨコちゃん好きじゃんね☆

    かっこいいじゃんね☆

    接触する方法は現地調査とかじゃんね☆

  • 246二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 18:25:29

    今のところサーヴァントがいるだけのブルアカ世界だけどカルデアがくると完全にfate世界と繋がっちゃうとか?

    あとカルデアというかfate側がサーヴァントに対して敬意とか親愛はあっても人ではないと一線を引いているのも解決に悪影響だと思う

  • 2471じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/19(月) 19:00:40

    知りたい事は、沢山ある。

    『いいとも、何でも聞いてごらん』

    ……この聖杯戦争は必ず犠牲者を生むシステムだと聞きました。どうして、そんなシステムになっているんでしょうか?

    『それはねヒフミちゃん。聖杯がそういう風に決めたからだ。例え何度自害させようが関係ない。サーヴァント同士が戦って、倒されて、そうやって必ず勝敗を決着させる。それこそが聖杯戦争であると聖杯は定義付けられたんだ』

    定義づけられている。まるで本当にシステムのようだ。

    『そうだとも。だから自害なんて許されない。必ず殺し合いをさせる。それ以外の決着がルールにないから、その結果以外になったらやり直しになるんだ』
    『もし君が理屈や理由をシステムに求めるのなら……そうだね君達は優先度を変えるべきだ。会うべき者は君達とは違う視点でこの戦争を見ている人だよ』

    違う視点。私の視点はセイバーさんのマスターで、聖杯戦争の参加者。願いはハッピーエンドで。

    『そう、君はその願いの為に戦う選択をした。それが君の視点だ。だけれどその選択をしなかったものもいる。それだけじゃなく、マスターやその関係者に限らなければ他にも沢山友達はいる筈だ』
    『本当にこの聖杯戦争について、三番目の秘密を知りたいなら沢山の場所を歩いてごらん。どんな選択もきっと何かに繋がるとボクは思うよ』

    それなら、他にも聞かせて下さい。

    『さあどうぞ。君の言葉に答えよう。君が紡ぐ物語に彩りを加えられるように』

    この聖杯戦争でサーヴァントを倒され敗北したマスターや令呪を奪われたマスターはどうなりますか?

    『敗北したマスターも令呪を奪われたマスターもその事が原因で死亡する事は決してないよ。それだけは安心してほしい』
    『けれど、私は。そうだね。君だけは令呪を棄てるのをおすすめしない』
    『───君はマスターである責任から逃げてはいけない』
    『なんて、言い方は少し酷かもしれないけれど。私はみすみすお気に入りの子が死に至る選択を取らせるつもりはないんだ』

  • 2481じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/19(月) 19:23:03

    ……私は、マスターを降りたら死ぬんですか?

    『いいや違う。君がマスターを降りたら、最後の最後で君は自分のヘイローを砕く事を選ぶ』
    『……そういう選択をするかもしれないって話さ』

    人任せには、できませんもんね。

    『そうだね。君はそういう子だ。だから私は、君が誰かに戦いを託す選択を選ぶのは正真正銘最後になると思うよ』
    『どうしようもなく時間が足りなくなって、それでも足掻いたビターエンド。それが君が唯一、誰かに己の夢と願いを託して舞台から降りる時だ』

    なら、まだその時じゃありません。降りれません。私はハッピーエンドを目指したいんです。
    だから……教えて下さい。
    誰の願いも犠牲にせず進む道は本当に不可能なんでしょうか?

    『いいや、それこそまさか。君達の本当の願いは必ず叶えられる』
    『けれど君はまだ、誰の願いも知らない』

    ……誰から知っていけばいいんでしょうか?どんな風に探せばいいんでしょうか?

    『それは内緒さ。今この場全てを話しても、この物語はハッピーエンドに決してならない』
    『君達が選択した先で知らなくてはいけない』
    『そうしないとバッドエンドになるからね』

    知る事、選択する事、それをしないといけない。

    『そうだとも。聞くべき人も場所も君達はもう十分に手に入れた。これから先を知りたいならそこからまずは探していくべきだ』
    『勿論、これからの戦いに備えるのも大事だろうけどね』
    『それから。どうしてもこれから先の選択で悩む時は───古関ウイを尋ねるといい』

  • 2491じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/19(月) 19:32:02

    『ああ。彼女は君の先輩なのだから、きっと導いてくれる。だからどうか怖がらずに』

    そうですね、その時はウイさんに色々聞いてみようと思います。

    『……さて、この聖杯戦争にタイムリミットがあるように、この夢にも終わりはある』
    『またいつか、この戦争が終わるその時に会おうね。君の旅に幸いが在らんことを───』

    色々教えてくださってありがとうございました。
    どうかマーリンさんもお元気で。

    『ありがとう……ああ、そうそう最後に一つ』
    『本当に困って辛い時は一人で歩いてみるといい。その時は───甘いお土産を忘れないようにね』

    そう言って、私の意識は浮上していった。



    「出てきたらどうだい?」
    「───情報、出し過ぎですよ」

    そう、むくれて咎める声にマーリンは笑う。
    鈴を転がす音が花園に響く。

    「心配性な事だ。それもまた仕方ないけれどね……ところでどうだい?お茶でも如何かな?」
    「結構です、この後計測しなきゃいけませんから」
    「それは残念。まあ頑張りたまえ、私はこの台で君達の奮闘を見守っているよ」

    そうマーリンは二、三度手を振って。また一人きりになった。

  • 2501じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/19(月) 19:34:52

    はい7日目終わりです!!じゃんね☆
    もう出すもん全部出したじゃんね☆
    きわっきわじゃんね☆
    今から8日目午前の導入考えてきますじゃんね☆
    絆上げとか諸々もするじゃんね☆
    新しい物資も届くじゃんね☆

  • 251二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 19:45:24

    そういえば、このキヴォトスではアーサー王伝説ってどの位の知名度があるんだろうか?
    コハルやアズサ、モモイやアリスも知ってるレベル……なのかな?

  • 2521じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/19(月) 19:55:44

    >>251

    実はそこ、めーちゃめちゃぼかしてるじゃんね……

    とりあえずマビノギオンの由来に対してキャスパリーグってあだ名だったカズサちゃんが苦い顔してるから……多分アーサー王伝説とかそれこそ『マビノギオン』はあると思うじゃんね☆

    本スレだと、めちゃ古い御伽話……ぐらいの扱いでいくじゃんね☆

    アーサー王?ああ、岩から剣抜いた人でしょ?それ以外?さぁ……みたいな感じでいくじゃんね☆

  • 2531じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/19(月) 20:01:38

    忘れないうちに色々処理するじゃんね☆

    【建造したヘルタースケルターの数】

    現在個体数:35機

    建造数:7+dice1d40=21 (21)


    【絆レベル上げ〜5】

    1.あった 2.なかった 3.パフェコミュ

    アーチャー陣営(現在3レベル):dice1d3=2 (2)


    【絆レベル上げ5〜】

    1d100で累計値60以上で絆レベル6に到達。

    端数は持ち越します。

    アサシン陣営:dice1d100=10 (10) (+14)

    バーサーカー陣営:dice1d100=29 (29)


    【絆レベル上げ6〜】

    1d100で累計値70以上で絆レベル7に到達。

    端数は持ち越します。

    ライダー陣営:dice1d100=90 (90) (+11)

    キャスター陣営:dice1d100=57 (57) (+51)


    【絆レベル上げ7〜】

    1d100で累計値80以上で絆レベル8に到達。

    端数は持ち越します。

    ランサー陣営:dice1d100=53 (53) (+10)


    【しーくれっとだいす】

    彼女は明日からdice1d7=5 (5)


    ①誤魔化す、②誤魔化す、③トキとの対談を受けてから考える、④うそつき、⑤誤魔化す、⑥マリーを探す、⑦誤魔化す

  • 254二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 20:04:09

    一向に絆が上がらないアーチャー陣営
    トキもしかして必要以上にコミュニケーション取らない様にしてる?

  • 255二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 20:05:42

    トキ、切嗣がセイバーにしてたようなコミュしてそう

  • 2561じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/19(月) 20:10:56

    頭痛くなってきたじゃんね……

    解釈一致だけど弓陣営は拗らせすぎじゃんね……

    とりあえず下にまとめるじゃんね☆


    現在のヘルスケ数:63機

    【絆レベル】

    アーチャー陣営:絆レベル3

    アサシン陣営:絆レベル5 (累積24pt)

    バーサーカー陣営:絆レベル5(累積29pt)

    ライダー陣営:絆レベル7(累積31pt)

    キャスター陣営:絆レベル7(累積38pt)

    ランサー陣営:絆レベル7 (累積63pt)


    >>254

    真面目に困るじゃんね……

    いや理由も気持ちもよく分かるけど……

    >>255

    やってそうじゃんね……

  • 2571じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/19(月) 20:23:33

    【……】

    【皆様、こんばんは】

    【サポートシステムが起動しました】

    【ダイスを振ります】


    【7日目の全イベントが終了した為、絆レベルの上昇を行います】

    【前回絆レベルが5に到達した為】

    【今回から1d100で判定いたします】


    【成功値60以上】


    【また】

    【早瀬ユウカより物資の提供を受けた結果】

    【味方陣営生徒の数だけボーナスを得るゲームガールアドバンスを所持している為】

    【+8ボーナスとなります】

    【情報取得成功分の+4ボーナスもあります】


    【それでは皆様】

    【良き結果を】


    絆レベル5(累積経験値0pt)

    :dice1d100=28 (28) pt(+12pt)

  • 258二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 20:26:20

    >>257ペッ!ペロロ様!!

  • 259二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 20:27:15

    トキに関してはアーチャーがやろうと思えば読心出来ちゃうし、未熟な娘を見守ってる感じなんだろうか

  • 2601じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/19(月) 20:27:42

    【ダイスの判定を終了します】
    【お疲れ様でした】

    【今回は合計40ptを獲得しました】
    【残り20ptで絆レベルが1つ上昇します】

    【絆レベル上昇判定には各種アイテム等でボーナスがつきます】
    【今後の戦力強化の今でも重要になる可能性があります】
    【またご検討下さいませ】

  • 261二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 20:33:12

    >>259

    それなんてアーチャー父目線×トキ娘扱いの世界よ。

    母役は、ヒマリさんか?

  • 2621じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/19(月) 20:38:05

    とりあえずHP関係は処理しなくて大丈夫だし……

    このままなんか書けるよう頑張るじゃんね……

    >>246

    蜘蛛抜きにしてもちょっとカルデアは……って感じじゃんね☆

    それはそれとしてそこはあるじゃんね……1も自分で書いてて頭痛くなったじゃんね☆

    サーヴァントを死者と割り切れる子がほとんどいないじゃんね☆

    でも本文中に書いたけど、普通無理じゃんね☆

    喋って意思があって温かい、そんな相手でしかも魔術師的な思考も知識も価値観も0……そりゃ割り切れないじゃんね☆

    >>258

    サポートシステムちゃんはサポートシステムちゃんじゃんね☆

    >>259

    だってアーラシュさんだもん……じゃんね☆

    >>261

    ヒマリちゃんは……内緒じゃんね☆

  • 2631じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/19(月) 21:19:37

    【8日目午前・導入】
    【立ち入り禁止区域『廃墟』・同盟拠点(食堂)】
    微かに花の香りがした気がして、目を覚ます。
    アルさんとの戦闘とその後の黒服さんとの遭遇。
    それから拠点に戻っていたアリスちゃん達の様子を見て。それに疲れ切って自室に戻るのもなんだか億劫で、結局食堂のソファで寝てしまったのを思い出す。けど疲れは殆ど残っていませんでした。
    その事を不思議に思いつつ頭を軽く振って、シャワーを浴びに立ち上がって。
    ふわりと頭の上から何かが落ちてきたのに気づいた。
    慌ててそれを手に取ってみると。

    「……そういえば、そうでした」

    淡いピンクに染まる白の花、それはきっと夢の世界で出会った彼女の物。

    『君が必要とした時、一度だけどんな形でも助けてあげよう。ただし一度だけだよ』

    なんて言葉が聞こえてくるような気がした。
    ところでこの花、持ち運ぶとしたらどうしたらいいんでしょうか?
    ……まあ、今はいいでしょう。ほら、ばたばたした足音を聞こえてきましたし。

    「ヒフミ!?すまないけど、なんだか嗅ぎ慣れた香りというか残り香というか気配というかそういうのを感じてね!?君、何か知らないかい?!」

    すごい焦り具合です。どうやらマーリンさんとは因縁浅からぬご関係、みたいですね。アーサー王、といえばアーサー王物語でしたか。昔の御伽話なのは知ってますけれど、具体的な内容までは知りません。一度調べに行ってもいいかもしれませんね。
    それはさておき。

    「はい、どうされました?私、これからシャワー浴びてくるので朝ごはんはまだです。よかったらレタス千切って、炒り卵作っておいて下さい。サンドイッチにしちゃいますから」

    とりあえず二人きりですし、花は髪に挿して。

    「あ、ああ……いや、ちょっと待ってヒフミ。その髪に挿してるの「それから」……い、あ、うん」

  • 2641じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/19(月) 21:31:33

    とびきりの笑顔を作って、この人をからかっちゃいましょう。

    「おはようございます、アーサーさん」
    「あ、うん……おはようヒフミ……いやちょっと待ってほしい。一体どこで僕の真名……やっぱりまさか!?」
    「それじゃあシャワー浴びてきますね!」
    「あ、こら!ヒフミ待ってくれ!やっぱり彼女と───」

    たまにはそんな悪戯もいいですよね?



    【……】
    【……あいてむをかくとくしました】
    【以下のじょーほーをご参照下さい】
    【……はぁ】

    アイテム名:香るひとひらの花飾り
    分類:戦闘補助アイテム/アクティブ
    説明:花の魔術師から贈られた花、それをヒフミが髪に挿したことで存在が固定された髪飾り。
    どんな時でも最高のキューティクルと優しい香りを届けてくれる。
    どうやら一度だけ、もしかすると花の魔術師が助けてくれるかも……しれない。
    効果:戦闘イベント含め、あらゆる状況で一度だけ無償で戦闘域から味方陣営全員が確実に、そして即座に拠点まで戻る事が出来る。

  • 2651じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/19(月) 21:49:44

    【Recommend BGM……〈Usagi Flap〉】
    ブロッコリーは茹でるより電子レンジで済ませた方が栄養が落ちない、らしい。よく分かってはいないけれどそうやって聞いてからそうしている。

    「いいかい、ヒフミ。真名という物は本当に大切な物でね。先ほどのようにみだりに口にしてはいけないし後マーリンの言うことを鵜呑みにするのもとても危険なんだ」

    アーサーさんの用意してくれたスクランブルエッグをトーストした食パンの中ほど、その切れ込みにマヨネーズを塗ってから軽く押し込んで入れていく。

    「大体マーリンはね、ようやく旅を終えたかと思ったら僕をまた理想郷から追い出すし、挙句に自分は好き勝手色んなところに遊びに行くような魔術師なんだ」

    今度はベーコンとついでにその油で目玉焼きを焼き始める。あまり無駄遣いはよくないけど、自分のお財布じゃないという事で、ちょっぴり厚切りにさせてもらっちゃいます。

    「彼女の性質は夢魔なのもあって本当に僕も若い頃から寝ている時にちょっかいかけられてばかりだから分かるけど、決して彼女に気を許しちゃいけないよ。彼女、その気になったらヒフミだって……ヒフミ、聞いてるかい?」

    ベーコンの焼けるいい匂いがする。昨日の腐った海鮮丼か古くなった牛ホルモンみたいなオートマタに比べると全然いい。きっとこの匂いにつられて。

    「もちろん聞いてますよ、アーサーさん」
    「だからね、ヒフミ。真名はそんなに「だめ、ですか……?」くっ……」

    みなさんもそろそろ起き出すでしょう。珈琲良し、紅茶も良し。そういえば今日からドリンクバーも来るんでしたっけ?手軽にコールドプレスジュースが飲めるのはありがたいですけど、お腹冷やさないようにしなきゃですね。

    「二人でお話しできる時、そんなにありませんから。ちゃんとお名前で呼びたかったんですけど……だめですか?アーサーさん」
    「……はぁ。アズサやナギサが苦労しそうだ。君の好きにして構わないよ」
    「はいっ!好きにしちゃいます!アーサーさんっ!」

    そんな風にアーサーさんとお喋りしていたら、足音が聞こえ出す。昨日はたくさん色々あった。不安な事もたくさんある。それは私だけじゃない。
    だからこそ。

    「みなさんっ!おはようございますっ!」

    そんな不安を吹き飛ばすぐらい素敵な朝ごはんと笑顔で、一日のスタートを切ろうと私は思ったんです。

  • 266二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 21:56:13

    >>264

    サポートシステム略してサポ君どうした!大丈夫かぁ!

  • 2671じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/19(月) 22:11:47

    【立ち入り禁止区域『廃墟』・同盟拠点(食堂)】

    「うわぁん!モモイがアリスのベーコンサンド取りましたぁ!」

    「へっへーん!早い者勝ちだよ、アリスぅ!」

    「バカやってないで早く食べちゃいなさいよ、モモイ。この後の予定話すんだから……ほらアリス、私のやつあげるから」


    騒がしい、かもしれないけどいつもの調子の二人を眺めつつ私はアズサちゃん達と食後の紅茶を楽しむ。私の隣に座る彼女も、昨日の怯えた様子は見られない。……心配していたから、今日こうやって食堂で顔が見れてホッとした。


    「モモイ達もそうだが、お前も大事なく目覚めてくれて安心したぞ、アズサよ」

    「心配かけた、すまないキャスター……もう大丈夫、次はあんな事にはならない」

    「うむ。そうならない為にも我も何かしら対策を練らねばなるまい」


    あの時感じた音による重圧。全身に鳥肌が立って、まるでライオンか何かの前に丸裸で立たされているような、そんな捕食者を前にしたような感覚。

    恐ろしいと、本能が訴えかける『声』。

    その対策となると、どんな装備になるのでしょうか。


    「私達も駆けつけれたら良かったのですが……」

    「いや、休めれる時に君達がしっかり休息してくれていたのは正直助かったよ。全員グロッキー……なんてのは目も当てられない」

    「うむ。ライダーだけでなく、あのオートマタも厄介だ。見た目こそオートマタだが、その実中身は魔物の類であろう。臭いだけでなく、存在自体が毒になり兼ねん」


    中身が違う、そうキャスターさんは断言されました。では一体、あのオートマタの正体はなんなんでしょうか?


    「そういえば、遅くなってしまいましたが……」


    そう言ってハナコちゃんはレポートを取り出した。

    今すごい自然にスカートの中から取り出した気がしましたが私はスルーします。


    「こちら、ウイさんから預かった『ゴルゴネイオン』についての追加調査結果です。これに少しでも何かヒントがあればいいんですが……」


    そう言って、私はそのレポート(https://x.gd/2RhQv)を受け取った。

  • 2681じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/19(月) 22:14:06

    ミスったじゃんね☆

    こちらがウイちゃんの調査報告書じゃんね☆

    x.gd

    >>266

    サポちゃんはただいまお疲れモードじゃんね☆

  • 269二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 22:19:21

    ヒフミちゃんマーリンから仕草とか表情学んでない?

  • 2701じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/19(月) 22:28:58

    ウイさんのレポートを読む。中に書かれているのはゴルゴネイオン、そしてそれ関連するとある女神の事。

    「やはり、メドゥーサ……かな?それも女神寄りの側面かな」
    「どういった側面かまでは断定はできんが……真名についてはほぼ間違いないだろう」

    メドゥーサ、さんというのが彼女の真名らしい。短い情報の中ではなんだか、悪い人というより、被害者な感じがする方です。

    「おじ様、セイバーさん。そのメドゥーサっていう英霊の方は強いんですか?」
    「強いであろうな。騎兵のクラスである以上、何を宝具として所持しているかは定かではないが、少なくとも神代に在った土着の女神、そしてギリシャ神話の中でも最大級の知名度を誇る怪物だ……弱い筈がない」
    「……かつての聖杯戦争で、彼女を討ったペルセウスと戦ったことがあるけれど……とても強く賢く手強い英霊だった。流石はギリシャ二大英雄の一角、というべき戦士だった」

    セイバーさんは手こずったとはっきりと言われて、それを聞いてライダーさんの強さが想像以上なのを再確認する。

    「とはいえ問題は奴の真名ではあるまい。令呪を宣言してからの戦闘はほぼないに等しかったが……あれはまともサーヴァントではないな。少なくとも我々が単騎ではそれこそ奴のマスターが言っていた通り『蹂躙』されるのが落ちよ」
    「けど……この前もれ、令呪使って、残り一画……そんなに使ってたら」
    「ユズちゃんの言う通り、トドメを刺し切るわけでもないのにあぁも使い込んでいる。それなら、何かしらの絡繰はありそうですね」

    右手の甲で僅かに光る刻印、私の令呪を見る。
    昨晩こそ使う判断まで追いやられたけれど、果たして三度しかない令呪をそんなに使えるんだろうか。

    「やっぱりさ、私ゲヘナ調べるべきだと思うよ」

    そんな風に考えていると、モモイちゃんから提案が出された。

  • 2711じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/19(月) 22:51:09

    「……アリスも、ゲヘナに行くべきな気がします。アルの言動はいつものじゃありませんでした!アリスはちゃんと調べに行ってみたいです!」
    「……っていうのもあるしね。まあとりあえずゲヘナにアポ取って調べてみたいんだよね。あの報告書にあった『教会』」

    報告書の教会、というと先生から頂いた資料の中にあったカイゼリン・ブリッツ記念教会、の跡地のことなんでしょうか。確かに気になりますが、ユウカさん達から止められているんですよね。

    「……ゲヘナについて調べるなら、何も現地行かなくても大丈夫じゃない?ここにも図書館あるし、なんならトリニティの古書館はゲヘナについての資料もあったはずだし」
    「そっか……トリニティとゲヘナって結構……」
    「まぁ、あんまり仲良くないというか仮想敵というか……そんな感じらしいからその手の機密情報?なら案外分かるかもだし……」

    古書館に行ってそういう資料をスムーズに貰えるかは……いえ、ウイさんならきっとなんとかしてくれる筈です。そういうアドバイスも受け取りましたし!

    「ですが今日はセンチュリオンさんの改修があるんじゃなかったでしたっけ?そうなると移動に関しては公共交通機関を使う必要がありますから、私は……ミレニアムから出なくてもいい気がします」
    「私もハナコに賛成だ。……昨日の戦いで感じたけどこの一帯に少しずつでもいいから調査をして罠を仕掛けておきたい。次はもっと優位に戦闘を進められるように」

    ハナコちゃんとアズサちゃんはミレニアムで。

    「でもD.U.あたりにはいけるし……それならミノリさんとお話しできませんかね?」
    「バーサーカーのマスターか。ミレニアム内でも話せるけれど、D.U.に呼び出すとなると」
    「その後、先生のところに行ったりしてもいいのかなって。もしかしたら他の陣営の情報があるかもしれませんし……」

    ミドリちゃんはD.U.でミノリさんと会ってみたい。

    『───いつでも古聖堂へ』……黒服さんとも一度しっかりどこかで話す必要がある気がする。けどそれはあまり急がなくてもいいんだろうか。『何を聞きたいか』、それがはっきりしてからでもいいのかもしれない。

    色々な案があるけど私は───。

  • 2721じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/19(月) 22:52:57

    【行動安価です】

    【以下の選択肢から1つ、或いは自由記入をお願いします】

    ①ゲヘナに行く(誰にアポ取って会いに行くかも記入お願いします。無記入の場合、アポ無しになります)

    ②トリニティの古書館へ行く

    ③ミレニアムで過ごす(戦車改造、武器開発と周辺探索)

    ④D.U.でミノリに会ってからシャーレへ(ミノリとしたい会話内容等については募集します)

    ⑤トリニティ自治区の通功の古聖堂へ(黒服との取引が発生します)

    ⑥助けてペロロさま〜(自由記入)


    【安価先>>280


    【①〜⑤まで選択肢はありますが】

    【それらを強制する意図はありません】

    【好きなようにしたい事を】

    【選択してください】


    【それでは皆様】

    【よい選択を】

  • 273二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 22:57:09

    ①アリス経由でヒナにアポを取って行く かな
    ゲヘナに色々情報ありそうだし

  • 274二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 23:15:08

    サポートシステムくんなんかウイっぽくなってない?
    安価は②で

  • 275二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 23:30:30

    たくさんの場所を歩いてみてって言われたし行ったことがない場所に行ってみるか

    ①のゲヘナで
    問題は誰にアポをとるか ヒナちゃんも雷帝絡みだと簡単に首を縦に振らないだろうしそもそもトリニティとミレニアムの生徒がゲヘナで調べ回るのがまずいかもしれない

  • 276二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 23:39:11

    ①で護衛にヘルタースケルター何機か連れてゲヘナでヒナにアポを取るで
    ヒナにアポを取る際にはカイゼリン・ブリッツ教会からアルたちがなんらかの兵器を持ち出してこちらに襲撃する際に使用した疑惑があるから調査したいって言う感じで
    実際腐敗したオートマタはそのなんらかの兵器の可能性はあるし

  • 277二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 23:40:29

    ①ヒナ辺りに、自分も事態に巻き込まれている当事者だから協力して欲しいというか調査の許可が欲しいって素直に頼むしか無い気も?むしろ風紀委員や万魔殿に無断で調べて後から発覚した方が大きめな問題になりそうだし
    というより、”マスターやその関係者に限らなければ他にも沢山友達はいる筈だ”とも言われたから、ヒナ辺りにも会っておくと良いとも思ったり

  • 278二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 23:42:14

  • 279二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 23:42:28

  • 280二次元好きの匿名さん24/08/19(月) 23:43:50
  • 2811じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/20(火) 00:15:44

    安価へのご協力ありがとうございましたじゃんね☆

    安価の結果は>>280さんの『②トリニティの古書館へ行く』になりましたじゃんね☆

    ここだと調べられる事は幾つか、ゲヘナの教会についてとマリーちゃん周りになるじゃんね☆

    ……よく考えたらトリニティにはヘリでいけるから午前から行動できるじゃんね☆

    戦車は……まあとりあえず改修作業依頼出すじゃんね☆


    というところで今日は1の体力が限界なのでおしまいになるじゃんね☆

    明日も午後(いつものやつで夜になるかもだから一回お昼にお知らせするじゃんね☆)からのんびりやるじゃんね☆

    8日目はかなりサクサク行くじゃんね☆

    というわけで今日もありがとうございました!明日はいよいよ8日目の立ち上がりになるので……四つの陣営について触れていける話をしていきたいところじゃんね☆

    それではみなさん、お休みなさい……じゃんね☆


    >>269

    サービスエリアで話してからだいぶプーサーとの距離も近づいたところに真名知ったし……じゃんね☆

    ちょっと年上のお兄ちゃんとわりと仲のいい妹……みたいなノリを目指していきたいじゃんね☆

    それはそれとしてちょっと小悪魔成分入ったかもじゃんね☆ファウストだし補習授業部の部長だからはちゃめちゃなところもかっこいいところも、でも年相応な可愛らしさも書いていきたいじゃんね☆

  • 2821じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/20(火) 00:22:02

    というわけで例によって外じゃんね☆
    それはともかく明日の事をちょろっと補足じゃんね☆

    ウイちゃんが聖杯戦争というかマリーちゃんの協力者『だった』のを知ってるのはハナコちゃんだけじゃんね☆
    マーリン知識でウイちゃんに困ったら頼るかぁって感じにはなってるけどヒフミちゃんはウイちゃんが関わってるとは全然思ってないじゃんね☆

    情報を聞き出す時は聖杯戦争と無関係な『古関ウイ』に尋ねるかそれとも『聖杯戦争の関係者:古関ウイ』相手に探りをいれるかはたまた……って感じで試してほしいじゃんね☆
    どんな風に尋ねるかはまたみんなにお任せするじゃんね☆
    どんな聞き方でも十分な量の必要な情報を得られるようにするじゃんね☆

  • 283二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 09:04:18

    お疲れ様じゃんね
    保守するじゃんね

  • 284二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 10:07:11

    トリニティならその後すぐヘリでミレニアムに戻ってミノリと交渉とかも出来るからな
    カイゼリン・ブリッツ記念教会について調べれば雷帝のことや教会のことを知れそうだし
    知っておけば後で行くとしても説得しやすいかも

  • 285二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 11:14:24

    マーリンが最後に
    『本当に困って辛い時は一人で歩いてみるといい。その時は───甘いお土産を忘れないようにね』
    って言ってたのが気になる。マーリンのお助けアイテムのことでもなさそうだし。
    態々甘いお土産っていうのはスイーツとかじゃなくて比喩表現なのかな
    比喩とかじゃないなら甘いお土産ってナツぐらいしか自分は思い浮かばないけど、マーリンが宛にする程の重要人物では無いし

  • 286二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 11:39:55

    ホシノがピリついてるからアビドスに行ってなかったけど一回行ってみてもいいかもしれない

  • 287二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 11:55:18

    アーチャー陣営は関係性がうまく行ってなさそうなのがどう影響するか
    不仲が原因でマスター替えとかは流石にないとは思うが
    エイミやヒマリとはアーチャーは仲良いのかな

  • 288二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 11:58:43

    いっそC&Cとかに頼んで夜の間の拠点防衛手伝って貰えないかな
    ライダー陣営が再襲撃に来ても便利屋全員を気絶させれば後はヘルタースケルターたちで押し切れるし
    カリンの狙撃とかで相手に不意打ちして一人倒せれば楽になる

  • 2891じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/20(火) 12:37:39

    いつもの感じになったから夜からするじゃんね☆
    19時頃から開始するじゃんね☆

  • 290二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 14:06:34

    ゲーム開発部・便利屋68・補習授業部・飛鳥馬トキ+特異現象捜査部・伊落マリー+救護騎士団or放課後スイーツ部・レッドウィンター工務部

    それぞれ、サーヴァント無しだと>>1の脳内での強さ順ってどうなってるんだろ?

    私の中では、

    便利屋68>>>ゲーム開発部=飛鳥馬トキ+特異現象捜査部≧伊落マリー+救護騎士団≧補習授業部=レッドウィンター工務部>>>伊落マリー+放課後スイーツ部Ver

    だと思ってるけども。

  • 291二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 15:37:15

    絆レベル的にはアサシン陣営よりアーチャー陣営は上手くいってないからな
    どんな感じなんだろう

    四つの陣営の痛みというのは結構鍵になりそうだよな
    同盟組んでるキャスター陣営は省いても一陣営余るし
    五つの陣営の中で一陣営だけ痛みはないってことなのかな
    その省かれた陣営がどこなのかが後から重要になるのかな

  • 292二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 16:03:25

    黒服は聖杯欲しいのかな
    メインは監督役と言ってはいたけど、アサシンのマスターでもある以上最後に黒服が勝ち残る可能性はあるし
    そうなった際どうする気なんだろう

  • 293二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 16:18:56

    アルたちが拠点を乗っ取って使おうとした以上トキに会いに行く際にはキャスターかセイバーは残って拠点防衛した方が良さそうではある
    ライダー陣営に拠点を乗っ取られたら最悪だし

  • 294二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 18:57:31

    ウイ先輩に会うついでに、古書館にあるだろう『アーサー王伝説』の本でも借りていきたいな

  • 2951じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/20(火) 19:14:40

    お返事したら投下してくじゃんね☆

    先にお知らせだけど明日も多分19時からになりますじゃんね☆

    今日は安価祭りじゃんね☆

    >>283

    保守ありがとじゃんね☆

    >>284

    ミノリちゃんはまた独特の立ち位置じゃんね☆

    >>285

    マーリンの登場予定はもう殆どないというか大筋には関われないからここでお伝えするじゃんね☆

    やる事なくなったりどうあがいてもヤバそうになったらお菓子を持ってヒフミちゃんがD.U.、百鬼夜行、ミレニアム(自分の拠点がある自治区)を一人で行動するといい事あるかもよ!……っていうだけのお話じゃんね☆

    >>286

    ホシノちゃんは歓迎してくれるじゃんね☆

    >>287

    気になったから🎲振るじゃんね☆

    100に近いほど信頼してるじゃんね☆

    ヒマリ→アーチャーへの信頼度

    dice1d100=91 (91)

    >>288

    そうなったらついにネルちゃん達の出番じゃんね☆

  • 296二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 19:17:40

    ヒマリの信頼度は高いな
    切嗣とアルトリアとアイリの関係みたくなってるのかな

  • 2971じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/20(火) 19:29:29

    あー……そうなったかじゃんね☆

    本当🎲監督は弓陣営好きじゃんね☆

    >>290

    うーん、ちょっと難しいじゃんね☆

    相性とか抜きになるけどとりあえず現状のパワーバランスはざっくりと下の感じじゃんね☆

    ライダー陣営=ランサー陣営≧アーチャー陣営≧アサシン陣営>セイバー陣営≧バーサーカー陣営

    って感じじゃんね☆

    アーチャー陣営は今後次第で上二つと=で横並びになるじゃんね☆

    アサシン陣営はすべて師匠の機嫌次第じゃんね☆

    >>291

    省かれた陣営はそれはそれで別の立ち位置にいるじゃんね☆

    >>292

    黒服のスタンスはお返事できない……けど生徒達とはまた違うテーマにしてるじゃんね☆

    >>293

    当初予定はトキちゃんに会いに行ってる間に強襲させる予定だったじゃんね☆

    色々あってやめたじゃんね☆

    >>294

    ちゃんとあるじゃんね☆1スレ目で実はアズサちゃんが見つけてるじゃんね☆

    >>296

    とことんオマージュ要素が盛り込まれててお腹痛くなってきたじゃんね☆

  • 2981じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/20(火) 19:30:51

    【トリニティ自治区・古書館】
    古書館の主人は定時連絡と称して送られてきた小包、いや資料を眺めて、ため息をつく。どれだけ頼まれようと己の力ではどうする事も出来ないのを彼女は理解している。
    伊落マリーも、そして恐らく阿慈谷ヒフミもこのままいけば死ぬ。その事実を浦和ハナコと共有した昨日、結局彼女は逃げるように帰ってしまった。

    「もう……ここには来ないでしょうね」

    思わず口に出た言葉に何を馬鹿なことをと言うように不快そうに顔を歪める。
    古関ウイはシスターフッドの、伊落マリーの協力者だった。ハナコ達の敵であり、それをずっと黙っていた。それなのに、ハナコ達にも協力してしまっていた。どちらにも公平と言えば耳障りはよいが、彼女達にとっては裏切りと捉えても可笑しくない。そんな相手をこれから先、あの浦和ハナコが信用する筈ないだろう。何より。

    「(友達、それも二人ともが死ぬかもしれない……か)」

    古関ウイはマリーともヒフミとも交友関係も面識もあっても深い関わりがあるわけではない。いなくなったら寂しさを感じる。涙だって出るかもしれない。けれどハナコのように日頃から付き合いがあったわけではないのだ。
    だからこそどこまでいっても彼女はこの舞台に上がる事が出来ないでいた。
    いっそのこと───。

    「……馬鹿馬鹿しい」

    或いは自分がマスターであったならもう少し力になれたのではなどという軽挙な妄想が頭を掠めた事実を、彼女は口に出して否定する。聖杯戦争への参加。それを自分がしたらなんて、あり得る筈もないと結論付けた事をまた考えてしまったのだから。

    「(サーヴァントと生徒の認識には齟齬がある。そしてその齟齬を乗り越えられないキヴォトスの人間が聖杯戦争に参加したって碌な末路は迎えられない)」

    ウイの考えはある種正しかった。サーヴァントはごく一部の例外を除いてその殆どが過去に生きた死者であると認識している。故に、戦いに敗北して願いが叶わない事を悲しむ事はあっても、死する事そのものに臆す事もなく、そして『今』を生きる者とは必ず一線を引こうとする傾向にある。
    仕方がないのだ、彼らは『死者』なのだから。
    だが生徒は違う。魔術知識という前提のないキヴォトスの人間にとってサーヴァントは、自分で思考し、意思も願いも持っていて、温かな体温を宿す彼らを『生者』としてその眼に映る。

  • 2991じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/20(火) 19:32:17

    この齟齬は、あちらの世界とキヴォトスで起こる聖杯戦争とで大きな隔たりを生むのを古関ウイは理解している。サーヴァントを犠牲にする儀式その物への極度の抵抗感、倫理的・道徳的な忌避感。それらがある故に割り切れない、だから碌な末路にならないと彼女は気づいていた。
    その上での魔力供給による悪性症状。

    「(ハナコさんが阿慈谷ヒフミに言えるわけがない。貴女が信頼を寄せるパートナーのせいで貴女は死にます……なんて)」

    その事実を知って、それを伝えた二人と当事者である伊落マリーが『どうなったか』なんてウイは既に見ているのだから。そしてその顛末を恐らくはハナコは推理しているのだろう。だから彼女は余程のことがない限り、その事実をずっと胸の内に留めて秘密とする筈だとウイは直感している。
    それを抱えて彼女は今日を生きている。友達がいつか死んでしまうと怯えながらきっと気丈に振る舞っている。そんな彼女が裏切り者の自分なんかに会いに来る時間も余裕もないと自嘲して。
    その痛みがどれだけの物か、その苦痛がどれほどか、察して余りあってもどうしてあげることも力になる事もできない無力感を同時に感じて。
    結局古関ウイは、今日もただどうにもならない現実に歯痒さを感じながら絶望するしかない。

    ───助けて。助けて下さいウイさん。マリーさんがっ……私の後輩がっ!

    「……ごめんなさい、ヒナタさん」

    ─── 聖杯戦争のマスターに残された時間はあとどれぐらいですか?

    「……ごめんなさい、ハナコさん」

    何の役にも立てない己を呪いながら、今日も古書館の時計は針が進むのを止めてくれはしない。誰もいない部屋で一人、古関ウイはもう顔を合わせる事もないのだろうと諦めている友人二人の泣きそうな顔と嘆願する声を思いだしながら。息を、溢して。




    「こ・ぜ・き・ウ・イ・さん♡」




    背後から掛けられた馴染みのあるそれに奇声を返した。

  • 3001じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/20(火) 19:47:14

    【8日目午前・探索イベント】
    【トリニティ自治区・古書館】
    【Recommend BGM……〈Dolce Biblioteca〉】
    わなわなと拳を震わせてウイさんは信じられない物を見た時みたいな眼をしている。
    そ、そんなに急に来たら不味かったんでしょうか?一応お土産に「ハートサブレ」とついでに近くで売ってたレッドウィンター銘菓の「赤い恋人」も買ってきたんですけど。

    「……な、何しに来たの?」
    「あはは……実はまた色々調べて頂きたくて。あ、これ今回のお土産です」
    「うふふ、そうなんです。ですからぜひ、『ウイさん』にお願いしたくって」

    その言葉に顔を伏せたウイさんの表情は前髪で隠れてしまって見えない。何か、気に障った事を言ってしまったんでしょうか……ハナコちゃんが大丈夫だと妙に自信ありげに言うので特にアポも取らずまた裏口から入ってきましたけど、やはりお忙しかったのでしょうか。

    「信じられない……馬鹿じゃないの?」
    「そうですか?私は『信じられる』と思います……そういう事を、手放さないでいる事を補習授業部で私は習いましたから」
    「……本当にどうしようもない子ね、貴女」
    「はい。そんなどうしようもない後輩ですから……色々教えて下さい♡」

    そんな風にハナコちゃんとウイさんは少しだけ、お二人にしか分からない話をしてから、ウイさんは顔を上げた。

    「分かった。なら勝手にすればいい……それで?今日は何を調べたいの?」
    「それなんですけど、まず「ま、まず……?」あはは……その一つ目は」

    そう言ってからちらりとモモイちゃんを見ると彼女は頷いて言葉を引き継いでくれた。

    「私達、ゲヘナ自治区のある教会───」
    「ゲヘナ自治区・旧カイゼリン・ブリッツ記念教会跡地」
    「それを調べて欲しいんだ」

    そう、モモイちゃんが言った時、ウイさんの表情から血の気が引いた、そんな気がした。

  • 3011じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/20(火) 20:06:29

    【Recommend BGM……〈Crucial Issue〉】

    最初に見せたのとも違う、明らかに動きと表情から動揺が見え隠れしていた。

    「カイゼリン、ブリッツ……待ちなさい、貴女達何考えて……嗚呼そういう。よく見たら誰も『3年生』じゃない……最悪」

    椅子から立ち上がり、問い詰めるように私達へ告げてからすぐに自分の中で答えが出たように呟いて。
    頭を抱えながら彼女はまた座り込んでしまった。

    「やっぱりダメ、かな?ミレニアムでも止められたんだけど」
    「……そうでしょう。ミレニアムの誰に聞いたか知りませんけど、そんな物を後輩が調べようとするなら私だって止める……ええっと、貴女」
    「あ!私、才羽モモイ!よろしくウイ先輩!」

    モモイちゃんの元気一杯な自己紹介に、いつもなら声が大きいと注意しそうなのを一切せず押し殺すような声でウイさんは続ける。

    「……モモイさん。どこでそんな物知ったのか気になるけど、今すぐに忘れなさい」
    「……やっぱりダメ?何も全部知りたいとかじゃないんだ。せめてカイゼリン・ブリッ「その言葉を」
    ……」
    「その言葉を安易に口にするのはやめなさい。古書館は問題なくても、人は慣れる生き物だから……下手に外で口にして大事になるなんて嫌でしょ?」

    きっぱりと、いつものウイさんから信じられないほど厳しい言い方で注意をして、それから彼女は諭すように補足した。
    その言葉に私は、まるで小さい子が危ない事をしたのを、それがどれだけ危険か説明する母親のようだと思ってしまった。

    「あの、ウイ先輩……私達それでも知りたくて」
    「コハルさん……貴女確か正義実現委員会でしたね?」
    「あ、はい……そう、です」
    「……その様子だと本当に『聞いてもないし』『教えられてもない』、か。剣先委員長とも今一度……いえ、蒸し返したくないからか。なら私がでしゃばることではないけど……」

    呻くようにウイさんは確認をしていく。どう見ても尋常な様子ではなくて、もしかして聖杯戦争とはまた違う形でマズい事を調べようとしているのではと胸が早鐘を打ち出す。

  • 3021じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/20(火) 20:24:42

    「あの古関先輩、どうしてもお願いできませんか?姉の不躾なお願いになりましたけど……私達、今どうしてもそれについて少しでも知りたいんです」

    「ぁ、ぁわ、私も……その、お願いします!……それが今その、追っている事と……その関係があって……」

    「ウイ!お願いします!友達が……アリスの友達とも関係があるかも知らないんです!」


    ミドリちゃん達からの言葉を受けても苦虫を噛み潰したようなウイさんの表情は変わらない。むしろ余計に酷くなっていった気がする。


    「……まさかとは思うけど、現地調査するつもりだったわけじゃないでしょうね?」

    「そのつもりでした……と言えば交渉材料になりますか?」

    「試すのもやめなさい。無断でそれに関わったなら下手すれば卒業まで勾留されるわよ」


    思った以上に大きな話のようで思わず私の口から重い息が出そうになる。間違いなくアルさん達の手掛かりになりそうなんです。これだけ上級生が触れられたくない『立ち入り禁止区域』に指定されている建造物。何か関連があってもおかしくないと、実際にモモイちゃんも考えてる。

    けれど、廃墟やカタコンベ以上に厄介ごとであると『直感』する。


    「……とはいえ私が教えなきゃ貴女達、勝手に調べ出しそうだし。はぁ……本当に最悪です」


    とはいえウイさんは納得してくれたのか、眉間を抑えつつ了承に近い保留の言葉をくれました。


    「紙には残しません。口頭でのみになりますが……構いませんね?」

    「勿論です。よろしくお願いします、ウイさん」

    「……可能な限り、お調べします。それで?他には何が聞きたいんですか?」


    その言葉に私は───。


    【行動安価です】

    【古関ウイから旧カイゼリン・ブリッツ記念教会跡地以外について以外の情報も入手できます】

    【安価先>>310

    【ウイに調べてもらいたい事等、古書館でしたい事を書いて下さい】

    【特に制限や指定はありません】

    【それでは皆様】

    【よい質問を】

  • 303二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 20:35:53

    アーサー王伝説の本を借りる

  • 304二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 20:36:55

    アーサー王の本を借りるまたは読む
    メドゥーサ、ゴルゴーンについて調べてもらう
    ハナコが用事で忙しいと言っていたが何かしらあったのか
    腐敗したオートマタについての考察や対策
    マリーやヒナタ、シスフの様子について聞く

  • 305二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 20:42:31

    後は、ウイ先輩主観のスパルタクスの宝具についての考察とスカサハのもう一つあるっぽい宝具の考察とか?

  • 306二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 20:43:24

    ゲヘナ、トリニティ間にある地下通路について
    マリーがシスフを辞めて行方をくらましたそうだがその前にマリー関連で何かしらなかったか
    ティーパーティーがきな臭いと言っていたが何かしらトラブルなどがあったのか
    アーラシュやスパルタクスについて調べてほしい
    銀の薬莢について

  • 307二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 20:54:13

    アンプルについても聞くべきか否か迷うな

  • 308二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 20:57:58

    腐臭漂うオートマタの様子やそれが召喚される様子について話してウイの所感を問う
    聖杯戦争についてある程度(マーリンから聞いた”自害なんて許されない。必ず殺し合いをさせる。それ以外の決着がルールにないから、その結果以外になったらやり直しになるんだ”という仕組みも含めて)話せる範囲で話してウイの所感を問う

    そういやウイへの質問とは関係無いけど、”サーヴァント同士が戦って、倒されて、そうやって必ず勝敗を決着させる。それこそが聖杯戦争であると聖杯は定義付けられたんだ”の記述見てふと思ったけど、これってある意味、ヘイロー破壊爆弾の在り方にも近いのでは?テクストによる定義とかも関係ある可能性?

  • 309二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 21:08:51

    かそく

  • 310二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 21:09:08

    このレスは削除されています

  • 311二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 21:11:07

    アーサー王の本を借りるまたは読む
    メドゥーサ、ゴルゴーンについて調べてもらう
    ハナコが用事で忙しいと言っていたが何かしらあったのか
    腐敗したオートマタについての考察や対策(腐臭漂うオートマタの様子やそれが召喚される様子についても話した上で)
    マリーやヒナタ、シスフの様子について聞く(特に、マリー関連で何かしらなかった)
    スカサハのもう一つあるっぽい宝具の考察
    ゲヘナ、トリニティ間にある地下通路について
    アーラシュやスパルタクスについて調べてほしい
    銀の薬莢について
    アンプルについて
    聖杯戦争についてある程度(マーリンから聞いた”自害なんて許されない。必ず殺し合いをさせる。それ以外の決着がルールにないから、その結果以外になったらやり直しになるんだ”という仕組みも含めて)話せる範囲で話してウイの所感を問う

  • 312二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 21:15:50

    仮に教会からアルたちが何かしら持ち出していたことが発覚したらキヴォトス中で指名手配されることになる可能性あるのかな
    雷帝の遺産持ち出しとかマジでゲヘナ側からしたらやばいだろうし

  • 313二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 21:19:22

    >>310取った人じゃンね。

    >>311のコメントを見て、ハッ!ってなって消しちゃったじゃんね。出来そうなら>>311でお願いできたりする?

  • 3141じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/20(火) 21:21:38

    (やっちゃった……アンプルと銀弾の情報を導入で出し損ねたじゃんね☆)

    (どっかでお知らせするじゃんね☆)

    安価へのご協力ありがとうございましたじゃんね☆

    安価の内容は>>310さん(&>>308さん)の『①腐臭漂うオートマタの様子やそれが召喚される様子について話してウイの所感を問う、②聖杯戦争についてある程度(マーリンから聞いた”自害なんて許されない。必ず殺し合いをさせる。それ以外の決着がルールにないから、その結果以外になったらやり直しになるんだ”という仕組みも含めて)話せる範囲で話してウイの所感を問う、③ アーサー王伝説関連の書物を借りるまたは読む、④ティーパーティーをきな臭く感じた理由を聞く』になりましたじゃんね☆


    とりあえず書くじゃんね☆


    >>312

    本編描写はまだマコトちゃんが徹底的に破壊してるぐらいしかないからどうなるか分からないじゃんね☆だから教会については、1は自分のために逃げ道作ったじゃんね☆

    それはそれとして指名手配されてもおかしくはないと思うじゃんね☆

  • 3151じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/20(火) 21:23:57

    やっちまったじゃんね☆

    >>311さんの内容でいくじゃんね☆


    >>313

    大丈夫じゃんね☆任せてじゃんね☆

  • 3161じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/20(火) 21:32:06

    ざっくり下の順番で行くじゃんね☆
    『』でいつもみたく番号に対応する内容の時はアナウスするじゃんね☆

    ①ハナコが用事で忙しいと言っていたが何かしらあったのか
    ②アーサー王の本を借りるまたは読む
    ③ゲヘナ、トリニティ間にある地下通路について
    ④メドゥーサ、ゴルゴーンについて調べてもらう
    ⑤腐敗したオートマタについての考察や対策(腐臭漂うオートマタの様子やそれが召喚される様子についても話した上で)
    ⑥スカサハのもう一つあるっぽい宝具の考察
    ⑦アーラシュやスパルタクスについて調べてほしい
    ⑧銀の薬莢とアンプルについて
    ⑨マリーやヒナタ、シスフの様子について聞く(特に、マリー関連で何かしらなかった)
    ⑩聖杯戦争についてある程度(マーリンから聞いた”自害なんて許されない。必ず殺し合いをさせる。それ以外の決着がルールにないから、その結果以外になったらやり直しになるんだ”という仕組みも含めて)話せる範囲で話してウイの所感を問う

  • 317二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 21:35:57

    ウイ先輩、『困った時はウイ先輩に頼れ』って言われたとか聞いたら白目を剥きそうだな

  • 318二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 21:38:19

    >>317

    それな。

  • 319二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 21:48:02

    アリス「わかったです!この状況で必要なスキルが!【幾万の真言】」

  • 3201じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/20(火) 21:58:50

    >>317

    >>318

    全部LAちゃんのせいじゃんね……でも仕方ないじゃんね☆

    メタ抜きの物語的にLAちゃん目線で『安全』にヒフミちゃんに紹介できるのはウイちゃんだけじゃんね☆


    >>319

    ヒフミちゃんもアリスちゃんもそれ使えないじゃんね☆

    条件を満たしていません……ってやつじゃんね☆

  • 3211じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/20(火) 22:00:32

    『①ハナコが用事で忙しいと言っていたがどうしたのか、②アーサー王の本を借りる』
    「とりあえず、こんな感じのことを教えて頂きたいんです……」

    私はおずおずとウイさんへ『メモ用紙』と『メモリーカード』を渡した。

    「……なに、珍しい。正式なレファレンスサービス利用じゃないんだからメモじゃなくて口頭でいいんで、す……けど!?」

    絶句、さています。いや、はい、すみませんウイさん……でもマーリンさんも頼りなさいって言っておられましたし。

    「待って、は?また映像分析?ミレニアムで頼みなさいって私言いましたよね?スカサハ、スパルタクス、アーラシュ?なんでこんな時代も場所もめちゃくちゃで調べにくい人達でそれも揃いも揃って大英雄?え?は?そういう事なんですか?おかしいでしょ……というかゲヘナとトリニティ間の隠し通路?知りませんよそんな『古臭い噂話』……え?私これ全部調べるんですか?」
    「あはは……午前中でお願いします」
    「……紅茶淹れて下さい。あと今日じゃなくていいからまた今度ミレニアムロールケーキ買ってきて」
    「はいっ勿論です」

    白目剥いて今にも叫びそうなウイさんでしたが、なんとか飲み込んですべて調べてくれると頷いてくれました。やりました!流石マーリンさんのアドバイスです!

    「ウイ先輩、ウイ先輩!アリスは質問があります!」
    「……どうぞ、アリスさん」

    立ち上がりかけたウイさんへアリスちゃんから質問の声があがった。

    「古臭い噂話とはなんでしょうか?アリスのデータベースにはその『噂』についての情報はありません!」

    その質問へウイさんは少しだけ目を細めてから深々とため息を一つ吐き出して、答えた。

    「……なんて事はありません。昔はトリニティでよく聞いた……今はもうあまり聞かなくなった噂話ですから貴女達の学年、ましてや他校の生徒が知らないのは無理もありませんから……ゲヘナとトリニティの関係性は知っていますか?」

    クラシカルな銅縁の眼鏡を取り出して私達に聞く姿はまるで講師の方のように思慮深さを感じさせます。

  • 3221じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/20(火) 22:18:10

    「はいっ!トリニティとゲヘナは仲があまりよくないと聞きました!」
    「あ、アリスちゃん……直球すぎるよぉ……」
    「ユズさんでしたね?大丈夫ですよ、実際に仲が『悪かった』、だからエデン条約なんて物を締結しようと連邦生徒会長が試みたのですから」

    結局御破算となりましたけどねと気まずそうにウイさんが語る言葉に少しだけドキリとする。エデン条約、それは私にとっても、そして私達補習授業部にとっても、決して忘れられない出来事だったから。

    「仲が悪い、今よりずっと酷い頃があったんですよ。その頃に流れた噂話の一つが『ゲヘナの隠し通路』」
    「曰く、ゲヘナは秘密裏にトリニティ侵攻の為の地下壕を作っている。その隠し通路はトリニティの中心地区に繋がっている……そんな出来の悪い噂話が抗争が酷かった時代に流れたんですよ。当然、今ではゲヘナ側もトリニティ側も否定してますけどね」

    そんな風にウイさんはいうけれど、私達は前回の自治区境界線の調査で物的証拠は集められなかったけど状況証拠からそう推測した。だから、思わず聞いてしまった。

    「もし、そういう物があるとし「ありません」……ぅぅ」

    けれど私の仮定と推理は一蹴されてしまう。

    「そんな物を我々は作らせなかったし、作っていたのなら確実に『破壊』されていますし古書館にも資料が残ります……あの時、『彼女がいた頃』に、そんな物は作られなかったんです」

    そう言って気まずそうにウイさんは目を逸らした。

    「続きについては、また教会について調べてからお知らせします。それからアーサー王についての資料でしたね、そういう物でしたらすぐ用意しますからご自分達で確認して下さい」

    背後でなんとなくセイバーさんがバタバタしている気がしますけど、とりあえず今は無視します。ウイさんが書庫の奥に行かれたらきっと霊体化を解かれるでしょうし。

    「それじゃあ私行くから」
    「ぁ……そういえばウイ先輩って用事があるとかでお忙しいんじゃなかったっけ?……あれ?私達やっぱり無理させちゃったんじゃ……?」

    資料を探しに行こうとしたウイさんにぽつりと独り言をコハルちゃんが漏らす。それを聞いたウイさんは動きを止めてから、くるりと背中を向けて。

    「ああ、そういう……気にしなくていいから。『もう』全部終わっちゃった話だから」

  • 3231じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/20(火) 22:36:34

    【こんばんは皆様】

    【サポートシステムです】

    【それでは今回の情報取得判定を行います】

    【1d100で判定。成功値はセイバーとキャスターの幸運の合計値56】

    【それにボーナスとして絆レベル5と7の合計+12、アイギス7号二台分の+2、ワッペンの+1、ノアの詩集の+1、ウイちゃんボーナス+10の合計+26ボーナス】

    【になるので成功値は82となります】

    【それでは皆様】

    【よい幸運を】


    【キーワード:スカサハの宝具】

    dice2d100=23 72 (95)

    【キーワード:アーラシュ】

    dice1d100=58 (58)

    【キーワード:スパルタクス】

    dice1d100=19 (19)

    【キーワード:メドゥーサ/ゴルゴーン】

    dice1d100=45 (45)

    【キーワード:アーサー王】

    dice1d100=73 (73)

  • 3241じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/20(火) 22:41:29

    ……途中で保険としてウイちゃんボーナスいれて正解だったじゃんね☆

    ちなみにスパルタクスとアーラシュの情報はどれぐらい分かったじゃんね?

    【キーワード:スパルタクス】

    dice1d6=5 (5)

    1. ステータス1個開示

    2.ステータス2個開示

    3. ↑+スキル1個開示

    4. ↑+宝具開示

    5. ボーナス!

    6. ふぁんぶる(情報はdice1d3=1 (1) )


    【キーワード:アーラシュ】

    dice1d6=3 (3)

    1. ステータス1個開示

    2.ステータス2個開示

    3. ↑+スキル1個開示

    4. ↑+宝具開示

    5. ボーナス!

    6. ふぁんぶる(情報はdice1d3=2 (2) )

  • 3251じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/20(火) 22:49:28

    ちょっと待ってここでボーナス……なに出すじゃんね……悩むじゃんね☆

    さすウイじゃんね☆


    とりあえず安価しますじゃんね☆

    スパルタクスのステータス2個と、第一〜第三までで知りたいスキル1個。

    アーラシュの第一か第二スキルのどちらか1個。

    それぞれ知りたいのを書いて下さいじゃんね☆


    書き方は『スパルタクス:筋力、耐久、第二スキル。アーラシュ:第一スキル』……みたいな感じで書いてもらったら大丈夫じゃんね☆

    どんな書き方でも大丈夫だけど、ちょっと数多いから書き忘れだけはお気をつけて……じゃんね☆


    安価先は>>330じゃんね☆


    それじゃあよろしくお願いします……じゃんね☆


    (アーラシュのステータスに関しては残り分かってないの二つだから自動的にその二つ選択になるじゃんね☆)

  • 326二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 22:53:43

    スパルタクス:筋力、耐久、第三スキル。アーラシュ:第二スキル かな

  • 327二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 22:55:28

    スパルタクス 筋力、耐久 第3スキル
    アーラシュ第2スキル

  • 328二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 23:01:52

    スパルタクス:筋力、耐久、第三スキル。アーラシュ:第二スキル

  • 329二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 23:13:02

    スパルタクスは筋力、耐久、第三スキルで
    アーラシュは第二スキル

  • 330二次元好きの匿名さん24/08/20(火) 23:19:02

    スパルタクス筋力、耐久、第3スキル
    アーラシュ第2スキル

  • 3311じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/20(火) 23:24:47

    安価へのご協力ありがとうございましたじゃんね☆

    安価の結果、>>330さんの『スパルタクス筋力、耐久、第3スキル アーラシュ第2スキル』になったじゃんね☆


    火力に直結してるから第三スキル人気じゃんね☆


    とりあえずもう少し書く予定じゃんね☆

    ただ本格的なお話とかは多分明日になるから眠いなって人は無理しなくて大丈夫じゃんね欲しい


    というわけで先に明日のお知らせするじゃんね☆

    どう考えても1の時間が足りないから明日は昼からやるじゃんね☆

    いつものに引っかかったらまとまった分を投下するのをやってくじゃんね☆

    ちょっと無理しても急ピッチで行くじゃんね☆

  • 3321じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/21(水) 00:23:59

    ……危機的状況です。どうしてこんな事になっちゃったんですか。

    ウイさんが『アーサー王物語』の文献をdice1d10=9 (9) 冊ほど用意してくれてからまた奥に引っ込まれて。

    霊体化を解除したセイバーさんが現れてから私は。


    「さて、ヒフミ?お話しようか?」


    カーペットの上に正座をしています。


    「……うむ、我はその、なんだ。外に出て警戒しておこう」

    「あー私達も出とく?」

    「気遣い感謝するよ……けれどこの際だ。いてもらって構わないよ」


    ま、まずいです。いや違うんです。私もその折角マーリンさんから聞いたわけですし、ここで調べとこうかなぁって!


    「大方、夢を見たか或いは夢を見たから彼女が介入したかなんだろうけどね」


    やばいです、笑顔です。セイバーさん、完全にお叱りモードになってます……!た、助けてハナコちゃん!アズサちゃん!コハルちゃん!


    「あれほど朝に真名については隠すようにって言ったよね?僕」

    「あ、あはは……ほら?直接は言ってませんし……」

    「この場で全く関係のない英雄の名前調べたらどう考えても消去法で僕かキャスターの真名になるのぐらい分かるよね?」


    ……ダメです、皆さん目を合わせてくれません。


    「え、ハナコ……セイバーさんの真名分かったの?」

    「みたいですねぇ……どうやら話の感じ、夢の中で知る機会があったみたいです。サーヴァントとマスターの関係、契約するとそういった現象も起こるんでしょうか」

    「それはいいな。私もみんなの事を夢の中でも沢山知る機会があるなら是非そうしたい」

    「……アズサちゃん。それ、私達以外の他の子に言っちゃ駄目ですよ」

    「む?そうなのか、分かった、気をつけよう。教えてくれてありがとうハナコ」

  • 3331じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/21(水) 00:36:00

    「……まあヒフミに限らずだけれど、真名についての話になるから皆も聞いて欲しい。真名はそのサーヴァントの正体だ。僕達が過去の存在であり、英雄として語り継がれる以上、何かしらの形で情報が残っている」

    確か以前もセイバーさんはそんな風に戦車の中で仰っていた、筈です。

    「その名前が分かればスキルや宝具、或いはその死因まで判明される可能性は大いにあり得る。実際僕らはこれまでもそうやってこの場所でランサーやアサシンの真名から情報を集めたりしたし、この後もアーチャー達について調べるんだからね」

    そう言われると私も少し気持ちが逸ってしまったなと反省してしまいます。ただ、ふざけるつもりなんてなくて、しっかりセイバーさんについて自分で調べて知りたいなと、そう思ってしまって。
    駄目だったかなぁとつい顔を下に向けそうになったら、彼の細いのにごつごつとした指が私の頬に触れた。

    「つまり。決して安易に口にしないで欲しいって話なんだけど……さて、この口は分かってるかな?」
    「いひゃいいひゃい!ほっへ、ひっはらないへふははい!」

    怒るのはおしまいと言うように、仕方ないなぁと言わんばかりに。彼は私の頬をこねくり回す。
    その小さな心遣いが嬉しかった。
    それから彼は私の手を引いて椅子へと座らせてから。いたずらっ子のような笑みを浮かべ。

    「まったく……この場所で明かすつもりはなかったけど仕方がない。改めて名乗るとしよう」


    言葉だけなら渋々と、でも胸を張って力強く。
    誇るようにこの場にいる私達へ。

    「僕はセイバー。真名をアーサー、父から受け継いだ称号をペンドラゴン。遥か遠きブリテンの地を治めた王だ」

    改めてよろしくねと彼はその名前を告げた。

  • 3341じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/21(水) 00:41:02

    という感じで今日はおしまいになるじゃんね☆
    明日は簡単にアーサー王物語にさくっと2レス分ぐらい触れて聖剣についても話をして、そこからウイちゃんから情報もらってくじゃんね☆

    ……古書館(図書館)で真名判明するなんてスレ立てた時は想像としてなかったじゃんね☆

    ではでは今日も読んでくださって、そして安価にも協力してくださってありがとうございましたじゃんね☆
    明日こそは!午後からぽつぽつと書いてくじゃんね☆よかったらまた遊びに来てほしいじゃんね☆

    それではみなさん、お休みなさい……じゃんね☆

  • 335二次元好きの匿名さん24/08/21(水) 09:22:26

    このレスは削除されています

  • 336二次元好きの匿名さん24/08/21(水) 13:02:41

    全ては安価と🎲神によるものよ。

  • 3371じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/21(水) 18:02:26

    まとまった時間が取れないじゃんね……
    今日の投下はできないじゃんね……
    ごめんなさいじゃんね……
    明日またお昼にお知らせするじゃんね☆

  • 338二次元好きの匿名さん24/08/21(水) 18:37:20

    おつかれさまです

  • 339二次元好きの匿名さん24/08/21(水) 20:57:59

    お疲れ様です

  • 340二次元好きの匿名さん24/08/21(水) 22:34:28

    無理は禁物じゃんね

  • 341二次元好きの匿名さん24/08/22(木) 07:37:40

    リアルの忙しさに苦労している>>1ことミカ主さんにdice3d10=3 2 10 (15)

    達が手料理を作ってきてくれたぞ!やったね!

    1衛宮士郎のさらりと頂く冷やし茶漬け

    2snアーチャーの特製ふわとろオムライス

    3遠坂凛の五目炒飯

    4天童アリスと早瀬ユウカの手捏ねハンバーグ

    5阿慈谷ヒフミと白州アズサの手作りモモフレクッキー

    6愛清フウカと黒舘ハルナのアイントプフ

    7紫大将の柴関ラーメン

    8黒見セリカと陸八魔アルの柴関焼餃子

    9間宵シグレと天見ノドカのボルシチ

    10水羽ミモリと久田イズナの味噌汁

  • 342二次元好きの匿名さん24/08/22(木) 09:25:09

    保守

  • 343二次元好きの匿名さん24/08/22(木) 09:56:35

    >>341

    選ばれなかった料理は、ミカナギサセイア3人の昼食になりましたとさ。

  • 344二次元好きの匿名さん24/08/22(木) 10:36:59

    保守&ネタポイ捨て
    (`≡∆≡’)正直に言えば怒ったりしませんから
    (`≡∆≡’)アカリサン
    (`≡△≡’)タベチャッタンデスヨネ?
    (`≡∆≡’)準備しておいた今夜開かれるシャーレの宴会料理

  • 345二次元好きの匿名さん24/08/22(木) 12:25:46

    保守ポガキ

  • 3461じゃんね☆onejanne24/08/22(木) 12:35:36

    14時から書いてくじゃんね☆

  • 3471じゃんね☆onejanne24/08/22(木) 13:56:40

    >>335>>336>>338>>339>>340>>341

    >>342>>343>>344>>345

    保守やコメント、お気遣いのレスを頂いて助かっております、ありがとうございますじゃんね☆

    一つひとつに返せなくて申し訳ないじゃんね……せめて本編はあっついけど頑張るじゃんね☆

  • 3481じゃんね☆onejanne24/08/22(木) 14:49:05

    アーサー王物語。
    成立年は『不明』。外の世界から流出してキヴォトス成立期以降には既に存在していたらしい古い御伽話。内容としては所謂『貴種流離譚』、前王の遺児である主人公アーサーが岩に刺さった剣を引き抜き、各地を統一し異民族達と戦い───。

    『その最後、カムランの丘で槍に貫かれた後、湖の聖剣を返還し共に理想郷へと渡る。それがかつて在りしいつか蘇る未来の王、美しき我が祖国に伝わるアーサー・ペンドラゴンの物語だ』

    そう読み聞かせるように通話越しという体で話していたキャスターさんは締め括った。
    ウイさんが用意して下さった九冊の古書にあったのは少しずつ内容は違いましたけど概ねはそういうお話でまとまっていました。
    どれも剣を引き抜いた少年が魔術師に導かれて王となり最後には死して理想郷へと送られる……そういう話。
    ハッピーエンド、と呼ぶにはあまりにも寂しいお話でした。

    「僕の生涯についてのあらましはそんなところかな?途中に出てきた『聖剣』、岩から引き抜いたカリバーンを打ち直したそれこそが僕の切り札である宝具だ」

    ただの御伽話、けどセイバーにとっては紛れもなく彼の人生その物を読み終えたというのに彼は少しも何か思う事はないように軽い調子で話をする。それに意識してつられるように私も沈みかけた考えを外に追いやる事にした。誰だって自分の人生を勝手に決めつけて欲しくなんかないでしょうから、私はまだ本で読んだだけの彼の人生をハッピーエンドじゃないと結論付けるのをやめた。

    「……聖剣、って聞くとなんだかとってもお強そうですね!あ、でも文献の中だと『千本の松明を集めたような輝きを放ち、どんな物でも断ち切る』……ってありましたし、やっぱりすごい光って切れ味がいいとかですか?」
    「うん、そうだね。ざっくり言うとビームが出るんだ」
    「びーむ」
    「うん、ビーム」

    途端に胡乱な単語が出てきて思わず笑ってしまう。

    「いや本当にビームなんだ。魔術的な理屈はあるんだけどそういうのを全部無視して君達に分かりやすく説明するとなると……ビームなんだ」
    「びーむ」
    「うん、ビーム」

    困った、上手い反応が分かりません。この場の空気がとにかく変な感じになりつつありません。
    それに気づいてかセイバーさんも慌てて訂正するように言いました。

  • 3491じゃんね☆onejanne24/08/22(木) 15:00:02

    「……とにかく我が剣ながら強力な宝具であるのは間違いないよ。時が来れば、君達の力になると約束する。それが僕の宝具」
    「───約束された勝利の剣、なんだ」

    その剣の銘、約束された勝利の剣(エクスカリバー)という響きを記憶にしっかりと書き残しつつ、もう一つ気になった事を私は口にした。

    「……ところでキャスターさん、すごいこと言いませんでした?」

    すごいナチュラルに言う物ですから流してしまいましたが、かなり大事な事を仰られていた気がします。

    『うむ、我とセイバーは同郷だ……もっとも、我はセイバーが生きた時代から千年以上先の人間。おまけにセイバーのような伝説を遺す英雄だったわけではない。恐らくこの古書館にも名は残っていなかろう』
    「……良いんですか?」

    思わず聞いてしまう。セイバーさんも言っていたけどやっぱり真名は大事な物だ。それに繋がるような物をこうも簡単に明かしてしまって大丈夫なのかと私は心配して、それにキャスターさんは呆れた声を返した。

    『ヒフミよ。セイバーも言っていたが他ならぬお前達がかつて言った事だ。我らは同盟を結んだのだと、ならば機会があれば隠す必要はない』

    はっきりとそう言うキャスターさんの言葉に同調するようにモモイちゃんも頷いて言う。

    「まあ本当はかっこいいタイミングとかで話したかったんだけどね!でも今を逃すとこの先も言えそうにないしさ」
    『うむ。故に我が真名もまた同盟者たるお前達に倣って明かすとしよう』

    そう言ったキャスターさんは姿を霊体化を解いてから、居様よく名乗りあげた。

    「我が真名はチャールズ・バベッジ。セイバーと同じブリテン島で生まれそこで死んだ、空想世界を夢見た科学者である」

    そう蒸気をゆらめかせる彼を見つめるモモイちゃんは自慢するように嬉しげだった。

  • 3501じゃんね☆onejanne24/08/22(木) 15:38:06

    「して、だ。我もセイバーもその名を明かし、その宝具の銘を語った───故にだ」
    「サーヴァントの宝具についてお前達に話す事がある」

    真名を開示し終えたキャスターさんことバベッジさんは私たちをじっくりと眺めて改めてそう告げた。

    「君の宝具についてかい?」
    「否。『我ら』の宝具についてだ」
    「……それは一体どういう」

    その疑問に答えるようにまずとバベッジさんは前置きをしてから宝具について話し始めた。

    「本来であれば拠点で話すべきだが、人の気配もアイギス7号から受け取った情報の限り問題ない。故にまず結論から言おう」
    「今回の聖杯戦争で我らサーヴァントはその宝具に著しい『制限』が掛けられている」

    その結論への実感は、私は乏しかった。実際目にした事のある宝具はどれもすごい炎が出たり槍がたくさん分裂したりと凄まじいものだった。
    それにどんな『制限』があるのか今一つ理解出来なかった。

    「我の宝具『絢爛なりし灰燼世界』は体内に展開する形での固有結界……お前達に分かるように言えばこの鎧もその下にある動力回路、そして道具作成のスキルまでも含めて我の宝具なのだ」
    「故に他のサーヴァントならば真名解放をして初めて分かる事を、我は召喚されてすぐにその異常に気づく事が出来た」

    気づいたと言い切ってから彼は少しだけ迷うように、声を抑えて言う。

    「外部へと出力される際に、内部で稼働した時の物と比べて極端に低下する……凡そ十分の一程度にまで落ち込んでいるのだ」

    まるで空気抵抗を受ける飛翔物のようにと言う言葉になんとなく思い当たる節があった。あの時、初めてランサーさんと戦ったあの晩にセイバーさんが放った風王鉄槌。傍目から見ても凄まじい暴風であったのにランサーさんは確かに防いでみせて、それをランサーさんが強いからだと納得していたけれど。

    「……気が付かないのは減衰するタイミングかな?」
    「であろう。恐らく条件は様々だが、最も考えられるのは『敵に接触した瞬間』に減衰される。我の霊基に異常はなく、なれど宝具を外部出力した際に威力が数値上で間違いなく落ちている。ならば原因は我ら自身では無く」
    「異なる世界の法則その物……ってところでしょうか?」

  • 3511じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/22(木) 18:14:17

    ハナコちゃんが言葉を引き継ぎ、それにバベッジさんは深く頷いた。その言葉に気になるのは一つ。

    「でもあの時……スパルタクスさんが放ったのは……」

    そうあの時、私達が見たスパルタクスさんが叫んでいた『疵獣の咆哮』という名の宝具。ケセドの外殻も中身も完全に炭化させてみせた大出力の雷撃。それからランサーさんの盾の宝具。あれらは到底私達が生身で受けたらそれこそ致命的と言えるぐらいの破壊力だった。
    あれでもまだ出力は低かったのかと恐る恐る問うと、キャスターさんはどことなく困ったように答えて下さいました。

    「お前達と共に戦ったヘルタースケルターに記録されていた映像と計測データから我も確認し、驚いた。あれは恐らく本来の宝具出力からほぼ低下しておらん……故に『現段階で考えられる解決策』以外にも」

    バベッジさんの含みのある言葉にセイバーさんは反応した。その言葉通りならば、バベッジさんは既に別の方法を思いついているようだから。

    「スパルタクスの件とは別に、解決策があるんだね?」
    「……昨晩、奇妙な事に出力が僅かに工場した。元の出力から比較して現状のそれはまだ二割ほどだが……恐らくはモモイとの霊的なパスが強化された事にある。それも魔力の供給としての意味合いではなく、存在の結びつき自体が強固となったのだろう」

  • 3521じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/22(木) 18:16:10

    存在そのものの結びつきと言われても今一つピンとこず、当の本人であるモモイちゃんも含めて私達は首をかしげてしまいます。
    けれどセイバーさんには馴染みのあるというか、理解できるようで要約して聞き返していました。

    「ヒフミやモモイはこちらの世界の住民。彼女達と結びつきが強くなる事で同時に僕らの存在、ひいては宝具その物が世界か或いは『抑止力』に受け入れられた……そういう解釈でいいかな?」
    「恐らくは、だが。未だ仮説にすぎんが、異物であるサーヴァントはこの星の抑止力に相当する『法則』によって何かしらの弱体化を受ける。それを掻い潜るのであれば、我々の霊基その物が元よりキヴォトスの住民であるマスターとより強固に結びつくか……概念的な『逸話の再現』が必要となるのだろう」

    思い出すのはランサーさんの宝具、その眩いばかりに燃え盛る盾の陣形とその圧倒的な威容。自国を守る為にたった三百人で大軍を迎え撃った逸話が形となった宝具。私達が確認できる限りでランサーさんがこれまでその宝具を使った二回はどちらも自分だけでなく『誰かを守る』戦いだった。それを考えると、もしかするとランサーさんは知らずに逸話の再現をしていたのかもしれない。

    「まさかそんな事になるだなんて……星や天上に当たる属性であればまた状況が違ったかな?」
    「分からん。我は『人属性』、貴公は……『地属性』であろう。いずれも我々の星に根差した歴史や伝承に由来する属性を与えられた霊基。もしかすれば『星属性』の者は或いはだが、詮無いこと」

    それにと続けてキャスターさんは古書館の奥を見て呟いた。

    「あの者の調べ事も終わった以上はここではもう話せれん」

    その言葉でアーサーさんとバベッジさんのお二人は靄のように霊体化して姿を消してしまった。

  • 3531じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/22(木) 18:26:04

    ……補足と言い訳するじゃんね☆
    暑すぎて避難してぐったりしてたりデータ消えたりしたらこんなにおそくなっちゃったじゃんね☆
    とりあえず復活したから今からまた書いてくじゃんね☆

    それじゃあ補足するじゃんね☆
    キャスターの言ってる存在の結びつきっていうのは絆レベルの意味じゃんね☆
    絆レベルが7になると元の数値(セイバーなら150)から威力が2倍、絆レベルが上がるごとに威力は上昇していって最終的には10倍まで上昇するじゃんね☆

    スパさんの宝具シーン出した時に速攻で気づいてた人いてびっくりしたけど嬉しかったじゃんね☆

    絆レベルを上げて、マスターとサーヴァントの存在の結びつきを強くして、宝具の威力を上げていって欲しいじゃんね☆

  • 3541じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/22(木) 19:40:56

    【Recommend BGM……〈Crucial Issue〉】
    『③ゲヘナの教会、トリニティ間にある地下通路について』
    戻ってきたウイさんの表情は浮かなかった。
    少しだけ唇をまごつかせて、それからやはりため息を、いえ緊張を紛らわすように深呼吸してから言った。

    「ゲヘナ自治区、旧カイゼリン・ブリッツ記念教会についての情報について調べ終わりました……と言っても簡単な概要のみになります」
    「十分です、ありがとうございますウイさんっ」

    お礼を言ってぺこりと頭を下げようとすると彼女は嫌そうに手を振ってその動きをやめさせてから、どっかりと椅子へ持たれかかるように沈み込んだ。
    明らかに気疲れしたという様子だったからだろう、ミドリちゃんがいそいそと冷えた珈琲を持ってきてそっと机に置く。彼女はその黒い水面を暫く見つめてから、からりと氷を鳴らしてから一気に飲み干した。

    「……美味しい」
    「ありがとうございます、ウイ先輩。お代わりは?」
    「氷少なめで……少し長くなるから」

    そう言われて給湯室へと急ぐミドリちゃんの後ろ姿を見送りながら、流し目で彼女はじとりと残っている私達を見た。

    「貴女達がどうしてこれを聞きたいのか、私は『興味はないし』『他所に知らせるつもりもない』。だけど貴女達の先輩として言っておくべき『義務』がある。だから……よく聞いて」

    その言葉を受けて私達も居住まいを正す。これまで聞いたウイさんの話の中でも特に『気をつけて』扱うべき話だと頭の中で『直感』する。

    「この案件にティーパーティは関われない。貴女達ミレニアムの生徒会も同じ。これは多分、それこそシャーレや連邦生徒会が強権を発動してやっと介入できるような……そういう類の物。だから絶対にここで見聞きした事を他の子に教えない、ここを出たら安全な場所以外では絶対に口にしない……約束して」

    その言葉に給湯室からちょうど戻ってきたミドリちゃんも含めて私達は静かに頷く。それを見届けたウイさんはゆっくりと口を開いた。
    昔話です、そう前置きをして。

    「今から二年前、ゲヘナの生徒会長で雷帝と呼ばれた『超人』がいた。

    彼女は、二年前の話を語り出した。

  • 3551じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/22(木) 21:48:38

    「貴女達が調べたがっている事はその雷帝に関連する話……あの女の話を率先してする三年生は少なくともゲヘナにはいないし、今のトリニティでも要職についている三年生は下級生が安易な好奇心で調べようとしたら、撃ってでも止めるでしょうね」

    それだけの禁忌なのだと、二年前を知る彼女は言う。

    「両校の自治区で、しかも三年生の前で『絶対』にその単語を口にしない方がいいのは覚えておきなさい……人によっては銃口を突きつけてるのと何ら変わらないんです……だから他所では絶対にやめて」

    また一口、彼女は珈琲を口に含んでから。
    苦み以上の何かを噛み締めるように話を続けた。

    「今でも……特にゲヘナは、卒業した筈の彼女の存在を非常に警戒している。もちろん、その『遺産』も」

    遺産、と彼女は言う。その意味は言葉通りなだけではないのが、ウイさんの表情を見れば容易に分かった。

    「雷帝はその化け物染みた政治手腕と異常なカリスマ性だけでなく、発明の分野でも悪魔的な才があった。あの女はあらゆる分野で頭角を現して、だから当時、そんな雷帝に傾倒する学生は少なからずいた。分かりやすいまでの『力』と『言葉』はゲヘナ内外を問わず若者を魅了したんですよ……その実態はどうあれ盲目的に」

    私だってこの自治区の出身で二年前と言われてゴタゴタしていたのを覚えている。その裏でそんな話があったとは思ってもみなかった。

    「そして、例の『記念』教会を作る発起人になったのもそんな雷帝への盲信に近い憧れを抱えた少女達だった」

    彼女が取り出したのは少し煤けた茶封筒。幾つか赤い判が押されているそれから取り出したのは、所々が黒塗りになった何かの報告書と何枚かの写真。
    その写真を私達に見せながら、彼女は報告書の中身を読み始めた。

  • 356二次元好きの匿名さん24/08/22(木) 21:49:59

    このレスは削除されています

  • 3571じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/22(木) 21:57:28

    「雷帝が失脚する少し前、彼女達は雷帝の治世を讃える為の教会兼『雷帝の為の研究所』の建造を始めた。それが貴女達が知りたがっているカイゼリン・ブリッツ記念教会。少しでも、最高権力者である雷帝に立場的にも、科学者としても近づこうとする浅はかな考えだったのでしょう」

    浅はかと言いながらウイさんの顔に浮かぶのは馬鹿にしたりするような物ではなく、憐憫のそれ。
    何故そんな事を、と咎めるのではなくただどうしようもなかったと悔恨するように呻く言葉だった。

    「実際、権力も地位もないただの学生達が始めたのだから、その動きはとても遅々としたものだった……けれどある時を境に当時の『富裕層の大人』達が挙って建築資金を出資し始めた」

    少し嫌な気分になる。あからさまに汚い流れがあったのが読み取れる。私達学生を食い物にしようと、そういう意図があったのが分かる。

    「その勢いに乗って彼女達は小さな礼拝堂どころかトリニティ大聖堂に匹敵するような巨大な『高層ビル』の建築を始めた。けど、雷帝自身は自分のシンパが作り始めたそれに費用を一切拠出しなかった。当時あの女は政争の真っ只中でしたから。ただ、興味がなかったわけではないでしょうね、実際、度々建設現場には視察に足を運んでいたっていう報告がありますから」

    教会と聞いていたから、その実態が高層ビルだと聞いて面食らってしまう。トリニティやD.U.にある教会にもビルの一室に入っている物もあるけれど、だからといって高層ビル丸ごと一つ教会なんて見た事がなくて、古めかしい印象すら教会という単語に抱いていたから、あまりイメージと結びつかなかった。けど、そんな私の惚けた感想なんて気にしないままウイさんは話を続けていく。

    「結局、雷帝は竣工を眼にする事なく失脚してした。だからこの話は他の遺産や雷帝派閥の人間達の最後と同じようにここで終わる筈だった……けれど」

    ウイさんの話しぶりから、雷帝という人と教会自体に『直接的な関係はない』。
    そういう言葉が読み取れる。

  • 3581じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/22(木) 22:04:56

    「建築は極秘裏に行われ続けた。曳屋、ユニット工法、後は解体移築。とにかく新体制になって混乱している新生徒会の目を誤魔化すように建築を続けられたた。周囲の自治区住民にも徹底して情報統制を敷いて」

    何を思ったのか、どうしてそれを続けたのか、まるっきり私にはわかりません。失脚した生徒会長にどんな想いを抱いていたのか、少なくともウイさんの口振りでは決していい物ではないのだけは察する事ができれけれど。

    「そうして雷帝の治世と功績を記念し、その失脚を偲ぶ『カイゼリン・ブリッツ記念教会』は竣工して、そのタイミングで現ゲヘナ生徒会の『万魔殿』によって破壊された。結局、主導者達とその場にいた自治区住民、誰一人の例外もなく収監、もしくは矯正局に送られた」

    現政権に反する物をそこまで徹底的に隠してまで作り切ったのは、どうしてなのか、と思ってしまう。
    『そうまでして何を作りたかったのか』。
    きっと多分、『教会』だけじゃないんじゃないかと、悪様な想像が頭を掠める。

    「そうして破壊された旧カイゼリン・ブリッツ記念教会はあまりにも悲惨なほど破壊されて、それでも骨組みまでは破壊仕切れなくて残骸だけが残っている」

    当時調査した人員の報告では『口紅』だなんて呼ばれてたそうよ、とウイさんはつまらなさそうに補足してくれた。

    「この記念教会は直接雷帝が指示して作った物じゃない。その開発もあの女の手による物じゃない。その裏取りも含めて破壊した跡地は当時、あるゲヘナ生の主導で調査が行われて、その調査結果もきちんと連邦生徒会に報告された」

    一呼吸置いて。

    「報告者の名前は───鬼方カヨコ」

    ウイさんは彼女の名前を告げた。

    「ここまでがティーパーティが秘密裏に調べた情報よ。現在はその教会一帯の再調査すら禁じて、ゲヘナが定めた特別立ち入り禁止区域に指定されているからその一帯1kmにはバリケードも張り巡らしてあるとか」

  • 3591じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/22(木) 22:23:02

    「そしてトリニティとゲヘナ間に作られた秘密通路の噂だけど……そんな物は存在『しなかった』。より正確に言えば、そういう構想はあったけれど雷帝の在任中には結局作る事が『できなかった』」

    ウイさんは訂正を入れた。まるで知りたくなかったとでも言うようにして。

    「当時、トリニティにもゲヘナにも『意図的に』多種多様な噂話が流れた。雷帝側の工作と当時のトリニティ上層部は判断して、それでもやはり捨て置けないから情報部門の子達が調査した」

    努めて淡々と、そういう気持ちが伝わるぐらい押し殺して。

    「ある時を境に流れ出したその噂は病のように伝播して、誰もが疑心暗鬼に陥った。まるでいっそ悪夢のようだった。離間工作目的か、それとも本命を隠したかったのか、今となっては分からない」

    ウイさんは喋り続けている。そのカップを握る手は震えていた。

    「そうした噂の一つだった『トリニティとゲヘナの秘密通路』の実態はゲヘナからトリニティ、ミレニアム、D.U.それ以外も含めてほぼ全ての大型自治区へ侵攻する為の隠し通路を作る計画だった。そしてそれは頓挫した……けれど」

    はっきりと、けれど目線を逸らしてながら。

    「今、調べて分かったんです。あの時、恐らくティーパーティはこの話をなかった事にした。政治的な理由で揉み消したのか、雷帝が失脚した事で捨て置く事にしたのかは分かりません……でも」

    彼女は私達が知りたいと願った事をしっかりと調べ上げて、その上で一つの結論に辿り着いていた。

    「ほぼ同じだった」
    「記念教会の建築費用への出資が増えたのと、隠し通路の噂が流れ始めたのは」
    「示し合わせたように同時期だったんです」

    それはつまり、記念教会と秘密通路の関係性がある、そう感じさせる事実だった。

  • 3601じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/22(木) 22:25:40

    という話だったじゃんね☆
    これ以上のゲヘナに関する確定した情報は、現地行ったりその当時を知ってる3年生に聞かないと分からないじゃんね☆
    なんで高層ビルでなんで口紅なんて名前かはになったかは元ネタがそうだからじゃんね☆

    まだ今日はキリのいいとこまで続けるけど……遅くなるじゃんね☆
    あっついじゃんね☆

  • 361二次元好きの匿名さん24/08/22(木) 22:43:12

    お疲れ様です
    無理しないようにお気をつけを……

    地下通路、ヒナちゃん辺りも巻き込んで調べた方が良さげかな?

  • 3621じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/23(金) 00:23:58

    重々しい空気が、私達を囲う。想定以上に話が大きくなってきてしまった。
    この件をこれ以上深掘りするべきか、それともアルさん達はこれに関わっていないと決め込んで行動するべきか。悩んでしまいます。きっと多分この中にいるみなさんは同じ事で悩んでいて。だから誰も口を開けない。

    「よぉっし!一個気になってたの分かったし『目星』もついたね!次は現地調査に行く感じ……かな?」

    【Recommend BGM……〈Pixel Time〉】


    そんな私達の悩みを吹き飛ばすようにからりと清々しい言葉が耳に届く。
    ハッとして見てみればモモイちゃんが満面の笑みでブイサインをしていた。

    「モモイさん。貴女、話を聞いてました……?これ以上この件に「うん、分かってる」……」

    ウイさんの心配を、モモイちゃんは笑顔で、安心してと言わんばかりに遮ってしまう。

    「色々難しい事情、絡んでるみたい。私あんまりそういうの詳しくないけど、それでもヤバそうなの分かった。でも私達、調べたいんだ。知らなきゃ、何もできないからさ」

    力強くモモイちゃんが言う姿に、ウイさんは眩しそうに困惑している。

    「私一人じゃこういう事、お手上げだけどりアリス達もヒフミ達もいるしキャスター……じゃなくて頼りになる仲間もいる!だからこんなところで躓いてる暇なんか私にないんだ」

    だから、と彼女は続けてグッと親指を上にあげてウイさんの目を見た。

    「ありがとね、ウイ先輩!私達、どうしてもこの事調べて、次に行かなきゃいけなかったから……とっても助かっちゃった!」

    曇りなく、まっすぐにウイさんの瞳を見てそう言い切ったモモイちゃんに、ウイさんは目を見開いてから。

    「……きゃす、たー」

    と、小さく呟いた。

  • 3631じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/23(金) 00:43:55

    「そう、ですか……」


    噛み締めるように、奥歯が砕けそうなぐらいに。耳を研ぎ澄ませないと分からないぐらい小さな声にはどこか羨望のようでいて哀しいぐらいに優しい音が乗せられていて。そんな言葉を下向いてぽつりと溢してからウイさんは、書類を取り出した。


    『④メドゥーサ、ゴルゴーンについて調べてもらう、⑤腐敗したオートマタについての考察や対策』


    「……これ以上、この教会について私から話せる事も資料もないですから。もし知りたいなら、当時をよく知る三年生を訪ねるか、その逆にゲヘナの上層部融通の効く人間に頼むかして下さい」


    そう言ってからウイさんは次の資料、取り出したメモ帳とdice1d28=22 (22) 冊の古書、そしてレポート用紙を机に並べていく。私にはそれがどうしてか、何かを振り切るように見えてしまった。


    「次の……貴女達が知りたがっていた英雄についてのお話をします。まず、メドゥーサについてですけど」


    ウイさんは止まらない勢いのままそう言って古書を開いて、挿絵を私達に見せてくれた。


    「前回のレポートでも触れましたがゴルゴーン、そしてその中の一柱であるメドゥーサはかつてラケダイモンと呼ばれる半島やアナトリコンと呼ばれる海沿いの地域で広く信仰されていた地母神です」


    そう言ってウイさんが指差した先には大きな翼を広げ、その両手や足元に蛇を這わす女神の絵。


    「黄金の羽を持ち宝石の瞳を宿しその腹部に蛇の帯を巻く偉大な地母神、それがメドゥーサです」


    その長い髪と優しげな表情、そして長方形が刻まれた独特の瞳をした女性の絵は、昨晩見た彼女にやっぱりどことなく似ていました。


    「彼女は古くから多くの地域で祀られましたが、最終的には新たな宗教と時の権力者によって徐々にその信仰は失われ、その過程で女神から怪物へと貶められました」


    そのままページを捲り次に指差した先には髪が蛇となり、涙するように両目を手で覆う女性の姿があった。


    「ですがその本分は地母神です。農耕と密接に関わる『多産』と『肥沃』を司り、季節の交替を象徴する『死と再生』を司る女神である事こそが、怪物となろうと変わらない彼女の本質です」


    そう言ってからウイさんは次の本を手に取ってから、ちらりとメモを見て書かれている数字を確認すると手早く目当ての場所を見つけてまた同じように広げて見せてくれました。

  • 3641じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/23(金) 00:53:20

    「今言った通り地母神は『多産』と『肥沃』を司ります。かつて現代ほど科学が発達していない時代において、子どもの出産や作物の実りが今以上に尊ばれる物だったのは想像に難しくありません」

    想像してみれば当たり前かもしれません。今よりずっと昔、出産も命懸けだった時代があった。食べ物だって必ず毎年同じ量を得られるわけじゃない。
    だからそんな命の恵み、豊穣を祈る相手がいて、それがあのメドゥーサさんだった。

    「そして足もなく地を滑る蛇は脱皮を繰り返し大きくなりますが、これは遥か古き人々は不老不死の秘密に通ずると考えました。今でこそ苦手とする人も多い爬虫類ですから不思議に思うかもしれませんが、太古の人々は非常に重きを置き、その神秘に女神の姿を垣間見ました」

    なるほどと納得してしまう。確かに足もないのに地面をするすると這って進む姿は不思議だし、脱皮して大きくなるのもわたし達とは全く違う成長の仕方だ。科学の知識が乏しい時代ならその摩訶不思議な姿を見て神秘的に思うのも無理がない気がします。

    「そうした信仰を受けていたからこそ、彼女は後年に貶められた際も、蛇の怪物となってその死体から多くの魔物を産んだという逸話になった……とも考えられますね」

    元からそういう性質があったからこそ、その怪物になってもその名残りがある、ということでしょうか。

    「ええ、また、その……皆さんから見せて頂いた特殊撮影の映像ですが、はい。仮にあのオートマタがメドゥーサと関連するのであれば、あれは『魔物』なんでしょうね。地母神メドゥーサは『多産』を司ります、それを怪物と転じて描かれたゴルゴーンもまた『魔物の祖』となった存在です」

    ウイさんは二冊ほど自分の手元に古書を置くとまたぺらりと捲ってたくさんの魔物が描かれたページを見せてくれた。その一番上には天を駆ける翼の生えた馬とそれに乗った片刃の剣を持った戦士の姿が描かれている。

    「『多産』の権能は彼女の領分であった以上、ゴルゴーンにもその権能から零れた何か……そう、例えばですけどスキルのような物があってもおかしくありません。名付けるなら……『魔の血脈』でしょうか?」

    そう言い切るもどことなく恥ずかしげな様子があった。分かりますよウイさん、私も実はスキルの名前読み上げたり叫んだりするのちょっと恥ずかしいですから!

  • 3651じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/23(金) 01:03:05

    「蛇が一度に産む卵の数は多い種で二十個程になります。これはあくまで想像ですが、もし仮にそのドラマに出てくるオートマタを作っているのがゴルゴーンであるなら……一度に最低でも二十機ずつ。それぐらいは作っているかもしれませんね……見慣れた者の仮面を剥いだら化け物だったなんて展開は創作物ではありふれた事ですから中身が魔物でもおかしくありません」

    そういう考えもあるなと思えば、モモイちゃん達ゲーム開発部のメンバーは手を叩いたりしながら納得といった様子をしています。どうやらそういう展開に思い当たる事があるみたいです。

    「対策があるとすれば、オートマタは所詮オートマタである事、でしょうか?わざわざオートマタの姿をしている理由は分かりませんが、それでも何かしらの『理由』がある筈です。映像から分かりましたがあのオートマタは『一般流通している規格の物』でした……ドラマの撮影用ですから当たり前ですけど。なら、流通先を抑えればそれ以上は作れない或いは作れたとしても別の物になる……かもしれません」

    一瞬だけ、ウイさんがチラリとハナコちゃんの方に意味ありな目線を送っていた。それ目線にハナコちゃんは笑みを浮かべるだけで特に反応はない。なんでしょうか、二人だけで分かる秘密のお話……とかが今の中にあったとかでしょうか。

    「もう一つはオートマタ自体の置き場所です。仮にゴルゴーンが魔物を産んでいるなら、それを飼うための広いスペースが必要になります。その場所を破壊していけば、戦いを有利に進める事に繋がります……ね、ドラマの中なら」

    特殊撮影のドラマという前提でしたがウイさんの話は実際の聖杯戦争で十分に方針として検討できるぐらいの対策を考えてくれていました。
    マーリンさんの言った通り、頼れる先輩のウイさんに頭が上がりません。

    「それからもし中身が魔物なら、その存在自体も『危険』かもしれません。人は野生の大型動物に遭遇してもパニックを起こす物です……それが文字通り『魔の生き物』なら、生物として捕食者への恐怖心や忌避感を抱いて身体に異常を来たす……ぐらいのことはあっても可笑しくありません」

    何せ常識で測れない物なんですからといいながらウイさんはメドゥーサさんについて書かれた古書を閉じた。

  • 3661じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/23(金) 01:27:55

    『⑥スカサハのもう一つあるっぽい宝具の考察、⑦アーラシュやスパルタクスについて調べてほしい』
    「次にスカサハと呼ばれる英雄についてもある程度調べて宝……必殺技についてでしたか?それのおおよその検討をつけました」

    渡されるのはスカサハ、スパルタクス、アーラシュと書かれたレポートが手渡される。
    ちらっと見てみると事細かに書かれた資料に私達が調べた時よりもより詳細な情報が載せられていた。

    「これらにスカサハ、スパルタクス、アーラシュについてを簡単にまとめています。その逸話や剛力無双振りと過去数年分の正義実現委員会の運動テスト結果や模擬戦の記録とを比較してこの程度と考えられる現実的なラインの数字を出していますから……よければ参考にしてみて下さい」

    まだ直接的な関わりの薄いスパルタクスさんや、前回黒服さんが漏らした『もう一つの宝具』という発言、それからアーラシュさんの詳細なステータスやスキルについてもこれである程度は目星がつきます。
    そう思って心を弾ませてみなさんと回し読みしようとした時に。

    「それからスパルタクスについてですけど……」

    ウイさんから思わぬ人の名前が出ました。

    「彼の生涯、そしてその功績は体制側へ『叛逆』という言葉が相応しい物です。奴隷達をまとめ上げ常に体制側へ戦いを挑み、かつてあった大国を震撼させる程の戦力に成長し各地での戦闘に勝利し続けたウォーモンガー」

    その荒々しい逸話は確かにバーサーカーに相応しいと感じてしまう一方で、あの時片膝をついて視線を合わせて話を聞いてくれた彼らしくないとも感じてしまう。そしてそう感じたのは決して間違いではないと言うようにウイさんは説明してくれた。

    「その反面、語られる彼個人は戦う力がない老人や幼い子どもへの暴力を徹底的に禁じ、金品の略奪を諌める理性的な男性だったと謳われます。その戦いは窮乏と困難に見舞われたものでしたが挫ける事もなく突き進んで勝利を手にする勇敢で、そして非常に聡明な人だとも」

    ウイさんが持つ古書の表紙、そこに古代語で書かれた『Tertium Bellum Servile』の文字を彼女は一なぞりしてからこう締め括った。

    「もし仮に私が彼と対話をするならば……そしてもし今困難な状況にあるのなら。打算を捨て、語り継がれた彼の姿を信じて『助けて』と、ただそれをしっかり伝える……かもしれませんね」

  • 3671じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/23(金) 01:35:38

    というところで今日はおしまいになりますじゃんね☆

    残りは⑧〜⑩じゃんね☆これはもう明日きっと多分何もなければ情報出してすぐ終わる筈だから……明日こそ午後の行動安価じゃんね☆

    明後日忙しいから明日少しでも進めるじゃんね☆


    明日か明後日、まとめも再アップするじゃんね☆


    今日も遅くまでありがとうございました!明日は11頃からぼちぼち書きますじゃんね☆

    それではみなさんお休みなさい……じゃんね☆

    >>361

    ありがとうじゃんね☆

    コメント嬉しかったじゃんね☆

    なんとか乗り切ったじゃんね☆


    秘密通路……難しいじゃんね☆

    誰に相談するかでスムーズに事が進んだり、ちょっと回り道したり……とか想定はしてるじゃんね☆

    でもその時に選んでもらった安価で少しでも楽しいお話書きたいじゃんね☆

  • 3681じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/23(金) 01:36:34

    スパさん達のステータスとか師匠の宝具とかは明日マテリアル形式で出すじゃんね☆

  • 369二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 04:41:34

    お疲れ様でした〜

    ウイ先輩もお疲れ様じゃんね!
    また何かあったら、ウイ先輩に色々と頼ると思いますが頼みましたよ
    午後の行動安価は……ゲヘナでの現地調査辺りかな?

  • 370二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 07:44:06

    剣術同盟のゲヘナ側の知り合いだとこの人達(一応このコメの↓に名前出しとく)あたりに話をつけるのが良いんだろうけれど。他の人達とは、直接顔を合わせたことがある描写ブルアカ原作ストーリーやイベントストーリーでされてないし良くなさそうかも?
    【空崎ヒナ·黒舘ハルナ·鬼方カヨコ】
    空崎ヒナ(剣術同盟の知り合いといえば、ゲーム開発部補習授業部のみだと無理かも)
    黒舘ハルナ(剣術同盟の知り合いといえば、もしかしたら、両方?)
    鬼方カヨコ(この作品だと今時点で全員面識あるけど、どこにいるのかわからん。)
    空崎ヒナさんだとこうなる可能性があるだろうけど。
    ヒナ「そう、あなた達、ソレが知りたいのね。」
    ジャキン
    ヒナ「だったら、私に勝ったら教えてあげるわ。」
    【VS全力ヒナ委員長モードイベント開始】
    因みに、イオリに取り次いでもらおうとして難色しめされて足なめ要求されたらセイバーさんに足なめさせるじゃんね。
    ハルナさんだと、美食を出せれば、教えてくれるかもしれないって思ってます。
    万魔殿は、マコト議長の気分とかにも左右されるし、そうそう簡単には、いかないだろうと思います。

  • 371二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 08:12:40

    ヒナに事情を話して頼むで良い気はするんだよな。向こうもゲヘナ生である便利屋が他の自治区に対して軽微とはいえ襲撃をかけてる状況は解決したいだろうし
    解決の手段として生徒だけでは危険だって事も、アビドスのクレーター事件の件とかを言えばサーヴァントは生徒だけでは対処できないって理解はしてくれそうな気もするし
    私情で贔屓してはくれないだろうけど、一応好感的には最終編後と考えるとアリスに対しては好意的に接してくれはするだろうし

    あー、ヒナがホシノに一目置いてる事をヒフミ達は知らないから出来ないけど、ホシノに頼んで交渉手伝って貰えればより上手くいきそうな気はするんだよな
    ホシノは実際に戦ってサーヴァントの危険性理解してるだろうし、ホシノがそう言ったならヒナもより納得しそうではあるし

    それはそうと、トキに夜に会いに行っておきたいって考えたら、今日の午後にゲヘナに行くかどうかは悩みどころではある
    アリス経由でヒナに連絡してD.U.辺りで会って調査の協力を頼むとかもありかな?

  • 372二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 11:11:05

    ヒフミの好きなモノにペロロ様以外にアーサー王物語が追加されそう

  • 3731じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/23(金) 12:52:59

    ぼちぼち書いてくじゃんね☆

    >>369

    ウイ先輩は頼りになるじゃんね☆

    >>370

    意外とゲヘナ面子と知り合いな子が同盟内だと少ないじゃんね☆

    >>371

    ホシノちゃん経由は1も思いつかなかったじゃんね☆

    >>372

    本スレのヒフミちゃんが全部終わった時にそう思ってくれたら……1は嬉しいじゃんね☆

  • 3741じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/23(金) 12:54:32

    よく見たら11時開始予定だったじゃんね……
    すごいナチュラルに13時からだと自分の中で勝手に思い込んでたじゃんね……
    ごめんなさい……じゃんね……

  • 375二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 13:07:17

    現地に行くなら説得するかバレないように行くかだな
    説得するならどう説得するかが鍵になる
    後上手くいっても雷帝絡みである以上調査内容の報告義務や監視付きという可能性は高い
    それでもし便利屋68の何かしらの痕跡があったら雷帝絡みである以上便利屋68が緊急指名手配されるだろうし
    マコトとヒナは雷帝絡みではしっかり連携してるだろうからな
    そうなれば便利屋68はますます姿を隠すからもう見つけるのはまず無理だし見つかってもすぐ移動しそうだ
    バレないように行くならどうやって行くかかな
    失敗したら指名手配されてしまうリスクがある
    指名手配ルート突入となったら大分まずいし

  • 376二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 13:20:20

    ぶっちゃけオートマタの置き場とか考えると逃げるにしても移動までに時間かかるか放棄になるだろうし
    聖杯戦争に目的があったりマスターとしての時間制限を考えれば逃げてるだけってのは向こうも出来ないとは思う

  • 377二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 13:26:41

    ゲヘナ行くと今日トキと会うのは難しくなるからな
    トキとは早めに会いたい気持ちはある
    結構重要な情報持ってそうだし

  • 3781じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/23(金) 13:44:29

    『⑧銀の薬莢とアンプルについて、⑨マリーやヒナタ、シスフの様子について聞く』
    長い話を終えてウイさんはまた一口珈琲で喉を潤して、それから近くにあったブックトラックを引き寄せた。
    ウイさんの細い腕でするりと手繰り寄せられたそれに彼女はてきぱきと古書を収めていく。
    どうやらここでの話はそろそろ終わりのようでした。

    「映像記録にあった……銀の薬莢。あれがどんな物か私では調べきれません」

    ぼそりとこちらに顔を向けず古書を仕舞っていく彼女の声が流れた。

    「確かに銀の薬莢……というより銀の弾丸は御守りとして存在しますし、シスターフッドでも新年や式典で用意される事があります。ただし、だからといってそれ自体に何かしらの格式や由緒があるというわけではないんです」

    意外な言葉にびっくりする。わりと銀の弾丸なんて実際に使えるかどうかは別としてアクセサリーや御守りで見かけたりするの物です。それが何の謂れもないと聞かされると驚いてしまいます。

    「考えてみれば当たり前ですよね。『銃』もそれに用いる『弾丸』も科学の発展と共に生まれた産物です。なら銀の弾丸自体、それほど古めかしい起源があるわけじゃありません」

    けどよくよく聞いてみれば尤もな話です。剣や槍なんかと比べれば明らかに銃や弾丸は新しい武器なんですから。

    「どちらかと言えば『銀』という貴金属自体に意味があります。その美しい輝きは古来から月や女性と関連し、心の平穏と幸運を呼び込み『浄化』する『純粋』と『無垢』の象徴とされました。実際にシスターフッドの祭儀道具は銀製ですからね……それらが俗信として広がったのが破魔の御守りである銀の弾丸、というわけです」

    銀そのものに意味があるのだとウイさんは強く念押しするように言う。弾丸にではなく、銀という金属自体が重要なのだと。

    「銀そのものは鉛より軽く、その威力は見込めません。仮にそれを実戦の場で使うとすれば、それは宗教的な意味合い以外に考えられるのは一つ」
    「威力の高い鉛の弾丸を押し除けても『効果的である』と判断したから……例えば魔物や『霊的な存在』には通常の弾丸より遥かに高威力になる、とかですかね」

  • 379二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 13:58:54

    銀の弾丸は、サーヴァント特攻目的ってことか。

  • 3801じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/23(金) 14:00:04

    「まぁ、所詮はフィクション、迷信に過ぎませんけどね……ああ、それからアンプルについても同型の物は見つかりましたが、アレはよくある一般に流通している物です。『ラベルが剥がされていて』これ以上の判別は難しいです」

    残念な事にアンプルについての情報は調べられませんでした。後はヴェリタスの方が調べて下さっている結果待ち、ですね。
    ただウイさんは、分からなかったでは済まさずに次の道標を示してくれました。

    「もし貴女達がこの二つを調べたいなら、銀の薬莢はシスターフッドの『歌住サクラコ』を」
    「アンプルなら……救護騎士団を訪ねるのをお勧めします。ただどちらを行くにせよ、一方は弾薬、もう片方は医薬品について。そうした物品の情報を尋ねる以上は『きちんと』説明しないと……理解を得るのは難しいかもしれませんね」

    シスターフッド、そして救護騎士団。どちらもトリニティの中ではとても大きな組織。そこを訪ねれば確かにもっと情報を得られるような気がする。
    けど、なんとなく。ウイさんの言い方に妙な引っ掛かりを覚えました。それが何かは言葉に出来ないですけど、なんとなく、そう本当に小骨のような違和感がある。

    『⑨マリーやヒナタ、シスフの様子について聞く』

    何かシスターフッドについて、もしかすればマリーちゃんについての情報を知っている、そんな気がする。明確な理由があるわけではなく、ただ漠然と『直感』でそう感じて。

    「ウイさんは……マ「そういえば、随分調べて頂きましたが、いいんでしょうか?たかがドラマの話なのに」ぃちゃ……はへ?」

    マリーちゃんについて何か知らないかと尋ねようとしたタイミングでハナコちゃんの疑問とちょうど被ってしまいました。
    けどハナコちゃんの言った疑問というか申し訳なさそうな声にも確かにと頷きそうになります。その専門性から普通の学生で利用される方は少ないとはいえティーパーティから度々依頼を受けておられますし、何よりそもそもウイさんは図書委員会の委員長さんです。私達の持ってきた調査依頼をドラマの話として受け止めてもらったのは助かりましたけど、そんな事で貴重なお時間を割いてしまって大丈夫だったのかとも感じてしまう。もしかすると、これが私が感じていた違和感、だったのでしょうか。

  • 381二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 14:03:26

    後、午後は、トキに会えるように行動したい。
    ゲヘナへ行くのは、もっとここに集まるスレ民の思考とかをみてからにしたい気がする。

  • 382二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 14:06:22

    ハナコは故意に被らせてきた感じがするな
    マリー関連をウイに聞いて欲しくないんだろうけど

  • 383二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 14:08:13

    >>382

    ということは、ハナコさんっぽいシークレットダイスの結果を待つしかないのかな。

  • 384二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 14:29:13

    トリニティにいるなら、ナギサ様に挨拶に行くかパフェを食べに行くか黒服に会いに行くか……のどれかか?

  • 3851じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/23(金) 14:38:22

    「……別に。言ったでしょ、もう終わった話だって。ちょうど急ぎだった仕事、片付いたところで暇だったんです。だからドラマの映像を見たりその所感を語ったり、考察するなんて依頼ぐらい……逆に頭の体操になりましたから。もし可能なら、戦っている映像や貴女達の話だけじゃなくてそのドラマの『本編』も見たいぐらいです」

    じとっと彼女は私達を見る物ですから慌てて取り繕ってしまう。そんなドラマ、実際には存在しないんですから。

    「あ、あはは……こ、今度!今度またディスク持ってこれたら持ってきます!」
    「期待しないで待ってます」

    今日一番、軽い溜め息をこぼすウイさんを見て、私の中にあった妙な違和感のざわめきは落ち着きを取り戻した。だから最後に一つ、どうしても気になっている事を聞いてみる事にしたんです。

    『⑩聖杯戦争についてある程度(マーリンから聞いた”自害なんて許されない。必ず殺し合いをさせる。それ以外の決着がルールにないから、その結果以外になったらやり直しになるんだ”という仕組みも含めて)話せる範囲で話してウイの所感を問う』

    マーリンさんは違う視点でこの聖杯戦争を見ている人に会う事が手掛かりになると仰っていました。幸いウイさんは聖杯戦争その物とは『関わりがない立場』にありますし第一『マスター』じゃありません。なら、そういう視点から見える物があるかもしれません。

    「ウイさん、実は一つお尋ねしたい事があるんです」
    「……いいですけど、もうお昼になりますから手早くお願いします」
    「あはは……実は今、あるゲームに参加してるんですけど、そのルールに気になる事があるんです」
    「ルール、ですか?」

    突然の話題に訝しむウイさんですけど、私は無視するように気にしないで話を続けます。幾らマーリンさんからいずれ分かると言われても、これを知る事がマリーちゃんやアルさん達の願いに近づく一歩になるかもしれない……そんな風に思うんです。

    「はい、そのゲームに勝つ為には必ず相手を蹴落として脱落させなきゃいけない。そしてそれ以外の方法は認められてなくて、もし仮に相手が棄権したとしても必ずやり直しさせられる……そんなルールがあるんです」
    「……それは」
    「どうして運営をしている方はそんなルールにしたのかとか……なんでもいいんです。頑なに勝ち方を一つに拘る理由を、棄権が出来ない理由を、考えてはもらえませんか」

  • 3861じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/23(金) 15:02:34

    監視カメラの映像をドラマだと思い込んでいるウイさんに今から改めて説明していてはきっと日が暮れてしまいます。だから私はゲームという仮定の話で少しでもこの信頼できる上級生から何か良い考えが欲しいと思って尋ねて。

    「……それ本当にゲームなんですか?」

    根本からばっさりと否定されてしまった。

    「いえ、疑っているのではなくそもそも『ゲーム』だと思っている物それ自体の認識が間違っている、そういう可能性はありませんか?」

    それはわたしとは全く違う視点でした。

    「ゲームのルールに認められない物なんていうのは『プレイヤーの一方だけが不利益になる』物や『著しいゲームバランスを崩壊させる物』……ではないでしょうか。そうなると、棄権できない事はそのどちらかやそれに準ずる物に該当するのかもしれません……けど」

    私が伝えた棄権、つまり聖杯戦争におけるサーヴァントの自害という選択肢はそれ自体が聖杯戦争やその参加者に何らかの不利益を齎してしまう可能性があるという考え。そして───。

    「ヒフミさん。貴女から今聞いた話はゲームで説明するより料理とか若しくは『実験』で説明した方が納得しやすい……気がします。蹴落とすという勝ち方を工程と捉えてみましょう」

    実験、そう言われて薄ら寒い何かが背中に触れた気がしました。

    「対戦相手が何人か知りませんが……仮に七人だとして。自分を除いて六人の相手を蹴落とさなきゃいけない。棄権はしてはいけない。相手を倒さないで勝ったらもう一回『やり直し』……奇妙なルールです。そしてやり直しを強制させるほどルールその物を遵守する事その物への拘りを感じます」

    やり直し、つまりそれ以外の結果が認められない。それに私はただの悪意なのかと思っていましたが、そうではなく、相手を倒すルール自体が非常に重要なのではとウイさんは推理してくれました。

    「例えば、そうですね。相手を倒す六回の戦いを全部で六つの工程を必要とする実験、と置き換えてしましょう。全ての工程は決められた通りに行わないと正しい実験結果は導きだせません……ましてや棄権、実験で例えるならその工程を一つ飛ばすなんて事をしたらまともな実験結果にはなりません。だから六つつの工程を必ず全て践む必要があって、それ以外の方法は認められない」

  • 3871じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/23(金) 15:10:43

    眼鏡のブリッジを弄りながらウイさん自身あまり納得は言っていないと言いたげな声で一応と前置きしてから結論を教えてくれました。

    「……というところでしょうか?棄権させたくない、必ず蹴落として脱落させてほしい、その二つを両立させるならこういった考え方ができます」

    聖杯戦争を運営する人間の目的、それは自陣を除く『六騎を倒す』という工程を踏まないといけない……そういう物なのかもしれません。

    「運営する人間が是が非でも実験を成功させたい、だからそういうルールを敷いた……のかもしれません」

    でもそれなら一体、その工程をわざわざしなきゃいけない『理由』は何なんでしょうか?






    「話、おしまい?それならもういい時間だし、そろそろ帰ってもらえますか?……私もお昼にしたいですし」
    「わわ、ありがとうございましたウイさんっ!あっ!よかったらお昼、ご一緒しませんか?」
    「……ありがたいけど遠慮しとく。古書館を空にするわけにいかないから」

    残念ですけどそういう事ならお暇をと思って私達はもう一度頭を下げて古書館から出ようと彼女に背を向けた。



    「棄権できない?……どういう事?そんなルール、存在する筈ないのに」

    だから彼女が最後に呟いたその一言は、私達の耳には届かないままになった。

  • 3881じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/23(金) 15:23:29

    難産だったじゃんね☆

    あとは軽く導入書いて行動安価するじゃんね☆


    >>375

    雷帝絡みでもあり、だけど雷帝の遺産その物ではない……そんな面倒な物じゃんね☆

    ゲヘナの状況についてこれ以上調べるにはゲヘナ生に聞くか潜入しか1は思いつかないじゃんね☆

    >>376

    放棄、するかもしれないじゃんね☆

    >>377

    トキちゃんもウキウキで多分エリドゥで待ってくれてるじゃんね☆

    >>379

    大体そんな感じかなってウイちゃんは推理してくれたじゃんね☆

    >>381

    びっくりするぐらい面倒な状況になってきたゲヘナじゃんね☆

    >>382>>383

    マリーちゃんについてはウイちゃん経由以外でも一応調べる手はあるじゃんね☆

    あと特定の行動する事で自動的にヒフミちゃんはハナコちゃんの持ってる情報を共有する事になるじゃんね☆

    >>384

    パフェとか可愛かったからそこら辺の案も含めて導入書くじゃんね☆

  • 389二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 15:27:19

    いっそ霊体化使ってセイバーかキャスターに行ってもらうか?
    霊体化すれば警備がいても容易に忍び込めるだろうし

  • 390二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 15:32:21

    ミレニアム戻ってミノリと交渉しつつキャスターに拠点周辺の調査とオートマタとかの回収任せるのもありかもな
    戦力強化と話し合い両立出来るし
    昼ならリスクは少ないだろうから

  • 3911じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/23(金) 16:06:28

    【8日目午前の探索イベントが終了しました】
    【今回の情報取得により以下の霊基データが新たに閲覧可能となり、また絆レベルアップ時に+5ボーナスされます】

    【以下】
    【今回新たに閲覧可能となった霊基データを表記します】
    【ご確認下さい】

    クラス:ライダー
    真名:メドゥーサ
    最大HP:???
    【ステータス】
    筋力(実数値:42+1)
    耐久(実数値:30)
    敏捷(実数値:54)
    魔力(実数値:47+3)
    幸運(実数値:?+2)
    【保有スキル】
    スキル名:魔の血脈
    ランク:A
    説明:詳細不明。腐臭漂うオートマタと何かしらの関連性があるかもしれない。ただし古関ウイはこれについて『確定ではない』と告げている。ゴルゴーンが怪物の祖である事は確かだが、どこか『違和感』がある気がする……そう浦和ハナコにモモトークで改めて連絡した。
    効果:魔力を50追加。味方陣営のステータス判定時に1d20増加。1d100で判定、成功値30以下。成功時、魔性特性の味方にクリティカルボーナス。

  • 3921じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/23(金) 16:08:20

    【またアーチャーについては前回の戦利品獲得時に行った安価に誤りがあった為】

    【第二、第三スキルの両方を今回表記します】


    クラス:アーチャー

    マスター:飛鳥馬トキ

    真名:アーラシュ

    【ステータス】

    筋力:B(実数値:40+dice1d10=1 (1) )

    耐久:A(実数値:53+2)

    敏捷:B+(実数値:41)

    魔力:E(実数値:12)

    幸運:D(実数値:20+dice1d10=6 (6) )

    【保有スキル】

    スキル名:千里眼

    ランク:A

    説明:視力の良さ。遠方の標的の捕捉、動体視力の向上。Aランク以上でこのスキルを有しているアーラシュは、一種の未来視(未来の予測)や読心さえ可能としている。

    効果:1d100で判定、成功値40以下。成功時、自身のステータス判定にクリティカルボーナス。


    スキル名:弓矢作成

    ランク:A

    説明:女神アールマティから授かった知慧たる「弓」の設計者であり作成者でもあるアーラシュは、材料さえあればたちまち弓と矢を作成する。

    弓には物質的な材料が必要だが、矢であれば自らの魔力を削ることで作成可能。これによりアーラシュは無数の矢を断続的に放つことが可能となる。

    効果:自身に魔力30追加。HPを1d1000回復

  • 3931じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/23(金) 16:10:40

    クラス:バーサーカー

    マスター:安守ミノリ

    真名:スパルタクス

    【ステータス】

    筋力:A(実数値:50+dice1d10=3 (3) )

    耐久:EX(実数値:50+dice1d10=8 (8) )

    敏捷:?

    魔力:?

    幸運:?

    【保有スキル】

    スキル名:剣の凱旋

    ランク:A

    説明:スパルタクスの生涯、その中にある一つの謎。アルプス越えを目指した彼が、それを取りやめてまで南下した逸話に基づくスキル。その真意は彼にしか分からない。

    効果:『筋力』『耐久』『宝具』でのステータス判定時、1d40のボーナス。HPを1d1000回復。


    【また今回】

    【スパルタクスの情報取得時にボーナスがありましたが】

    【それについては古関ウイの発言にボーナス分の情報を盛り込んでいます】


    【それでは皆様】

    【よい検討を】

  • 3941じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/23(金) 16:55:38

    【Kotama Otose】
    ・映像の解析が完了しました12:40 既読

    ・まず薬莢について12:41 既読

    ・やはり市販されている物でありません12:41 既読

    ・一応酷似した物で、トリニティのシスターフッドが数年前に『魔除けのペンダント』としてチャリティー事業で販売した物がネットオークションで複数確認できましたけど12:43 既読

    ・どれもチェーンを通す加工がしてあったりで、銃弾として使える物ではありません12:44 既読

    ・そのネットオークションに出品された物と今回の記録にあった薬莢自体は、その形状の一致率から恐らく同じ製法で作られた物だと考えられます12:46 既読

    ・オーダーメイド品、なのは間違いありませんしこの精度で銀を弾丸に加工してある程度の数を造れる各工場の受注リストを洗いましたがやはりそういった依頼はありません。十中八九、シスターフッドの手で作られた物と考えて大丈夫かと12:50 既読

    ・それからアンプル容器についてですがトリニティの製薬会社が製造している鎮痛剤物だと思われます12:51 既読

    ・かなり強い部類のようですから当然市販薬の部類ではありません12:52 既読

    ・トリニティの医療系部活動団体である救護騎士団でなら実際に処方した生徒、処方された生徒の記録もあるかもしれません12:53 既読

  • 3951じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/23(金) 17:04:38

    【8日目午後・導入】
    【トリニティ自治区・カフェ街】
    『情報の整理といこうか』

    セイバーさんの合図で一度食事する手を止めて、周囲を見渡す。ウイさんと分かれてから訪れたカフェ街にある喫茶店。デザイナー個室になっているそこは幸いな事に壁もかなり厚く、昼時の賑わいもあって個室の外に話が漏れる心配はなさそうでした。

    「とりあえず教会については結構分かったんでしょ?……なんかすごい危なそうだったけど」
    「危なそうっていうより実際かなり危ないっぽいね。古関先輩もそうだけど、ミレニアムでもチヒロ先輩にも釘刺されたくらいだし例の雷帝って人関係についてこれ以上触れるのは難しいかな?」

    実際のところどこまで関われるかは見極めが必要です。出来るなら無断で行くのではなく、きちんと事前にアポを取るのが求められるかもしれません。ただウイさんも言っていましたけど、生徒会関係者にはこの件はおそらく頼れないでしょう。

    「でも地下の通路、あれ関わりありそうだしやっぱりもう少し調べたいかな……現地行かなくても、もう少しゲヘナに詳しい人にも話聞いてみたい」
    「そうですね、私もライダーさんの動きは気になります。仮に、最低日に20機オートマタを建造しているなら、調べるにしてもあまり日数をかけるのは得策じゃないと思います」

    私達もヘル助さん達を増産していますが、それは他の陣営も同じです。同じ時間でそれだけ戦力を増強していきます。ただ、だからといってあまり急いで動く、というのも危険なのかもしれません。

    「み、ミノリ先輩に話をしてみる、とか?もし仲間になってくれたら頼もしいですし……ウイ先輩も、すぱっ、スパルタクスさんはいい人だって言ってたし……」
    「アリスも一度お会いしましたがとても礼儀正しい縛りプレイ中の勇者でした!また会いたいです!」

    ミノリ先輩と会うというのも大切かもしれません。
    前回はしっかりお話し出来なかったので、どこかでじっくり腰を据えてお話しがしたいですね。

  • 3961じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/23(金) 17:11:58

    「私はシスターフッドか救護騎士団に行くのがいいかと思う。銀の薬莢の効果にせよ、アンプルの中身にせよ、よりしっかりそれぞれの組織で調べられる」

    『ウイもそんな風に話をしていたね。僕もそれに賛成かな。トリニティで済ませられる用事は一度にまとめてしまってもいいと思うよ』

    「ですが、どちらの組織もマリーちゃんが関係しています。シスターフッドは言わずもがな、救護騎士団についても前回の戦いで彼女自身が話に触れていたようですから……私は無理をせずミレニアムに戻るのも一つの手かと」


    アズサちゃんとセイバーさんはこの後もトリニティ、シスターフッドか救護騎士団へ行くのを提案してくれましたが、ハナコちゃんの言うようにリスクはあります。

    ただトリニティなら通功の古聖堂に行って黒服さんと話すっていう選択肢もありますし、なんならいっそ昨日出来なかった休養がてらスイーツ巡りだってありです。


    私は───。


    【行動安価です】

    【8日目午後の探索イベント(1回目)の行動を選択して下さい】

    【行動については以下の①〜⑥の中から選択、もしくは⑦でやりたい行動/好きな行動をご記入下さい】

    ①ゲヘナへ行く(誰にアポ取るか等の希望がある場合は記入お願いします)

    ②トリニティでスイーツ巡り

    ③シスターフッドへ(どんな話をしたいか等の希望がある場合は記入お願いします)

    ④救護騎士団へ

    ⑤ミノリに会いにミレニアムへ

    ⑥通功の古聖堂へ

    ⑦助けてペロロ様〜(自由記入)


    【安価先>>404


    【それでは皆様】

    【よい選択を】

  • 397二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 17:17:08

    私としての意見としては、②が良いかな。
    ①は、ここに集まるスレ民の思考とかをもっと見てからにしたいですね。

  • 398二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 17:17:43

    ⑦ヒナに連絡して可能ならD.U.か、もしくはトリニティとゲヘナの自治区境界線辺りで会って話す かな
    トリニティとゲヘナの自治区境界線なら移動時間もそんなに掛からないかもだし

  • 399二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 17:19:38

    もしくは、⑦で②の行動しながら夜トキに合うとき用のスイーツ買っておくとか。

  • 400二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 17:20:51

    ⑦でヒフミたちは救護騎士団
    モモイたちはシスフに行くというのはありかな
    ハナコはマリー関連を知られたくなさそうだからシスフに行くのに同行してたら誤魔化そうとするだろうし
    ただ誰もシスフ側に行く人に知り合いいないのは困るからアズサにもシスフ側に同行してもらう感じで
    シスフで話す内容としてはマリーがシスフを辞めた件、シスフ側はマリーの体調について知っていたか、今のマリーの所在、マリーに何かしら協力していたかで

  • 401二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 17:22:48

    7で、2のスイーツ巡りをしながらトキ用のお菓子とヒフミが夜にぶらつく用の日持ちするお菓子を探すのはアリだな

  • 402二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 17:32:38
  • 403二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 17:58:31
  • 404二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 17:59:46

    >>401でお願いします

  • 4051じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/23(金) 18:03:05

    安価へのご協力ありがとうございましたじゃんね☆

    安価の結果は>>404さん(>>401さん)の『7で、2のスイーツ巡りをしながらトキ用のお菓子とヒフミが夜にぶらつく用の日持ちするお菓子を探すのはアリだな』になりましたじゃんね☆


    ちょっとお片付けとか済ませてから書いてくじゃんね☆


    多分🎲振るじゃんね☆

  • 406二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 18:14:43

    このレスは削除されています

  • 407二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 18:16:44

    ミカ主のマスター適正dice1D100=

    セクシーFOXのマスター適正dice1d100=76 (76)


    ネタダイスじゃんね。()

  • 4081じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/23(金) 18:26:02

    >>407

    セクシーセイアちゃん意外と適正高いじゃんね☆

    もしかするとトリニティ生は意外とみんな高い……かと思ったけどマリーちゃん普通だったじゃんね☆

  • 4091じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/23(金) 19:25:25

    【8日目午後・探索イベント(1回目)】
    【トリニティ自治区・カフェ街】
    【Recommend BGM……〈Walk through〉】
    『⑦スイーツ巡りをしながらトキ用のお菓子とヒフミが夜の探索用に日持ちするお菓子を探す』

    カフェを出てからすぐ、ずんずんと足音荒く私達より先に進んでいたコハルちゃんはくるりと振り返った。腕を腰に当てていかにも私怒ってますよポーズで可愛いです。

    「それで!なんで!スイーツ巡りなの!?」

    私も昨日襲撃に遭った事もありますし、ウイさんのところで入手した情報だってありますから動くのも大切かなとは思います。でも。

    「あはは……たまにはそんなのも悪くないかなぁって」

    折角八人、それにセイバーさんやキャスターさんも合わせたら十人もいるんです。先週はずぅっと聖杯戦争関係の事ばかりしていましたし、こんな風に友達と何にも考えずスイーツ巡りするのもいいんじゃないかなぁって思うんです。

    「今戦争中なんでしょ!?呑気な事、言ってられないんだから!」
    「ふふっ♡コハルちゃんはヒフミちゃんとモモイちゃんの事がとっても心配なんですね♡」
    「ちがっ!?そうじゃなくって!!だから!……そのぉ……とにかく!気を緩める訳にいかないの!」

    羽を忙しなくはためかせながらコハルちゃんは叫んでいますけど、その言葉の裏側に少しでも早くこの戦争を終わらせようって心配してくれている優しさが見え隠れしていて胸が温かくなります。
    でもそんなコハルちゃんだって、さっき窓越しにパフェ眺めて羨ましそうにしてたのは見逃してません!

    「コハルちゃん!私、コハルちゃんと一緒にスイーツ巡りしたいです!」
    「ぅぐ……で、でも……その……だってぇ……」

    そう言ってハナコちゃんの制服の裾を掴んで困っています……もう少し、ですね。ちらっと横を見るとモモイちゃんとミドリちゃんがにやりと笑ってくれました。

  • 4101じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/23(金) 19:30:44

    「まぁ落ち着きなってコハル。私達もさぁ、なにもサボろうって言ってるわけじゃないんだよ!」
    「サボる……わけじゃない……」
    「そうだよ、コハルちゃん。私達、ここのところずっと拠点詰めだったし……すこぉし羽目外したっていいよね?」

    コハルちゃんの両肩に、いつの間にかサングラスをかけたモモイちゃん達の手が置かれます。才羽姉妹のコンビプレー、輝いてますね!さぁっ、あと一押しです!

    「こ、コハルちゃん……」
    「ぅ……ゆ、ユズ……」

    そっと正面に回ってコハルちゃんの眼を見るユズちゃんは、その靴底の差で僅かにコハルちゃんより背が低くて、だからこそ。

    「ぁあの……そのね、わ、私に……トリニティの美味しい物、教えてくれたら……うれしいなって」

    小柄なコハルちゃんが普段中々体験できない、相手にされる上目遣いがしっかり決まるんです!

    「ぅ……わ……分かった「コハルちゃんっ!大好きですっ!」むぅぅぅっ!?」

    思わず正面にいたユズちゃんごと抱きしめてしまいましたが嬉しい気持ちが溢れちゃって仕方ありません。

    「そうと決まれば!今日はスイーツ巡り、みなさんでたくさん楽しみましょう!」

    ぎゅっと腕に力を込めつつ、私はこの後のスイーツ巡りとお友達とのお喋りが楽しみで今日一番の笑顔が溢れるのでした。

  • 4111じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/23(金) 19:50:45

    ちょっと🎲振るじゃんね☆

    【カフェ街で遭遇した生徒】

    dice1d7=4 (4)

    ①ナツ

    ②レイサ

    ③アイリ

    ④ アイリ&ナツ

    ⑤熱烈歓迎

    ⑥ボーナス(dice1d4=2 (2) )

    ⑦熱烈歓迎☆


    【トキへのお土産】

    dice1d7=3 (3)

    ①どっさり果実の完熟ゼリー

    ②メッドレモンのバウムクーヘン

    ③シャボンスターの琥珀糖

    ④ししざの水羊羹

    ⑤柚子と甘夏のパウンドケーキ

    ⑥天然葛粉の水饅頭

    ⑦ボーナス(dice1d6=5 (5) )

  • 412二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 20:15:34

    てぇてぇなぁ

  • 413二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 20:20:21

    今回はセイバーも、ヒフミちゃんが食べ過ぎても大目に見てくれるだろう

  • 4141じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/23(金) 20:56:58

    「こっちのお店は生地とクリームの甘さのバランスが最高ってハスミ先輩が!それであっちのはね、ハスミ先輩がパフェを食べるならまずここって言っててね!それから向こう三軒先の、そう!あそこはハスミ先輩がおすすめしてくれたらちょっと前に補習授業部で食べに行って───」

    カフェ街の何恥じないほぼ全て飲食関係で埋め尽くされた通りを先導して、コハルちゃんはみなさんに色んなカフェを紹介しながら回ったりお店を冷やかしたりしている。もうアリスちゃんとアズサちゃんは二人とも両手に二段アイスを持っているし、ユズちゃんとハナコちゃんもぐんぐん手を引かれてるしで、残った夏の暑さなんか負けないぐらい燦々と輝く笑顔でスイーツ巡りを楽しんでいる。
    それを私は注文したフラペチーノが来るのが遅くなったのもあって、みなさんがいる場所から数歩離れたところを歩いている。

    『楽しそうだね、ヒフミ』
    「はいっ!みなさんとっても素敵な笑顔ですっ!」
    『それはそうだけど、その皆んなの中には君もいるだろう?』
    「えへへ……はいっ」

    すっかりお馴染みになったハンズフリーでの通話、という体でセイバーさんとのお話しを楽しむ。

    『彼も、このところ君達が根を詰めすぎているんじゃないかと少し心配していたから。こんな風に君達がなに憂う事なく友と良き時間を過ごせてきっと安心しているよ』
    「それはそうですけど、『彼も』じゃなくて『僕も』……ですよね?」
    『おっと、これは一本取られたかな』

    やり返すようにわざとらしく同じ言葉で指摘してみせて、言葉で互いをくすぐるようにして遊ぶ時間。

    『そういえば今日はもう少し見て周る予定だったね?くれぐれも食べ過ぎとペロロ関係で散財しすぎないように……君の脇腹と財布の紐はすぐに緩んでしまうからね』
    「またそういう意地悪言って!酷いですよ!そんな人には今日のお夕飯のお菜は一品抜きです!」
    『これは困ったな。今日は冷蔵庫に入っていたハドックかサーモンでムニエルって当たりをつけて朝からずっと君が作るそれを楽しみにしていたんだけどな』
    「あはは……そうやって調子のいい事言ってもダメですよー」

    あの夜にセイバーと出会ってから気がつけば一週間、あっという間だった。病室でお話ししていた時はこんな風に大人の方と冗談を言い合う関係になるだなんて思っても見なかった。

  • 415二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 20:59:13

    ムニエル、ジュルリ

  • 4161じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/23(金) 21:02:37

    「ヒフミー!次のお店入るってー!」
    「あ、はーい!」

    どうやら目当てのカフェがあったらしくて、私は駆け出す。

    「さっ!行きましょうー!」
    『仰せのままに、僕のマスター』

    暑い日差しを受けながら、私は陰を伸ばして走っていく。その先に待っているお友達と過ごすこれからの時間に胸を膨らませて。







    「久しぶりだね」

    にひっ。

    「阿慈谷ぶちょー」

  • 4171じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/23(金) 21:15:32

    【トリニティ自治区・某所カフェ】
    きんと冷えた冷房の中、私は頭を抱えていました。

    「いやぁ、まさかこのタイミングで会えるとは思わなかったよ」
    「ほんとだね。ヨシミちゃんに写真見せたらびっくりするんじゃないかな?」

    ミルクレープにフォークを立てながら言うナツちゃんと久しぶりに会ったけれど変わらずチョコミントパフェを堪能しているアイリちゃんの朗らかな会社が抱えた頭の上を飛び交っている。

    「ムラのできたナッペのようにきっと動揺するだろうね」

    嗚呼、どうして、こんな事になったのでしょう。

    「ところでだけど」

    私は何もしていなかった筈なんです、今日は楽しくお茶する予定だったんです。それがどうしてこんな事に。

    「結局、今外でサイン会やってる謎のヒーローXさんというのが阿慈谷ぶちょーの所謂好い人……ってやつなのかな?」
    「ちがいます、ちがうんです」
    「ナツちゃん……多分ほんとに違うんだと思うよ」

    どうしてこんな事になってしまったのかと頭を抱えつつ、脇見をしてみると、窓ガラスの向こうで握手とサインをしているセイバーとその横で整理券を配っているモモイちゃんとキャスターの姿が見えました。
    なにやってるんでしょうか。なにやってるんでしょうか。
    こんな予定じゃなかったと思いながら、発端になったつい20分ほど前の出来事を私は思い返すのでした。

  • 4181じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/23(金) 21:21:42

    ちょっと明日めちゃ早いので今日はここまでになります……じゃんね☆

    明日このセイバーのゲリラサイン会の話やって、午後1回目はおしまいからの午後2回目の探索イベントに突入じゃんね☆


    一日一回ぐらいはこういう感じでワイワイしないとって感じじゃんね☆

    無事にナツちゃんとの約束を回収出来そうで嬉しいじゃんね☆


    明日は早朝に用事があって午前中一杯お外だから……多分15時ぐらいには帰ってきてぼちぼちやるじゃんね☆

    ではではみなさん、今日もありがとうございました!お休みなさい……じゃんね☆

    >>412

    実は唯一の1年生な小春と

  • 4191じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/23(金) 21:27:30

    間違えてタップしちゃったじゃんね……

    こんなの初めてじゃんね……☆

    >>412

    補習授業部唯一の1年生なコハルちゃんって事でゲーム開発部とも同級生(ユズちゃんは一つ上じゃんね☆)なのでちょいちょい絡ませてくじゃんね☆

    1が一人称視点で複数人動かすのに中々慣れてないから描ききれないけど、またアリスとアズサの話だったりミドリとアズサ、ハナコとユズみたいな組み合わせでも話をちょこちょこ書きたいじゃんね☆

    >>413

    このコメント見て、そんなやり取りあっても可愛いなと思って少し入れてみたじゃんね☆

    素敵なアイデア、ありがとじゃんね☆

    >>415

    外伝作品の一つ、衛宮さんちのご飯にも出てて、簡単に作れて美味しいムニエルじゃんね☆

    ハドック出したのは1の趣味じゃんね☆

  • 420二次元好きの匿名さん24/08/23(金) 21:34:56

    おつかれさまです

  • 421二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 02:48:42

    このレスは削除されています

  • 422二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 06:23:57

    お疲れ様です
    冷静に考えたら、アーサー王と写真撮影&握手ってヤバい事だよなぁ……
    そして、ハスミ先輩……w

  • 423二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 08:48:59

    保守

    ミカ主のマスター適正dice1d100=30 (30)

    愛清フウカのマスター適正dice1d100=54 (54)

  • 424二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 08:52:57

    雷帝の遺産
    ブルアカ原作とかでエリドゥにその遺産の建造技術が流用されてるとかありそうかな?

  • 4251じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/24(土) 12:04:52

    色々あって疲れたけどなんとか帰って来れたじゃんね☆

    ちょっと休憩して13時ぐらいからのんびり書いてくじゃんね☆

    >>420

    ありがとじゃんね☆

    昨日は少し早めに終わったから今日はじっくりキリのいいところまで書くじゃんね☆

    >>421

    ありがとじゃんね☆

    少し休んだらばりばり書くじゃんね☆

    >>422

    1もプーサーのチェキ欲しいじゃんね☆

    >>423

    マスター適性30なら最短3日で発症じゃんね☆

    >>424

    アビ・エシェフが名もなき神の技術を一部流用してる……っていう設定はあるけどエリドゥはどんな技術を使ってるのか……シェマタと違って雷帝の遺産を他自治区が既に使ってる場合のマコトちゃん達のスタンスが分からないから謎じゃんね☆

    雷帝関係はかなり浪漫あるから1はワクワクするじゃんね☆

    個人的には4thPVで連邦生徒会長の椅子に座ってるのが映ってた金髪の子なのかな……なんて妄想してるじゃんね☆

  • 4261じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/24(土) 13:15:55

    ナツちゃんのエミュ、久しぶりすぎるからちょっとシナリオ読みなおしてくるじゃんね☆

  • 427二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 13:19:43

    >>425

    私の予想としては、雷帝の遺産関連の物体が後2回、雷帝の遺産の製造されなかった物の設計図から得た技術を流用だか転用だかした物が一回メインストーリーとして追加される予想ですじゃんね。

  • 428二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 13:21:43

    >>427

    追加という名のメインストーリーに関わってくる予想

  • 429二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 13:22:41

    教会を調べる際にヒナを説得するのは簡単ではないのは確かだな
    雷帝絡みだからマコトの意向も強く関わってくるだろうし
    マコトとヒナが二人で話し合いに来るケースも考えられる

  • 430二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 13:23:15

    今日は、夜タイミングでトキと話しに行けるように行動する感じでいいかな。
    そーいや、ヴァルキューレ警察学校の人達としては、聖杯戦争絡みの事件とかすごく困ってそうやな。

  • 431二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 13:27:57

    こっから先街中で複数勢力の大規模な衝突が起きれば衝突が起きた地区はかなり混乱が起きそうではある
    ミレニアムでそれが起きる可能性は結構ありそうなんだよな

  • 432二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 13:53:20

    D.U.にある大型ショッピングモールだと、各自治区の物産展とかたまにやってそうよな。

  • 4331じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/24(土) 14:38:11

    【8日目午後・回想イベント】
    【トリニティ自治区・某所カフェ】
    ───現在時刻より20分前。

    「いやぁ、悪いね阿慈谷ぶちょー。相席させてもらっちゃって」

    コハルちゃんがおすすめしてくれたカフェ。そこで偶然お会いしたのが、ナツちゃんと。

    「ごめんねヒフミちゃん。私達まで座らせてもらって……」

    ミントグリーンのリボンを揺らして申し訳なさそうな顔をしている栗村アイリちゃんでした。

    「ぜんっぜん!大丈夫ですよー!ナツちゃんもアイリちゃんも、久しぶりにお会いできて嬉しいですっ!」
    「そういえばモモトークで言ってたもんね。ミレニアムに短期留学だっけ?」
    「あはは……そうなんですよ。あそこに座ってのもミレニアムでお友達になった子達なんです!」

    通路を挟んだ隣の席、それから私達の後ろのブースに座っているモモイちゃん達がその言葉で顔を出してひらひらと手を振ってくれた。

    「良きかな、良きかな。その土地でしか生まれないスイーツもあるけれど、異なる産地の素材と交わったからこそ生まれる甘味もある……人もスイーツも同じだね」
    「そうだね。トリニティだけとかそんなの関係なく、色んな場所でたくさんの人とお友達になれる、そんなヒフミちゃんが素敵だなぁって私も思うよ!お勉強、大変かもだけど、お友達と頑張ってね!」
    「二人とも……ありがとうございますっ!」

    二人の優しい応援は本当に心地よい甘さで、ほっとしてしまう。前回ナツちゃんとお話しした時は何をあんなに緊張していたんだと、数日前の自分を思い出して笑いそうになる。
    こんなにも、暖かく思慮深い子だというのに。

    「そういえば、『例の彼』とはどうなんだい?阿慈谷ぶちょー」
    「例の、彼?先生のことかな?って、ナツちゃん、その呼び方気に入ったの?」
    「チーズケーキがレアなのかベイクドなのかスフレなのか、はたまたテリーヌか。指し示す本質を正しく認識できなければそこには齟齬が生まれてしまい食べたい物と通った注文が異なってしまう……人は理解し合えない生き物だが、理解をしようと努力は出来る。だからいつでも名前も、そして心のうちも正しく『言葉』にするのが肝要ってところかな」

  • 4341じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/24(土) 15:04:31

    「ええっとつまり……?」

    難しい譬え話に私とアイリちゃんは疑問符を浮かべてしまう。それにナツちゃんは、にひっとシニカルな笑みを浮かべて、眠たげにも見える柔らかな視線のまま簡潔に答えてくれた。

    「一言で言えば、うん。音の響きが気に入ったんだよね。阿慈谷ぶちょーって呼ぶの」

    ちょっとずっこけそうになりますけど、私のことを補習授業部の部長と呼んでくれる方も少ないですし、なんだか特別感もあるので。

    「ナツちゃんが気に入ってくれたなら、そう呼んでもらって大丈夫ですよ。ナツちゃんの声、私とっても『大好き』ですから、他の人なら堅苦しくなっちゃう呼び方もナツちゃん『なら』可愛い響きになりますし!」

    親愛を込めて、この呼び方が好きだと言ってくれるのなら、大事にしたいと思ってそうやって言うんですが。

    「おぉ……これは流石……やはり似た者同士……まるで生クリームとマスカルポーネ」

    ナツちゃんは私とアイリちゃんの顔を見てから何故か天井に顔を向けています。

    「……えっと、と、ところで!結局彼って言うの誰なのかな?先生、とか?それともヒフミちゃんの新しいお友達?」
    「え?あ、うん?……嗚呼、例の彼は……そうだなぁ。実は以前少しだけ知り合った共通の知人……かな?ちょっと珍しい格好をしてるからツーショ撮らせてって頼んでるんだけど……」

    ちらりとナツちゃんは私の方を見る。私がセイバーさんと知り合いな事自体はしっかり隠しつつ、以前約束したセイバーさんとのツーショット写真の話についてアイリちゃんへ説明しています……けど。

    「(ひ、冷や汗流れてますよナツちゃん……)」

    多分何の気もなくセイバーさんの話について聞いてしまったんでしょう。アイリちゃんに私がセイバーさんと知り合いなのをバレないようになんとか誤魔化してくれているんですね。目線がふらふら明後日の方向向いててちょっと、いえかなり怪しい様子ですけど。

  • 4351じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/24(土) 15:15:17

    『(ここは僕の出番、かな?)』
    『(へ?セイバーさん?)』

    どう上手く説明しつつ、それとなくナツちゃんをフォローしてこれ以上言及のないようにするかと悩んでいると、セイバーさんから念話があった。

    『(実は前々からヒビキに頼んでいてね。彼女、服飾が得意なようだから)』
    『(いえ、え?出番って一体……?それにヒビキちゃんに何を……?)』

    あぁ、何でしょう。頭の中でマーリンさんがお腹抱えて笑ってるのが急に過りました。なんだかすごく面倒な展開になる気が、というか『直感』がします。

    『(僕が不審者扱いされる原因はあのバスジャックと戦車強奪……もそうだけど、やはり鎧姿なのがよくないと思ったんだ。だからね)』
    『(え多分違うっていうか、あれ?セイバーさんもしかして……)』
    『(ちゃんと現代らしい服を着れば問題ない、その筈なんだ)』

    現代らしい服、とセイバーは言われました。なるほど確かにセイバーさんならどんな服でも似合うでしょうし鎧姿よりずっと注目は集めにくいとは思います。出来れば落ち着いた服装、例えばスーツとか、それかカジュアルなTシャツにデニムみたい姿なら……そんな風に考えた私の耳に。

    「おや、ヒフミ。こんなところで『奇遇』だね」
    「……あは、あはは……そ、ソウデスネ」

    多分わざわざ一度外で霊体化を解いてからカフェに入店して、さも偶然会いましたと言わんばかりに微笑む。
    バッチリ決め込んだ真っ白なスーツ姿のセイバーの声が飛び込んできました。

  • 4361じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/24(土) 16:07:18

    「ナツちゃん!ナツちゃん!この人って!」
    「……そう、この者こそが数日前から電子の海の話題を奪い去った例の彼!……だね」
    「わぁっ!あれだよね、正義実現委員会の子とかヴァルキューレの人達と戦車とかでバスで街道バトルしてるモモスタグラマーの人!正面から迫ってきた二台の装甲車の間を戦車で片輪走行して突破するやつ、切り抜きで見たよ!」

    センチュリオンちゃん合宿所に持って行く時にそんな事してたんですか、セイバーさん……。
    というか話が盛られてモモスタグラマー扱いまでなってるなんて私知りませんでした。

    「あれは不幸な行き違いでね、幸いな事にトリニティの子達は理解を示してくれたから……まぁだからいつもあんな風にやんちゃをしてるわけじゃないんだ」

    相席してもいいかな?なんて聞いておきながら返事する間もなく私の隣に腰掛けるセイバーさん。

    「僕はセイバー。君たちはアイリと……それからナツだね。いつもヒフミから話は聞いているよ、今日でよければ幾らでも写真に付き合おう」
    「写真?」
    「ええっと……その、話題沸騰中の彼というか謎のヒーローXなるセイバーって人とツーショ撮れたらみんなに自慢できるかなぁ……って」

    なるほどねとアイリちゃんは頷いてから、首を傾げる。

    「あれ?でもその、ヒフミちゃんとセイバーさんってお知り合い、なんですよね?そんな話聞いたことこれまで……」
    「ああ。僕はヒフミの遠縁でね。元々はこのキヴォトスの外、ウェールズという場所で暮らしているんだ。今回は、ヒフミを頼ってちょっとした観光のつもりでキヴォトスに立ち寄らせてもらったんだ。とはいえ、こちらの習俗にはまだまだ不慣れなものだから悪目立ちしてしまったけどね」

    店員さんに声をかけてしれっとアイスティーを注文しつつ、セイバーさんはあらかじめ用意した台本があるように設定を並べていきます。

    「外部から来た僕は言ってしまえば他所者だからね。観光の件も一度しっかり話を通そうという形で、ヒフミがこの自治区の首長に相談してくれたんだ。その手土産をこのカフェ街でヒフミ達が土地勘のない僕の代わりに探してくれたんだけど、その相談に乗ってくれたのがたまたま通りかかったナツというわけなんだ」
    「なるほど!ナツちゃん、困ってたヒフミちゃん達を助けてあげたんだね!ありがとうナツちゃん、」
    「あ、うん、どういたし、まして……?」

  • 4371じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/24(土) 16:23:40

    さすが、と言っていいのかは分かりませんが一国の王様だったセイバーさんです。語る言葉に何一つ澱みもなくて、謎の説得力だけはあります。話の骨組みはちゃんと本当の話だからでしょうか。フィクションが散りばめられてても違和感はありません。

    「そういえば観光で来られてるんですよね?その、トリニティは如何ですか?えっとセイバーさん」
    「美しい土地だね。豊かな自然と大切に使われている建造物、そして君たち学生の活気と心遣いがとても魅力的だ。あれから色々と見て回ってこの地にも慣れてきたとは思うけど、まだまだ新鮮な驚きに溢れているよ」
    「あ、外は銃とかも珍しかったり、キヴォトスとは随分様子が違うんでしたっけ?先生が以前仰っていたような……」
    「そうだね、僕のいた国だと銃は『ちょっと』見なかったかな」
    「そうなんですね!それであんな行き違いが」
    「うん、お互い不幸な『行き違い』だったよ……こちらの政を担う少女が賢明な子で助かった」

    行き違いを強調するセイバーさんが机の下で隣にいる私のスニーカーを揶揄って小突きますが無視します。

    「そういうわけだから、ナツ。君さえよければ写真はどうかな?ちょうど僕もミレニアムで知り合った友から服を貰ってね、今日袖を通したばかりなんだ」
    「うぅん、突然の展開。けれどいつだって人生は偶然の連続、まるでフィユタージュの層のよう……そう言う事だから喜んで、ツーショットといわずみんなで撮らせて貰おうかな?」

    そうナツちゃんが言ってからいそいそとスマホを取り出して、数回、シャッター音が鳴る。
    それから彼女は撮れたその画面を私達の方に向けてくれる。そこには私とナツちゃんとアイリちゃんとセイバーさんの四人の写真がパフェやケーキと一緒に映っていた。

    「うん、いい感じに撮れてるね!あっ!ナツちゃん、後で私にも送ってね」
    「勿論。阿慈谷ぶちょーにも帰ったらすぐ送るから」
    「あはは……楽しみに待ってますね!」

    いい写真が撮れたナツちゃんも満足そうですし、途中セイバーさんが現れるというハプニングはありましたが私もナツちゃんとの約束を果たせて少し胸を撫で下ろします。
    しばらくミレニアムに行ってたのもあって中々会うタイミングがありませんでしたから、こうしてここで会えてよかった、そう思っていたんです。
    この時は。

  • 438二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 16:27:10

    この時は?
    なんだか不審じゃんね。

  • 4391じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/24(土) 16:48:00

    「あのぉ……謎のヒーローXさんですよね?」


    そう、この時私は忘れていたんです。


    「すみません、私達も」


    セイバーさんはSNSで話題になって、いつの間にか謎のヒーローXとしてネット上で動画や画像が一人歩きしてて。


    「お写真良いですか?」


    そしてセイバーさんがSNSで有名になったのは何もやらかしちゃったバスジャックだけが理由じゃなくて。やたら王子様風のビジュアル面で人気が出たという事を。そしてここは拠点でもなんでもない普通のカフェで、当然私達以外にも生徒がいるということを!


    「あ、私もサインお願いできませんか?」「あのよかったら一緒にお食事でも……」「すみません!目線お願いします!」「あ、もしもしレイサ?パトロール終わった?ならカフェ街おいでよ、面白いもん見つけたよー!」「コハルちゃんの先輩さん、私達もお写真お願いしてもいいですか?」「じゃんねじゃんね」「くひひっ。あっという間にすごい人集りだね」「おい、どうする?」「と、止めた方がいいかな……?」「……まあ、このまま静観でいいでしょう」「あのっ!私らもサインお願いします!あ、名前のとこにラブちゃんへってお願いします!」「ふぅ……ゆっくりお食事も楽しめませんわね」「えぇ……流石にトリニティだと不味くない?」「今更ですよー」


    あっという間に私達のボックス席の周りに人だかりが出来てしまいました。その人数は大体、dice3d20=19 20 20 (59) 人ぐらいでしょうか。ああ、まずいです通りに面した窓の向こうからも視線を感じます。

    こんな、それこそ悪目立ちする予定はなくて、ちょっと焦り始めたそんな時。


    「はいはーい!みなさーん!ちゅうっもーく!」


    モモイちゃんが、キャスターさんの肩の上に立って注目を集めて……いやなんでキャスターさん霊体化解いてるんですか?


    「今から謎のヒーローX!ゲリラサイン会&撮影会しまーす!」

  • 440二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 16:51:54

    人数やばw ほぼ最大値

  • 4411じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/24(土) 17:05:48

    59……人?

    なんでほぼ最高値出してるじゃんね……どんだけ席数あるじゃんね……

    とりあえず午後一回目はこれでおしまい。

    あと1レス分ぐらい書いたら次は安価するじゃんね☆

    特に導入はなしじゃんね☆


    >>427>>428

    雷帝の遺産、まだまだ出てきそうじゃんね☆

    楽しみじゃんね☆

    どんな子なのかとかそういうのも早く知りたいじゃんね☆あとカヨコちゃんとマコトちゃんみたいな18歳組の過去話とかも絡めてくれたら嬉しいじゃんね☆マコトちゃんの絆ストーリー、かっこよくて好きじゃんね☆

    >>429

    フェアじゃないからお知らせ?というかヒント?みたいなのじゃんね☆

    そこら辺を掻い潜れる抜け道を一応、ゲヘナにいる生徒の中で一人だけ想定してるじゃんね☆

    でもかなりリスクあるから注意がいるから正攻法、全然ありじゃんね☆

    1は雷帝関係については大体今の3年生や18歳組が中心で2年前に担当した……と考えてるじゃんね☆

    >>430

    実は初日にカンナちゃんだけちょろっと出てるじゃんね☆今は色々忙しい……みたいじゃんね☆

    冬木みたいにガス会社のせいに出来ないじゃんね☆

    >>431

    ミレニアムちょっと陣営集まりすぎじゃんね☆

    二つぐらいの予定が気付けば4つも陣営いるじゃんね☆

    >>432

    それ面白いじゃんね☆

    D.U.で買い物する安価になったら物産展やるじゃんね☆

    >>438

    大丈夫じゃんね☆これサイン会見て頭抱えてるヒフミちゃんの回想だから安心じゃんね☆

    まだ8日目の午後だから不穏な事はしないじゃんね☆

    >>440

    困ったじゃんね……小粋でこじんまりしたカフェの予定がめちゃ坪数と席数ある大きなお店になったじゃんね☆

  • 442二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 17:13:55

    外からも人が入ってきたとかかもしれない

    あとすぐそこにゲヘナの3年生らしき人物がいますね

  • 443二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 17:16:57

    教会にギリギリまで近づいて霊体化でセイバーかキャスターのどちらか片方が侵入するってのはありなのかな

    仮に七陣営がミレニアムに集結して街中で戦闘始めたらもう隠蔽どころじゃない事態になりそうだな
    被害総額いくらになるんだろう

  • 4441じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/24(土) 17:31:23

    【8日目午後・探索イベント(2回目)】
    【トリニティ自治区・某所カフェ】
    ───回想を終え、現在。

    私は頭を抱えていました。モモイちゃん発案のサイン会と撮影会は当然お店に迷惑がかかる……けど店前の通りでする分には呼び込みになるからというご好意もあってスムーズに行われています。
    いつ用意したのか、かなり小型な蒸気ドローンで待機列にミストシャワーしたり、チケット代の電子決済はアイギス7号ちゃんが対応したり、キャスターさんはアリスちゃんを肩に乗せて待機列の整理してますし、モモイちゃんは撮影担当しつつ自分達のゲームもここぞとばかりに売ってますし、セイバーさんは若い子に囲まれて王子様対応しつつちょっとデレデレしてますし。
    どうして、どうしてこんな事になってしまったのでしょうか。私は今日は全然悪目立ちする予定、なかったんです……!

    「まあ、こんな事もあるさ。気を落とさないで、阿慈谷ぶちょー」
    「ごめんね、ヒフミちゃん……まさかこんなに大騒ぎになっちゃうなんて……」
    「いいえ、うちのセイバーさんはほいほい出……着いてっちゃったのが問題ですから……」

    お二人は慰めたり申し訳なさげにしてくれますが、決してアイリちゃんのせいじゃありません。強いて言うなら私がこうなるのを予測して別の場所で撮影するよう言わなかったのと、うっきうきで新衣装お披露目したセイバーさんに問題がありますから!

    「まぁまぁ、とりあえず。もう少し彼女達が夏の暑さに浮かされた宴が終わるまで、涼しい場所でスイーツを楽しもうじゃないか。人生いつだってちょっとの心配や失敗に悩むより甘い糖分で脳を癒してあげる方がずっと楽しいよ?」
    「そうですよね……」
    「そうだよ、ほらっ!食べよ!あ、そうだ!ヒフミちゃんが前に言ってた私と同級生のコハルちゃん、今日来るの?」

    慰めてもらいつつ、アイリちゃんにコハルちゃんを紹介したり、コハルちゃんがハスミさんが食べてたという巨大パフェに挑戦してその大きさに絶望するのを励まして一緒に食べたり。
    外でいつの間にかゲーム開発部の幟まで立ち始めたのを横目で見つつ、私は他のみんなとパフェやケーキを楽しむ午後を過ごしました。

  • 4451じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/24(土) 17:38:03

    ヒフミちゃんのセイバーへの想いをもう少しどこかで書いていきたいじゃんね☆

    恋愛感情ではもちろんないじゃんね☆

    ちなみに外でサイン会担当したのモモイちゃんとアリスちゃんとキャスターの二人と一騎じゃんね☆

    他のメンバーはパフェとか食べてたじゃんね☆


    18時から安価するじゃんね☆

    内容は午後の探索イベント(2回目)の内容じゃんね☆

    特に指定とかないじゃんね☆


    >>442

    その手があったじゃんね☆そういう事になったじゃんね☆

    >>443

    もちろん出来るじゃんね☆

    その場合拠点攻撃の『侵入』っていう形になるじゃんね☆

  • 446二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 17:57:55

    この話のキヴォトスに来てる他のサーヴァントがこのセイバーみたいな撮影会&サイン会開いたらどうなるんやろ?
    (ライダーとかランサーとかバーサーカーとかetc...)

  • 447二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 18:06:48

    1アビドス物産展
    2ゲヘナ物産展
    3トリニティ物産展
    4ミレニアム物産展
    5百鬼夜行物産展
    6山海経物産展
    7レッドウィンター物産展
    8ワイルドハント物産展
    9オデュッセイア海洋物産展
    予想出来る物産展の数は、こんだけかな?

  • 4481じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/24(土) 18:11:09

    安価じゃんね☆

    内容は8日目午後・探索イベント(2回目)に何するかじゃんね☆

    こんな案が一応あるよってこと>>395>>396とかに書いてるじゃんね☆

    特に制限もないじゃんね☆いきなりゲヘナにカチコミして夜から行動になったって、それかもうこの後もトリニティで遊んでも、何したって大丈夫じゃんね☆


    今回のお土産のお菓子購入とスイーツ巡りは情報出なかった代わりに絆ptボーナスとかで補填じゃんね☆どれがいいかはまた聞くじゃんね☆

    そんな感じでカバー出来るから、やってみたい事、ヒフミちゃん達にして欲しい事を書いて欲しいじゃんね☆


    安価先は>>456じゃんね☆


    それじゃよろしくお願いします……じゃんね☆


    >>446

    ランサーさんは多分、必ず毎回サイン会に来る五人の女の子がいる……かもしれないじゃんね☆

    スパさんは赤冬で大人気じゃんね☆

    絆関係のダイスの言い訳考えた結果そうなったじゃんね☆

    ライダーさんは……お持ち帰り『する』可能性があるから危険じゃんね☆

    >>447

    たくさん案ありがとじゃんね☆どこかで使いたいじゃんね☆それはそれとしてワイルドハントの話、イベストでもメインでもいいから読みたいじゃんね☆

    フランスとかイタリアモチーフにしてそうで気になるじゃんね☆

    トリニティもイタリア成分入ってるみたいだけど……

  • 449二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 18:20:52

    午後一回目の安価で書いた>>398を挙げておくかな

    これなら夜までにミレニアムに帰れる可能性はあるだろうし

  • 450二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 18:22:22

    ミノリにミレニアムで会うか
    拠点周辺の調査とオートマタの回収とか?
    拠点周辺に通路があるならいつでもライダー陣営は来れることになるし

  • 451二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 18:34:15

    ヒナに交渉するとしてどう交渉するかがな
    先生のゲヘナ報告書の時の当番生徒は便利屋68のハルカってのも何かありそうだし
    そもそも教会関連を何故知ってるのかの説明が非常に難しいというのもある
    下手すると機密漏洩に関する政治的な問題に発展するし
    仮に便利屋68が教会に関する何かしらの言及をしていたとか言ったら当番生徒がハルカだったことも考えるとややこしい問題になりそう
    そもそも護衛が便利屋68だと仮定するならハルカが当番っていうのも怪しくなってくる

    行動としてミレニアムでミノリと接触が無難じゃないか?

  • 452二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 18:45:16

    私達が巻き込まれている事件があって、それに便利屋も巻き込まれていて便利屋が各自治区にちょっかいをかけているのはその事件が原因であり、私達はその事件の解決の為に動いてる
    現在、便利屋が潜伏していると思われる場所がその教会で、調査の協力を頼みたいって感じとかかな
    少なくともヒナはカヨコが教会の調査を担当してた事は知ってるだろうし、そこを潜伏場所として選ぶ可能性も納得はしてくれるのでは?
    なんならウイに見せた様に映像も見せれば良い訳だし
    ぶっちゃけ向こうの生産速度考えると手を拱いてる訳には行かないし、結局調査するならヒナ辺りに接触しとかないと後々めんどうな事になる可能性高いでしょ

  • 453二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 18:48:47

    セイバーとヒフミは髪色似てるから何か兄妹感がする

  • 454二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 18:50:19

    ミノリと接触するか

    ヒナに会うかだよな

    そろそろミノリと会いたい気持ちはあるし

    >>452の説得なら上手くいきそうではあるけど便利屋68は指名手配されそうだな

    地下通路を便利屋が使っている以上大規模な政治問題に発展するリスクがある話だし

    調査内容はヒナたちも知ることになるはずだから

    まあこの状況なら指名手配してもらった方がオートマタの生産とかが難しくなるから好都合か?

  • 455二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 19:04:00

    >>398>>452みたいに説得する感じかな

    ミノリに会いに行くのも良いけど、現状まだ聖杯戦争の裏について把握しきれてないから聖杯戦争のシステムを乗り越えるのに協力を頼もうにも曖昧な頼み方になりそうなのがな

    トキと話してもっと情報を知ってから会いたいってのはある

  • 456二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 19:05:14

    >>455

    ただ夜にトキに会うのには間に合いますか?

  • 457二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 19:07:17

    >>449か更なる絆あげイベントに行くかのどっちかが私としては、良さそうかな?

    絆上げイベントするのなら、D.U.の大型ショッピングモールで買い物してみたい。

  • 458二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 19:12:57

    アロナとプラナちゃん達は、聖杯戦争絡みの情報どこまで知ってそうなんだろ?

  • 459二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 19:18:58

    このレスは削除されています

  • 4601じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/24(土) 19:20:30

    安価へのご協力ありがとうございましたじゃんね☆

    安価の結果はさん(さん)のさんの意見を採用しつつさんが書いた感じで説得する……感じになったじゃんね☆

    下にまとめたじゃんね☆

    『ヒナに連絡して可能ならD.U.か、もしくはトリニティとゲヘナの自治区境界線辺りで会って話す』

    話す内容は『私達が巻き込まれている事件があって、それに便利屋も巻き込まれていて便利屋が各自治区にちょっかいをかけているのはその事件が原因であり、私達はその事件の解決の為に動いてる。現在、便利屋が潜伏していると思われる場所がその教会で、調査の協力を頼みたい』


    さて、ここで安価じゃんね☆

    自治区境界線であってもトリニティ内だから夜行動は保証するじゃんね☆

    D.U.に行っても夜行動には間に合うという形で扱うじゃんね☆

    その点についてはどっちも大丈夫じゃんね☆


    その上でD.U.と自治区境界線、どっちで話し合いをするよう提案しますか?……じゃんね☆

    D.U.、もしくは自治区境界線のどちらかでお答え下さいじゃんね☆


    安価先は>>465じゃんね☆

    長すぎたから変更したじゃんね☆


    それじゃよろしくお願いします……じゃんね☆

  • 461二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 19:22:47

    自治区境界線かな
    万が一ファンブルで確保に移られても街中で戦うよりはマシだろうし

  • 462二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 19:26:36

    ある程度安全考えるとD.U.、現地で地下通路で移動した可能性の証拠(移動の痕跡が見当たらない)を見せながら話せるという意味で考えると自治区境界線 って感じもあるか

  • 463二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 19:40:53

    自治区境界線

  • 464二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 19:43:06

    自治区境界線で

  • 465二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 19:46:32

    自治区境界線!

  • 4661じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/24(土) 19:53:22

    安価へのご協力ありがとうございましたじゃんね☆
    自治区境界線で話し合う事になったじゃんね☆
    有意義な時間にしていきたい……って1は思うじゃんね☆

  • 4671じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/24(土) 19:59:46

    安価の範囲外なのに1が返し損ねてたからお返事するじゃんね☆

    >>457

    こんな風にこれやったらとかこういうとこ行ったら絆上げイベントになるかなって選択も勿論ありじゃんね☆

    基本的に絆は夜行動終わったら必ず1d100するけど、追加でボーナスあるとぐんぐん伸びるじゃんね☆


    >>458

    少なくとも先生が知ってる事は全部把握済みじゃんね☆頼りになるじゃんね☆

  • 4681じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/24(土) 20:37:10

    【ゲヘナ自治区・風紀委員会執務室】
    「ええ、そう。いいわ、自治区境界線ね。それじゃあ1時間後に」

    電子音が鳴り、少女はその細い腕を下ろした。
    この前出来た幼い友人からの電話は、以前のような誕生会の誘いと違って随分と物々しい物だった。
    助けてほしい、話を聞いて欲しい。どうか力になってほしい、と。どうするべきか、どんな行動に出るべきか、僅かな逡巡の後、少女は苦いだけの珈琲で唇を湿らせてから立ち上がった。

    「アコ」
    「はい、ヒナ委員長」

    少女の一声に、副官である天雨アコは静かな声で応える。

    「……少し、出掛けてくる」
    「では残りの書類と当直への対応は私が」
    「うん、お願い」

    副官の何もないかのように自然な対応に少女はやはり考え過ぎたかという苦笑いとほんの少しの寂しさを感じながら、立てかけてあった愛銃を手に取り、そのロングコートに袖を通して。

    「ヒナ委員長」
    「なに?」
    「『お気をつけて』」

    背を向けて資料整理を始める彼女の肩が震えている事に目を見開いてから、すぐに瞠目して微笑んだ。

  • 4691じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/24(土) 20:45:47

    「ええ、すぐに『片付けて』帰ってくるから」
    「……はい、お待ちしております」
    「早く帰れたのなら、夕食、摂りましょうか」
    「楽しみに、してます」
    「そっ」

    それだけ伝えてから少女は、ゲヘナ最強と名高い空崎ヒナは執務室を出て一人廊下を歩き出す。



    「サーヴァント」

    空崎ヒナは知っている、その存在を。幾度も手痛い抵抗を受けたのだから。まだ未熟でも懸命に風紀委員の職務を熟す後輩を傷つけられたのだから。
    何よりその脅威を知っている。
    空崎ヒナは、ゲヘナ学園は、既に『サーヴァント』という存在へ最大限の警戒を敷いている。
    あの『小鳥遊ホシノ』が万全でないとはいえ、勝ちを拾えなかった。
    その事実を、空崎ヒナは重く見ている。

    「どういうつもりか分からないけれど、必要なら」

    みしりと空間が、静かに漏れ出た怒気に悲鳴をあげる。

    「───『今度こそ』叩き潰してあげるわ」

    空崎ヒナ、現ゲヘナ自治区における単体戦力の頂点。
    最も位貴き嵐の王は、軍靴を鳴らして友の待つ場所へと向かった。

    『ヒナに連絡して可能ならD.U.か、もしくはトリニティとゲヘナの自治区境界線辺りで会って話す』

  • 4701じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/24(土) 22:19:15

    「ゲヘナの風紀委員長と連絡取れました!あと1時間もしたら来てくれるそうです!合流からの交渉フェイズ、突入です!」
    「よぉっし!とりあえず教会関係で今日出来そうな事はこれで全部片付いたね!」
    「問題はゲヘナ側が例の前任生徒会長やそれに関連する施設を探ることに対して、そして聖杯戦争自体そのものに対してどういったスタンスを取っているかが不明な点……ですね?」

    戦車が使えない、という事でバスを乗り継ぎつつの移動。流石に自治区境界線という事もあって遠隔地だからかバスの本数も少なくて中々来ません。

    「でもさ、ハナコ。ゲヘナの生徒会長も結構聖杯戦争気にしてるみたいな話、ユウカがしたなかったっけ?あの……羽……羽なんとかって会長」
    「羽沼マコトさんだよ、お姉ちゃん」
    「そうそう、マコト会長。聖杯戦争とかの情報もトリニティとやり取りしたり、情報とーせー?とかもきっちりやってるし結構協力的なんじゃないの?」

    モモイちゃんの言葉の通り、ナギサ様やユウカさんが言うにはこの前の非常対策会議こそ参加されなかったけどホットラインで連携を取り合っている、という事らしい。それなら協力出来るし何も心配する事ないんじゃという思考がありますけど、反面ハナコちゃんが危惧しているのも理解できます。

    「ユウカちゃん達から聞いた限り、羽沼議長の今回した学外への対応はどれも『消極的な協力』だけです。その意図が少し気になります」
    「協力姿勢、は見せてくれるけど……内情を全部共有したりしたくない……みたいな感じ、なのかな?」
    「それも十分考えられますね。聞く限りですが、羽沼議長の評判は決して『悪いわけではありません』。数多くの事業を手掛ける行動力、市井の意見に耳を傾ける柔軟性、良くも悪くも自由奔放な自治性で有名なゲヘナ自治区の手綱を握る優れた感覚……決して愚鈍な王、というわけではない筈」

    あまりゲヘナについては知りませんでしたけど、ハナコちゃんが言うには羽沼議長はどうやらとても『しっかり』した方のようです。今度イズミさんに会った時かフウカちゃんとお話しする機会があったら聞いてみてもいいかもしれませんね。

  • 4711じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/24(土) 22:44:42

    「それなら、消極的な立ち回りを続けるのは……」
    「……考えられるのは絞って三つ、でしょうか。一つはライダー陣営が学園の生徒達で彼女達が比較的交戦的かつ反政府側の動きをしている、その生徒達を理由に内政干渉が少しでも及ぶ事を嫌った。もう一つはゲヘナ自体が彼女達を庇護する判断をしたから」

    そして残りは、恐らく今日の午前中に聞いた事。

    「最後の一つ、ってもしかしてウイ先輩が言ってた前のゲヘナの生徒会長に関連してるから、とかなの?でも……その生徒会長ってとっくにいなくなったって……」

    コハルちゃんの言う通り、『雷帝』が関わってるから動きを見せられない、大々的に動けない、のかもしれません。

    「今いなくても『過去』が問題なんです、コハルちゃん。もし仮に『雷帝』という方が地下に隠し通路を作っていた、そうじゃなくても何かしら他自治区に知られたくない物があって、それをライダー陣営が利用しているのなら……ゲヘナ側は他自治区へ協力できないし協力を申し入れられない。謂わば過去の内々で処理したい秘密その物を人質に取られているような物なんです」

    そうなってくると、やはり今回の風紀委員会の委員長さんとのお話で何かしらの結果が欲しいところです。

    「となると、どの程度、それからどんな風にその風紀委員長さんにお話しするべきなんでしょうか?政治的な問題が絡んでくる以上、上手くお願いしないと……」

    とはいえ悩んでしまって、みなさんの顔を見渡してしまいます。ウイさんのように何度も無理を聞いてもらっている相手でも、ナギサ様のように全部お話しした相手でもありません。
    納得できるだけの『理由』、そしてあちらが話したり譲歩してくれるだけの『メリット』。これらが必要になるのではと思います。
    ですが私達はマスターとはいえあくまで立場は一般生徒、生徒会からの正式な申し出ではありませんし、そもそもウイさんから生徒会を経由するのはやめるべきだと忠告を頂いています。
    頭を悩ます問題だと感じて、頭痛も走りそうになったそのタイミングで。

  • 4721じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/24(土) 23:23:18

    「アリスは素直に言うのがいい気がします!」

    アリスちゃんが手をまっすぐに伸ばしてそう言った。

    「ヒフミは前に自分がセイバーのマスターだと正直に話してくれました!それで今はヒフミもハナコもコハルもアズサも私達の仲間になってくれました」

    彼女はバス停の屋根から漏れる陽射しを受けてその綺麗な髪に天使の輪を乗せながら、はにかんで話す。嬉しかったと、あの時した『マスターである事を自分から明かす』という選択を、今彼女は思い返して心から喜んでくれていた。

    「風紀委員長はとっても優しい人です、アリスのお友達です。きっとアリス達を助けてくれます……なら、アリスはちゃんと正直にお話ししたいです」
    「アリスちゃん……」
    「教会を探索したい、そうやって素直にお願いする。ヒフミがそうしてくれたあの時と同じで、きっと良い結果が待っています!アリスは『そうしたい』です!」

    そうしたいんだと、アリスちゃんは胸を張ってそう言う。私があの日した選択を振り返って、自分もそうしたいのだと笑ってくれる彼女に、何故だか救われたような気すらする。
    そして、アリスちゃんの言葉にもう一人、声が挙がった。

    「私もアリスの言葉と同意見だ。政治的な問題は絡むのかもしれない、確かに『雷帝』という存在について触れるのはウイの言っていた通りゲヘナの生徒相手には危険かもしれない。でも、初めから『分かってくれる訳ない』と耳を塞いでしまったら何も聞こえない、何も話せない」

    アズサちゃんがしっかりと前を向いて、私達一人ひとりの目を見てそう言う。笑顔のアリスちゃんとはまた違う、力強い意志を灯した表情で。

    「私達の想いを、ヒフミの想いを、まず真っ直ぐに伝える。戦闘で用意や準備を怠らないのは大切だけれど、最後に必要になってくるのは相手の懐に飛び込む勇気だ。それはきっと戦いだけに限らない……誰かと話す時もきっとそうだと私は思う」

    その言葉に私は、勇気を貰う。
    ゲヘナの風気委員長さん、しっかりお話しする機会はこれまでありませんでしたが、だからと言って尻込みしたり悩んでたりしても仕方ありません。
    出来る事を、素直に相手に気持ちを伝える事を。
    これまでそうしてきたように、今回も頑張ろうと気持ちは前を向いて。
    それに合わせて、自治区境界線へ向かうバスが到着しました。

  • 4731じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/24(土) 23:31:14

    というところで本日の投下はおしまいになりますじゃんね☆
    明日も午後からぼちぼち書いてくじゃんね☆
    ちょっと情報量に行き詰まりもあるから明日で色々出して動き方にも色んな選択肢出せたら……なんて思ってるじゃんね☆

    今回のヒフミちゃんとアリスちゃん、アズサちゃんの話は安価結果を受けての方針決めみたいな感じじゃんね☆
    かなりストレートな説得内容だったのでそれ反映させる為の下準備じゃんね☆
    これでわりとピリついてるヒナちゃんがどんな対応するのかは……内緒じゃんね☆

    というわけで今日も読んでくださったり、安価参加してくださったりしてありがとうございましたじゃんね☆今日は午前中にぶっ倒れたりしてどうなるかと思ったけど少し進められてホッとしたじゃんね☆
    明日も頑張るじゃんね☆

    それじゃあみなさん、お休みなさい……じゃんね☆

  • 474二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 23:35:15

    おつかれさまです
    体調に気をつけて

  • 475二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 23:36:24

    お疲れ様です
    お体にはお気をつけてください

    果たして説得できるか
    最悪の事態だけは避けたいけど
    万が一事情聴取のために連行するとかなったらまずいし

  • 476二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 23:41:59

    最悪ヒナとガチ戦闘になってもサーヴァント2人にゲーム開発部と補習授業部全員なら勝てるだろうけど
    そこまで拗れる事態になったら今後ゲヘナに近づくのは厳しいだろうな
    ヒナの対応次第だが果たしてどうなるか

  • 477二次元好きの匿名さん24/08/24(土) 23:49:54

    ヒナと話し合った後はトキとの話し合いがあるけど全員で行ったらライダー陣営がその隙ついて拠点乗っ取るのが目に見えてるからな
    そうなったらあっちは立て篭もるだろうから大分厳しい状況になる
    拠点防衛組とエリドゥに行く組をどう分けるか
    キャスターかセイバーのどっちかは残りたいが
    ミレニアム内ならマスターとサーヴァントが離れても問題ないだろうし

  • 478二次元好きの匿名さん24/08/25(日) 01:16:15

    マコト様は風紀委員が絡まなければって枕言葉は付くけどまあしっかりしてるか…
    その枕言葉すら消えるガチモードになる辺り雷帝関連は本当にゲヘナにとったら核地雷なんだろう
    ヒナとの交渉上手くいくといいなあ

  • 479二次元好きの匿名さん24/08/25(日) 08:45:22

    保守 ついでにネタの投げ捨て
    ミカ「模擬刀の先制攻撃だよ!」
    セイア「それは、違うだろう!」
    ナギサ「強制シャットダウンですわ!」

  • 480二次元好きの匿名さん24/08/25(日) 08:51:00

    ヒナとの交渉がどうなるかだよな
    ピリついてるのに雷帝絡みのこと言われてどうなるか
    ヒフミ達が色々なるのか便利屋がなんかなるのか或いは…

  • 481二次元好きの匿名さん24/08/25(日) 09:21:39

    乙です
    ヒナの件は……ヒフミちゃんの人誑し力に期待するしかないかな
    ヒフミちゃん、目指せキヴォトスのぐだ子やザビ子!!

  • 482二次元好きの匿名さん24/08/25(日) 09:50:10

    このレスは削除されています

  • 483二次元好きの匿名さん24/08/25(日) 10:21:47

    そういえば欠片で見た他陣営の記憶って他の人に見せることも出来たりするんだっけか
    多分良くないけど場面によっては協力を頼むのにも使えるか…?

  • 484二次元好きの匿名さん24/08/25(日) 10:43:12

    便利屋の方に何かしら対応取られるのは避けられない気がする
    便利屋は風紀委員会やホシノに攻撃しているし
    しかも雷帝絡みで何かしらやらかしてるとなれば風紀委員会として然るべき対応を取るのは当然だろうから
    カヨコが主導して調査したなら報告書の内容に嘘があった疑惑も出てくるだろうし
    ヒナとしては便利屋が原因で地下通路が露呈したらまずいことになる以上一刻も早く捕まえたいってなる可能性は高い

  • 485二次元好きの匿名さん24/08/25(日) 11:02:27

    便利屋が指名手配される可能性は充分あるだろうな
    実際サーヴァントの力で便利屋が被害出してるのは事実である以上それを理由に指名手配と言われたら何も言えないし

    カヨコの報告書の内容も気になるな
    何かしら隠して報告してるのかしっかりわかった内容全て書いてあるのか

  • 486二次元好きの匿名さん24/08/25(日) 12:35:05

    ぶっちゃけ風紀委員からの対応に関しては温泉開発部や美食研への対応鑑みても聖杯戦争後までは響かないだろうし大丈夫じゃないかな
    あれらだってそこそこ他自治区にも被害出してたり(温泉開発部とか温泉郷イベでレッドウィンターそのものが壊れかねない事やらかそうとすらしてたし)するけどゲヘナ内での投獄で済んでる訳だし

  • 487二次元好きの匿名さん24/08/25(日) 12:54:47

    下江コハルのマスター適正dice1d100=67 (67)

    保守

  • 488二次元好きの匿名さん24/08/25(日) 13:38:09

    便利屋は原作でも口座凍結されてたりするしアウトローだから指名手配されても問題ない気はするんだよね

  • 489二次元好きの匿名さん24/08/25(日) 17:48:13

    これがいわゆるゲヘナ編ってことなんかな?

  • 4901じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/25(日) 19:35:07

    お家に帰れなくなったじゃんね……
    そして明日も多分夕方フルアップでお仕事じゃんね……
    とりあえず明日の夜は確実に投下するけど今日無理そうじゃんね……
    ごめんなさい……じゃんね……

  • 4911じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/25(日) 19:37:17

    あとヒナちゃん周りまだ書けてないじゃんね……
    やりたいネタはあるし折角説得というか会話の内容まで用意してもらったからその分ボーナスとか思ってるけど……まだじゃんね……
    腰据えれたら、必ず書くので明日まで待っててもらえたら……1は嬉しいじゃんね☆
    スケジュール管理できなくて情けないけど待ってて下さい……

  • 492二次元好きの匿名さん24/08/25(日) 20:15:38

    >>490

    >>1の上司「あれとこれとそれ、頼むな!急ぎで!」 

    な状況やったんやろか。

    お仕事お疲れさんさんさんころり〜。

  • 493二次元好きの匿名さん24/08/25(日) 20:18:02

    おつかれさまです
    無理せず急がずで

  • 494二次元好きの匿名さん24/08/25(日) 21:42:36

    空崎ヒナ委員長のマスター適正dice1d100=40 (40)

    空崎ヒナ委員長とサーヴァントの相性dice1d100=43 (43)

  • 495二次元好きの匿名さん24/08/26(月) 01:52:13

    このレスは削除されています

  • 496二次元好きの匿名さん24/08/26(月) 08:45:07

    保守

    セイバーの家事力dice1d100=78 (78)

  • 497二次元好きの匿名さん24/08/26(月) 11:06:03

    お疲れ様でした
    どうか無理せずに

  • 498二次元好きの匿名さん24/08/26(月) 18:12:20

    雷帝絡みだし果たしてどうなるか
    マコトが話聞いて何がなんでも便利屋確保するように命じる可能性はあるし
    雷帝絡みならヒナも報告しそうだからな
    まあ指名手配してくれた方がいいかもしれないが
    拠点放棄とかする決断したらでかい

  • 4991じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/26(月) 21:37:16

    帰ってきたじゃんね☆
    そしていつも通りお外じゃんね☆
    頑張るじゃんね☆

    午後分終われたら夜行動の安価もまで……いけたら嬉しいじゃんね☆
    とりあえずそれとは別にいつもの質問安価があるじゃんね☆

  • 500二次元好きの匿名さん24/08/26(月) 21:38:36

    お帰りなさい

  • 5011じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/26(月) 21:51:21

    お返事いくじゃんね☆

    >>474>>475

    ありがとじゃんね☆骨折れたかと思ったじゃんね☆

    痛くて息できないの初めてじゃんね☆

    >>476

    ヒナちゃん、ピリついてる理由があるじゃんね☆

    拗れないように……なったらいいなぁって思ってるじゃんね☆

    >>477

    それ実は7日目までにトキとの話し合いに応じてたらやるつもりだったじゃんね☆

    露骨にあの辺から拠点攻撃とかそういう単語出し始めたのはそういう理由じゃんね☆

    >>478

    マコトちゃん、絆ストーリーとかでもちゃんと自治区の人に耳を傾ける、間違いはきちんと聞いて受け入れる……そんな姿を見せてくれるじゃんね☆

    ……なんとなく反骨意識というか、そういう為政者としてあろうって努力してるんじゃないかなぁって思うじゃんね☆だから万魔殿のモブちゃん達もすごいマコト様への敬意あるのかなぁって思ってるじゃんね☆どれだけ掘っても面白そうな子じゃんね☆

    1はすごく好きじゃんね☆

    あと徹底して風紀委員会嫌ってる態度をしてるのも、ちゃんと理由がある……のかもって妄想するとワクワクするじゃんね☆

    >>479

    保守ありがとじゃんね☆

    ティーパーティの三人もどっかで書きたいじょんね☆うちのミカちゃん用のBGMもずっと考えてるのに出せないじゃんね☆

    >>480

    こっから上手いこと禍根を残さないように調理したいじゃんね☆

    >>481

    原作ヒフミちゃんはいい意味でひとたらしじゃんね☆ここでも上手く再現したいじゃんね☆

    >>483

    見れるじゃんね☆実はウイちゃんのツッコミポイントだったじゃんね☆古びたテルモピュライの熱砂、あれを修復して進化させたのはウイちゃんじゃんね☆だからマリーちゃんとランサーの映像、見てるのに黙ってる→ウイちゃん怪しくない?っていう伏線じゃんね☆

    >>484>>485

    それそのものは避けられない、だからこそマコトちゃんの采配が光った……って感じで処理していくじゃんね☆

    >>500

    ただいまじゃんね☆

    やっと帰って来れたし書けるじゃんね☆

  • 5021じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/26(月) 21:59:48

    コメントへお返事したら次は書いてくじゃんね☆

    ちょこちょこ会話は書いてたから地の文で埋めるじゃんね☆

    >>486>>488

    そこら辺も大事じゃんね☆ただちょっぴりハードに行くじゃんね☆

    >>487

    発症まで最短で6日じゃんね☆

    >>489

    本スレの2部はゲヘナ・トリニティ編じゃんね☆

    ラスト予定だけど前倒しになればミレニアムも入るじゃんね☆

    >>492

    ありがとじゃんね☆そんな感じじゃんね☆降って湧いてきたじゃんね☆

    >>493

    ありがとじゃんね☆そんな風に言っていただけてホッとするじゃんね☆へこたれず、頑張るじゃんね☆

    >>494

    最速で4日で発症じゃんね☆

    >>496

    家事力高いじゃんね☆スパダリじゃんね☆

    >>497

    ありがとじゃんね☆なんとか帰って来れたし頑張るじゃんね☆

    >>498

    そこら辺の難しさがあるじゃんね☆アビドス3章やった直後なのもあってもりもりに本スレに組み込んだ設定だったじゃんね☆

    1が一番浅はかだったじゃんね☆

  • 5031じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/26(月) 22:01:10

    【8日目午後・探索イベント(2回目)】
    【トリニティ自治区・自治区境界線】
    日陰となっている瓦礫の影の下で、生温い風が肌に触れる。制服の下にじわりと汗をかく嫌な感覚をいやに鮮明に感じ取ってしまう。
    最後のバスに揺られてから一時間、私達が自治区境界線に到着して十五分ほどが経っていた。

    「……そろそろ、ですかね?」
    「うん。約束の時間になる」

    アズサちゃんの声もいつもより少しだけ固いものがある。緊張している、私と同じようにです。
    ゲヘナの風紀委員長、空崎ヒナさん。名前はよく伺っています。
    曰く、ゲヘナ学園『最強』。
    先生からの信頼も厚くて、日々ゲヘナ自治区で発生する襲撃や銃撃戦やテロ活動を鎮圧している風紀委員会の方達の頂点。

    「やっぱりウイ先輩と同じ学年っていうのが気になりますね」

    そして、ミドリちゃんの言う通り、彼女はウイさんと同じ三年生。
    つまりそれは二年前にいた『雷帝』と呼ばれるゲヘナ学園の前任生徒会長と関係している可能性があるという事。ウイさんがあれだけ警戒していた以上、正直な話、今回のお願いに対してゲヘナの、それも実働部隊の要職に就いている方が良い反応を見せてくださるのは難しい点もあります。

    「でもここで話さなきゃ!……調べるの難しくなっちゃうし……」
    「と、トリニティだけじゃなくて……ユウカ先輩が警戒網敷いても廃墟に来れた……なら、きっとライダー、とそのマスターは『地下通路』かそれに類似した移動方法を持ってるはず…… 」

    ウイさんの言っていた教会に資金提供があったのと『地下通路』を含めた複数の噂が流れたのも同時期で、確かに『地下通路』の計画自体はゲヘナ旧政権時代に考えられていました。それなら何かしらの繋がりはある、と考えても無理はありません。だからこそ、ここでヒナさんに一連の情報の裏取りを、事実確認をした上で。

    「アルさん達との繋がりは間違いなくあります。ならここでヒナさんに確認と許可を得なくちゃいけません……!」

    アルさん達が何故戦う選択をしたのか、何故殺し合いに積極的な立場にいなきゃいけないのか、そして、どんな願いを抱えているのか。
    彼女達の考えている事に繋がる為にも私達は───。

  • 5041じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/26(月) 22:10:14

    「……あっ!ゲヘナの風紀委員長です!」

    アリスちゃんの声で私達は前を向きました。
    嫌になるほど青く、けれど少しずつその色にグラデーションが生まれ始める空の向こうから。
    静かな足取りでネイビーブルーの外套を翻して、空崎ヒナさんは私達の前に姿を見せてくれました。






    「(……八人、と四羽か)」

    少女は荒れ野を進む。慣れた場所というのもあって考えごとをしながら、拳大のコンクリートの破片を軽々と踏み砕きながら悠然と歩いていく。
    目の前、500メートル先には己を慕ってパーティにも誘ってくれる他校の友人が、天童アリスが手を振っているのが見える。
    その傍に、『あの』補習授業部がいるのも、見える。

    「(サーヴァントの姿は見えない、か)」

    もし仮に、天童アリスに、補習授業部に。
    自分の友達に、そしてかつて先生が守ろうとした娘達にサーヴァントという前代未聞の『脅威』が降りかかるのであるなら。

    「(───それを、見極めなくちゃ)」

    それ故に空崎ヒナはここに来た。トリニティ・ミレニアム・アビドスの連名による情報提供とゲヘナ学園の裏取りによって彼女達が聖杯戦争に、殺し合いに関わっているのは、関わらなくてはいけないのはわかっている。だからこそ、見極めなくてはいけない。彼女達に悪しき影響はないかどうか、友人が傷ついてはいないか。空崎ヒナは、一人の少女としてアリスからの『助けてほしい』『教えてほしいことがある』という言葉に応える為に。

    「(必要なら……何度だって叩きのめして、私が殺してみせる)」

    此処に来たのだ。

  • 5051じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/26(月) 22:26:27

    【Recommend BGM 〈Interface Hard Arrange〉】
    自治区境界線、それを示す鉄条網は力無く垂れ下がってその意味をなくしている。
    それでもその鉄の棘が這う一本の線こそがトリニティとゲヘナを分け隔ていて、私達と空崎ヒナさんはそれを挟んで対峙していた。

    「久しぶりね、アリス……随分と『お客さん』が多くて驚いたわ」
    「お久しぶりです!ヒナ!また会えてアリスは嬉しいです!」
    「そう……なら来て良かった」

    薄く微笑んで空崎さんはアリスちゃんに答えた。聞いていたゲヘナでの活躍からはとても想像できないほど優しい表情は、とても慈愛に溢れていた。
    そんな彼女は、アリスちゃんから視線を外すと私達を、正確には補習授業部のことを見て言った。

    「そして、こうしてちゃんと顔を合わせるのはあの夜以来かしら?トリニティ総合学園の補習授業部」

    初めて、ではない。あの日、あの夜。先生が美食研究会の方を引き渡す為に行った自治区外郭にある大橋で遠巻きながら私達も彼女を見ている。

    「はい、こんにちは空崎先輩。以前はその……お世話になりました」
    「あの子達、うちの学生だから。大体あの人が考えた事だし……それに、貴方達が退学にならずに今も元気にしているのを見れて私も嬉しい」

    ヒナでいいわ、とひらひらと手を振る彼女は冷めた口振りだけれど、あの時の私達の事情を知っているらしくどこかほっとしたような温度が言葉に乗っている。

  • 5061じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/26(月) 22:31:53

    見た目以上、そしてその重責ある立場以上に、優しい先輩なのだと思っていると、彼女は鋭い目で空気を切り替えるように静かに喋り始めた。

    「急な呼び出しだったから貴女達がどんな話をしたいのかだとか、どういう物を私に求めているかは分からない。だけど自治区境界線なんてデリケートな場所呼び出すのは少し考え物かしら。人の手も目も少なくて、政治的にも触り辛い場所にゲヘナの風紀委員長を呼ぶなんて『裏がある』って言っているような物よ」

    淡々としていながら、どことなく先生と似ているような間違った答えの箇所を丁寧に説明する時を思わせる態度でヒナさんから指摘を受けてしまう。

    「あはは……すみません、でも、大事な話なんです」

    そう、多分D.U.じゃ無理だった。トリニティ自治区内というのもある、だけど本当の意味で信じてもらうには『こちらがゲヘナ自治区にいる風紀委員会の委員長に攻撃したら大問題になる』自治区境界線でなくては。私達が何があっても絶対に手を出せないこの場所でなきゃ、それぐらいの安全を担保しなきゃいけなかったから。そう、だから。ここで話を……。

    「……ヒナさん、来て頂いたのは理由が「話してくれるのは構わないけど、その前に───」……へ?」

    変な声が、私の喉から漏れて。私の目の先には。



    「きちんと『サーヴァント』は出しておきない」



    厳しい重機関銃を片手で構えるヒナさんの姿があった。

  • 5071じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/26(月) 22:46:21

    静かな声。ここに来た時から一度も変わらない、涼やかなその声。それなのに、何も出来ない、何もさせてもらえない。喉輪を潰されたような強烈な威圧感。唾を飲み込むことすらやっとの私達に、彼女は続ける。

    「私は少なくとも、サーヴァントが現れる前にこの場にいる人間の半分は制圧できる」

    事も無げにそう言うのはきっと事実だろう。ちらりと見ればユズちゃんは完全に腰を抜かしてコハルちゃんに支えられてるし、平気そうなのはアズサちゃんと驚いた顔をしているアリスちゃんぐらい。
    そのアズサちゃんの顔にだって冷や汗が一筋流れている。
    きっとこの場の8人のうち半分なんて、セイバーさん達が霊体化を解くより前に意識を持っていかれ兼ねない……そういう説得力があって。

    「必要なら私は平気な顔で貴女達を撃つし、サーヴァントを引き摺り出す」

    脅しでもなんでもなく事実になるぞと、彼女はそう言う。

    「そうならない内に貴女達のサーヴァントを出しなさい」

    理解は、出来る。その意図もアリスちゃんの友達でゲヘナの風紀委員長という立場を考えれば、なんとなく分かる気がした。サーヴァントについてだってナギサ様やユウカさんから話が入ってるのかもと思えば知っていても不思議じゃない。だから。

    『(───お願いします、セイバーさん)』

    返答はなく、彼らは姿を現してくれた。
    光が集まり、虚空が歪むようにしてセイバーさん達はその姿で空間を塗りつぶすように、いつの間にか立っている。現れた彼が最初に言ったのは、私が考えていた物と同じだった。

    「『公平な話し合い』の提案、感謝する。僕はセイバー、この子達と共に聖杯戦争に参加するサーヴァントだ」
    「慧眼な事だ、アリスの友よ。我はキャスター。短い間となるが、よろしく頼む」

    会って少し、だけれど私はヒナさんがアリスちゃんのお友達で先生からもとても信頼されている方だと知っている。これまでの話の中でも決して暴力的な人でないとも分かっている。なら、きっと何か考えがあって私達にサーヴァントを出す事を要求した。
    ならきっとそれは、自分の為でなく、『私達の為』な気がする。けど、その答えは返って来なくて、代わりに彼女は静かにお二人を見据えて。

    「───便利屋の子と同じで『喋るタイプ』、か」

    小さくそう、呟いた。

  • 5081じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/26(月) 22:58:21

    「その口振り、我ら以外のサーヴァントに心当たりがあるとみて、相違ないか?」
    「ええ、もしかするとゲヘナ側から映像が提供されているかもしれないけど風紀委員会、そして私はサーヴァントとの交戦経験がある」

    ヒナさんもまたアズサちゃんやホシノさんと同じようにサーヴァントの方と戦った事がある、そう言った。

    「だから確認が必要なの。貴方達の存在が……私達にとって明確な脅威かどうか。そしてアリス達に何かしらの悪影響を与えていないかどうか」

    重々しい音を響かせてその銃口をセイバーさん達へと向けられる。それにセイバーさん達は何も構えず、むしろ少しだけ私達から離れた場所に立ったまま無抵抗でいる。ヒナさんの考えは分かって、だから抵抗の意思一つ見せずに静かに待つセイバーさん達の気持ちも分かる。それでも心臓に良くない光景を見て、早鐘が打つ。そして『直感』する。もし仮にヒナさんが『脅威』だと判断して今この場で戦いとなれば、数は決して不利ではないけれど。
    私達はこの人を相手に敗北し兼ねない、と。
    暫く、睨み合う時間が続いて。

    「それで、採点結果は如何かな?」

    彼女は銃口を上に向けてから目を逸らさず言った。

    「……私には判断できない。少なくとも私の知っているサーヴァントは有無を言わさず戦闘を仕掛けてくる連中だから」
    「……なるほど、それならここから先は僕の役割ではないかな」

    彼はそう言って、だけどやはりその場から動かずに会話を閉じてしまう。
    役割、つまり脅威ではないと説明するのはセイバーさんではなく、私の出番だ。

    「空崎ヒナさん、お話しがあります」
    「……良いわ、ゲヘナ学園三年生の空崎ヒナとして話を聞きましょう」

    彼女の目を見て私ははっきりと言う。

    「陸八魔アルさんの件についてです」

    ここから先が分水嶺、信頼を勝ち取れるように話をしなくちゃいけません。

  • 5091じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/26(月) 23:12:06

    「私は聖杯戦争の参加者です。巻き込まれる形での参加となりましたけど、今の、そしてこれからの目的は聖杯戦争の……平和的、な解決です」

    ハッピーエンド、を少し畏まった言い方にして伝える。

    「ゲヘナ学園の陸八魔アルさんが聖杯戦争に参加しているのは先ほどの口振りからご存知の筈です。そして彼女達は今、トリニティやミレニアムでも戦闘行為をしています」

    そう、ハナコちゃんも言っていたようにゲヘナ学園の立場は『消極的な協力姿勢』。それでも完全に無交渉ではなかった。きっとゲヘナ側でも『聖杯戦争』について私達と最低でも同程度、或いはそれ以上に何か知っていてもおかしくない。それなのに『消極的』だったのは関われない『理由』がある。それを私は分からない以上考慮も配慮もできない、なら。足をすくめて私まで消極的にいたら何も分からないままで終わってしまう。

    「……私は、アルさんと友達です。一緒にアイドル活動だってしました、アビドスにも一緒に遊びに行く事だってあるんです」

    だから下手な小細工や交渉なんてしない。信頼してもらえるように胸襟を開く、『素直』に『飛び込んでみる』。

    「大事な友達が殺し合いに参加していて、戦っている。私とも最後には殺し合わなきゃいけないかもしれない」

    私の素直な気持ちを伝える為に言葉を尽くす。

    「そんなの嫌なんです……どうしてアルさんがそんな戦いをしなきゃいけないのか、知って、その上で止めたいんです」

    目を逸らさずに、殺し合いの舞台に参加している、その為の武器を持っている私が『何をしたいのか』きちんと伝える。

    「アルさん達が各自治区にどうやって移動しているかを調べた時……地下を通っている可能性が考えられました。そして以前のゲヘナであったオークション会場の爆破事件……その最後の現場だった『旧カイゼリン・ブリッツ記念教会』」

    その言葉に僅かにヒナさんの目が見開いた気がした。

  • 5101じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/26(月) 23:26:38

    分かって、いました。ウイさんからあれだけ忠告された内容に触れる、きっとそれはとても重い意味があります。それでも下手な誤魔化しなんて私には出来ません。

    「その教会とアルさん達が使っている地下通路に関係があるかもしれないんです」

    見極めるといった彼女は測りかねるとそう言ってくれたんです。なら嘘も小細工も必要ない、ただ知っている事、教えて欲しい事をきちんと全て言う。

    「私達は教会について調べたい、叶うなら現地に入って調査したい。そして、教会と秘密の地下通路に関係があるかも知りたいんですっ」

    きっと、アリスちゃんの事を心配している彼女に、どうかこの戦いを終わらせたいと伝えられるように。力強く、精一杯の気持ちを込めて私は言う。

    「ゲヘナの方にとってその教会が触れられたくない過去なのは知りました……でもどうか、教えて下さい。私の大事な友達に繋がる手掛かりなんですっ」

    ヒナさんがアリスちゃんを心配するようにわたしも同じようにアルさんの事が心配だから。あの映像で泣いていた彼女の姿を見た。私の友達が泣いていた。そんな彼女が殺し合わなきゃいけないなんて見過ごせない。

    「お願いしますっ!空崎ヒナさん……っ!」

    信頼してもらえるように、どうか力を貸してもらえるようにと。私は頭を下げた。
    ほんの少し、それとも思ってるより長くか。じりじりと頭の後ろに暑い日差しを受けながら待つ時間があって。
    それから静かに息を吐く音が聞こえた。

    「顔を、上げなさい……トリニティの子が、それもティーパーティのお気に入りの子が軽々しくゲヘナの人間に頭なんて下げちゃ駄目よ……桐藤ナギサも、あの人も、貴女のそういう所が気に入っているのかもしれないけど」

    おずおずと顔を上げると、一本線の向こうにいた彼女はその線を踏み越えて私の目の前に立って。

    「……まったく、この子達に例の爆破事件の話まで教えて……仕方ない人なんだから」

    優しく微笑んでいた。

  • 5111じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/27(火) 00:03:31

    【Recommend BGM 〈Hue〉】
    「思ったよりしっかり調べていて、驚いたわ」

    そう言ってヒナさんはこちらの境界線側にある瓦礫の一つに腰掛けてから、銃を手放した。

    「貴女達、下級生でしょ?『雷帝』については誰から?」
    「ええっと……あの、トリニティの図書館委員会の……」
    「ん……ああ、彼女。流石ね、後輩への指導もきちんとしているし今度シャーレで会う機会があればお礼を言わないと」

    笑う彼女に悪い含みとかはなく、純粋にウイさんへ感謝しているような口ぶりだった。

    「貴女達の言う通り、『雷帝』にまつわる事件はゲヘナではタブー。特にその忌まわしい遺産についてはね」

    彼女はつまらなさそうに足元の小石を軽く蹴って転がす。可愛らしい仕草でしたけど小石とつま先に挟まれたそれより小さな石が砕けて粉塵になった事について私は見なかった事にしました。

    「ただ調べた通り、貴女達の知りたい教会自体と雷帝に直接的な関わりはないわ」

    教会が作られた経緯とかは聞いている、と尋ねられたので頷きを返せば彼女はその先を話し始めた。

    「そう、なら省略するけど。教会は雷帝シンパによって建設された。彼女は当時別の件で動いていたからそんな物に関わる暇はなかった」

    遠い目で、きっと二年前の情景に想いを馳せながら、いつの間にかオレンジ色が混じり出した空を見て彼女は続ける。

    「ただある時、彼女達は雷帝が面白半分で出した依頼は引き受けた、途中まで作ろうとして『破棄した』計画の引き継ぎを」

    その続きの言葉は、私達にも馴染みのあるものだった。

    「トリニティの地下にある『カタコンベ』の再現を」

  • 5121じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/27(火) 00:31:25

    「とはいえ技術的に未熟だった彼女達に雷帝の真似事は難しくて、結局各自治区の境界線近くまでしか掘れず、おまけに三人程度の幅しかない道。あそこにあるのはカタコンベの再現を出来なかったただの地下壕とそれを偽装する為の教会もどきだけ」

    模造品としても失敗作だったと彼女ははっきりと言った。その言葉には寂しげな憐れみがあるような気がした。

    「それでも幾ら出来損ないと言えど、カタコンベを再現しようとしただけあって内部はかなり複雑だし、何より自治区内で終わった話といえど境界線付近まで伸びた地下壕だから、あまり他自治区に聞かれて嬉しい話ではなかった」

    それは、そうです。もし自治区境界線を越えていたらそれこそ大問題になっていたでしょうし、そうでなくてもその近くまで地下壕があるとなれば他の自治区にとっても決して『気持ちの良い話ではない』。それこそ、下手すれば糾弾され兼ねない話だ。

    「危険性自体はとても低いけど、そういう政治的な問題もあるし腐っていようとあれは雷帝に通ずる物。本来は完全破壊したいところだけど、地下に作った以上、下手に壊せばどうなるか分からない」

    地下の物を壊すとなれば埋め直すか、それこそバンカーバスターでも叩き込むしかありません。そしてそれをするとなれば前者であれば相当な人員と資金が、そして後者であれば最後は自治区境界線付近も爆破しないといけない以上は内密に事を進めにくいし崩落の危険性もあります。

    「だから当時は他の遺産関係の中でも優先順位を下げて、ひとまず隔離する形にしたの。臭いものにはなんとやらってところね」

    その結果が特別指定危険地域としてその一帯の封鎖、だったわけなのだと腑に落ちた。

    「さっきも言ったように、教会も地下通路も危険性は低いし何より雷帝が作った物じゃない……だけど政治的な問題だけはあった」

    彼女はそう言ってからスマートフォンを操作し始める。装飾のない無骨なそれはきっと風紀委員会で支給されている、プライベートな物とは別のなのだと想像できた。
    そして彼女はその画面に映し出された写真を私達に見せてくれた。

    「私達が結局手をこまねいたのはそれが理由。あろう事か便利屋の子達は教会を『拠点』にした」

    夜に撮ったのか暗がりになっているが、小さくアルさんのような人の後ろ姿がそこには映っている。

  • 5131じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/27(火) 00:40:22

    「それがどんな意味を持っているか、分かった上で彼女達は……いえ、『鬼方カヨコ』さんはその選択をした」

    また、今回もカヨコさんの名前が出た。確かカヨコさんは二年生や一年生のアルさん達より年上なのだと聞いた事がある。
    彼女は雷帝在任時を知っていて、そして教会の調査を任せられる立場にあった。

    「事実上の人質ね、少しでも干渉したらこの地下通路の事を他自治区に言いふらすぞっていう脅し」

    拠点をそういう風に活用する、というのは考えた事がなかった。合宿所を選んだ時はとにかく中心地から離れるように、今のも拠点だって整備すれば工場として活躍できる理由はあれど『廃墟』というミレニアムを戦いに巻き込まないで済むっていう理由からです。その場所を拠点にする事自体が学園や自治区に対する切り札になる、なんていう事は私には思いつきもしない戦略でした。

    「危険性は少なかったし、彼女達からの被害だって……まああの程度のやんちゃはいつもの事だし」

    いつもの事だと済ませるゲヘナの懐の深さに驚嘆しそうになるけれど、それもヒナさんの顔を見てすぐ落ち着いた。

    「何より他ならぬカヨコさんが自分で雷帝にまつわる存在を利用してまで聖杯戦争に臨んでいる……その事実は私達にとっても大きかった」

    彼女の顔にあったのは、深い憂い。
    鮮やかな紫の宝石は沈んだ陰りを見せていた。

    「いくら危険性は低くても、どんなに優先順位かま後ろにあってもアレは雷帝に関わる物。下手をすれば二度とゲヘナ自治区やD.U.では暮らせなくなる。その覚悟の上で彼女はそういう『選択』をした」

    それだけの覚悟を持って、カヨコさんは、アルさんは、『選択』をしたのだと私達の目を見て彼女は教えてくれる。その事実はしっかりと私の心に重さを感じさせた。

    「それが今、私から話せる全部ね」

  • 5141じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/27(火) 00:49:43

    「……あの、その……いいん、ですか?」

    誰も何も言えなかった中で、おずおずとコハルちゃんが口火を切った。それは、そんなに話して大丈夫なのかという心配の籠った問いで、ヒナさんもそれが分かってか薄く笑って答えた。

    「ええ、問題ないわ。勿論この話を公表されたら困るけど貴女達は先生に信頼されている子達だし……それに最悪の場合でも、この事実だけじゃマコトの政権は揺るがない」

    その言葉には慈愛だけじゃない、はっきりと羽沼議長に対する強い信頼のような何かがあった。
    それは単純な感情ではなく、もっとずっと強くて優しくてだけど哀しくて、苛立ちもあるような、複雑な何かだった。

    「ヒナ、それなら教会の調査はどうでしょうか?アリス達は探索クエストを考えています」
    「調査の許可、は難しいわね。少なくとも教会側『から』地下通路に入る事はその一帯を封鎖している以上、私は許可できない」

    アリスちゃんからの質問に少しだけ渋い顔をしてからそう答えて。

    「これでも私は風紀委員だから、規則は率先して守らないと他の子に示しがつかないから」

    それから彼女は少しだけおかしそうに、どこかチェシャ猫のように悪戯めいた顔で微笑んでから。

    「ただもし、封鎖していない場所……例えば別自治区との境界線にある出入り口から間違えて迷い込んでしまったら……それは仕方ないかもしれないけど」

    そんなヒントと携帯の通知音を私達にくれた。

    「さて、もう聞きたい事は十分?」

    そしてそんな風に尋ねてくれる彼女に対して私達は───。

  • 5151じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/27(火) 00:56:47

    というところで今日はおしまいじゃんね☆
    明日はヒナちゃんに聞きたい事の安価やるじゃんね☆
    特に指定とかはないじゃんね☆

    ちなみに最後の通知音についてはヒナちゃんからのプレゼントになるじゃんね☆具体的に言うとトリニティ・ゲヘナ自治区境界線近くにある地下通路の出入り口の情報じゃんね☆
    ただし内部については『カタコンベ』と『同じ』で複雑じゃんね☆
    カタコンベの劣化『模造品』だから仕方ないじゃんね☆

    というわけで中々書けなかったけど待っててくださった方、今日も遅くなったのに読んでくださった方、そしてコメントしたり保守してくださった方、本当にありがとうございましたじゃんね☆
    明日は15時ぐらいからぼちぼち始めていきますじゃんね☆
    ヒナちゃんへの質問(1個)と夜行動安価あるので、もしよかったら明日も遊びに来てやって下さいじゃんね☆

    それではみなさん、おやすみなさい……じゃんね☆

  • 516二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 01:14:29

    おつかれさまです
    カタコンベの劣化模造品か。アリウススクワッド頼れば探索しやすかったりはするのかな

  • 5171じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/27(火) 01:20:13

    (雷帝関係は原作でのスタンスがまだ分からないことだらけなのとあんまり悪もんにして後から雷帝ちゃん周りに神輿にされた被害者とかになったら大変だから逃げ道として、雷帝に盲信してた子達とそれを『利用した大人』が作った……って感じにしたじゃんね☆)

    (元ネタも皇帝の名前ついてるけど別にその人が作ったわけでもその当時の皇帝が出資したわけでもなかったからちょうどよかったじゃんね☆)


    ちなみにヒナちゃん、当初は戦闘イベする予定だったじゃんね☆

    下がスペックの最初期案じゃんね☆


    空崎ヒナ

    支援火力:1d99(最低保証:45)

    スキル『終幕:イシュ・ボシェテ』

    敵全体に1d99×12のダメージ(生徒を相手にする場合、気絶値以上のダメージは0で計算)


    未調整だけど大体これぐらいの強さじゃんね☆


    >>516

    ありがとじゃんね☆

    ななななななんの事じゃんね☆

  • 518二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 08:45:09

    保守

    阿慈谷ヒフミの家事力20+dice1d100=62 (62)

    下江コハルの家事力20+dice1d100=5 (5)

    白州アズサの家事力20+dice1d100=97 (97)

    浦和ハナコの家事力20+dice1d100=78 (78)

    才羽モモイの家事力dice1d100=78 (78)

    才羽ミドリの家事力dice1d100=57 (57)

    花岡ユズの家事力dice1d100=54 (54)

    天童アリスの家事力dice1d100=80 (80)

    キャスターの家事力dice1d100=81 (81)

  • 519二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 08:48:03

    >>517

    やっぱり、戦いが起こるかもしれないなとは、思ったんだよ!起こらずに済んでよかったぜ!

    流石、ゲヘナ最強戦力であるよ!つえぇよぉ。

  • 520二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 08:49:41

    >>516

    アリウススクワッドか〜。アズサちゃん経由で頼むか、無料Wi-Fi有りそうな施設とかを虱潰しに探せば見つかりそうなんよね。

  • 521二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 10:33:08

    お疲れ様でした
    確か、アズサが退院時にサオリの連絡先を受け取ってたはず
    ソレで連絡を取る事が出来ればあるいは……?

    そして、三人程度の幅しかない道をキャスターは実体化して通れるのか?

    そういえば、『外の世界』から来た先生はアーサー王やアーラシュやレオニダス王の事は知ってるんだろうか?

  • 522二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 10:39:49

    セイバーの直感スキルって迷宮で「多分こっちに行ったほうがいい」みたいな使い方ってできるんだっけ?

  • 523二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 12:39:22

    トキとミノリの二人と話し合った後は戦力整えつつ準備出来るまでは情報収集しつつ待つことになる可能性もありそうだな
    ライダーの拠点に行ってなんとか出来る戦力はまだないだろうし
    オートマタが厄介極まりない
    とにかく数を用意して防衛もしっかり出来ると判断してからじゃないと
    拠点を乗っ取られてしまったらまずいし
    覚悟決めている相手を説得するというのは極めて困難だろうから
    こちらも倒すつもりで行くか聖杯大戦にしないか、などの説得できると判断する材料を手に入れるか
    まあ説得するにしてもある程度戦力ないと門前払いされかねないが

  • 524二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 13:22:00

    夜行動ではトキに会いに行くことになるだろうけど
    拠点襲撃が起きた以上また起きる可能性はあるからセイバーかキャスターは残った方が良さそうだな
    後ユウカに物資をもらうための連絡とC&Cの派遣要請もした方がいいかも

  • 525二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 14:14:34

    どうせなら複数箇所でヘルタースケルターの増産出来ないかな
    数で腐敗したオートマタに勝てるならやれること増えるし

  • 526二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 14:23:30

    トキと会うことになりそうだけどどんな感じなんだろうなアーチャー陣営
    主従仲よろしくなさそうだし
    このままいくと分かり合えないと判断したトキが別行動するとかありそう
    壮絶な結末をアーチャー陣営は迎えることになるのかどうか

  • 527二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 14:56:45

    SN世界の切嗣とセイバーみたいな馴れ合わずにあくまでパートナーとして一線引いている関係がマシな方かな

  • 528二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 15:01:46

    Fate/Zeroの切嗣とセイバーの感じなら大分やばいだろうな
    悲惨な結末にアーチャー陣営がなる可能性は高そう

  • 529二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 15:07:26

    絆レベル的に黒服とアサシンの関係性より良くないわけだからな
    レベル5にいってないってことは宝具もまだ使えないのかな?

  • 530二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 15:16:16

    そういえばステラって自害禁止ルール的にはどうなんだろう

  • 531二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 15:16:35

    >>523

    それよりぶっちゃけ向こうが日20体のペースで増産するなら早めにオートマタの置き場所壊した方が良い可能性もある気が

  • 5321じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/27(火) 15:18:26

    久々にコメントに聖杯大戦√の話題がちらっと見えてドキドキしたじゃんね☆

    >>518

    保守ありがとじゃんね☆

    コハルちゃんの家事力が切ないじゃんね☆

    >>519

    最後まで戦闘イベやるか迷ってたじゃんね☆

    結局どんな形であれここで戦闘をヒナちゃんにさせても双方にいい結果はないのとそこまで頑迷なキャラクターとして描くのは望ましくないかなぁって判断から今回はやめたじゃんね☆

    ヒナちゃん、ホシノちゃん、ネルちゃん、ツルギちゃんは大体このラインぐらいで設定してるじゃんね☆上限低い代わりに最低値高かめとか、爆発力あるとかスキル特殊とか……そんな感じじゃんね☆

    >>520

    アリスクは色々バタバタはしてるじゃんね☆

    連絡自体は出来るじゃんね☆

    >>521

    あの時連絡先を交換する描写したのは実は伏線だった……わけじゃないじゃんね☆

    ほんとに偶然だったじゃんね☆

    ……キャスターさんは多分通れないかもじゃんね☆

    先生は一応知ってる……けどブルアカの舞台がそもそも本当に地球なのかすら怪しいじゃんね☆

    いつの時代かも定かじゃないじゃんね☆

    謎が多い世界じゃんね☆

    >>522

    🎲判定になるけどそういうのもできるじゃんね☆

    >>523>>524

    ライダー陣営が脅威として感じてもらえててホッとするじゃんね☆あんだけライダーさん戦闘イベントで負けそうになったから結構焦った1じゃんね☆

    >>525

    難しいじゃんね……なにせあれはキャスターの道具作成(偽)と宝具込みで量産してる物じゃんね☆

    仮に距離の離れた別拠点で作るとなると……少し形の違う物になるじゃんね☆

  • 5331じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/27(火) 15:18:55

    次から安価するじゃんね☆

    >>526

    絶賛拗れてるじゃんね☆

    >>527

    SN世界だとまた違う関係だったらしいけどそっちもいつか見てみたいペアじゃんね☆

    >>528

    このまま手を尽くさないとトキちゃんはこの聖杯戦争で何も得る物はなかったENDじゃんね☆

    >>529

    アーラシュさんの宝具はそもそもトキちゃんは使う気ないから問題なしじゃんね☆

    >>530

    うーん……ちょっと考えるじゃんね☆

    >>531

    それも一つの手じゃんね☆

  • 5341じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/27(火) 15:22:27

    安価の時間じゃんね☆

    今回の安価内容は『ヒナちゃんに聞きたい事』じゃんね☆

    文章量とか個数自体に指定・制限は特にない……けどここで聞いておくと別イベントに派生したりするのもあるから取りこぼしにはご注意下さいじゃんね☆


    安価先は>>542じゃんね☆


    それではよろしくお願いします……じゃんね☆


    ヒナちゃんの立場、知っている事から伝えられる物は過不足なく伝えるじゃんね☆

  • 535二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 15:32:07

    現段階でアルたちの処遇はどうする気なのか
    ゲヘナでサーヴァントの目撃情報はあったか
    腐敗したオートマタは雷帝関連のものではないのか
    カヨコが主導して調査したと聞いたが報告書の内容に嘘偽りはなかったのか
    マコトは現状をどう考えているか
    仮にアルたちが街中でオートマタとともに暴れ回る事態が起きた場合どう対処するつもりか
    アルたちは食料や弾薬などの物資をどこで補給してるか心当たりはあるか

  • 536二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 15:36:15

    ”「───便利屋の子と同じで『喋るタイプ』、か」”や”「……私には判断できない。少なくとも私の知っているサーヴァントは有無を言わさず戦闘を仕掛けてくる連中だから」”と言っていたが喋らず戦闘を仕掛けてきたサーヴァント等が居たのか?

    聖杯戦争の前に起きていたタトゥシール事件について。令呪も見せながら、関連があると思うか等

    アルたちの使役するオートマタについて、映像を見せつつ、姿は『一般流通している規格の物』らしいが流通元に思い当たる節はあるか?

    辺りかな?

  • 537二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 15:41:17

    便利屋はどこかからバックアップを受けている形跡はあったか
    可能な限りでいいので支援をしてもらえないか
    これから先他陣営と街中で衝突することが回避できない局面があるかもしれない
    そうなったら可能な限りの隠蔽や援護をしてもらえないか

  • 538二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 15:47:01

    マリーというトリニティの生徒でマスターでもある子が行方をくらませたが何が知らないか
    何か分かったら教えてほしい
    明らかに不審な様子の人物はいなかったか
    あたりかな

  • 539二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 15:55:19

    別イベントに派生する質問はなんなんだろうな
    質問は
    現状ゲヘナで何かしらデカい事件は起きていないかで

  • 540二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 16:13:31

    かそく

  • 541二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 16:15:19

    >>535+>>536

    明らかに不審な人物は居なかったか?

    便利屋は、何処かからバックアップを受けている形跡は、あったか?

    これから先他陣営と街中で衝突することが回避できない局面があるかもしれない

    そうなったら可能な限りの隠蔽をしてもらえないか?

    ヒナさんからは、聖杯戦争とは、どういう風に写って見えたか?

  • 542二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 16:15:50
  • 543二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 16:16:05

    >>541

    何かしらバックアップしてもらえたりはしないかで

  • 5441じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/27(火) 16:21:46

    安価へのご協力ありがとうございましたじゃんね☆

    安価の内容は>>542さん(>>541さん)のレスになったじゃんね☆


    いい感じに数を調整してくるじゃんね☆

  • 545二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 17:23:10

    そういえばマスターがいないから蚊帳の外になってる山海経だけど今回のイベント見る限りサーヴァントなんてわけわかんないもんがいきなり出てきたらやばそうだったしむしろ良かったのかもしれない

  • 546二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 17:26:42

    そういえば仮に聖杯大戦ルートに行った場合は第4部って感じになるのかな

  • 547二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 17:38:48

    手段選ばずやる覚悟がありそうなライダー陣営はだいぶやばそうだからな
    こちらからしたら避けたいことである街中で暴れ回って被害を出しまくったりとかも必要なら躊躇なくやりそうだし
    そうなったときは大きな決断を強いられることになるかもしれない
    街中で激突すれば隠蔽し切るのは難しいから聖杯戦争終わった後元通りの日常過ごすのは難しいだろうし
    戦うか静観するかなんとか誘導するか

  • 548二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 17:45:48

    過激度だとライダー>アサシン≧ランサー>アーチャー>セイバー=キャスターって感じかな

    バーサーカーはまだわからない

  • 549二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 17:49:43

    地下通路探索のリスクは大分高そうだよな
    爆弾とか仕掛けられていたら最悪だし
    そうじゃなくてもトラップ地獄になってる可能性がある
    あっちが拠点から離れるのを待って拠点を破壊するぐらいしか手が思いつかないな現状は

  • 550二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 18:00:46

    エクスカリバーを街中で使えばどれだけの被害が出るか分からないしな
    迂闊にこちらが宝具を使えなくなってしまうというメリットがある以上追い詰めたら街中での戦闘やりそうだなライダー陣営
    だからといっても何もしなきゃオートマタの数に押し潰されかねないし

  • 551二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 18:26:42

    メタ的に考えると物語的にこちらの侵攻ルートとしても用意されてはいるだろうし、地下通路は例えトラップがあるとしても対処不可能なレベルでは無いと思うな
    少なくともカタコンベの劣化『模造品』ってミカ主の発言はアリウススクラッドとかの協力があると通りやすいってヒントだと思うし

  • 5521じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/27(火) 18:31:38

    1じゃんね☆
    書いたり消したりでまだやりくりしてるじゃんね☆
    とりあえず、下のブロック毎にお答えする感じになるじゃんね☆

    ①【アル達について】
    現段階でアルたちの処遇はどうする気なのか
    仮にアルたちが街中でオートマタとともに暴れ回る事態が起きた場合どう対処するつもりか
    アルたちは食料や弾薬などの物資をどこで補給してるか心当たりはあるか(便利屋は、何処かからバックアップを受けている形跡は、あったか?)
    聖杯戦争の前に起きていたタトゥシール事件について。令呪も見せながら、関連があると思うか等
    マコトは現状をどう考えているか

    ②【雷帝・教会・オートマタについて】
    腐敗したオートマタは雷帝関連のものではないのか
    アルたちの使役するオートマタについて、映像を見せつつ、姿は『一般流通している規格の物』らしいが流通元に思い当たる節はあるか?
    カヨコが主導して調査したと聞いたが報告書の内容に嘘偽りはなかったのか

    ③【サーヴァントについて】
    ゲヘナでサーヴァントの目撃情報はあったか
    ”「───便利屋の子と同じで『喋るタイプ』、か」”や”「……私には判断できない。少なくとも私の知っているサーヴァントは有無を言わさず戦闘を仕掛けてくる連中だから」”と言っていたが喋らず戦闘を仕掛けてきたサーヴァント等が居たのか?
    明らかに不審な人物は居なかったか?

    ④【協力依頼とヒナ視点から見た聖杯戦争】
    これから先他陣営と街中で衝突することが回避できない局面があるかもしれない、そうなったら可能な限りの隠蔽をしてもらえないか?
    ヒナさんからは、聖杯戦争とは、どういう風に写って見えたか?

    取りこぼしなくてよかったじゃんね☆
    早いに越した事はないじゃんね☆

  • 5531じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/27(火) 18:44:42

    ちょっと休憩がてらコメント返させてじゃんね……

    >>545

    それは本当じゃんね……キサキちゃん関係とか今の問題片付くまではちょっと1には手に負えない自治区じゃんね……雷帝由来の教会ですらシンパが作った紛い物っていう逃げ道用意しなきゃなのに……山海経はどう物語が転がるか読めないじゃんね☆

    >>546

    突入するというか大戦√を選ぶ時期によるじゃんね☆

    1が想定する、みんなが大戦√を選ばざる得ないタイミングは2つじゃんね☆

    1つは二部の中盤から終盤、もう一つは三部というか諸々が決着する直前のどっちかじゃんね☆

    前者ならスキップして大戦√が三部扱い、後者なら四部じゃんね☆

    >>547

    アルちゃんは手段、選ばないじゃんね☆

    アウトローじゃんね☆

    アルちゃん好きじゃんね☆

    >>548

    ヒフミちゃん達以外はどこもどっこいじゃんね☆

    バーサーカーについては内緒じゃんね☆

    >>549

    オートマタ……またそろそろ出番出すじゃんね☆

    >>550

    絆レベル低いうちはそんなに威力高くないじゃんね☆

    >>551

    アリスクでもいいし他の方法でもいいしなんでもありじゃんね☆

  • 5541じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/27(火) 20:14:02

    【①アル達について】
    「アルさん達は……これからどうなるんでしょうか?」

    気になるのはアルさん達の処遇。それに対してヒナさんはあっけらかんと軽い調子で答えてくれた。

    「初めに聞く事はそれ?それが先生の言う『らしい』なのかしら……そうね、便利屋の子達については丸っ切り全部お咎めなしとまでは言わない。けど現状のやんちゃぐらいならゲヘナの事なら内々に処理するわ」

    アルさん達の事をやんちゃ、の一言で彼女はすっぱり言い切ってしまう。穏やかな方だけど、剛毅というか器が大きいといいますか。ただ一つ気になったのは。

    「それは……ゲヘナ内での事はって事ですか?」

    ゲヘナの外、トリニティや他自治区で動いた事については後々追及されるのではと不安に思って尋ねると彼女はバツが悪そうに補足してくれた。

    「不安にさせる言い方になったわ、ごめんなさい。彼女達が例え他自治区で多少暴れても、それこそ死者でも出さない限りは私達は『庇わなきゃいけない』。だから聖杯戦争中やそれが『終わった後』の処遇については気にしなくて大丈夫……相変わらずそういうのが上手な人なのよ、彼女」

    彼女、そう言ったヒナさんの顔にはどこか懐かしむような表情が浮かんでいる。少なくとも、アルさん達についてはゲヘナ側で庇ってくれるのだとホッとしたところでハナコちゃんが得心がいったように呟いた。

    「……なるほど、『人質』とは言い得て妙ですね」
    「流石、あの舟を任せられただけはあるわね、浦和ハナコ。露呈させたくない事実を握られていて、過度に罰したりその経緯を紙で残せばそれが公になってしまう。だから庇わなきゃいけないし、マコトも静観する事にしたのよ。当事者達に自由にさせた方がいいって……そういうのを全部計算した上で、博打に出た人があの中にはいるのよ」

    あの人、というのが誰かなんとなく分かってきた気がする。もしかするとアルさん達について知るならその人を取っ掛かりにするのも一つの手なのかもしれない。でも『誰に』繋いでもらいましょうか。

    「だから貴女達も仮に街中であの子達とぶつかる事になって、ゲヘナの中で『最後の一線を越えない限り』私がなんとか誤魔化すから気にしなくていいわ。うちはそういうやんちゃする子、沢山いるし」

  • 5551じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/27(火) 20:22:23

    最後の一線とはつまり誰かを『殺してしまう』という事。その一線をアルさん達に踏み越えさせては、いけない、そう堅く心の中に刻みつける。

    「とはいえ私が貴女達と一緒に戦うのは『よほどの状況』じゃないとまず無理だけどね……マコトは静観する姿勢を崩す気はない、逆に言えばこれ以上私達ゲヘナの生徒が殺し合いに関与するのを看過するつもりはないでしょうから」

    そう申し訳なさそうにヒナさんは言う。けれどアルさん達の立場の保障、そして戦闘の隠蔽もして頂けるなら十分すぎるほどです。
    そう思っていると今度はモモイちゃんが左手の甲を、その手に淡く輝いている令呪を見せながらヒナさんへと声をかけられました。

    「ええっと、ゲヘナの風紀委員長さん」
    「ヒナでいいわ、アリスのところの子でしょ?話は聞いてるから」
    「ならヒナで!……それでさ、ちょっと気になってたんだけど、ゲヘナでタトゥーシールがどうとかってなかった?もしかして私達の令呪、あーマスターの証?みたいなのと関係あるかなぁって」

    タトゥーシールと言えば確かにそういう騒動があったのを思い出します。

    「……そういう事か。いえ、ごめんなさい、こっちの話ね」

    そのモモイちゃんの質問に何か納得するような顔をしてからヒナさんは私達に経緯を説明してくれました。

    「タトゥーシール自体は半月ぐらい前からうちで流行り出したの。アコ、あぁうちの行政官が卑猥だとかなんとかって厳しく取り締まったんだけど、先週から脱獄した温泉開発部の子達とかが闇市なんてし始めてね。カイザー系列のダミー会社とまで手を組んで何をしてるかと思ったら……恐らくはカモフラージュだったんでしょ。脱獄に協力したのは便利屋の子達だったし」

    あの時、スケバンのお二人から伺った話の中にあった温泉開発部の脱獄。その一件と、その後の闇市もどうやら便利屋68の方達が協力していた。
    ならもしかすると温泉開発部の方に話を聞くというのも一つの選択肢かもしれませんね。

  • 5561じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/27(火) 20:34:57

    【②雷帝、教会、オートマタについて】
    私やハナコちゃん、モモイちゃんからの質問を終えたところで、アズサちゃんも口を開きました。

    「あのオートマタは雷帝関連のものではないのか」

    その質問にヒナさんは少しだけ意外そうな、いえどちらかと言えば思ってもみなかった事を聞かれたと言わんばかりに目を少しだけ丸くした。

    「オートマタ?……ああ、なるほど。そんな物まで買ったのね。さっきも言ったカイザー系の企業、どうやらあの子達と協力関係にあるみたいなの。オクトパスエンジニアリング……例の教会建設時の資金援助してた企業よ」

    オクトパス、エンジニアリング。協力関係にあるというのなら、アルさん達の物資関係はその人達が補給しているのかもしれません。カイザー本社まではいかなくてもその系列企業なら十分大きな会社です。資金面等が底を尽きる、なんてのを待つのはきっと悪手でしょうし。何より。

    「(アルさんが戦う理由にも関係があるのでしょうか……?)」

    もしそうなら、もし大人に騙されているのなら。そう思って自然と私の『右手』は強く握られていた。

    「じゃあオートマタはその雷帝とは」
    「関係ないわね、そんな報告は当時上がらなかったし」

    関係ない、とヒナさんは言い切った。そうなるとウイさんが予想していた『中身』自体が別物のパターンが濃厚な線になります。ただその根拠は当時の『報告書』なのだとヒナさんは言う。だから思い切って私は尋ねてみた。

    「……一応確認させて下さい、報告書に漏れは?」
    「『あり得ない』。ゲヘナ学園の三年生として明言するわ、当時あの人はそんな手抜かりをしなかった」

    それに少しだけ厳しい目をして、彼女は静かな声でそう言った。思わず、下唇を噛んでしまう。

    「不躾な、事を言ってしまってごめんなさい」
    「……いいわ。当時を知らないのだし、今貴女は厳しい状況に置かれているのだから」

    こっちこそごめんなさいと彼女は言ってくれて、気まずい沈黙が流れた。

  • 5571じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/27(火) 20:50:50

    【③サーヴァントについて】
    そんな沈黙を破ってくれたのは。

    「僕からもいいかな?」

    微動だにせず、ここまで一度も口を挟まないでずっと待機し続けてくれたセイバーさんからだった。

    「……どうぞ」

    少しだけ気まずそうにヒナさんはそう答えたのにセイバーはありがとうと一言お礼を言ってから、ひどく真剣な眼差しでヒナさんに尋ねた。

    「喋るタイプ、君はそう言ったね?もしよければ君の交戦経験のあるサーヴァントについて教えてほしい」

    言われてみて思い出す。確かにヒナさんはセイバーさんやキャスターさんを見た時に『便利屋の子と同じで喋るタイプ』と言った。それは裏を返せば、喋らないタイプのサーヴァントと遭遇した事があるとも取れます。
    そんなセイバーさんからの質問に少しだけ『困惑』したように彼女は答えてくれました。

    「別に、構わないけど……私が『倒した』サーヴァントは全部で『四体』」

    倒した、そう彼女は告げた。その瞬間に私達は顔を見合わせてしまう。まるで彼女の言葉に対して信じられないとでもいうような行動かもしれなくて、やってから申し訳なくなったけれど。そうも言ってはいられない。
    だってその数は可笑しいのだから。

    「……貴女達にとってその数は何か気になる事があるのね」
    「すみませ「謝らなくていい」……ぁぅ」
    「ああ、違うの、ごめんなさい……少し言葉が足りなかったわ。貴女達にとって私が遭遇したサーヴァントはイレギュラー、なんでしょ?」

    こちらの考えをさらりと察して彼女は詳しい話を聞かせてくれた。そしてそれは。

  • 5581じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/27(火) 20:54:06

    「私が知っているサーヴァントはうちの風紀委員の子達やアビドスの小鳥遊ホシノと戦った便利屋のサーヴァント。そしてゲヘナで『噂』になっていた夕方から夜にかけて路地裏に現れる存在……私が倒したのは後者の方よ」
    「いずれも影みたいに靄がかかった不定形の物。辛うじて人の形をしてたけど喋る事もなかったし、戦闘中も反射的に動いているようで、自我が希薄な気がした。貴女達のように他の生徒も見かけなかったし」
    「あれをサーヴァントと判定したのは生徒でもオートマタでも何でもなかったのと、一様にソレらが口にした『聖杯』という単語があったから。そして───」

    「倒したらそれこそ霧みたいに消えて無くなったわ」

    まるで私達も予想していない情報だった。

    「……なるほど。ありがとうヒナ、大変助かったよ」
    「そう。ならいいの」

    セイバーさんは暫しの逡巡の後、お礼を言ってまた後ろで静かに待機をしてくれている。
    何か思い当たる事があるのかもしれません。
    私達の知らないサーヴァント、それが存在していた。
    その事実に嫌な汗が背中を伝う気がしました。

  • 559二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 20:57:19

    シャドウサーヴァントがいるってことなのか?

  • 5601じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/27(火) 21:05:25

    【④聖杯戦争について】
    「あの、ヒナ先輩」
    「なにかしら?えぇっと……」
    「才羽ミドリです、アリスちゃんと同じゲーム開発部に所属してます」
    「そう、ミドリね。よろしく……それで何が聞きたいの?」
    「はい。ヒナ先輩は聖杯戦争についてどう思われますか?思う事を教えて頂けないでしょうか?」

    ミドリちゃんの質問に少しだけ悩ましげに眉間に皺を寄せてからゆっくりと、言葉を選ぶようにヒナさんは答えた。

    「随分ざっくりした質問だけど……そうね、悪趣味だと思う、本当に」

    悪趣味だと言い切る顔は苦々しい。やはりこのキヴォトスで『殺し合い』という命のやり取りは酷く重く、苦しく、そして許容できない物なのだと、第三者である彼女の顔を見て改めて認識した。

    「生徒同士に縛りつける形で殺し合いを、それもサーヴァントという従者に命じさせて強要するだなんて、少なくともキヴォトスの住民の発想じゃない」

    そう、この聖杯戦争はキヴォトスとは相容れない物です。

    「……ゲヘナは他の自治区と比べて戦う事に大らかな土地柄よ。そして戦う時には必ず理由がある」

    戦う理由、各々の願い。

    「つまらない諍いから互いの矜持を賭けてする決闘まで、それこそ理由は沢山ある。なら聖杯戦争を胴元がさせたい理由は何か?」

    私達にはそれがありますけど、では元々聖杯戦争をさせたがった人は、そのきっかけを作った人は。
    何を考えていたんでしょうか。
    何故、自害させる棄権の選択肢まで奪ってまでこんな戦いを強要されるのか。
    マーリンさんはシステムについて触れる事をあまり強く進めませんでした。それはどうしてなのか。
    全てと言わずともそれらについて深く知っているかもしれない人のところへいずれは訪れる必要があるのかもしれません。

    「少なくともまともな理由じゃないのだから……貴女達も気をつけなさい」

  • 5611じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/27(火) 21:09:51

    というところで全部の質問に答え終わったじゃんね☆

    一部の頃から隠してた話だったり、噂の大元になった存在についてだったりが書けたじゃんね☆


    ちゃんとヒナちゃんが言っていた喋るタイプのサーヴァントについて触れてくれる人がいてホッとしたじゃんね☆

    ここ逃せばだいぶ√変更というかハッピーエンドの猶予減るから焦ったじゃんね☆


    21:30になったら夜行動の安価するじゃんね☆

    特に導入なしじゃんね☆


    >>559

    まだ内緒……じゃんね☆

    でもセイバーは気づいてるから聞いてみてほしいじゃんね☆

  • 562二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 21:16:07

    夜はトキと会う感じかな
    ただどう戦力を振り分けるか
    全員で行くわけにもいかないし
    後ユウカに連絡しとかないと

  • 563二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 21:28:08

    ヘルタースケルターによる防衛でも良い気もしたりはする
    ライダー陣営は昨日令呪も使ってるしオートマタもアサシンにそこそこの数破壊されてるから連日で攻めてくる可能性は少ないだろうし

  • 564二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 21:30:22

    少なくともセイバーかキャスターはいた方が良くないか?
    誰もいなかったらランサー陣営とかが来る可能性も出てきちゃうし
    監視されてる可能性はあるから

  • 5651じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/27(火) 21:33:21

    はいというわけで夜行動の安価じゃんね☆

    特に指定、制限もないじゃんね☆

    ミレニアムに帰って遊ぶもよし、お友達やサーヴァントとじっくり一対一で話すもよし、トキちゃんとこ行ってもよし、ナギちゃんとこで一泊するもよし……なんでもありじゃんね☆

    楽しんで決めてほしいじゃんね☆


    安価先>573じゃんね☆


    それじゃあよろしくお願いします……じゃんね☆

  • 566二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 21:35:48

    とりあえずユウカに連絡して物資の補給を頼むのと出来ればずっとがいいけど夜だけでもいいからC&Cに護衛や拠点防衛をしてもらえないか聞きたいな

  • 567二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 21:38:25

    悪趣味な仕様は原作が伝奇エロゲだから仕方ない
    キヴォトスでは型月世界どころか現実以上に命のやり取りがNGだし

    それはそうと型月の魔術とかって名前に反して科学寄りというかシステマチックなんだよね 偶然にも陣営が集合してるミレニアムが一番相性が良い(魔術師のスタンスはゲマトリアっぽいけど)

    そうなると偶然できちゃったパターンは難しいんだよな
    生徒の神秘が神話や伝承に関わってる→神話や伝承の力を降ろす実験→うっかり座に接続までは起こってもサーヴァント召喚システム以外の部分とか物理的に存在する大聖杯とか器とか何があったら揃うのか
    黒服にことの発端を聞く必要はありそう

    安価はトキのとこに行く そろそろトキのタイムリミットがやばそうだし

  • 568二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 21:40:05

    ヒフミとモモイとセイバーとハナコでトキのところに行って後は拠点を守るのが無難かな
    拠点をガラ空きにするのはよろしくなさそうだし
    後ユウカへの物資補給とC&Cの協力要請かな
    一人でもいいから派遣してもらえたらでかいし言ってみる価値はあると思う

  • 569二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 21:42:16

    ユウカに連絡してからトキの拠点に向かう かな
    ユウカへの連絡に関しては報告と物資の補給で。C&Cに防衛頼んだりするのはマスター関係者以外を殺し合い関わる戦闘直接に巻き込むのはちょっとヒフミ達のスタンスに会わない気がするから無しで

  • 570二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 21:48:48

    ユウカに連絡してからトキのところに行くはいいと思うがメンバーどうするか
    全員で行く意味はそんなにないし
    夜にみんなで行くより最小限のメンバーで行って残りのメンバーは休んでもらう感じにした方がいいと思う
    それにサーヴァントが誰も防衛にいないとなると仮にアサシンやライダーが来た場合一方的にやられて拠点を捨てる羽目になる
    それは避けたい

  • 571二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 21:53:32

    ヒフミ、モモイ、ハナコは必須として、発想や交渉という面ではユズやアリスも外し難いんだよな。ミドリも細かな補足とかしてくれる面あるし
    となると逆に拠点に少数残すのはそれはそれでだからなんとも

  • 572二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 21:58:24

    ユウカに連絡してトキのところにモモイとヒフミとハナコとユズとセイバーで行くで
    連絡内容としては物資の補給と旧型のオートマタとかが保管されているなら戦力として使いたいので貰えないか聞く感じで
    4人と4人に分かれて戦力的には拠点防衛組の方にアズサとアリスがいる感じにすれば良いと思う
    多分エリドゥ組はそんなに危険はないし
    ゲーム開発部と補習授業部をそれぞれ二人ずつ分ければバランスはいいと思う
    ついでにキャスターには余裕があれば拠点で何か作って貰おう

  • 573二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 21:58:37
  • 5741じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/27(火) 22:02:57

    安価へのご協力ありがとうございましたじゃんね☆

    安価の内容は>>573さん(>>572さん)の『①ユウカに物資の補給と旧型のオートマタとかが保管されているなら戦力として使いたいので貰えないか聞く感じで②トキのところにモモイとヒフミとハナコとユズとセイバーで行くで③留守番組のついでにキャスターには余裕があれば拠点で何か作って貰う』になったじゃんね☆


    それじゃあアイテムリストとか用意してくるじゃんね☆

  • 575二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 22:03:09

    拠点をライダー陣営に乗っ取られたらこっちはヘルタースケルターの量産が出来なくなってあっちはオートマタの量産が出来るという最悪の状況になるからな
    そうなったらハッピーエンド目指す難易度は一気に上がるだろうし

  • 5761じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/27(火) 22:08:41

    🎲振っとくじゃんね☆


    【夜に襲撃はあったか】

    1.あった(dice1d3=2 (2) )、2.なかった、3.くりてぃかる

    dice1d3=3 (3)


    ①槍、②騎、③しーくれっと(dice1d7=2 (2) )


    【しーくれっとだいす】

    1.した、2.しなかった、3.しなかった

    ①セイバー(dice1d3=1 (1) )

    ②バーサーカー(dice1d3=1 (1) )

  • 577二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 22:11:30

    したっていうのはなんなんだろう
    体調不良判定ならならマスター適正的にはキャスターやアーチャーにもあっておかしくなさそうだし

  • 5781じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/27(火) 22:29:28

    【8日目夜・購入イベント】
    『こんばんは、早瀬ユウカです』
    『今回も物資リストを送るから必要な物を連絡して頂戴』
    【物資リスト】
    ①光る!鳴る!DXあばんぎゃるど君プレミアム
    購入限度:なし
    最大HP/支援火力:100/4d20
    分類:戦闘補助アイテム/アクティブ
    説明:ミレニアム保安部や各自治体の治安維持組織で実験的に運用されているアバンギャルド君の廉価品を特注でチューンアップしたモデル。量産性を優先しているがそれでも火力だけなら元のアバンギャルド君のカタログスペックにもかなり近づいている。提供者は匿名希望だがユウカと懇意の仲らしい。
    効果:戦闘に参加可能。ゲーム開発部所属部員がダメージを受ける際、自動でダメージを肩代わりする。

    ②大ボリューム!ゲームグッズ収納棚
    購入限度:1回
    分類:ステータス補助アイテム/パッシブ
    説明:ボードゲームから最新ゲーム機まで、様々なゲームグッズが収納された収納ケース。ゲームソフトはミレニアム製からのプレゼントやカンパで購入された物。大切にしよう。
    効果:拠点で過ごす時間の中で心が落ち着く。その日プレイした人数と時間をダイスで判定して、その分が味方陣営サーヴァントに絆ボーナス。

    ③SNOWロケットランチャー
    購入限度:なし
    分類:戦闘補助アイテム/アクティブ
    説明:ミレニアム保安部も使用する口径66mmの使い捨て対戦車ロケット弾発射機。
    ユウカが特別に調達した物は実験用の高威力炸裂弾を搭載している。
    効果:使用生徒の攻撃/妨害判定を1d72で行う。

    ④旧型オートマタ
    購入限度:なし
    最大HP/支援火力:10/10
    分類:戦闘補助アイテム/アクティブ
    説明:ユウカが急いで用意してくれたオートマタ。メンテナンス済み。
    効果:戦闘に参加可能。

  • 5791じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/27(火) 22:31:24

    ⑤ ミレニアム製ポケットドローン「アイギス7号」

    購入限度:5回

    分類:戦闘・交流補助アイテム/パッシブ

    説明:ミレニアム屈指の天才「小鈎ハレ」が手掛けたEMPドローン。

    手のひらサイズと小型ながら、索敵や通信妨害など一台あるだけでも活躍する。

    効果:交流イベントでの情報取得時に1台につき+1ボーナス。

    また、味方陣営が所持している場合、各種イベント開始時に先制攻撃へのダイス判定。先制攻撃の感知に成功した場合、1d7の回避ボーナス。


    ⑥檜の大浴槽

    購入限度:1回

    分類:補助アイテム/パッシブ

    説明:百鬼夜行産の檜を使って作られた大きな浴槽。とっても高価。入ってみると、美肌効果を実感できる……かも。特定の部活に依頼すると効果が上昇するとかしないとか。

    効果:夜行動終了時、拠点にいる味方生徒のHPを30回復する。


    ⑦新発売!「初恋を忘れられない貴女に贈る発煙弾」

    購入限度:なし

    分類:戦闘補助アイテム/アクティブ

    説明:焼け尽きた灰のようなものが入った特殊な弾丸。当たると通常の手投げ式発煙弾のように煙幕を噴き出す。販売元は不明だが、どうやら中身の灰が重要らしい。

    効果:生徒の「妨害」時、使用宣言する事で1d20のボーナス。


    『今回準備できるのは4個よ。同じ物を複数個でも購入限度内なら準備できるから。それじゃあどれにするか選んで』


    【安価先>>586

  • 580二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 22:34:36

    収納棚とアイギスは欲しいな
    他をどうするか

  • 581二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 22:38:01

    収納棚と残り思いつかなければアイギス複数個もありかな

  • 582二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 22:38:59

    DXあばんぎゃるど君プレミアムを1個試しに貰ってみるのもありかな

  • 583二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 22:40:56

    これからも襲撃があると考えると回復アイテムの浴槽を貰うのもありだな

  • 584二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 22:49:36

    収納棚
    アイギス×2
    あばんぎゃるど君

  • 585二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 22:58:42

    収納棚
    アイギス
    浴槽
    あばんぎゃるど君

  • 586二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 23:08:44

    収納棚
    アイギス
    浴槽
    あばんぎゃるど君

  • 5871じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/27(火) 23:27:40

    安価へのご協力ありがとうございますじゃんね☆

    安価内容は>>586さんの大ボリューム!ゲームグッズ収納棚、アイギス7号、檜の大浴槽、あばんぎゃるど君ぷれみあむになったじゃんね☆


    ほんとはキャスターのアイテム関係も安価したかったけど1がちょっと別件のお電話してて遅くなったから今日はここまでになります……じゃんね☆


    明日はお昼にキャスターのアイテム関係の安価してそれから夕方ぐらいからトキちゃんとのお話書いてくじゃんね☆


    ではではみなさん今日もありがとうございました!明日もどうぞよろしくお願いします……それではおやすみなさい……じゃんね☆


    >>575

    戦力もそうだけど拠点なくなるのは……ちょっとマイナスじゃんね☆

    >>577

    しーくれっとだいすは今回で3回目になるじゃんね☆これまでの🎲結果に従ってるじゃんね☆

  • 588二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 23:33:57

    ユウカの物資って会いに行けばその場ですぐもらえるならどこかのタイミングで会いに行けば一回
    夜にもう一回とかも出来るのかな

    襲撃についてはクリティカルだし悪い感じではないと思いたいが
    襲撃があったを引いたらライダー陣営とやり合うことになってたから、前回より不利な戦闘になっただろうし引かなくて良かった

  • 589二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 23:49:25

    セイバーとの関係とか諸々の懸念はわかるけどタイムリミットについてはそろそろ共有した方がいい気がするんだよね
    「時間がかかっても説得する」とか「衛宮ごはんみたいな平和時空を目指す」みたいな選択肢にあたっての障害だし多分弓・槍あたりの動機にも関わってそう
    別の供給手段とかの対策を考えるにも早くしたほうがいいだろうし
    あとヒフミやモモイが倒れてから判明すると話が拗れそうなのもある

  • 590二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 23:52:57

    しーくれっとだいすはなんなのかは気になるがそれ引いたら倒れるやつじゃないと思いたい
    まあヒフミやモモイが倒れた後に発覚したとなるとかなりあれな状況になりそうだよな
    モモイとヒフミが倒れた状況でハナコが知っていたことが発覚したらとんでもない拗れ方しそうだし

  • 591二次元好きの匿名さん24/08/27(火) 23:56:52

    倒れるまでに共有出来なきゃ最悪ハナコが離脱するイベントとかが起きてハッピーエンドどころじゃなくなるかも
    雰囲気が明らかに最悪になるし連携面にも支障が出るだろうから勝ち残りすら危うい可能性も出てくるし

  • 592二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 03:45:19

    話そうにもタイムリミット云々に関してはそもそもヒフミはまだ知らなかった筈
    現状だとハナコがなんとか話してくれる状況を作るしかないという

  • 593二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 07:26:58

    檜の大浴槽の強化って、ほぼ、温泉開発部なんやろなぁ。

    聖園ミカが1日でグーパンチで破壊出来る壁の枚数dice1d100=48 (48)

    温泉開発部って、私の中では、

    【1に温泉2に温泉。3、4で開発、5に温泉】な部活やと思ってるけどこの認識でいいんやっけ?

  • 594二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 07:50:39

    お疲れ様でした
    大風呂のバージョンアップは某ゲヘナの温泉開発部だろうなぁ……
    えっ、あの部活をミレニアム(拠点)に呼んで大丈夫なのだろうか?

    クリティカルか……なんか、凄い事がありそうな予感がしますね

    そして、セイバーやキャスターと補修授業部とゲーム開発部の集合記念写真とかは撮ってたりするのだろうか?
    撮ってたら、全てが終わった後の記念になりそうだけど

  • 5951じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/28(水) 11:23:32

    12時過ぎにアイテムの安価、その後にもう一個するじゃんね☆

    色々考えたけど……クリティカルって事でトキちゃんと話する前に時間を作る事にしたじゃんね☆

    >>588

    あとクリティカル分はいつもよりアイテム多めにするじゃんね☆……って書いたつもりだったじゃんね……書いてなかったじゃんね……1はあほあほじゃんね☆

    >>589

    ヒフミちゃんが全陣営の願いを知る事、それがハッピーエンドに行くためのスタートラインだと思うじゃんね☆

    それなしだと、よっぽどクリティカルな交渉でもしない限りは仲間になるのは難しいじゃんね☆

    >>590

    今回振ったしーくれっとだいすは、これで3回目じゃんね☆

    大体夜に振ってるじゃんね☆

    >>591

    実は一部時点、マリーちゃんと二回目に会った時点でハナコちゃんを一時的に退場させるつもりだったじゃんね☆

    ハナコちゃん賢すぎるじゃんね☆

    >>592

    合ってるじゃんね☆

    ヒフミちゃんの知っているタイムリミットはLAちゃんから教えてもらった『この聖杯戦争に残された時間はあと1週間』だけじゃんね☆

    逆にハナコちゃんは『マスターの肉体が膨大な魔力による負荷に耐えられる限界日数』という意味でのタイムリミットを知ってるじゃんね☆

    二人はそれぞれ、この二つの秘密をまだ誰にも話せてないじゃんね☆

    ヒフミちゃんは単純にタイミングが、ハナコちゃんは純粋に友達に余命宣告することができなくて……じゃんね☆

    >>593

    もう言っちゃうけど温泉開発部じゃんね☆

    ゲヘナの情報をなんとか出さそうとしてた頃の名残りじゃんね☆

    檜の大浴槽選んだ時点で自動的に温泉開発部の連絡先げっとできる算段だったじゃんね☆

    温泉開発部は便利屋68と(本スレに限っては)協力関係『だった』のとメグちゃんは3年生って事で雷帝周りの話ができるかなぁっていう感じだったじゃんね☆

    >>594

    廃墟はミレニアム自治区の外にあるからセーフじゃんね☆連邦生徒会的には立ち入り禁止だからアウトだけど……今更じゃんね☆

    クリティカルはかなり気にしてる人が多いから、予定変更して味方陣営内で話す時間を1回取るじゃんね☆

    写真の描写はアイリちゃん達のとこだけだったけど……すごくいいアイデアだから増やすじゃんね☆

  • 596二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 11:24:45

    保守

    聖園ミカの家事力dice1d100=24 (24)

    桐藤ナギサの家事力dice1d100=73 (73) +20

    百合園セイアの家事力dice1d100=10 (10)

  • 5971じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/28(水) 11:33:04

    アイテムの話があったからお話しするじゃんね☆

    ぶっちゃけアイテムについては今の一日一回『夜に注文して朝に届く』っていうシステムを変更するつもりはないじゃんね☆

    ヘルタースケルターに大きな拠点もあったりとモモイちゃん達の戦力はめちゃくちゃ大きいからあまりパワーアップするのが早いと、他の陣営もめちゃくちゃ強くしなきゃいけないじゃんね☆

    だから増やすとしたら今回みたいに一度に貰えるアイテムの個数を増やす方向じゃんね☆

    あと実質5回ぐらいしかないからちょっと足早に増やしてくじゃんね☆


    でも安価は絶対じゃんね☆

    1が自発的にユウカちゃんからのアイテム入手機会を増やす事は現状ないけど、例えば安価で『ミレニアム内で行動、セミナーに行って早めに注文して夜にアイテムを受け取れるようにする』とかの安価になったら勿論それはオッケーじゃんね☆

    本スレはそこら辺本当に自由じゃんね☆

    1がメタ的に出来ないと判断して没にした事と、みんながハッピーエンドを目指して考えた安価は別物、後者を1は大喜びで優先するじゃんね☆


    ので安心して色んな事を書いてほしいじゃんね☆


    >>596

    保守ありがとじゃんね☆

    さすナギじゃんね☆

  • 5981じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/28(水) 12:00:23

    「ユウカとの話は終わったな、では次は我の番だ」

    「お前達がアーチャーのマスターとの話し合いをする間、準備しておこう」

    「……先ほどの空崎ヒナの話、セイバーもそうであったように、我にも思うところはあるのだ」


    【拠点強化アイテムリスト】

    今回製造できるアイテム数:dice1d6=3 (3) +1


    ①防護隔壁lv.1

    製造限度:なし

    分類:拠点強化アイテム/パッシブ/第一エリア

    説明:キャスターとエンジニア部が共同製作した対爆対弾対刃シャッター。宝具はまだ無理だが、『重ねる』事で真価を発揮する。

    効果:第一エリアに設置可能。敵の拠点攻撃時、判定を妨害する。レベル1につき5点。


    ②精密スコープ

    製造限度:なし

    分類:生徒強化アイテム/パッシブ/全生徒

    説明:エンジニア部謹製の照準器。遠くの物も手に取るように分かる。

    効果:装備した生徒が『攻撃』選択時、+6ボーナス。


    ③ワイヤートラップlv.1

    製造限度:なし

    分類:拠点強化アイテム/パッシブ/指定なし

    説明:アズサが待ち望んでいたミレニアムC&C御用達のワイヤートラップセット。相手がワイヤーに掛かると自動で銃弾が発射される。強化する事が可能。

    効果:敵の先制攻撃時、判定。成功値は相手サーヴァントの幸運ステータス以上。成功した場合、相手陣営全員に1d10のダメージ。


    ④特殊サイレンサー

    製造限度:なし

    分類:生徒強化アイテム/パッシブ/全生徒

    説明:特殊な任務用のサイレンサー。流出には気をつけなくてはいけない。

    効果:装備した生徒が『妨害』選択時、+6ボーナス。

  • 5991じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/28(水) 12:01:16

    ⑤ いなずまちゃんlv.1

    製造限度:なし

    分類:拠点強化アイテム/パッシブ/第一エリア

    説明:雷ちゃんをベースに必要な機能のみを絞って再設計された小さなセントリーガン。相手が侵入に手こずっていれば、ダメージを与えてくれるだろう。

    効果:第一エリアに設置可能。敵が拠点攻撃判定に失敗した時、相手陣営全員に3d2のダメージ。


    ⑥増強マガジン

    製造限度:なし

    分類:生徒強化アイテム/パッシブ/全生徒

    説明:詳細不明の消音器。可愛らしい星マークがついている。

    効果:装備した生徒が『攻撃/妨害』選択時、+3ボーナス。


    【注意事項】

    ・レベルのあるアイテムは複数製造する事でレベルを上げていきます。レベルの上昇と共に効果も強化されます。

    ・生徒強化アイテムは1個につき、1人装備(強化)可能です。生徒強化アイテムを選択される時は誰に装備するかの指定もお願いします。

    ・生徒強化アイテムの付け替えは行動安価時に可能です。ただし、戦闘中に付け替える場合はその生徒達は行動できないのでお気をつけ下さい


    【安価先>>606

  • 600二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 12:10:04

    ②③④⑥
    がいいかなぁ?
    後は、誰に持たせるかやな。

  • 601二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 12:14:10

    ①×2、④×2かな

  • 602二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 12:14:20

    ⑥ヒフミ
    ②アズサ
    ④モモイ

    安価外の質問だけど
    キャスターに作ってもらったやつで未装備のやつとかあるっけ?

  • 603二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 12:15:40

    >>601

    なら、④は、ヒフミとモモイに装備させるか

  • 604二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 12:18:51

    あ、誰に装備するか書かないとだったか
    ①×2
    ④ヒフミ
    ④モモイ

    現状装備済みはアズサが特殊サイレンサーだった気がする

  • 605二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 12:21:46


    ④ヒフミ
    ④モモイ
    ④アリス

    この選択肢も候補っちゃ候補

  • 606二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 12:25:08


    ④ヒフミ
    ④モモイ
    ④アリス

  • 607二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 12:34:21

    黒服は、マスター攻撃されると気絶じゃなくて昇天しそうだなぁ。一番、マスター本体が脆そうで他の陣営に襲撃されるのもやばそうじゃんなぁ〜。

  • 6081じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/28(水) 12:48:59

    安価へのご協力ありがとうございましたじゃんね☆

    安価内容は>>606さんの①防護隔壁一個と④特殊サイレンサーをヒフミちゃん、モモイちゃん、アリスちゃんに一つずつじゃんね☆

    ……今更だけど光の剣にどうやってサイレンサーつけるじゃんね?

    キャスターとエンジニア部の子達がなんとかするじゃんね☆

    それじゃあクリティカル分、もう一個安価いくじゃんね☆

    一応これが今回出来る1からの最大限のボーナスというか猶予じゃんね☆

    >>607

    黒服はどうしようすぎるじゃんね☆

    まあ元々、かっこよくボロボロになる予定だから大丈夫じゃんね☆

  • 6091じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/28(水) 12:51:50

    【8日目夜・導入】
    【廃墟・同盟拠点】
    『お前達は携帯通信端末を持っている、今はヘルタースケルターだけでなく高性能のアイギス7号もある』
    『だが、自分達の手で映像を記録するのも重要だ。これは好きに使え』

    アイテムの注文を終えた私にそう言ってキャスターさんが渡してくれた一眼レフ。今は私の首にかけたそれをしげしげと眺めながらこの後の予定を考える。
    モモイちゃんが言うにはトキさんに会うのは1時間半後。移動にはミレニアムから貸し出してくれるヘリで大体30分ぐらいだから出発まで『1時間』ぐらいある。
    おにぎりとかの簡単な軽食は済ませてある。拠点で留守番を担当してくれるのはアズサちゃん、コハルちゃん、アリスちゃん、ミドリちゃんの四人とキャスターさん。それから何かあればエンジニア部の三人も協力を申し出てくれた。
    昨晩の事もあるから戦闘に慣れているアズサちゃんや訓練をしているコハルちゃん、そして火力のあるアリスちゃんに司令塔役のミドリちゃんもいてくれる。キャスターもいるしきっと大丈夫だと、そう思いながら私はキッチンを見回す。
    帰ってきたらハナコちゃんやユズちゃん達と簡単な朝ごはんの仕込みは済ませてしまった。ムニエルは……明日に回さなきゃですね。

  • 6101じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/28(水) 12:53:06

    「あー!負けたじゃーん!貴女達のせいだよー!」

    「ふふん!まぁ私はエリートだからね!ゲームだってこんなもんよ!」

    「はい!はい!アリス、次はスマシスしたいです!アズサ、いいですか?」

    「うん、勿論。前に聞いた時からスカルマンを操作してみたかったんだ」


    モモイちゃん達はゲーム中です。


    「ひぅぅ……な、なんで私、拠点でも書類仕事……」

    『仕方ないでしょ。明日期限の申請書類、貴女達すっかり出し忘れてたんだから』

    「うふふ♡時間はたっぷり♡ありますし必要なら私も手伝いますから頑張りましょうね、ユズちゃん、ミドリちゃん」

    『そうやって甘やかさないのハナコ。この子達のせいなんだから』

    「あらあら♡モニターに顔出し♡してるユウカさんに、ケツ持ち♡しようとしたら怒られちゃいました♡」


    ハナコちゃん達は通信越しのユウカさんと書類仕事。キャスターさんはもう第二ブロックで頼んだお仕事を、セイバーさんは拠点外でアイギス7号さんやヘルタースケルターさんdice2d10=8 9 (17) 機と一緒に警備中。これからの1時間、少しだけゆっくり過ごせます。私も遊んだり書類のお仕事を手伝ってもいいかもしれませんけど、誰かお一人とお話しするなんていうのもいいかもしれません。

    一体どうやって過ごしましょうか?


    【こんにちは】

    【サポートシステムが行動安価をお知らせします】

    【クリティカル判定結果を受けてこの後1時間】

    【阿慈谷ヒフミは自由行動時間を獲得しました】

    【この間の行動は自由です】

    【①誰と】【②何をするか(何を話すか)】

    【の2点を安価します】


    【安価先>>618


    【制限は②で話す内容はdice1d3=2 (2) 個までです】【選ばれた安価内でその内容の数が多い場合は、それらから採用する物をダイス判定を行います】


    【それでは皆様】

    【よい行動を】

  • 611二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 13:04:40

    誰か一人か
    ハナコから隠してる事聞き出そうとするのもありだけど話してくれない可能性あるから、セイバーからシャドウサーヴァント?について、何か思い当たったのか聞くのが良いかな
    なので
    ①セイバー
    ②ヒナと話した時のヒナが戦ったサーヴァントについて聞いた理由と、その際ヒナが語った事に対する見解
    かな

  • 612二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 13:32:11

    ①セイバー
    ②ヒナが話していたサーヴァントに関すること、今後どう動くべきか

  • 6131じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/28(水) 13:40:19

    安価中だけど補足じゃんね☆
    ①の誰と話すかは別に一人に限定してないじゃんね☆
    あくまでも制限は②の話す内容は2個までってやつじゃんね☆
    一対一でゆっくり話しても誰か誘って複数人で話してもいいじゃんね☆

    もう一つ、これは本来予定してない安価じゃんね☆
    上にも書いたけどあくまでクリティカル分のボーナスタイムじゃんね☆
    良い方向で大きな結果になる事はあって、どんな内容でも『安価の結果で』今以上の最悪のパターンにはならないじゃんね☆

  • 614二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 13:47:55

    ①セイバー、キャスター
    ②ヒナが言っていたサーヴァントに関すること、最優先に動くべきことは何か

  • 615二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 13:48:29

    ①セイバーとモモイとキャスター
    ②ヒナと話した時のヒナが戦ったサーヴァントについて聞いた理由と、その際ヒナが語った事に対する見解
    かな

  • 616二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 13:56:44

    ①セイバー、キャスター、モモイ
    ②ヒナにサーヴァントについて聞いた理由と答えに対する見解
    これは3つ目にならなかった場合の質問だけど現状についてどう思ってるか

  • 617二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 13:58:45

    かそく

  • 618二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 13:59:08
  • 619二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 13:59:12

    このレスは削除されています

  • 620二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 14:04:50

    サーヴァントに関する情報はかなり重要そうだからな
    聞ける時に聞いておきたい

  • 6211じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/28(水) 14:09:58

    安価へのご協力ありがとうございましたじゃんね☆

    安価内容は>>618さん(>>616さん)の『①セイバー、キャスター、モモイ②ヒナにサーヴァントについて聞いた理由と答えに対する見解。これは3つ目にならなかった場合の質問だけど現状についてどう思ってるか』じゃんね☆


    本当は質問2つだけど、今回に限っては大サービスで3つ目もオッケーにするじゃんね☆

    おまけじゃんね☆


    夕方、というか19時から投下するじゃんね☆

    今回の話はサクッとお話ししてからトキちゃんの話やってしまうじゃんね☆


    >>620

    重要な話ではあるじゃんね☆

    また一つ、情報は増えるじゃんね☆

  • 622二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 15:17:37

    お疲れ様です
    流石に某ファブリーズ案件な彼女はいないだろうけど……
    アーサー王が喚び出されたって事は、この聖杯戦争にはナニかしらあるのは確定なんでしょうね
    とりあえず、ファブって除菌抗菌しておこうかな

    後、セイバーさんムニエル食べられず……残念!!

  • 623二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 15:38:58

    シャドウサーヴァントについては一応、前にアーチャーが「例えこの身が影法師になっても」とは言ってたけどあの時は色々とあったからヒフミちゃんは覚えてるか微妙な所だな

  • 624二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 15:50:14

    そして、ムニエル用だったお魚は、フィッシュ&チップスに使われるのであったとさ。
    フィッシュ&チップスがイギリスに関連のある料理らしい。(アズールレーンのイギリス艦の娘がフィッシュ&チップスの発言あったので。)

  • 625二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 15:53:45

    ミカ主の料理適正dice1d100=66 (66)

    ヒフミの料理成功判定(ムニエル)dice1d100=93 (93)

  • 626二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 16:15:42

    シャドウサーヴァントを倒しても聖杯に魔力として取り込まれるなら全員の願いを叶えることもできるのかな

  • 627二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 18:12:05

    拠点襲撃時の警報システムってどうなってたっけ?

  • 6281じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/28(水) 18:43:54

    帰ってきたじゃんね☆

    とりあえずトキちゃんの話書く前にパヴァーヌ再確認してくるじゃんね☆

    >>622

    彼女は今のところ出禁じゃんね☆

    >>623

    1の書き方がだめだめだったから補足じゃんね……アーチャーの言う影法師に深い意味ないじゃんね……あれはよく型月で使う言い回しじゃんね……

    紛らわしくてごめんねじゃんね……

    >>624

    教えてくれてありがとじゃんね☆

    フィッシュ&チップスも美味しいじゃんね☆

    >>625

    美味しいムニエルになってるじゃんね☆

    >>626

    1からお答えするじゃんね☆

    それは無理じゃんね☆

    >>627

    ……完全に忘れてたじゃんね☆

    なんかフォローいれるじゃんね☆

  • 6291じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/28(水) 20:53:40

    ぬぁぁ……書けないじゃんね……
    かなり厳しいじゃんね……
    今日中にはクリティカル分は投下するけど……扱いが難しすぎるじゃんね……

  • 630二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 21:00:45

    >>629

    どうした!>>1さん!?

    とっ、兎に角これでも飲んで活力を!

    っEnergy drink

  • 6311じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/28(水) 22:07:52

    『ヒナにサーヴァントについて聞いた理由と答えに対する見解。現状についてどう思ってるか』

    キッチンの流し台に立って、思案する。
    少し、気になる事がありました。
    ヒナさんとセイバーさんとの会話、そしてキャスターさんの思うところがあるという発言。
    私達の知る七騎のサーヴァントとは恐らく違うヒナさんが倒したという四騎のサーヴァント。
    明らかにおかしい、これからトキさんと話すというのなら、一度セイバーさん達と私達で考えなきゃいけな───。

    『君の考えて⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎、⬛︎⬛︎⬛︎は自ずと知る事になるから気にしなくて大丈夫。これからの物語は⬛︎⬛︎⬛︎を探す事に専念するといい』

    「……っ」

    頭の中でざりりと音が鳴る。『直感』がする。何かが私の中で警鐘を鳴らしている。

    『もし君が理屈や理由を⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎に求めるのなら……そうだね君達は⬛︎⬛︎⬛︎を変えるべきだ』

    以前聞いた、マーリンさんの話。結局セイバーさんとそれについてしっかりお話し出来ないまま今日も夜となってしまった。その話が、今更になって鈍い痛みのように私の頭の中で響いた。

    「……み?……ふみ!ねぇ!ヒフミ!」
    「……ぁえ、こは、るちゃん?」
    「顔、真っ青だけど……本当に大丈夫?」

    気がつけばゲームをしていたコハルちゃんがキッチン側まで来て私の顔を心配そうに覗き込んでいた。
    目が彷徨ってしまう。焦ってしまう。数瞬前に何を考えて、今どうなったのかを説明しようとして、ばらばらと思い通りにならない思考のまま、結局私は曖昧に笑った。

    「あはは……大丈夫ですよ」
    「ほんとに?どこか具合とか悪いの?」
    「ぜーんぜん、元気一杯ですっ」

    むんっと力瘤を作ってみせる。体調は悪くない、さっきまであった変な感覚も消えていた。

  • 6321じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/28(水) 22:13:15

    そうだから、モモイちゃんと作戦会議をしなきゃいけないと考えていたのも思い出して、

    「モモイちゃん、少しお時間頂けますか?」
    「んーいいよー」

    ソファにもたれかかるようにゲームをしていた彼女に声をかけて、私はその場を離れた。



    「今日の話、トキと何話そっか」

    第二ブロックへ向かう途中、モモイちゃんは振り向かずにそう言った。蒸気もあって蒸し暑い、これっぽっちも華やかさのない工業的なその通り道に二人分の靴音が鳴る。

    「やっぱり戦うなーとかさ、令呪よこせーとか、そういう話になりそうじゃない?だったら私達、どんな風に話そっか?」
    「そう、ですね……でもやっぱりトキさんがそんな風に思う理由を知る事が大切かなって」

    そう、知らなきゃ何も出来ません。知らないまま、相手の想いを分かった気になったり、相手がこちらの事を分かってくれないと決めつけたり、そんな風にすれ違うんじゃ駄目なんだと、ナギサ様と話をして気づいたから。
    だから私はトキさんが何を思ってるのか、それを聞くべきだとモモイちゃんに伝えて。

    「でもそれさ、しんどくない?」

    自然と吐き出すように前を向いたままモモイちゃんはそう言った。

    「え……?」
    「あ、違うの、ヒフミのやり方は間違ってるとそんな事言いたいんじゃないんだ」

    その返事が意外な言葉で思わず漏らしてしまった疑問符に彼女は慌てて補足してくれた。

    「いやさ、ヒフミも私もハッピーエンド目指すわけだし、その為に皆の願いを聞くのは逃げちゃいけない事だよ、だけどさ」
    「だけど願いの中にはヒフミにとって辛い物があるかもしれない」

  • 6331じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/28(水) 22:21:43

    振り向いて、彼女は私を見る。静かな目線の奥に、こちらを労わるような心配するような物があった。

    「願いとかってさ、多分『譲れない物』なんだよ。私達ゲーム開発部もちょっと前に廃部になりたくない、TSCで入賞したい……アリスを取り戻したい。そんな風な願いがあって、それは私達にとって紛れもなく『譲れない物』だった」

    それは少し前、彼女達が食事の時に話をしてくれた冒険譚。先生と一緒にこの廃墟を探索してアリスちゃんと出会って、ゲームを作って、それからアリスちゃんを取り戻そうとした、そんな光に溢れた勇気と友情のお話。

    「私達がしてるのは……言いたくないけどさ、やっぱり殺し合いなんだよ。ゲームの中の出来事なんかじゃない、本当は他の子に知られたら偶然巻き込まれたなんて言い訳を通用しないぐらい白い目で見られる物」
    「それは……」
    「だからユウカもずっと表立っては私達を助けられないし、大体こういうのって黒幕とかいる物だしさ!……だから他の子も本当は巻き込めない」

    寂しそうに、でも仕方ないと諦めるようにモモイちゃんは言う。その気持ちはすごく分かるんです。だって私達は同じ立場で、だから。

    「その中にあっても『譲れない物』って、お金とか個人的な事とか……そういうのじゃないって私はなんとなく思うんだ。コンティニュー出来る物じゃない私達の命を、大切なサーヴァントっていう仲間の命を賭けて戦うんだから」

    モモイちゃんはその譲れない物が、願いが、重くて大きくて、どんな物よりも大切なのだと、そんな風に話していた。これから会うトキさんにもきっとそれはあるからこそ、緊張と重責で私の手に力が籠ってしまう。
    そんな私の内心を知るように、モモイちゃんはそっと私の右手を両手で包み込んで言った。

    「そんな願いを知って、背負って、それでも皆んなが笑っていられるようにって……そんな風に頑張ったらヒフミが辛い思いする気がしてさ。だから私は、ヒフミがそれを聞いてしんどくなるのやだなって」
    「モモイちゃん……」

  • 6341じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/28(水) 22:28:07

    「なんてねっ!」
    「へ?」

    くるりと向きを変えた彼女は左手で私の右手を引っ張って歩き出す。

    「ちょっと暗い話になっちゃったけどさ!ヒフミは優しいから、これから色んな話とか聞く中でしんどい気持ちになるかもしれないでしょ?」
    「それは……」
    「だからさ」

    にっと笑って彼女は私の手を引いて先導してくれる。それはまるで道案内をするようでした。

    「『辛い時』『困った時』『悩みや知ってしまった事』」
    「それを一人で抱え込むんじゃなくて、私にも共有させてよ」
    「一人ならしんどくても『二人なら』……ううん、皆んなでならきっと抱え込んだ重さに潰れず歩いていけるから」

    太陽のように明るい言葉と笑顔で彼女は私にそう言ってくれました。

  • 6351じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/28(水) 22:52:41

    「キャスターさん、今お時間大丈夫ですか?」

    結局、モモイちゃんと手を繋いだまま私はずっと第二ブロックまで歩き続けて、ようやくキャスターさん達が籠って作業しているヘルタースケルターさん達の製造ラインがある場所まで来ました。

    「む、暫し待て……よし、コトリよ。残るここの作業はお前に託す」
    「お任せ下さい!」

    コトリちゃんとそんな風に作業を託されてから、キャスターさんは私達の方を向き直る。私が留守番をお願いした皆さんの分のお夕飯を作ってる時間も、帰ってからずっと作業に専念されていたんでしょう。彼の鎧にはいつもより煤や油汚れがついていました。

    「どうした?ヒフミ、モモイ。何用か?」
    「少し、お話しがあります……今日の夕方に話していた『サーヴァント』の件について」
    「……ふむ。確かにトキと話す前に知っておく事も必要か」

    セイバーも交えて上で話すぞと彼は言う。それにモモイちゃんはパッと私の手を離していたずらっ子のように笑う。

    「よぉっし!それじゃっ、おっさきー!」

    可愛らしくアレンジやカスタムした突撃銃を細い肩に引っ掛けたまま彼女は軽い足取りで先に行ってしまう。その快活な仕草に肩の力もしっかり抜けて思わず頬が綻ぶのを自覚する。

    「すまんな、ヒフミよ。何度も言って聞かせてはいるがどうにも騒がしくて構わん」
    「あはは……でもそれがモモイちゃんの良いところですから!」
    「……うむ」

  • 6361じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/28(水) 22:54:49

    キャスターは照れるように蒸気を一噴かししてから歩き出して、私もそれに倣う。
    少し前を歩くモモイちゃんの後ろ姿を見てから、私は隣にいる彼の事を考えた。
    思えばこんな風にキャスターさんと二人きりで歩くというのは初めてかもしれない。

    「(なんだか……ちょっと照れくさいですね)」

    もうすっかり馴染みの顔で、毎食、食卓を一緒に囲む仲ですから照れる必要なんてないのかもしれませんけど、それでも改めて考えると珍しいシチュエーションにむず痒さを感じてしまった。

    「ヒフミよ」

    そんな風に考えていると、キャスターさんから声がかかった。

    「良い機会だ。お前に一つ、話をしたい」

    隣にいる彼を見上げる。
    鎧越しに見える赤くぼんやりと灯った彼の眼は、とても優しく見えた。

  • 6371じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/28(水) 23:12:43

    彼は歩いていく。その歩幅はとてもおおきくて、けれどすごくゆっくりだった。

    「よいか、ヒフミよ。我はサーヴァントだ───どれだけ願ってもいつかは消える」

    小さな子にそう言い聞かせるように彼は話し始める。なんとなく私はそれを邪魔してはいけないと感じて、遮りそうになった声を喉の奥に仕舞った。

    「そしてそれは我らだけに限った話ではない。どれだけ望もうと望まないと、『そういう物』だと受け入れざる得ない時が来る。限りある命を持った人の生涯には必ず別れがあるのだ。それは死者である我らであるなら尚更だ」

    別れがあったのだと彼は言う。その言葉の奥にどんな想いがあるのか私には分からない。チャールズ・バベッジという人がどんな風に生きてきたのか、そしてどんな風に人生を駆け抜けたのか。私は目の前にいる理知的でいつだって穏やかで、それでいて私達も娘のように可愛がって見守る彼の姿しか知らないのだから。

    「故にヒフミよ、セイバーのマスターにしてモモイの友よ」

    そんな彼は足を止めて、私の方を見つめてから一言。

    「限りある『今』を謳歌せよ」

    そう告げて、また歩き出す。

    「例え如何な苦境であっても微笑みを絶やさず、友を見失わず、歩いていけ」

    その言葉には重みがあった。歩き切った先人の、先輩としての言葉だった。友を見失なうな、と彼は言う。どこかそれはエールのようにも、それでいて懇願するような響きすらある気がする。

    「そして願わくば、その道のりで隣にモモイを置いてやってほしい。あの娘はいたく騒々しいが、だがその実誰よりも繊細な娘だ。その隣にお前のような心優しい友がいてほしい……そう、我は思うのだ」
    「……はい、必ず」
    「……そうか」

    それっきり、私達の間で会話はなくなった。

  • 6381じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/28(水) 23:27:56

    「二人ともおっそすぎ!」
    「やあ、ヒフミ。それからキャスターも。話はモモイから聞いたよ、少し話したい事があるんだって?」
    「オソイ、オソイ。ケイビ、ケイビ」

    キャスターさんと外に出ると、もう既にセイバーさんのところにはモモイちゃんが到着して待ってくれていた。

    「あはは……ごめんなさい、お二人とも」
    「ふっふーん!ゆるしてしんぜよー」
    「あはは……ありがたきしあわせー」

    なんて、モモイちゃんとくだらないやり取りをしてからセイバーさんの方を向き直る。

    「夕方のヒナさんとのお話。そこであったサーヴァントについて、もしかしたらセイバーさん達は気づいている事があるんじゃないかって」
    「そうだね、一応の心当たりはあるよ」

    セイバーさんもまた私達の方を見ながら、真剣な眼差しでそう告げた。

    「恐らくヒナの話にあったのは『シャドウサーヴァント』と呼ばれる存在だ」

    座るようにとどこから用意したのか、というよりセミナーがいつ準備してくれたのかアウトドアベンチを彼は出してくれた。
    それに私達は座りながらセイバーさんの話を聞く。

    「シャドウサーヴァントと呼ばれる存在は言ってしまえばサーヴァントの『なり損ない』だ。その発生要因は様々だし霊基不全やそもそもの召喚が失敗している者もいて実態としても数多くある。ただ一様に彼らの霊基は『不完全』だ」

    彼は自分の影を指差しながらそう説明してくれる。

  • 6391じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/28(水) 23:45:48

    「その名の通り影のように朧げな彼らは通常のサーヴァントのように宝具を使用したり意思疎通を取る事が出来ない事が基本だ。霊基自体が不完全、なのが理由だね」
    「その不完全な霊基をどうやって維持しているか、推測にはなるが路地裏の怪人の『噂』の元となったのならば恐らくは生徒を襲ってその血肉や神秘で補強していたのだろう」

    あまり聞いていて気持ちの良い話ではありませんでした。ウイさんも言っていた『噂』という『多層化された情報』。いくつもの情報が重なった下にそんな存在がいただなんて、私は少なくとも思いもしなかった。

    「今回発生したシャドウサーヴァントがどういった理由で、どんな風に生まれたのかは定かじゃない。ただ、トリニティでもミレニアムでもそういった話はこれまでなかったはずだ」

    そしてセイバーさんはトリニティでもミレニアムでもそんな話はなかったという。それはつまり、現場はゲヘナでのみ確認されているモノだけということで。

    「アルさんが……ライダーの陣営が関与してる可能性があるって事ですか?」
    「それははっきりとは分からない。ゲヘナの地に拠点を置く彼女達が何かを知っている可能性がある」

    思い出すのはあのオートマタの姿。ああいった物を作れるぐらいなら、やはり何か関係があるのでしょうか。

    「捨て置くべき話ではない。だが、急ぎこの件を調べるにはゲヘナにでも赴かねば分かるまい……そしてそれを最優先に動くべきかは今の状態では判断材料に乏しい」
    「君達も気になるかもしれないけど、今はトキとの話し合いや、他の陣営についてしっかり向き合う事を優先してほしいかな」

    そうセイバーさんが締めくくった時、遠くで空をはためく音が聞こえた。

    迎えの、ヘリが来た。

  • 6401じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/28(水) 23:52:56

    というところで今日はおしまいじゃんね☆
    難産……ほんとに難産だったじゃんね……
    1の方針と妥協点で悩みに悩みまくったじゃんね☆
    これが今できる最大限じゃんね☆

    明日はヒフミちゃんとトキちゃんでお話しじゃんね☆
    話して、ちょろっと2、3レス分の短編やれたらやって、LAちゃんの一人語りして、最後に絆集計やって……いけたら9日目午前の行動安価じゃんね☆

    というわけで今日もありがとうございましたじゃんね☆明日は13時過ぎぐらいに1回アナウンスするじゃんね☆
    それではみなさん、おやすみなさい……じゃんね☆

  • 641二次元好きの匿名さん24/08/28(水) 23:57:19

    トキとの会話で何が分かるか
    明日からの行動は大分迷うな
    とりあえずミノリとは話したいが

  • 6421じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/29(木) 00:06:08

    この物語はどうしようもないし、あちこちに罠が仕掛けてあるじゃんね☆

    だけど1はハッピーエンドにしたいし、スレ主だからみんなの味方じゃんね☆


    だから明日からもどうか、しょうがないなぁってお付き合いしてもらえたら嬉しいです。よろしくお願いします……じゃんね☆

    >>641

    1はどうするべきかについては教えられない……じゃんね☆

    ただ明日の投下内容や、これまでの話の中にあった会話、あとは他の人達がこれまで『こうしたい』って言ってた案とかを参考にしてもらえたらいいかもって思うじゃんね☆

  • 643二次元好きの匿名さん24/08/29(木) 00:16:07

    お疲れ様でした
    曰く、全能の大神と──

    シャドサヴァがいるって事は、この聖杯戦争には何かしらあるんだろうけど……
    トキとのお茶会(?)で色々と判明する事を祈っておこう

    そして、セイバーとアーチャーはそんなお茶会を見ながら酒盛りしてそうw

  • 644二次元好きの匿名さん24/08/29(木) 08:30:53

    おつおつ

  • 645二次元好きの匿名さん24/08/29(木) 13:18:43

    トキとの話し合いで得られる情報次第で動きは変わるだろうな

  • 6461じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/08/29(木) 13:53:12

    今日は今の時点でいつもの感じじゃんね☆

    19時半頃にまとめて1回、見たいな感じでゆるゆるいくじゃんね☆

    >>643

    セイバーとアーチャーが楽しそうに酒盛りする、そんな笑顔いっぱいのところまで辿り着いてほしいじゃんね☆

    >>644

    ありがとじゃんね☆

    >>645

    ヒフミが情報をトキちゃんからゲットするのは大きな意味があるじゃんね☆

  • 647二次元好きの匿名さん24/08/29(木) 14:07:39

    鳴上悠「幾万の真言に辿り着くために、情報を集め整理するのが必要だ!」
    成歩堂龍一「そうだね。そして時には、集めた情報をぶつけ合って」
    御剣怜侍「真相を解き明かすことで、見えてくる真実があるのだよ!」

  • 648二次元好きの匿名さん24/08/29(木) 14:17:36

    とりあえずトキが何を知ってるかによって動きは変わりそう
    罠とかには気をつけたいが

スレッドは8/30 02:17頃に落ちます

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