若い女性の転出超過は男性の9倍にも…

これは2022年の富山県内における人口移動を示すグラフです。

20歳から24歳の女性を見ると、転出者が転入者を上回り478人が県外へ流出しています。

若者世代と言われる15歳から34歳で見ると男女とも転出超過、特に女性は913人で、男性の102人に比べほぼ9倍です。

県外に出た別の27歳の女性は富山の娯楽の少なさを問題にあげます。

27歳女性:仕事も東京のほうが多いのは(理由として)あると思うのですけど、娯楽が少ないっていうのもあって…。中学校のときも高校のときも遊びに行く場所が同じで、飽きてしまってこれを社会人になってもずっと同じところで遊ぶのもちょっとつまらなすぎるなと…。

この女性は県内の専門学校を卒業し、都内のIT企業に勤めています。

27歳女性:私の友達だと富山から出たことがなくて、子どもがいる人はいますが、県外に一回出てしまうと戻ってきた人はいなくて…。

両親はもちろん『近くにいてくれたほうがうれしい』とは言っていますが、都会が好きな思いが強すぎて、もうあきらめている感じです。