70代女性 およそ2700万円だまし取られる 奈良
ことし(2024年)5月、奈良市に住む70代の女性が、通信基盤局の職員や警察官などと名乗る複数の人物からかかってきた電話の内容を信じて、現金およそ2700万円をだまし取られました。
警察は詐欺事件として捜査するとともに、電話でお金の話が出た場合には詐欺を疑って警察に相談するよう呼びかけています。
県警察本部によりますと、ことし5月、奈良市に住む70代の女性の自宅に通信基盤局の職員を名乗る人物から「あなた名義の携帯電話から詐欺のメールが流れている」という電話がありました。
その後も警察官や検察官を名乗る人物から電話があり、解決する方法としてネットバンクの口座の開設と入金を指示されました。
女性は開設した口座に現金およそ2700万円を入金したあと、そこから指示された別の口座に送金したところ連絡がつかなくなり、だまされていることに気づいたということです。
また、今月(8月)、宇陀市に住む40代の男性の携帯電話に「ビットコインを買ってもうけませんか」などと見知らぬ男性から電話があり、これに応じたところ、現金およそ1000万円をだまし取られました。
警察はいずれも詐欺事件として捜査するとともに、電話で金を振り込むよう言われた場合は詐欺を疑い、警察に相談するよう呼びかけています。