今回は、ブラックニッカの中からディープブレンドを改めて飲みます。
当初は加水を抑えることでアルコール度数が45度と高く、濃厚であるのに加えスモーキーさも強めにしたモルト原酒をブレンドしたボトルになっていました。

2018年にリニューアルされると、当初のきつい印象が改められ、まろやかな香り、味わいのブレンドに変わりました。
その点を改めて試していきます。
なお、このディープブレンドもジャパニーズウイスキーの基準は満たしておらず、海外から輸入した原酒もブレンドされていることに気をつけましょう。
液色は中庸な琥珀色です。
味わいは、高いアルコール度数相応に強めの辛さがあり、その奥から甘味と酸味が続きます。
その奥から、リンゴ、バニラの香りが続き、ブドウっぽさは息を潜めます。
味わいは、渋味が強めになり、奥に甘味を得られます。加水が進むと甘さが優勢になります。
味わいは、酸味が主体で、奥から軽い苦みと甘さが続きます。
特にロックや加水によって、より深い香りに発展する印象で、どっしりとしたウイスキーが飲みたいならうってつけかも知れません。
味においては、ストレートやロックではスモーキーさが強く、苦みも深さを感じますが、加水が進むと甘さが目立って一気に飲みやすさが出てきます。
飲み方によって表情が変わるので、ワンパターンにならず飽きが来にくいかもしれません。
700mL、アルコール度数45度、価格は1500円ほどです。

加水を抑えた濃厚なウイスキー
ディープブレンドは、ブラックニッカのラインナップの中で最も新しく、2015年にリリースされました。当初は加水を抑えることでアルコール度数が45度と高く、濃厚であるのに加えスモーキーさも強めにしたモルト原酒をブレンドしたボトルになっていました。
その点を改めて試していきます。
なお、このディープブレンドもジャパニーズウイスキーの基準は満たしておらず、海外から輸入した原酒もブレンドされていることに気をつけましょう。
テイスティング
グラスからの香り、液色
グラスからはブドウとリンゴの香りが先に訪れ、ほのかにスモーキーな香りも感じられます。液色は中庸な琥珀色です。
ストレート
先に煙の感覚が強めのスモーキーさが広がり、レーズン、リンゴ、バニラ、カカオと続きます。味わいは、高いアルコール度数相応に強めの辛さがあり、その奥から甘味と酸味が続きます。
ロック
スモーキーな香りは燻製の雰囲気とダークチョコレートの苦みを含んだものに変化します。その奥から、リンゴ、バニラの香りが続き、ブドウっぽさは息を潜めます。
味わいは、渋味が強めになり、奥に甘味を得られます。加水が進むと甘さが優勢になります。
ハイボール
スモーキーな香りの後、りんご、バニラ、レーズンの香りが広がります。味わいは、酸味が主体で、奥から軽い苦みと甘さが続きます。
その名に恥じぬ深い香り
ディープブレンドは全体的に香り自体の深みが強い印象です。特にロックや加水によって、より深い香りに発展する印象で、どっしりとしたウイスキーが飲みたいならうってつけかも知れません。
味においては、ストレートやロックではスモーキーさが強く、苦みも深さを感じますが、加水が進むと甘さが目立って一気に飲みやすさが出てきます。
飲み方によって表情が変わるので、ワンパターンにならず飽きが来にくいかもしれません。
700mL、アルコール度数45度、価格は1500円ほどです。
<個人的評価>
- 香り B: 加水状態でスモーキーな香りが幾重に変化する。リンゴ、ブドウ、バニラ、カカオ。
- 味わい B: ストレートではアルコール感が強いが、加水される毎に甘味が強く飲みやすくなる。
- 総評 B: 表情多彩で楽しさが数倍ある印象。