宇和島市の小学校を大幅統合へ
宇和島市教育委員会は、少子化のため、いまある30校の小学校を5年後の2029年度までに16校に統合する基本方針を公表しました。
宇和島市教育委員会は、少子化のため、去年から小中学校の統合について、学校関係者や保護者らと話し合いを進めていて、ことし4月、新たな基本方針を決め、今月、その内容を公表しました。それによりますと、小学校については、いまある30校を5年後の2029年度までに16校に統合するということです。このうち、津島地域では、御槙と畑地、北灘、それに清満の4つの小学校を、3年後の2027年度までに岩松小学校に統合するということです。また、三間地域では、成妙と、二名の2つの小学校を2029年度までに三間小学校に統合するということです。吉田地域では、すでに5つの小学校を統合して、新たに「吉田統合小学校」を開校することが決まっていて、新たな校舎の建設が進められています。一方、中学校の6校は、一定の学級を確保できることから、現時点での統合は見送る方針です。宇和島市教育委員会は、「少子化に歯止めがかからないため学校の統合を進めていく。地域ごとに順次、説明会を開き、住民の理解を求めていきたい」としています。