今回は足し算、引き算、掛け算、割り算が入り混じっている四則演算に挑戦します。
ただし、使われている数が二種類だけなので何か工夫をすることで少し楽に計算することが出来そうですね。
実際に計算するよりも簡単に計算する方法を考える方が算数力は身につきます。
パズルを解くような気持ちで頭を柔らかくして取り組んでみてください。
問題
次の計算をしなさい。
3+33-3×33÷3
楽に計算するということがテーマですので、普通に計算しないようにしましょう。
解説
この問題の答えは「3」です。計算する前に式全体を見通して、工夫できそうなポイントを探します。すると、後半部分の3×33÷3という掛け算と割り算部分がどうにかできそうですね。これは掛け算と割り算だけで構成されているので、計算する順序を入れ替えることが出来ます。つまり、
3×33÷3
=3÷3×33
=1×33
=33
と入れ替えることで割り算が処理しやすくなりますね。さらに掛け算で1が登場するのもラッキーですね。試しに、入れ替えずに計算したものと比べてみましょう。
3×33÷3
=99÷3
=33
計算するための行は減りましたが、頭の中だけでこの計算を行うのは少し大変ではないでしょうか。意図的に1を作り出すことで無理なく安定して暗算することができます。
さて、残りの足し算と引き算も計算していきましょう。
3+33-3×33÷3
=3+33-33
=3+0
=3
これで答えを出すことが出来ました。足し算・引き算でも計算順序を入れ替える方法はとても有効です。3+33よりも33-33を先に計算することで0を作り出しています。足し算・引き算において0が登場すると非常に計算が楽になりますね。
まとめ
計算順序で間違えてしまうことは多くありますが、同じくらい助けられることもあります。どうやったら楽に計算できるかな?ということを考えると算数力が高まりますよ。
※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):うおうお
四則演算の混じった計算にもう一問挑戦!