今回は全てマイナスの掛け算と割り算の混合問題です。
皆さんも中学校のテストなどで、数字はあってるのに符号だけを間違えてしまった、なんてことがあったかもしれません。
しっかり注意しながら問題に挑戦してみましょう。
問題
次の計算をしなさい。
(−12)×(−7)÷(−4)
三通りの方法で解いてみますので、どちらがやりやすいか比べてみてください。
解説
この問題の答えは「-21」です。
まずは、そのまま普通に計算する方法で解いてみましょう。その場合は左から順に計算していきます。
同符号の掛け算・割り算はプラスに、異符号の掛け算・割り算はマイナスになることに注意しましょう。
(−12)×(−7)÷(−4)
=84÷(-4)
=-21
これで答えを出すことができましたが、別の方法も試してみましょう。計算順序を入れ替え、数字をできるだけ小さくすることで計算ミスを減らすことが目的です。
(−12)×(−7)÷(−4)
=(-12)÷(-4)×(-7)
=3×(-7)
=-21
さらに、符号を先に決めてから数字の計算をするという方法もあります。今回、使われているマイナスの個数は三個ですので答えの符号はマイナスになるはずですね。
マイナスの掛け算は
マイナスの個数が偶数個のとき、答えがプラス
マイナスの個数が奇数個のとき、答えがマイナス
符号を決めたので、数字部分を計算します。符号を一旦無視して12×7÷4を計算しますが、そのまま計算しても順序を入れ替えて計算しても構いません。
12×7÷4
=84÷4
=21
この計算結果にマイナスをつけた「-21」が答えになります。
まとめ
符号の間違えは非常に多くあるので、よく注意して解きながら見直すことも忘れてはいけませんね。
※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):うおうお
負の数の計算にもう一問挑戦!