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「チロルの森」きょうから営業 9月1日まで期間限定

2024年7月27日


 2020年に閉園した塩尻市のテーマパーク「信州塩尻農業公園チロルの森」がきょう27日から、約1カ月間の限定で営業する。上伊那、諏訪地域からの来場者も多く、特に親子から人気を集めた施設。催しを充実させて、再開する。
 運営会社のワールドインテック(福岡県)によると、閉園前の設備を補修し、再利用して開園。子どもから人気だったというゴーカートや芝の傾斜を滑るアトラクション、ヤギやアルパカを間近で見ることができる「動物ふれあい広場」もある。
 期間中はイベントがめじろ押し。カブトムシを捕まえたり、宝石を探したりする体験型の催しのほか、人気キャラクター「シルバニアファミリー」のショー、アルプホルンの演奏会、フリーマーケットなどを指定日に計画。来場の切っかけをつくる。
 同施設は1999年にオープンし、敷地は約30ヘクタール。多い年は約30万人が訪れたが、レジャー施設の多様化や新型コロナで客足が減って閉園した。地域から再開を求める声が上がり、期間限定で開園を決めた。来場者の反応を見て、本格営業を検討する。
 同社パークマネジメント事業本部の担当者は「トライアル営業と位置付けている。7、8割の規模でオープンする」とし、「地域から期待されている。イベントも充実させた。多くの人に来てもらいたい」とアピールしている。
 9月1日(日)まで。午前10時〜午後5時。入園料は中学生以上800円、4歳〜小学生400円。8月13日を除く火曜定休。問い合わせは同施設(電0263・88・9034)へ。
(写真は、開園準備をする社員)