先輩職員のインタビュー

平成29年度採用空知総合振興局産業振興部 林務課

山田 将也

森林科学科出身
令和5年12月時点

入庁動機・きっかけ


高校卒業後は市町村役場(事務職)で3年間ほど勤務していましたが、次第にデスクワーク中心の仕事ではなく、自然の中で体を動かす仕事をしたいと思うようになりました。さらに、様々な地域で暮らし、多様な文化・風土を体験できる転勤族にも憧れがありました。前述した条件に合致する仕事がないかと探しているときに、道庁にも林業職があることを知り、これまでに培った行政実務経験に加え、学生時代に学んだ森林についての知識を、地元である北海道という広いフィールドの中で活かすことができないかと考え、北海道の林業職を選びました。

今の部署の仕事について


林務課の仕事は木育イベントの開催や山崩れ等の山地災害防止に関することなど、多岐にわたります。その中でも私は、木を植えること、植えた木が枯れてしまわないように下草を刈ること、あるいは森林内の立木の適正な密度を管理するために木を切ったりすること、などに対しての補助事業とそれに伴う検査業務を担当し、空知管内の森林整備が計画的に進められるよう支援を行っています。また直近では、林業用苗木を生産している苗畑に伺い、計画どおりに苗木が育っているかどうかの確認も行っています。

印象的だった仕事のエピソード


厳冬期に実施した補助事業の現地検査がとても印象に残っています。山の裾野から山頂近くまで歩いて検査箇所を目指す工程(往復で約12kmだったはず)となっており、腰付近まである雪をかき分けながら進んでいたため、目的地にたどり着くまでにかなりの時間を要しました。当時は疲労困憊でへとへとになりましたが、今になって振り返ってみると貴重な良い経験ができたと思います。さらに、大変な業務があっても当時を思い出すことで、多少のことでは動じない強い精神力を手に入れることができました。

働いて実感する魅力とやりがい、将来像


現在の仕事は室内での事務作業だけでなく、森林の調査や検査のために外に出て作業をすることが多くあります。山に入ると季節によって全く違う表情を見せてくれるので、歩いているだけでも、四季折々、年間を通して楽しむことができ、魅力を感じます。現地でのことは森林組合や林業事業体の職員の方が経験、知識があり、分からないことは色々と教えていただくことが多いですが、これからは経験や努力を重ねていく中で、こちらからも良いアドバイスできるようになれれば良いなと思います。

休日・プライベートの過ごし方


休日は自宅でゆっくり映画を観たり、読書をすることもあれば、ドライブがてら近隣の温泉・サウナを巡ったりすることもあります。空知管内は、ほぼ全ての市町に温泉施設が存在していることや、札幌へのアクセスも良いことに加え、オシャレなカフェやファームレストランも多数あり、車で走るだけでもいつも新しい発見をすることができます。また、まとまった休みには、道内各地へ旅行に出かけ、心身ともにリフレッシュして万全の状態で週明けの仕事に臨めるようにしています。

ある1日の流れ

8:45
出勤、補助申請箇所の現地検査
11:00
市と今後の森林整備事業実施についての打合せ
12:00
帰庁、昼休み
13:00
現地検査した箇所の内容整理、書類確認及び打合せ内容整理 
17:00
本日の仕事の進捗確認と翌日の業務内容確認
17:30
退勤