東海第2・事故対策工事の2024年9月完了 原電社長「非常に厳しい状況」
2024年1月12日 08時34分
日本原子力発電東海第2原発(茨城県東海村)の事故対策工事が、防潮堤の施工不備により昨年6月から一部停止していることについて、原電の村松衛社長は11日、「(目標とする)ことし9月の対策工事完了を目指すが、非常に厳しい状況」との認識を示した。
同日、県内の市町村や原子力事業者らでつくる茨城原子力協議会が水戸市内で開いた「新春のつどい」に出席後、報道陣に答えた。9月完了を目指す方針自体は変更はないとした。
再稼働に向けた対策工事の一環の防潮堤建設を巡っては、取水口付近の鋼製防護壁を支える2本の柱状の基礎部分で、コンクリートの充塡(じゅうてん)不足により隙間や鉄筋の変形が発生。原電は不備を把握した昨年6月から一部の工事を停止し、10月になって公表した。
村松社長は取材に対し「(基礎部分の)南側は補強する方針を当社として固めた。原子力規制委員会と相談し、理解を得ながら進めていく。北側は掘削して対応方針を考える」と説明した。
別のテロ対策の一部工事も、規制委が未許可のため着工できていないと明かした。
村松社長は工事の現状について、12日に詳細を公表するとした。(竹島勇)
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