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【現代アメリカ医療の問題とは? Health Journalism 2024 (アメリカヘルスケアジャーナリスト協会年次総会)参加報告より】 2024年8月23日(金) 19:00~ Zoomオンライン開催 アメリカヘルスケアジャーナリスト協会 (American Association of Health Care Journalists)の年次総会では、毎年、人工妊娠中絶やオーバ−ドーズ、銃の問題、研究不正問題、健康格差など幅広いヘルスケアのトピックが議論されています。 今年は、6月6-9日にかけてニューヨーク市で開かれましたが。今年の一番の話題が何であったのか、一言で言うのは非常に難しいですが、現代アメリカの医療問題として、今回わたしに非常に強い印象を与えたのは、会に参加していたほとんどのジャーナリストが、「アメリカの医療保険制度は失敗している。他のどの国よりも」と、口をそろえたこと。 それほど、医療保険制度の問題はアメリカ全体をむしばんでいいます。新型コロナウイルスのパンデミックでは、アメリカの平均寿命の短縮が目立ちました(2023年から若干の回復が見られるが)。また、居住地域により10年以上の平均寿命の開きがあることも少なくありません。 複雑なネットワークに基づいた民間保険主体の医療保険制度により、医療費の高騰がとまらず、医療費により破産をする人が後を絶たないアメリカ医療の現実。 日本では、医学研究および医療制度面で、「アメリカでは」という報道がときになされるが(「お手本」とされることも多い)、アメリカ医療の現実は、実はあまり知られていないのではないでしょうか? 今回参加した松村むつみがプレゼンターをつとめ、日本医学ジャーナリスト協会会長の浅井文和氏、2022年参加者で医療系出版社経営の秋元麦踏氏とディスカッションします。 ご興味のある方はぜひご参加ください! チケットはpeatix mjsalon-20240823.peatix.com
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