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【2024スタバ朝活 Vol.26 遠藤光太さん】 今朝はライターの遠藤光太さんが来てくれました。 養老孟司さんやももクロ・百田夏菜子さんなどへのインタビューも行っている人気ライターで、2年前には著書『僕は死なない子育てをする 発達障害と家族の物語』も出版されています。 今日はお互いの知的好奇心がスパークするような時間になり、何かを話すたびに「ちょうど車で聴いていたYouTubeで同じ話が出てきて……」「まさに今朝読んでいた本にこんな話があったんですけど……」と雑談があちこちに飛び火しました。 遠藤さんは話し手としても聞き手としても優れているから、今日の雑談はラジオのようで、音声配信してもおもしろいものになった気がします。 鬱を繰り返し、会社を辞め、人生に絶望していた26歳のとき、偶然観ていたテレビ番組で発達障害が特集されていたのがきっかけで、「これは僕だ……!」と初めて自分が発達障害であることに気づいたのだそう。 しかし、以後は障害者雇用で就職したおかげで、だいぶ働きやすくなったといいます。自ら障害を説明して入社することで、合理的配慮(様々なバリアを取り除くための配慮)を受けやすくなったからです。 さらにその後、副業でライターの仕事を始めることに。2018年に「日刊SPA!」に寄稿した、「54歳で発達障害の診断を受けた男性」へのインタビュー記事がライターとしてのデビュー。この記事はYahoo!ニュースでも取り上げられ、大きな反響を呼びました。当事者である遠藤さんならではの人選、視点、描き方などが、ほかの書き手には真似できない共感を生んだのでしょう。 ▶︎54歳にして発達障害だと診断された男の苦悩「なぜもっと早く気づけなかったんだろう」(日刊SPA!) nikkan-spa.jp/1528776 それから本格的にライターとして活動するようになり、現在に至るまで様々な有名メディアで寄稿。朝日新聞社「withnews」でのエッセイ連載が、創元社での書籍化につながったといいます。 現在は小説も書いていて、コンテストにも応募しているとのこと。小説は、書き進めていると当初の予定とは異なる展開になることがあり、そのとき初めて「自分はこんなことを考えていたのか」と気づくのだそう。その話がおもしろかったです。 また、遠藤さんの4月12日のXでの投稿も印象に残っています。 ****** 「ここ半年ほどで悩み、よく考えて、いろんな方と話させてもらい、そして今後のキャリアの方向性が明確になったかもしれない。 ライターとして社会福祉関連の取材・執筆に取り組んでいると、「記事だけ作ってればいいんだっけ?」「もっと人間としてできることがあるのでは?」と思えてきた。 例えば「障害者の権利が大事だ」と書くのは簡単。だけど、それは現場を担ってくれている人がいるからこそ成り立つ話で、ただ書いてる自分に欺瞞を感じ始めた。(メディアの役割も大事なので、他人にはそう感じません。あくまでも自分自身の生き方として感じ始めたことです) だから、社会福祉の現場での仕事もしようと思った。ライターの仕事をやめるつもりは全くなく、むしろ両立していくことで生まれる価値もあるのではないかと考えた。 しかし、子育ての都合で今すぐに現場の仕事をがっつり始めるのは難しく、またライターの仕事でやりたいことも(社会福祉領域以外でも)たくさんある。だから長期スパンで考えていこうと思った。 自分のなかでいくつかのレイヤーに分けて、福祉の現場に関わらせてもらえたら、と考えた。その一部を書くと… ①ライターのお仕事として 取材で社会福祉の現場に足を運ばせてもらえる場合は、優先的にお請けしていく。特に、福祉事業所さん、介護事業所さんなどの情報発信(経営者のインタビュー、採用コンテンツなど)は、お力になれるかもしれない。あわよくば、ライターとしてだけでなく、何かその場でお手伝いできることがあれば…。お声がけください!🙏②アルバイトなど 週1〜2日程度、現場で働かせてもらう。こちらも、上記の経緯に沿ったおすすめのお仕事があれば、紹介いただけるとありがたいです! ③勉強する 社会福祉士/精神保健福祉士の課程を学んで、資格を取りたい。実はこの春からの通信課程受講を真剣に検討していたけど「今ではない」と判断し、①②などをまずやってみようと思った。 自分の特性と合うのかどうかとか、ライター業とのバランスはどうなのかとかは、もう5〜10年スパンで擦り合わせていければいいと思った。 考えをもっと深めていったり、可能性を探ったりしたいので、このような話題で話してくれる方がいたらぜひご連絡ください☺️」 ****** その後、5月11日には「『社会福祉の編集プロダクション』をやっていきます」と宣言されて、動き出していました。自分の心とまっすぐ向き合い、行動に移していく。見習うべき姿勢だなあと感じます。 遠藤さん、本日はありがとうございました!(※顔出しできないので、写真は著作を代わりに📸) 『僕は死なない子育てをする 発達障害と家族の物語』 amzn.to/4dQz1RD ********** 【スタバ朝活を開催中です!】 <ルール> ・1対1で、1時間のみ ・9時半スタート(ご希望あれば8:30 or 9:00〜も調整可) ・まだ直接お会いしたことのない方 ・(なるべく)ライター以外の方(偏りを防ぐため🙏) ・参加費無料 ・あくまで雑談を楽しむ会です(※インタビュー目的ではありません) ・お茶代は各自負担(無理が生じたら参加費制にするかも) ・場所は大田区のスタバ(品川駅から電車で6分です) 5/27 埋まりました 5/31 埋まりました 6/5 埋まりました 6/7 埋まりました 6/8 埋まりました 6/10 埋まりました 6/13 埋まりました 先の予定はまた随時出していきます。 ※このスタバ朝活は、皆さまからの応援で支えられています。 コーヒー代のつもりで500円だけでも、下記フォームから寄付していただけますと嬉しいです! docs.google.com/forms/d/e/1FAI ※noteメンバーシップ「中村洋太の自由研究」でも個人スポンサーを募集しています!応援よろしくお願いいたします! note.com/yota_nakamura/ #2024スタバ朝活
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