○○を使うようになってから、毎日が快適です―。商品の愛用者が効果のほどを語るその横に、「※個人の感想です」や「※効果には個人差があります」といった注意書きがよく添えられる。通販番組などで、おなじみの光景だろう。
▼消費者の誤解を招かぬためには、不可欠な表示らしい。「みなさまのNHK」も、その義務を等しく負っている。「日本語訳は学校から提出されたものです」。甲子園で快進撃を見せる、京都国際高の校歌である。韓国語の歌詞が流れる度、ただし書きが嫌でも目に入る。
▼<東の海を渡りし大和の地は…>で始まるこの訳詞はしかし、同高により意図的に改変された節がある。韓国語の歌詞を読む限り、出だしの2文字は、どう見ても東海(トンヘ)である。かの国は長らく、日本海の国際的な呼称を東海に改めろと騒いできた。