満知子せんせい（80）朝から晩までリンクにいて、いつも一緒に一生懸命

　浅田真央が明かす山田満知子との大切な思い出は、もちろん、受けたフィギュアスケートの指導も大きな部分を占める。

　「朝から晩まで先生もリンクにいて、という感じだったんですが。指導にも『愛』があって。まるで、私たちと一緒に滑ってくれているような感覚でしたね」

　例えばジャンプの練習。跳ぶ瞬間、満知子も力を込めて、声を張り上げた。まさに「一心同体」だった。

　生徒の手を引いたり、二の腕を持ったり。満知子の教える姿を思い出し、真央は「手を持ってくれるんですけど、すっごく先生の力が強くて、セーターの脇のところがいっつも破けちゃう」と苦笑。そして、続ける。

　「それぐらい熱心に、いろいろとしてくれました。それだ...