あらいずみるい事件

 

 2023/8/13、「スレイヤーズ」のキャラクターデザイン等で有名なイラストレータあらいずみるい」氏が、コミックマーケット102で頒布予定の同人誌の表紙を公開。そのイラストが当時のAI生成イラストに似た雰囲気を持っていたため、反AIが群がり、猛烈な罵詈雑言・誹謗中傷・個人攻撃を浴びせた(※念のため記載しておくが、仮にこれがAI生成イラストだったとしても、全く問題はない。「AI使用罪」という罪は存在しない)。

 

 しかし翌8/14になって、あらいずみるい氏本人が原画のレイヤーデータを動画として公開。つまり「AIを使った」という認識自体が反AIの妄想であった。

 

 前日に猛烈な誹謗中傷を行っていた反AIは、特に謝罪する事もなく、発言やアカウントを消して逃亡。さらに「動画は証拠にならない」「レイヤーデータを偽造して手描きを詐称している」「魔女狩りが起きるのは生成AIがこの世に存在するからで、自分たちは悪くない」等として誤り自体を認めず、誹謗中傷を継続する者も現れた。こういった態度を取った事により、元々悪かった反AIのパブリックイメージはさらに悪化した。その後1年以上経過しても、詐称だと言っている反AIは未だに存在する。

 

 反AIは、手描きとAI生成イラストを完全に見分ける手段を持っているわけではなく、単に感覚で判断しているに過ぎないので、思い込みで無関係な人間を焼く可能性は以前から指摘されていたが、それが現実のものとなった。

 

 結果として、これが著名な作家に対する魔女狩り事件第1号として記録されている。

 

https://twitter.com/araizumirui/status/1690378747722276864

https://twitter.com/araizumirui/status/1691176628075085824