以下に挙げる授業のコツは、今後長期的な信頼関係を築いて指導していく上でも重要なことです。特に第一印象を覆すことは難しいので、体験授業日には強く意識しましょう。
授業はカメラオンで行う
授業は先生・生徒様双方がカメラオンで行いましょう。オフライン授業より少ないとはいえ、表情が見えることはお互いの信頼関係を築くうえでも重要です。
逆に、もし生徒様側がカメラオフにされる場合などは、何らかのサインである可能性があります。遠慮なく本部までご相談ください。
「声かけ」を効果的に使う
オンライン授業時の先生・生徒様の目線は、通常画面共有されたノートの画面等に向いています。
したがって、オフラインの対面授業よりも表情やボディランゲージで何かを伝えることができないので、上手くコミュニケーションをとるには、細かい声かけが重要です。
声掛けのコツは以下です。
分かりやすくハキハキ話す
ポジティブな感情を声にして表す
何が・どのように・どうして素晴らしいのか具体的に褒める
「わかるだろう」の2歩手前から話す
東大生は生徒様の理解力を過大評価する傾向があります。
まれに先生変更をお客様から頼まれることがあるのですが、原因は「先生の授業が難しすぎて分からない、つまらない」いった内容が多くなっております。
そうでなくとも、「わかる」2歩手前から話していれば、「生徒様がどこでわからなくなったか」がわかるので、授業がスムーズに進められると思います。
また、思っているより授業の進行は遅くなるので、用意していたことも想定の6割くらいしか話せないと思ってください。沢山のことを授業に詰め込まず、要点にフォーカスして授業を進めましょう。
板書を取る時間を与える
オフライン授業であれば、目の前でノートを取っている様子が見えますが、オンラインではカメラを別に用意していただかない限り、生徒様の手元は見えません。
そのため、先生が自分のペースで授業を進めてしまうことも多く、生徒様はノートをとる時間がありません。想像するとわかると思うのですが、生徒様から(特に知り合ってから日が浅い内は)「まだノート取れてないので、ちょっと戻ってください」とは言いにくいものです。
この点に関して、大きく満足度を大きく満足度を損ねかねないので、「ノート取れましたか?焦らなくてゆっくりで大丈夫ですよ」のような声をかけて、ノートを取る時間を与えるようにしてください。
自信をもって、明るく進行する
自信のなさは生徒様に伝わります。 実際の指導力には何ら問題がなくとも「頼りなさそうに見える」というだけで、生徒様から先生の変更を申し出られてしまうこともあります。このような先生変更は先生の皆様だけでなく、生徒様にとっても時間の損失になります。体験授業は生徒様・保護者様に安心感を与え信頼を得ることが目的であることを念頭において望んで頂くようお願い致します。
特に初めて生徒様を担当する方などは、指導面で不安が大きいかと存じます。しかし本部は、先述のように先生の皆様が、合格体験に基づき、生徒様の「未来」へのコミットメントができると期待しております。皆様が大学受験合格までに獲得してきたあらゆる学力・習慣・心がけは、自分が思っている以上に高度な専門性であり、生徒様にとっては大変価値があります。
また、明るく授業ができる先生の方がやはり満足度が高いということが今までの傾向からわかっています。
自信を持って、明るく、元気にふるまってください。
重ねてになりますが、体験授業において謙遜は必要ありません。東大先生は皆さんの指導力を全面的に信頼しております。
生徒様のポジティブな部分にフォーカスし、褒める
多くの生徒様は自分の成長が実感できたときに勉強に対して前向きな気持ちになられることが多いです。そのため、生徒様に何ができるようになったのかをしっかりと伝えてあげることでやる気を引き出すと良いかと存じます。また、保護者様は授業を通して何ができるようになったのかや何を勉強したのかを気にされています。そのため、体験授業に勉強した内容をしっかりと報告することで保護者様の満足度につながり、安心して東大先生に入会していただくことが可能となります。
また、個別指導に来る生徒様は、学校や塾の集団授業についていけないために指導を希望される生徒様も多いです。 そのため、勉強などに苦手意識を感じているケースも多く、とにかくできたところにフォーカスしてほめて上げてください。まずは勉強のやる気を出してあげることが大切です。 例 「(今はまだ抜けている部分が多いですが、)説明すればすぐに吸収していたので、しっかり勉強していけば成績は伸びていくはずです。」
優しく粘り強く
東大先生のサービスになぜ満足しているのか?という質問に対し、「わからないところを優しくわかるまで教えてくれた」というような回答が多くあります。
つまり、「わからないところを粘り強く、相手の脳内を想像しながら優しく教える」だけでも、お客様の心は一定つかめるということです。
双方向の授業にする
オンラインではやはり対面よりも強制力や緊張感が薄れ、眠くなったり集中力が落ちたりする生徒さんもいます。そこで、生徒の発言や書き込みの機会を増やすなど、先生が一方的に教えるのではなく生徒が主体的に参加できるような工夫をお願いします。
双方向性のある授業の進め方の例
生徒様に理解した内容を自ら説明してもらい、理解度を確認する
(先生がiPadで授業している場合)zoomのホワイトボードや専用のアプリで、ノートを2人で同時に編集する
生徒様のことを理解している様子を保護者様に伝える
例:(保護者様向けに)「○○さんは分からない時に率直に『分からない』ということがあまり得意ではないように感じました。なのでなんでもいいやすい雰囲気を作るとともに、『分かる?』と聞くのではなく、○○さんに理解した内容を説明してもらうようにしていきます。」
選択肢を示した上で、自分の意見も付け加え、最終的には生徒様に決めてもらう
生徒様は、初めてのオンライン授業を不安に感じていることが多いです。また、何がしたい?など幅広い答えが考えられるオープンな質問をしても、うまく答えれることも少ないです。そこで、〇〇と△△だったらどちらがいい?などと選択肢を示すことによって上手く導いていきましょう。
とはいえ、先生ご自身の意見を伝えることも大事ですので、「○○と××と△△という選択肢があって、それぞれ~という特徴があります。私は~~という理由で○○がいいと思うけれど、どれがいいですか?」のように、選択肢を示したうえで、自分の意見も付け加え、最終的には生徒様ご自身に決めさせるというスタイルが最も問題の起きにくいコミュニケーションの方法かと考えています。
以上が授業のコツです。体験授業にてこれらのコツや、授業に臨むにあたっての姿勢を運営が以下の基準より評価いたします。評価は今後の案件応募に影響しますのでこの事についてご注意ください。
【先生の評価基準】 ・清潔感 A 服装や髪型に清潔感がある B 普通 C 服装や髪型などに不潔感がある ・コミュ力 A 積極的,無言がない,褒め方が上手 B 普通 C 無言,不安感,暗い ・字の丁寧さ A 綺麗 B 普通 C 雑 ・説明の上手さ A 板書が分かりやすい,例が上手いなど B 普通 C 伝わらない,間違えるなど ・通信環境 A 画質が良い,明るい B普通 C 悪い,操作に慣れていない