pixivは2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴
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今日、3年生は午前中の授業だけらしい
お昼ご飯を食べている時に言われた
「幸四郎と一緒に帰ってきてな」
「うん…」
「あいつにも言っとくから」
「…分かった」
別に1人でも帰れるよ
という言葉はごくんと飲み込んだ
6時間目終了後
鐘が鳴った直後というのに教室の外から声をかけられた
「坊ちゃーん、お迎えにあがりましたよー」
幼なじみはもう既にドアの前に立っていた
「早い…」
若干呆れつつ『ちょっと待ってて』と声をかけると元気よく返事をされた
…変なの
「明日さぁ、小テストがあるんよ」
「へぇ…?」
学校を出て、寮へと向かう最中に話を振られた
「なんのテスト?」
「罰なんや」
何かやらかしたんかい!
一体なにをしでかしたんや…
「合格点とらんと何回もやらなアカンのよ」
「ふーん…」
「…教えてくんない?」
「……範囲は?」
「あるで」
こいつ…やれば出来るのに、やらないからな…
「勉強出来るでしょ」
「祐一よりは出来ん」
「………分からない所があったら教えてあげる、あとは自分でやるんだよ」
仕方なく了承したら大袈裟に抱きついてきた
「ありがとな!」
「…どういたしまして」
「じゃっ、後で行くから!」
手を振って一度別れる
荷物を置いてから来るみたい
おれも勉強しようかな…
なんて思いながらドアノブに手をかけた
『ユーイチ…』
部屋の中から微かに聞こえてきたのは…
ユタカさんの声だ
それもそのはず
だって3年生は午前中授業だし
4時までは自室で自習をしろと命じられたらしいから、部屋にいるのは当たり前
じゃなくて、
この声……
『ユーイチッ、』
必死…?というか、焦ってる……?
なに…してるんだろう?
開けようと思った
入ろうとした
だけど、聞こえた声に自然と手が止まった
『はぁ、はぁ……ッ…』
こ、これ…
もしかして……
ひとりで、してる…?
「え…?」
まだ確証はないけれど
じわじわと体温が上がっていく感じがする
恥ずかしくなってきた
お、おれの名前を呼んで
ユタカさんが、ひとりで……
…顔が熱い
求めてくれているんだよね、
多分…
だめだ、余計に……
「祐一?」
バッと横を見る
そうだった
幸四郎と勉強の約束をしてたんだ
「まだ部屋に入ってなかったん?」
「う、うん……」
ど、ど、どうしよう…
普通に気まずいよね!?
兄弟だけど、嫌だよね!?
入るのも、中断させるのも、全部だめだ
「はよ勉強して遊ぼーぜ」
「あ、あかん…」
「何が?」
「ば、場所を変更しよう…!」
不思議そうな顔をされる
そりゃそーだ!
不自然だもん!
「どうしたん?」
「いや、その、その…」
「変だぞ?」
誰だってこんな状況に陥ったら挙動不審にもなるよ!
「……ん?」
あ、まずい
声が聞こえたのか、幸四郎が出処を探すようにキョロキョロする
「だ、だめだよ!向こう行こっ!」
「えぇ?なんで……」
『……ッ』
両者の動きがピタッと止まった
「「……………」」
妙な間が空いた
「ははーん」
幸四郎は完全に察したみたいだ
ニヤニヤしている
「なるほどなぁ」
「か、からかっちゃだめだよ…」
「せぇへんよ」
ほんと…?
煽るくらいしそうだけど…
「手伝って来いよ」
「え!?」
て、手伝う!?
ユタカさんのやつを!?
「む、むり!」
「何で」
「無理だよ…!」
必死に首を振った
なのに幸四郎は意地の悪い顔をしながら詰め寄ってくる
「禁止にしたの祐一だろ?」
「そうだけど…」
「なら責任取れよ」
せ、責任……
それ、ほんとに…おれに、ある……?
「禁止されたら溜まるに決まってるやん」
言い淀んでいると畳み掛けられる
「祐一からすんのはセーフやろ?」
禁止にしたのに?
おれから…だめだって言ったのに?
「はい、レッツゴー!」
いきなり肩を掴まれた
そしてそのまま幸四郎はドアを開けた
「え、ちょっと…!」
「終わったら呼んでくれ」
投げ捨てるように押された
そのせい転んだ
無理矢理部屋に入れられた
…ドアは無慈悲にも閉じられた
「痛い…」
膝に若干の痛みを感じながら幼なじみを恨む
っていうか…この状況……
「ユーイチ…」
名前を呼ばれるが、顔を上げられない
み、見ない方がいいよね
見られたくないよね、
「ごめんなさい…!」
目を瞑ったまま、くるっと反対を向いた
「見てないから!」
「……聞いてた?」
「す、少し…」
正直に言ってしまった
いいのか?
嘘ついた方が良かった?
どっち??
想像以上に自分は混乱しているようだ
「わざとじゃないの、たまたまなの……」
「うん…」
気まずい!
すっごい気まずい!
どうしよう!
「な、なにで…してたの、?」
だめだ
焦りすぎて変なことを聞いてしまった
おれ、何してんの?
「隠し撮りしたユーイチの動画…」
答えるんだ!
あとまだ撮ってたんかい!
やめてよ!
「が、我慢できなかったの……?」
「当たり前やん…」
当たり前…
当たり前なんや…
…ほんとにおれのせいなの?
でも、行為は禁止したし…
『手伝って来いよ』
『責任取れよ』
幸四郎の言葉が頭によぎる
禁止にしたけど、よっぽど切羽詰まってるなら…
や、やっぱり…責任、取った方がいいの……?
おれからするのは、セーフ…なんよな……?
「て、手伝います!」
「え」
勢いのままユタカさんの脚の間にしゃがみ込んだ
ユタカさんはベットに座りながら机にスマホを置いて、していたみたいだ
「抜いてあげるから…!」
「お…落ち着きなさい……」
「落ち着いてますっ!」
そんなわけないやろ……
自分でもそう思ったし、ユタカさんもそう言ったような気がする
止まったら負けだと思い
途中で中断されたであろう大きいそれを、両手で掴んだ
…ユタカさんが唸ったのが分かった
触れるだけでも気持ちいいのかな…
この後、このあと……
掴んだのはいいけど、
ど、どうすれば…
「は、離しなさい……」
懇願に近い言い方だった
でも、でも……おれのせいなら…
「だ…だめです、」
首を振って、ユタカさんのを緩く上下に擦る
「……っ」
き、気持ちよさそう…!
このままやれば、きっともっと…
思い出せ
いつもユタカさんにどうされてるんだっけ?
何回もこの人の手管で気持ちよくなってるやろ
おれもその通りにやればいい
反応を見ながら続けた
「ユーイチ、そろそろッ……」
「うん……出して…」
よく分からず強く擦った
とにかく気持ちよくなって欲しかった
「いや、だからッ…!!」
次の瞬間、顔に何かが飛んできた
「あっ…?」
「ユーイチぃ…」
ユタカさんが肩で息をしている
イッたのかな……?
じゃあこれは…
「ん…」
手で拭うと、白くてドロっとしたものがついた
…何となくぺろっと舐めた
「ちょっ…!」
「なに?」
「ッ、いいから顔!」
ティッシュで拭いてくれた
いま思うと目に入らなくて良かった
「ど、どうだった…?」
「……良かったよ」
「ほんと?…うれしい」
自然と笑みがこぼれた
恋人を満足させたという事実が嬉しかった
すると突然、ユタカさんが前屈みになった
「そ、そういうの、不意打ちとかダメやろ…」
「……?」
どうしたんだろう?
顔色を伺うように覗き込む
そうすると、自然と視界に入った
また大きくなってる……
「た、足りなかった…?」
「え!?」
「今度は…なめる……?」
1回やったことがあるから大丈夫なはず
返事を待たずに咥えようとしたが、引き剥がすように肩を押された
「ホンマにアカン…」
「な、なんで…?」
「襲うぞ……」
低い声で凄まれた
忠告かもしれない
けど…
「お、おれのせいなんでしょ…?」
「………まぁ、」
「責任、とるから……禁止してごめんなさい…」
おれのせいなら、おれで何とかしたい
「気持ちよくなって…」
瞳が揺れている
迷っているみたいだ
「やめなさい……ほんまに襲いそうや…」
辛いはずなのに
ユタカさんはそれでも首を横に振った
………ごめんなさい
「約束したから、守ってね…?」
「…はぁ!?」
控えめに咥えると、口の中でさらに大きくなったのが分かった
「最終日、覚えとけよッ…!!」
…今は上手くできるかどうかだけに集中した
オマケ
「オレさぁ…祐一に頼んだんやけど…」
「気にするな」
幸四郎はチラッとベットに横たわってるユーイチを見た
「何?ヤッたん?」
「………ヤッてない」
「責任は一応取ってくれた感じ?」
さっきから手が止まっている
お前、勉強しに来たんじゃないんか…
「おう」
「やるやん!」
ベットの中でユーイチが丸まったのが分かった
…意趣返しのつもりなので容赦なく続けた
「さっきまで超積極的だったんやで」
「へぇー!よう襲わんかったな!」
「俺は紳士やからなぁ〜」
今度は唸って、枕に頭を押し付けている
「スイッチ入ってたん?」
「一直線やったわ」
「…イラついてんの?」
フッと笑ってみせた
そんなん当たり前やろ
仕方なく動画で抜いていたのに、まさか手伝うなんて言ってくるとは……
禁止したくせに
こっちからは手を出せんとか
頭が吹き飛ぶかと思ったわ
罪悪感と責任感がごちゃ混ぜになって変な方向に行ってしまった結果だろう
…色んな意味で酷かったが
まぁ…大変珍しい姿を見れて、少しだけ溜飲は下がった
少し、本当に少しだけな
「これで数日間はもつか?」
「んなわけないわ」
だろうなぁ、と言われた
「…積極的って具体的には?」
「たどたどしかったけど…」
「い、言わなくていいから!」
起き上がったユーイチは半泣きの状態だった
しかし、手は緩めない
「舌の動きがな」
「ユタカさん!!」
「小さい口でな」
「やめてよ!」
「最後の方は口でも感じてて……」
「もう!バカっ!!」
罵倒されて、ポカポカ叩かれた
……本当に覚えとけよな
まずは今夜、いじめ倒したる
ご本人様とは関係ありません
完全な自己満足です
暴走気味なユーイチくん
でも下手
暫くしたらマイピクに入れます