2024/3/27、エンドルフィン株式会社と株式会社SUPERNGINE(両社とも韓国企業)が、「契約した漫画家のデータだけを学習させて作る」とする「ピュアモデルAI」なるシステムを発表。
技術的には既存のファインチューニングそのもので、別に凄くはない。しかし日本漫画家協会理事長の里中満智子氏が既に神輿に乗せられており、プレスリリースに実際に使用して作ったマンガのレポートまで掲載されているなど、謎の政治力がある。
イラストレータと漫画家は、同じ画業でありながら、Gen-AIへの態度に元々かなりの温度差があった(イラストレータは反AI化しやすいが、漫画家はそうではない)。既存の反AIは日本漫画家協会が反AI化しない事に苛立っており、敵対し始めている。
なお、システムはどう見てもStable Diffusionで、当然ながら漫画家1人分のデータでは学習量としてあまりにも過小でまともな画力が得られないので、「契約した漫画家のデータだけを学習させて作っている」は明らかにウソである。契約者以外の著作物を機械学習しても別に全く問題はないのだが、「学習していない」とウソをつく事は問題がある。