2024/8/1、VTuber(厳密には準備しているだけでまだやってない)の「御堂れむ」が、Twitter上で、「依頼して作って貰った立ち絵イラストが実はAIイラストだったので、別の人に作り直して貰っている」と報告。これに反AIが食い付き、「模範的VTuber」として賞賛される。
文中で「知らなかったとはいえ、AIイラストの立ち絵を使ってしまい申し訳ありませんでした」と謝罪しているが、誰に対して何を謝罪しているのか不明である。少なくとも「立ち絵がAIイラストである事」は罪ではない。AI使用罪という罪も存在しない。しかし雰囲気でなんとなく謝罪している。これはなかなか恐ろしい。
罪があるとすれば、クライアントから「AIイラストなのではないか」と問われた際に「手で描いた」と嘘をついた人物の方である。AI使用罪という罪は存在しないが、クライアントが手描きのイラストを希望しているのに、そこにAIイラストを手描きと偽って納品するのであれば、それは騙したと言うほかない。
ただ、これは本人の人間性の問題なので、「AIを使っているから危険で、手描きだから安心」という事でもない。安全な人間はAIを使っても安全であり、危険な人間は手描きであっても危険である。
後はまあ、単純に腕が悪すぎて、見ただけでAIイラストだと分かるようなイラストを納品してしまった事も、罪と言えば罪かもしれないが…もう少し何とかならなかったのだろうか。