2024.08.16

創立100年当時のタイムカプセル開封 一戸・小鳥谷小で卒業生ら

タイムカプセルに入っていた寄せ書きを確認する卒業生ら

 統合のため、本年度末に閉校する一戸町の小鳥谷(こずや)小の閉校事業実行委(桜田正一委員長)は14日、同校でタイムカプセルの開封を行った。1977年の創立100周年記念で埋め、150周年時に開封予定だったが、3年前倒しした。卒業生が思い出話に花を咲かせながら作業し、地域の子どもたちの健やかな成長を願った。

 卒業生や教員ら約50人が参加。100周年記念碑の後ろ側にしまわれていた高さ1メートルの缶を取り出し、体育館で開封作業をした。缶は密閉し、ビニール袋で覆っていたものの、水が入り込み、大半は判別できない状態に。それでも、体操着や文鎮、さらに寄せ書きや手形を添えた作文集も読める状態で見つかった。

 参加者は丁寧にページをめくりながら文章を読み合い、当時を思い返して笑顔で語り合った。帰省中に参加した東京都福生(ふっさ)市の会社員野中匠さん(59)は「当時は6年生で、約半世紀の時間を目の当たりにしたが、残っていた部分もあったのはありがたい」と声を弾ませた。

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 記事全文は、8月15日付の岩手日報本紙をご覧ください。

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