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【Photoshop】修復ツールを使いこなそう!

2023.01.31 (最終更新日: 2023.02.28)
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こんにちは、コラージュモーションラボのパパです。

今回は、Photoshopにおける修復機能の紹介です。
Photoshopといえば人物の肌をキレイにしたり、風景に映り込んだ邪魔な電線を消したりといった画像の修復が優秀なことで知られています。

そんな数ある修復ツールの特徴や具体例、注意点などを解説していきます。

修復ツールを使う前の注意点

今回解説する修復ツール「スポット修復ブラシツール」、「修復ブラシツール」、「コピースタンプツール」、「パッチツール」スマートオブジェクトのレイヤーに直接使うことはできません。
「ラスタライズしてください」というエラーが出てきます。

ラスタライズされたレイヤーには直接処理をすることが可能です。
ただし、Photoshopでは元の画像に極力編集を加えない非破壊編集を行うのが良しとされます。

Photoshopで画像の修復を行うとき、非破壊編集をするためにどうすればいいのかにも注目してみていただけると嬉しいです。

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スポット修復ブラシツール


スポット修復ブラシツールは、ブラシで修正した部分をなぞるだけで、周りに馴染ませてくれる機能です。
人物の肌補正ではニキビや小さなデキモノ、ほかにも服についた埃や1本だけ跳ねた髪の毛など狭い範囲を簡単に修復してくれる優秀な機能です。

まず、新規のレイヤーを作ります。
元画像には、直接スポット修復ブラシツールで処理することはせず、この新規のレイヤーに対して処理をしていきます。
そうすることで元画像には編集を加えずに修復することができます。

ツールパネルから「スポット修復ブラシツール」を選択し、オプションバーからブラシのサイズと硬さを調整します。

次にオプションバーにある「全レイヤー」にチェックをいれます。

使い方は非常にシンプルで、消したいモノの上をドラッグしてなぞるだけです。消したいモノより少し広めになぞるのがポイントです。

修復ブラシツール


修復ブラシツールは、選択した部分に別の場所の画像をコピーして、周りと馴染ませながら塗ってくれる機能です。
このツールも狭い範囲の肌補正などで活躍するツールです。

まずは直接、元画像に編集を加えないために新規のレイヤーを作ります。この新規のレイヤーに処理をしていきましょう。

ツールパネルから「修復ブラシツール」を選択し、オプションバーからサイズと硬さを整えます。

そしてサンプルを「すべてのレイヤー」にしましょう。

最初にコピーするサンプルの場所を設定します。
Alt(mac : option)を押しながら消したい部分とは別の場所をクリックします。

これでその場所がサンプルとして設定されます。
この状態で消したい部分をなぞると先ほど設定したサンプルを馴染ませながら塗ってくれます。

コピースタンプツール


コピースタンプツールは、選択した部分に別の場所の画像をコピーして、そのまま塗ってくれる機能です。
修復ブラシツールと似ていますね。使い方も先ほどの修復ブラシツールと同じです。

まずは元画像に直接編集を加えないために新規のレイヤーを作ります。

ツールパネルから「コピースタンプツール」を選択し、オプションバーからサイズと硬さを整えます。

さらにオプションバーからサンプルを「すべてのレイヤー」にしましょう。

そしてコピーする元の場所、サンプルの場所を設定します。
Alt(mac : option)を押しながら消したい部分とは別のきれいな場所をクリックします
これでその場所がサンプルとして設定されました。この状態で消したい部分をなぞると先ほど設定したサンプルをそのまま塗ってくれます。

修復ブラシツールとコピースタンプツールの違い

修復ブラシツールとコピースタンプツールは、とても似ていますが微妙に違います。
サンプル部分を馴染ませながら塗る修復ブラシツールに対して、コピースタンプツールはサンプル部分をそのまま塗ります。

修復ブラシツールはグラデーションがかかっている部分でも自然に修復してくれます。
その代わり、ガラがあるものは苦手です。馴染ませようとしてガラがぐちゃぐちゃになってしまいます。

逆に、コピースタンプツールはガラなど模様があるものでも、サンプルをそのまま塗るので違和感なくキレイに修正してくれます。
その代わりグラデーションは苦手でムラができやすく、違和感が残りやすいです。

どちらが優れているというわけではなく、お互いに得意不得意があるので場合によって使い分けましょう

パッチツール


修復ツールの最後は、パッチツールです。比較的広範囲な物を消したいときに活躍します。

パッチツールは新規のレイヤーで処理することができません。
新規のレイヤーにパッチツールで処理をしようとしてもエラーが出てきます。

そのため、パッチツールを使う時はCtrl+J(command + J)でレイヤーを複製して使います。
何かあっても元画像が残るようにしておきましょう。

使い方自体は簡単で、消したい部分を大まかにフリーハンドで囲み、キレイな部分にドラッグします。すると、うまく広範囲を消してくれます。

まとめ

修復ツールはどれも使い方自体は難しくないですが、元画像を直接編集しないようにちょっと工夫が必要なところがポイントです。

地道な処理になりがちな修復ツールですが、丁寧に処理することで最終的な見栄えが大きく変わってくるので頑張ってちまちま修復しましょう!

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映像講師ヤマダイさんと、ダンボールパパさんの研究用アカウントです。After EffectsやPhotoshopの研究結果を記事で投稿していきます。

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