CUDAさんの評価レビュー
»一覧へキョンはハルヒ消失で栞を選んでよかったと改めて思う
観賞手段:CS/BS/ケーブル涼宮ハルヒの消失で、もしキョンがあの改変世界に残ることを選んでいたら・・・というifストーリーのスピンオフモノです。 といってもハルヒ本編のようなSF的要素はほとんどなく、長門とキョンの恋愛に焦点を当てたラブコメです。特に気負う必要はありませんが、涼宮ハルヒシリーズを一度も見たことがない人がこのアニメを最初に見るのは間違いです。回れ右。 キョンの記憶も書き換えられているはずなので、SOS団にいた頃の記憶はなくなっています。朝倉涼子もこの世界では宇宙人ではなく世話焼きな普通の人になってます。他のキャラも同様。 長門有希ちゃんの消失は、ギャグアニメの「涼宮ハルヒちゃんの憂鬱」のような感じではなく、メロドラマ色が濃いです。 が、結局別の高校に通っているハルヒがやってきてSOS団らしきものが結成されてしまうことに・・・。 10話~13話では改変前の長門の人格らしきものが一時的に戻ってしまうという展開があるのですが、正直、10話~13話だけ見ればいいかなという感じもしています。 しかしこのエピソードを見るとなんだかキョンが後悔しているのではないかと穿った見方をしてしまう。 とりあえず、杉田智和さんによる台本なのかアドリブなのかよくわからないキョンの台詞は相変わらず面白い。谷口が出てきた時の安心感はいったい何なのか。 このアニメを見て、やっぱりキョンは涼宮ハルヒの消失で栞を、すなわち元の世界に戻すことを選んで正解だったと改めて思いました。 涼宮ハルヒの消失終盤のキョンの独白シーン、あそこが頭をよぎります。 長門有希ちゃんの消失は涼宮ハルヒシリーズのファンにとって見る必要がある作品か?答えは「いいえ」です。 改変世界のキャラとのifエピソードを楽しみたいのなら、涼宮ハルヒの追想というゲームのほうが良いです。
CUDA
- ストーリー
- 2.5
- 作画
- 4.0
- キャラクター
- 3.5
- 音楽
- 4.0
- オリジナリティ
- 3.5
- 演出
- 3.5
- 声優
- 4.5
- 歌
- 3.5
満足度 3.0
いいね(1) 2015-07-17 01:12:31