遠隔操作によって店が得られるメリットとはどれくらいあるのでしょうか?

まず店全体の抽選確率が片寄れば、遠隔がバレます。しかし、客個人によって確率のばらつきが出るのならバレにくい。ここがポイントなのです。
「初心者には餌をやり依存症に育てる。調教済みの依存者の当たりは止めて最大限に回収する。
また、客の投資や来店頻度が下がれば、適切な餌をやり、更に回収を可能にする。」

これらを客個人個人に合わせて自動かつ最適にコントロールできます。

まさに、過去に某大手ホールが言い放った「顔認証システムの活用で、お客様一人ひとりに合わせたきめ細かいサービス」が出来る訳なのです。
もしも確率のみで当たる当たらないが決まるのなら、客個人に合わせるサービスなど存在しないでしょう。

押しと引き。報酬と恐怖。甘い夢を見せてやることと、地獄を見せてやること。
これが同一の「台」から客に与えられることが依存症へ調教するための重要な鍵になるのです。

これは悪徳宗教や詐欺師が使うマインドコントロールの手法と非常によく似ています。
押すのと引くのにはタイミングが重要で、客の個人差や状況によっても変わります。
それを把握するのは全て顔認証システムで解決出来ます。
確率頼みではコントロール出来ませんが、遠隔を使えば効果の出るタイミングで報酬と恐怖を与えることが出来ます。

計画的に利益を上げるためには、売上と利益の調整が必要です。
出すぎて赤字になれば、想定以上の回収が必要となり結果として客離れの原因になってしまいます。
昔は甘い調整の台には打ち止めが存在しましたが今はありません。必要が無くなったという事です。

初心者に負けさせて飛ばしたり、依存者や遠方の客に追い銭をくれてやれば、餌は無意味な死に金となります。
限られた餌を、誰にどれくらい配るかで、利益効率を最大限に高められるのです。

また客がいる時間帯に合わせて出玉アピールができる事も大きいです。
 

これら遠隔の恩恵を利用するのとしないのとでは、売り上げと利益に天と地の差が生まれます。

火消しを行う業界人はこれらのメリットについてほとんど語らないですが何かやましい事でもあるのでしょうか?
このメリットを活用できる環境で「これを使ったらお客さんに申し訳ない」と自主的に使用しない選択をする運営側は果たしてどれくらいいるのでしょうか?


そんな聖人君子であれば、そもそもこのような脱法民間賭博など生業にするわけが無いと思います。私自身、もしホールの経営状況が苦しければこのシステムの導入をしていたと思う程なのですから・・・。

 

ちなみに4号機時代はぶら下がりと呼ばれる部品を台に取り付け遠隔していましたが、5号機時代になると拡張基板と言われる小さな基板(今は更に小型化が進んでいるかも知れません)を取り付ける手法が増えた為、開発者でもない限りは発覚が難しいそうです。


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