ミニ鉄道(ミニSL)の線路のあれこれ

2017.11.30 Thursday 13:43
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    JUGEMテーマ:幸せなお金と時間の使い方

     

    機関車や客車の性能は勿論重要ですが、それ以上に安心して走ることを委ねられる線路の存在が重要です。

     

    私のように、出前で5インチを運んで運転する身としては、簡単に運べ(積めて)て、設置でき(ツナグ事が簡単)て、走らせ(デコボコ無く)て、撤収でき(分解が簡単)る、かつ安全に運行できる事が、線路を選ぶ際の重要点です。

     

    一本が5kgほどの重さ、子どもでも運べます

     

    現在は二種類持っていて、運転会の場所によって(時には気分で)使い分けています。

     

    この二種類以外にも、いろんな会社から線路は製品化されています。

     

    金属の枕木と線路を溶接してある物、木の枕木と線路を犬釘で打ち付けて止めてある物など、長さや半径も様々に選ぶことが出来ます。

     

    一つは小川精機製の線路

     

    二つ目はモデルニクス製の線路

     

    小川精機製の線路はモデルニクス製に比べると、少し小ぶりで収納に便利。

     

    5インチゲージと3、5インチゲージのデュアルゲージで、枕木に3本の線路が止めてあります。

     

    接続は引っ掛け式で、エル字(L字)型のプレートをアイ字(I字)型のバーに引っ掛け、中央で一箇所ボルト締めします。

     

    中央に一箇所ボルト穴のあるプレート

     

    後端のアイ字(I字)型のバーとボルト締めします

     

    運転会の行った先のお手伝いの方に説明すれば、誰でも間違いなく簡単にツナぐ事ができて私としては便利で助かる。

     

    プラレールのように重ねてツナげます

     

    しかし、つなぎ目の下の地盤がデコボコだったりすると、接続が中央部のボルト一本締めなのでつなぎ目でヨジレる事が多く、脱線の発生箇所となります、ここがネックかな。

     

    対してモデルニクスの線路は

     

    小川精機製の線路に比べ、線路が若干大ぶりでいかにも丈夫そうです。

     

    接続はNゲージやHOゲージのように

    レールジョイナーを差し込みます

     

    接続は実物のように、両側の線路端にレールジョイナーを使って挟み込み、ボルトで締めます。

     

    ジョイナーで挟み、ネジ止めするのでレールは上下左右共にガッシリトつながります。

     

    ツナぎ目の下地が、少々デコボコでもあまり影響を受けません。

     

    こういった所が、仮設線路の出前線としてはとてもありがたい存在です、、、が、「難」もあります。

     

    接続に慣れないと、上手くツナぐ事が出来ません。

     

    なお、私が持っている数少ないこの二種類の線路の優劣を言っている訳ではありません、念のため。

     

    どのように線路を敷設(仮設、常設)するのか、の考え方の出発点が違うのです。

     

    大型乗用模型の線路は、小型の模型と違って手づかみで線路を持ち上げてジョイナーを簡単にツナげません、大きすぎて振り回せないのです。

     

    さらにジョイナーの接続に、直径5mmほどのネジを地面に近い位置で横向けに締めなくてはならず、初めてのお手伝いの方にこれをまかすには技術的なハードルが高すぎるのです。

     

    常設のレイアウトの線路として使うにはほとんど完璧と言って良いシステムですが、私のように一人で方々に持ち運び、その場のお手伝いの人に説明してツナいでもらう人には、常に使うには躊躇してしまうところがあります。

     

    この小さなネジを、両側に水平に締めなくてはなりません

     

    しかしこの線路のシステムはネジれに強いので、なんとか使いこなすことができないかと色々考えて工夫しています。

     

     

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    屋外イベントならではミニ鉄道(ミニSL)の雨への備え

    2017.11.28 Tuesday 20:37
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      JUGEMテーマ:鉄道模型

      JUGEMテーマ:幸せなお金と時間の使い方

       

      運転会は普通は屋外で線路を敷設するので、天候の良し悪しで運転の面白さや安全性や集客人数に大きく響いてきます。

       

      主催者様がテントを用意して下さる所も有るのですが、小規模な団体が主催の場合、自前の出店などにテントを回すのに精一杯でミニSLまでは回ってきません。(T_T)

       

      それで自前で小さなテントを持参しています。

       

      暑い季節には、陽除け代わりに使う事も有ります

       

      雨の時は勿論駅代わり

       

      普段の使い方は、お客様を雨や日差しから庇う為ではなく、前日準備で現地に置いておくことが多い車両の部品や工具、予備部品を水気から防ぐために使っています。

       

      基本的には、お客様への対処は主催者様にお願いしています、小さなテントでは多くの人は入り切れないので。

       

      小雨や夜露、地面からの水分や風を防ぎます

      ちょっとした部品、工具類は密閉式の箱に入れています

       

      衆人注視の元、昼食を摂る時の隠れ食堂にもなります

       

      休憩時、まわりに囲いがあると結構落ち着けて憩えます

       

      一人で設営や収納が出来て、持ち運びもしやすい丈夫なテントを愛用しています。

       

      最近は軽くて丈夫で簡単に扱える物が増えたので、持ち運ぶのに随分と助かります。

       

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      阪南市のミニ鉄道の運転会

      2017.11.26 Sunday 18:37
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        11月26日、大阪南部にある阪南市で運転会がありました。

         

        通常は半径5m×直線15mの小判形ですが、阪南市の運転会では直線が30mあり、総延長90mを超える走りごたえのある線路配置です。

         

        他の運転会の速度は、安全のため時速3kmから4kmに抑えています。

         

        今回は地盤が安定してるのと直線が30mと比較的長く取れたので、時速5、5km出しても安全で不安感もなく、お客様と一緒に高速運転を楽しみました。

         

        学校の校庭に線路を敷設

        地盤の状態が良く、修正なしに線路が水平になりました

         

        今回地元の中学生の「I君」がボランティアで参加

        運転士にも初挑戦してくれました

         

        最初に簡単に運転方法を指導

        数回実地の運転を経ると、運転感覚に慣れてきたので

        はれて機関士に任命しました

         

        今回、ボランティアに来てくれた「I君」が列車の機関士も務めてくれました。

         

        初めての運転でしたが、ブレーキの使い方等マスターして完璧な運客をしてくれました。

         

         

        終了後、役員のお父さんたちが撤収のお手伝い

         

        11月24日のブログで「荷積み」でトレーラー整備を書きましたが。

        それが功を制したか、最初に置く場所を簡単に言うだけで、上手く積んでいただけました。

         

        本当に助かりました。

         

        完璧な収納でした

         

        午前中は天気も持ったし、楽しい運転会でした。

         

        線路形:半径5m直線30mの小判形(1列車2周)(延長91,4m)

        走行時間:180分

        列車数:25列車

        総走行距離:4,570m

        脱線回数:1回(一人の子がハシャギ過ぎ)

        乗車人数:143人

         

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        ミニ鉄道(ミニSL)の荷積み

        2017.11.24 Friday 15:13
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          週末、大阪府南部にある阪南市の運転会のための準備をしています。

           

          整備して収納してある資材をトラックに積み込む「前日準備」(運転会前日に線路の敷設をする)の準備です。

           

          まずトラックのタイヤの空気の点検。

           

          前輪3.5kpa、後輪4.0kpaにしています

           

          使わないときの資材はガレージに入れています。

          家人の目にもつかないので「見苦しい」とか、5インチの趣味人が味わう苦言を聞くことも有りません (^_^)

           

          ガレージの奥にセダンタイプの車のボンネットほどの奥行きの棚を作りそこに車両を置いています

           

          まず「トーマス」タイプの青い機関車を載せます

           

          この機関車は比較的軽い(15kg)ので、「よいしょっ!」と一人で持ち上げて載せます。

           

          次に動力車を載せますが

          これがとても重くて人力(一人)では無理

           

          載っている棚は120cmの高さなので、油圧式のテーブルでトラックの荷台の高さまで下ろします。

           

          トラックの後部床にフックを付けています

          そこに今載せた動力車の収納ボックスに付いている丸いフックを引っ掛けます

           

          動力車収納ボックスの前部に付いている丸いフックを

          同じく床についているフックにネジを使って締めます

           

          前後のフックを使い、動力車を荷台に固定します。

           

          「トーマス」タイプの青い機関車は平台に乗っているので

          荷台には角材をかまして安定させます

           

          次に予備のバッテリーを載せます。

           

          動力車を動かすには4個のバッテリーが必要で、運転会で1日使っても電力は十分足ります。

          今までは2日間交換なしで使用してきましたが、「もしも」の時の保険で持って行きます。

           

          次の「もしも」の時の保険は「予備の動力車」です。

           

          この上に座席のついたカバーをつけて使います

           

          2軸ながら250wのモーター搭載

          メイン動力車の半分ほどの出力

           

          荷物の積み下ろしは、運転会の主催者の方が手伝って下さいます。

           

          車両系は重量があって、しかも持ちにくいので、思わぬ「落下」事故が起こるかもしれません。

           

          動力車が壊れてしまっては、運転会を心待ちにしているお客様や期待してミニSLを依頼してくれた主催者の方に申し訳が立ちません。

           

          運搬車には、限られたスペースしかないので「軽量」「最小」「簡単」な物を積んでいます。

           

          バッテリーも動力車も簡単には壊れたりしませんが、それでも予備を持つことが私の中で大きな保険になっています。

           

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          堺市防災訓練&地域ふれあいカーニバルのミニ鉄道(ミニSL)下見

          2017.11.22 Wednesday 18:11
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            きょうは堺市で12月にある、今年新規に請け負ったイベントの会場を下見しに行ってきました。

             

            運転会には軽トラ+軽トレーラーで資材を積んで会場入りしますが、連結車は結構運転が難しいので(特にバックする破目に合う事は考えたくもない)事前に調べて確認しておきたいことが多いのです。

             

            確認したい事項は、

             

            家からナビで到着する経路

            会場内に車が支障なく入れるか

            線路を敷設する場所

            敷設する場所の地盤の状態

            トイレの場所

             

            など。

             

            運転会場は立派な学校

             

            校庭への車の入り口と、当日の駐車場を確認しました。

             

            地盤は綺麗で平らな校庭、線路の敷設は容易です

            サラサラでしっかりとした地盤です

             

            担当者から、イベントでミニSLが走行する予定の場所を見せてもらいます。

             

            ただミニSLについての知識のない方の場合(大半がそうでしょうが)、指示された場所が鉄道に向いていないことがあり、事前に寸法を伝えてあっても線路が入りきれないことや、地盤がデコボコで上手く敷設できないことがあります。

             

            そういった設置場所の状態によっては、私の方から別の適地を勧めさせてもらうことも有ります。

             

            簡単な測量をします

             

            私の鉄道で基本形としている、半径5m直線15mを組み合わせた「小判形」のサイズを、担当者の方に具体的にイメージしてもらいます。

             

            黄色のマーカーで印をつけます

            立ち会ってくれた担当者の方にミニSLの大きさのイメージを持ってもらうのです

             

            私は「晴れ男」ですがたまに運転会が大雨になることもあり、常に次善策として「雨天時」の運転会の場所を提案しています。

             

            「屋根」があって、それなりの「場所」が有るところ

            今回は屋外の渡ローカを提案しました

             

            細長いので小判形の線形は無理ですが、直線の往復で運転会はできます(雨天なので会場にお客様が来るか、、、は置いといて)

             

            カッパを着てまで乗りに来てくれるお客様がいて嬉しい

             

            晴れてる日でも、敷地の関係で直線往復運転をすることがあります

            往復ですから帰りは後ろ向きに坐り直します

             

            さあ、これで下見は完璧。

            さてさて、あとはイベント当日を(出来れば晴天で)迎えるだけです。

             

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            退職前に考えて退職後に実践したミニ鉄道(ミニSL)のこと

            2017.11.20 Monday 15:35
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              偉そうに言えませんが会社人生も終末期になると、真剣に「考えておいた方が良い」な、と思ったことがあります。

               

              それは「定年後、自分は何をしているか」と言うイメージを持つ事です。

               

              5インチゲージの運転会

               

              定年後は20年以上、束縛されることのない時間が出来る訳ですから、自由に何でも出来ますし何処にでも行く事はできますが、誰も指示はしてくれないので、やる事全てを自分で考え出さなければなりません。

               

              これは中々知恵と忍耐がいります。

               

              私の場合妻はまだ現役で働いているので、毎朝妻と子どもを送り出したあと静かな家でひとりぼっち。

               

              撮りためたビデオを見るもよし、買い置きの本やプラモデルに取り組んでも良いのです。

               

              やり方が悪いとか遅いとか誰も文句は言わないのでやり放題ですが、一日家にこもって居るので何かとチャチャ入れをしてくれる人も有りません。

               

              これも寂しいものです、日中の喋り相手は二匹のワンコだけ、なので必然的に独り言を言う機会が増えます。

               

              それで冒頭のお題の「定年後、自分は何をしているか」です。

               

              私は「したい事をしている自分」をイメージする事にしました。

               

              会社人間だった時は、仕事と人間関係で悩みました。

              そのため今風(?)の病気「うつ病」にかかり、悶々としたうつ状態が原因で断続的に休職することになり、定年の少し前に退職することになりました。

               

              そのため必然的に60歳満期退職前にいろいろと考える時間が持て、今から考えると「定年後」の生き方をユックリと考えることになりました。

               

              まず退職後は、きっぱり元会社とは一線を画しました。

               

              私の会社では退職後に多くの人が属する「退職者組合」や「年金者組合」等には参加しませんでした。

               

              こういった組合は、退職後の元職員の仕事や生活などをサポートしていて、失業後の身の振り方に戸惑いがちな元職員のための重要な活動をしているのですが、私はここに頼らず微力ながらも自力で生活していこうと、あえて元上司、同僚、部下に頼る事を止めました。

               

              偉そうですが「起業」したかったのです。

               

              でも知恵もツテもお金も資格も組織も何もない素人が、いきなり起業など出来る筈は有りません。

               

              それでもない知恵を絞って何か出来ないかと考えた末、ふと浮かんだのが「鉄道」の趣味のことでした。

               

              小学校5年生の時から興味を持ち、途中他の趣味に浮気しつつも常に興味を失わなかった趣味「鉄道」。

              これなら気持ちに、無理せず飽きずに長く続けていけると思いました。

               

              最初は(売るほど収集した)手持ちのHOゲージの機関車や車両、ストラクチャー(駅や構内の構造物)などをオークションで(文字通り)少しづつ売り出して、趣味を楽しみながら金銭的にも何がしかの収入を得ようと思いました。

               

              しかしオークション出品への準備をしている時、収集物の整理や金銭的な期待感はありますが、落札者とメールでの遣り取りは有ったとしても、リアルな場面で現実の人との交流に欠けているなと感じ出しました。

               

              やろうか止めようか、どうしようかなと思いあぐねていて、次にふと思い出したのは友人とやっていた大型乗用模型の運転会のことです。

               

              この運転会は、退職する10年ほど前に友人と一緒に数回やっていました。

               

              私の仕事が忙しくなったことや、子どもが生まれて趣味に掛かりっきりになれなくなったため、次第に遠ざかりいつしかやらなくなったので、「定年後の趣味」としては頭に思い浮かばなかったものです。

               

              いろいろ迷う中での運転会では、自分が運転して楽しかったことよりも、お客さんとの交流の方が楽しかった。

               

              お客さんのお父さんや子ども達と、蒸気の動く原理の説明、駅の乗り降りでの会話、走行中の見守りなど、多くのシーンで人との触れ合いがありました。

               

              仕事と違った場所と活動での会話は、安らげて楽しいものでした。

               

              「5インチゲージ」

              退職後はこれを活かす事にしました。

               

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              ミニ鉄道(ミニSL)用のトレーラーの改良

              2017.11.19 Sunday 00:31
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                今日は朝から雨だったので二匹のワンコの散歩は諦め、前から気になっていた線路を運搬する「トレーラー」の改良に手をつけました。

                 

                トレーラーは、運転会で使う基本的な線路一式と客車を載せ駐車場で待機しています。

                「サンダーバード2号」の内蔵格納庫のように、走行会のお声がかかれば必要物資を積み、トラックに連結して即出発です。

                 

                このように大変便利に使っていますが、前々から気になっているのは一人でやっているので、いかに荷物の揚げ降ろしを迅速に簡単にできるか、荷の積み方を考える事です。

                 

                運転会の終了後、荷物の積み込みをイベントの担当者や役員さんにお手伝いしていただきますが、私の簡単な指示で的確な場所に積んでもらえるか、わかりやすい収納の工夫が悩みどころです。

                 

                これは後方から見た写真

                重量のある線路は、トレーラー中央に載せます

                この撤収時の積み込みを、いろんな人が手伝ってくれます

                 

                言わなくても見ただけでどこに入れたら良いのかわかるよう、仕切りを作って(線路は此処だと)分かりやすく入れやすくします。

                 

                この真ん中の二列が線路を収納するスペースで、試験的に線路を四十本入れてみました。

                 

                ところが線路の上方は、縦に入っているベニア板よりはみ出ていますね、このままではカーブで線路が横に荷崩れして危険です。

                 

                このままでは危険で、走行中線路を四十本も入れる事が出来ません。

                 

                トレーラーに木材で水平の仕切り(青ペンキ)を作ります

                下段に線路、上段に客車を載せます

                緑の帯は、客車の固定用ロープ

                 

                客車を上段に載せますが、分解式で軽くしているにも関わらず重量が15kg近くあるので揚げるのが大変。

                 

                高齢な役員さんでは力が足らず、揚げれない事がありました。

                 

                それで非力な人でも扱えるように、上に揚げるのでは無く横に収納するようにしました。

                 

                以前はこの場所に曲線線路を入れていました

                中央に直線、脇に曲線線路と、一応重心を「分散」したつもり

                 

                高く荷を積み上げると後方が見にくくなります

                低くすると見通しが良くなり、安全性も高まります

                 

                今日は、中の仕切りを高くして線路が無理なく入るように、そして側面に客車が収まるように床面を均す工作をしました。

                 

                トレーラ式を採用して5年、少しずつ理想に近い形になってきました。

                 

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                ミニ鉄道(ミニSL)の脱線を防ぐ工夫あれこれ(線路編)

                2017.11.17 Friday 18:49
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                  失敗の脱線防止策3

                   

                  次に考えたのは、車体や車輪などではなく線路自体に改良を施すことです。

                   

                  実物の鉄道では地震対策で、線路が地盤ごと揺れた時に走行している車両を線路から外に(脱線)はずれさせないため「ガードレール」を付けています。

                   

                  これを5インチでもやってみようと思いました。

                   

                  ちょうど私が持っている小川精機製の線路は、「3、5インチ」と「5インチ」規格の二つのゲージが走行できるように「デュアルゲージ」と呼ばれる、三本の線路が同じ枕木に固定されているものです。

                   

                  この二つのゲージは国際的に小型鉄道の標準とされています、もっと大きな軌間のゲージも存在しますが、線路や車両を運搬するにはこれが限界に近いものでしょう。

                   

                  下の写真の右側の線路は「3、5インチ」と「5インチ」が共通で使う線路、中ほどの線路が3、5インチ用のもう一方、左の線路が5インチの物が使うようになっていて、この反対側の二本の線路の細い間を使って「ガードレール」を固定します。

                   

                  二本はちょうどカーブの内側に位置しているので、ガードレールの設置場所と固定に好都合です。

                   

                  画像の黒い線がガードレール

                  19mmの帯鉄を黒色に塗っています

                  線路上を5mm突き出しています

                   

                  黒い四角なものはガードレールを固定する部品です。

                  ガードレール左側の部品は1cm×1cmのゴム製、右側に見える部品は2cm×2cmのゴム製。

                   

                  利用するときは、ガードレールを二本の線路の中に置き、黒い部品を挟み込んで線路間に固定します。

                   

                  この2種類の部品が間隔の狭い線路の中で、ガードレールを「良い位置」に固定しています。

                   

                  フカフカの芝生の上でもOK

                   

                  サラサラの砂の上でもOK

                   

                  脱線は通常、バランスを崩しやすいカーブで起こります。

                   

                  遠心力でカーブの外側に引っ張る力がかかって体が傾くのにプラスして、地面のデコボコでお客さんの想定外の傾きが左右に加わるからです。(大概の人が、「あらっ」とか「うわっ」とかの声を出されます)

                   

                  子どもたちは傾きに「素直に」身を委ね、大人たちは傾きに「あらがい」ますが、いずれの動きも残念な結果に終わる事には変わりはありません。

                   

                  お客さんがバランスを崩すと客車が傾き、車についた台車が傾き車輪のフランジが浮き上がり、線路から浮き上がります、通常はこの段階でフランジがひっかかりを失って「脱線」となります。

                   

                  ガードレールは線路よりも5mm高いので、外れかかった車輪のフランジを受け止め、強引に元の位置に押し戻すので脱線は免れる事になります。

                   

                  ガードレールが活躍してる時は脱線と同じような「ガタガタガタ」と音がして運転者は大いに驚きますが、列車は何事もなかったかのような顔をして進んで行くのです。

                   

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                  ミニ鉄道(ミニSL)の脱線を防ぐ工夫あれこれ(台車編)

                  2017.11.16 Thursday 13:38
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                    失敗の脱線防止策2

                     

                    車体の改良の次は、走行関係も台車を改良してみます。

                     

                    走行重視のNゲージやHOゲージでは、脱線をなくすために車輪についている「フランジ」を実際の縮尺よりもオーバースケールで作っています。

                     

                    つまり大きく(高く)している物が多いのです、それを5インチにも取り入れてみます。

                     

                    一応、名称を「補助フランジ」とし、高さを5mmで製作しました。

                     

                    実証試験をするにも、いきなり金属で製作するには金銭的にリスクが大きいので簡単に木製で作ります。

                     

                    取り付けは、後付けでも簡単にできるようにドーナツ型を2分割して、車輪の後ろから強力両面テープで「貼り付ける」方法をとりました。

                     

                    写真は「高めのフランジ」をベニア板で製作し

                    車輪の裏側に貼り付けています

                     

                    両面テープで固定

                     

                    とある運転会に改良した1台を持ち込みました、下地が芝生の地盤で脱線必至のレイアウトです。

                     

                    試験の結果は上々で、荒れた線路上でも脱線はなく(浮き上がらないから)脱線防止の目的は満足なものでした。

                     

                    木製の「補助フランジ」が、けなげにも脱線させじと頑張ってくれたのでしょう。

                    運転会終了後、点検すると何枚かの補助フランジが「バリバリ」にヒビが入っていました。

                     

                    ただフランジが高くなるので、普通の規格で製作されている「ポイント」(分岐器)で枝分かれする部分で車輪が乗り上げてしまいます。

                     

                    また、素直に線路上を走っている時は、車輪本来のフランジが線路に面しているので両面テープによる固定でも問題がないのですが、客車を地面に下ろした時は後付けの補助フランジで重量を支えることになるので、固定が耐えかねて外れてしまうことがありました。

                     

                    しかし、結構丈夫で運転会ごとに補修はいりますが、手間をいとわなければ実用にはなると思いました。

                     

                    私の運転会では、普通はポイントを使いません。

                     

                    午前と午後で車両を付け替える必要のある運転会では、「横取り線路」という通常の線路の上に乗せて車両を他線に移動させる、一時的な取り外し式の線路を使うので問題はなしです。

                     

                     

                    これを金属で作れたら良いのですが

                     

                    「フランジを高くした車輪を作れませんか」と、旋盤を持っていて金属加工に手慣れた同好の方に聞いたところ、製作することは可能だが「作りたくないな」とのことでした。

                     

                    5インチゲージャーは本物志向が強い人が多いので、玩具的な構造の模型は好まないのでしょう。

                     

                    さっと線路を敷設して、さっと走らせて、さっと片付ける、こんな脱線のことを考えなくていい運転会は楽しいと思うのですが。

                     

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                    ミニ鉄道(ミニSL)の脱線を防ぐ工夫あれこれ(車体編)

                    2017.11.15 Wednesday 17:36
                    0

                      失敗の脱線防止策

                       

                      運転会で一番嫌なものの一つに、快適な運転を中断する「脱線」があります。

                       

                      どんなに線路を正しく接続しても、地盤の傾きによってはつなぎ目に若干のねじれが残ります。

                       

                      そこに来て、客車に乗ったお客さんがバランスを崩したら、「あっ」と言う間に脱線!

                       

                      機関車を運転していて、後方から「ガタガタッ」と言う音が聞こえるのは嫌なものです。

                       

                      それで知恵を絞って、極力脱線をなくすための無駄な工夫と努力をしてみました。 乁( ◔ ౪◔)「

                       

                      人が乗用する5インチゲージこそ、脱線のことをもっと考え事故がないようにするべきだと思います。

                       

                      まず考えた簡単な方法は、客車に乗っている人たちの重心を低くしてバランスを崩しにくくする方法です。

                       

                      左が2016年製の新車両、右が2013年製の旧車両

                       

                      左の車両は緑色の「足乗せ台」が、右の車両の灰色の「足乗せ台」よりも低い位置にあることがお分かりいただけるでしょうか。同じくお尻を載せる座面も低くしています。

                       

                      足乗せ台と座面の位置の工夫により、乗客は低い位置に座ることになり、これにより重心を下げてバランスを取りやすくしました。

                       

                      次の工夫は、11月16日に続きます。

                       

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                      お父さんが乗っているからミニ鉄道(ミニSL)が脱線する理由のひとつ2

                      2017.11.14 Tuesday 16:07
                      0

                        今日は朝から雨なのでガレージで少し工作をしました。

                        昨日脱線の原因では無いかと思い至った、朝顔型連結器のリンクの改良です。

                         

                        ガレージにあった端材を使ってリンクを作ります

                         

                        板厚が2,5mmもあって、丈夫でしょうが切断に手間がかかりそう。

                         

                        その切断には手びきの金鋸を使います。

                        電動の切断器を使えば早くできますが、ここは住宅街で野中の一軒家ではないので音のウルサイ工具が使えません。

                         

                        肩こりで悩むことになりますが、手でゴリゴリ切断します。

                         

                        やっとこさ切りました

                        穴も開けました

                         

                        切断は、新しいノコ歯を使えば快適でした。

                         

                        穴あけは大変、目の保護にメガネをかけましたが2,5mmの板厚は手作業では大変。

                         

                        細いのから4種類のドリル歯を使って開けていきますが、最終12mmの穴までははるかに遠い!

                         

                        やっぱりとっても無理でした。

                         

                        だいたい12mmのドリル歯なんて持ってないし、そんな太いドリルを咥(くわ)える事ができる電動工具も持っていません。

                         

                        手持ち工具にテーパー式の穴あけ器があって、それで12mmまでギコギコ開けるつもりでしたが、あまりの手の疲れに途中で断念。

                         

                        そこで「プランB」にいきなり変更。

                         

                        12mmのピンではなく、この小さな穴に対応した細いピンを使います。いきなり「細いかも」ですが「5mm」のネジを使ってピンの代用をする事にしました。

                         

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                        お父さんが乗っているからミニ鉄道(ミニSL)が脱線する理由のひとつ

                        2017.11.13 Monday 14:11
                        0

                          12日の「とよのまつり」で、線路の状況が良いのに脱線した原因。

                          原因を「大きなお父さん」のせいにしちゃいましたが、思い出してみると駐車場の水勾配(雨などを流すため意図的に付けた勾配)の内、下り方向の同じ場所でしていました。

                           

                          手作りの客車の精度が問題であるかもしれませんが、もう一つ思い当たったのが連結器の事です。

                           

                          私が採用している連結器は、軽便鉄道が採用していた簡易型の連結器で「ピン&リンク」式と呼ばれた形式を模した物で、形が花の朝顔に似ているので「朝顔型」連結器と呼ばれています。

                           

                          「みたちおもしろ機械工房」社製の「朝顔型連結器」

                          (みたちおもしろ機械工房 HPから)

                           

                          もちろん金属製

                           

                          ピンは鎖で落下防止

                           

                          私の客車につけると少し大きく見えるかもしれませんが、その作動方法がまさに本物なのです。

                           

                          連結のとき、連結器のお互い同士がぶつかり合うときの音ー「ガッシャ~~ン」。

                           

                          機関車が引っ張り出して、順々に客車が前に伸びていきリンクがピンで引っ張られ触れ合う時の音ー「カッチャン」、「カッチャン」、「カッチャン」。

                           

                          走行中、ピンやリンクが飛び跳ねて部品同士が触れ合う音ー「ガチャン、チャリン、チャリリン、カチャン」

                           

                          その他、連結や開放時に大きなピンやずっしりと重いリンクを手にする時、本物の鉄道を感じます。

                           

                          これは普段から5インチに接している私だけでなく、イベントの主催者さんや担当者さんで設営や片付けのお手伝いしていただいた方々も口々に「本物を触っているみたい!」と感激されます。(私もウキウキしながら触っています)

                           

                          で、脱線の話ですが、、、

                           

                          ・脱線の状況をもう少し詳しく思い出すと、くだり坂だけでなくブレーキをかけている時も起こりました。

                          ・直線では脱線の記憶はなく、たいがいが曲線通過時です。

                          ・脱線する客車は空車か子供だけが乗っている客車で、後ろの客車にはお父さんか複数の大人が乗っている客車。

                           

                          で、出した結論は

                          「重量のある後ろの客車から押される」事だと。

                           

                          ただ客車は分解して運ばなければならないほどソコソコ重く、しかも車輪のフランジが線路と噛んでいて横方向は容易には動きません。

                           

                          それでも線路からそれて横に動くのは「連結器」に何かある?

                           

                          直線では「朝顔」の花の部分がまっすぐ押し合うので問題はない

                          カーブでは横にずれて押し合う形になり、「リンク」のルーズ(ゆるゆる)差で

                          上か下方向に力がかかる事になり、軽い方の客車が脱線してしまう

                           

                          それで、実験的に普通に5インチ模型で使われている「リンク」を自作して使ってみようと思いました。

                          すごく単純な両端に穴の空いた鉄の棒ですが、推進・後進時にも捻れず力を伝え凄く優秀です。

                           

                          これは友人が自作した連結器で正確な工作の部品たち

                           

                          写真の下方の二本のバーが今回改良しようと考えるリンク、これを標準のドーナツ型から変えます。

                           

                          今回の脱線は、私が請け負っている運転会上の特殊な状況で起こることです。

                           

                          公園、駐車場、道路など、私は普通は鉄道を敷設することなど考慮していない場所で運転会をしているので、驚くようなデコボコや勾配上で列車を走らさざるを得ません。

                           

                          「みたちおもしろ機械工房」さんの連結器に問題がある訳ではありません。

                           

                          自作の機関車や客車たちには、5インチゲージ界の数少ない部品(有るだけ有難い)を自分で工夫して使う必要があるのです。

                           

                          検索:ミニSLはじめました
                          http://minitetudou.pupu.jp/index.html

                           

                          とよのまつりのミニ鉄道(ミニSL)の運転会

                          2017.11.12 Sunday 19:08
                          0

                            11月12日(日)は豊能町で運転会がありました。天気は快晴!絶好の屋外イベント日和です。

                             

                            朝6時から現地に赴き線路の敷設。

                             

                            お一人の方にお手伝いをいただき1時間でできました。地面がアスファルトで平準が出ているからです。

                             

                             

                             

                             

                            素晴らしい1日が送れると張り切っていたのに、なんとカメラのバッテリー切れで写真があまり撮れませんでした。

                             

                            数少ない写真がこれ

                             

                            今回もトーマス君が大人気でした。

                             

                            完璧と思われるレイアウトながら脱線が起きました。

                             

                            原因は8件中6件は、乗客の中に(大柄な)お父さんが多くバランスを崩されたからなのと、言っても聞かずに客車から足を出す子がいてやはりバランスを崩したからでした。

                            残念。

                             

                            線路形:半径5m直線15mの小判形(1列車2周)(延長61,4m)

                            走行時間:240分

                            列車数:56列車

                            総走行距離:6876,8m

                            脱線回数:8回

                            乗車人数:625人

                             

                            検索:ミニSLはじめました
                            http://minitetudou.pupu.jp/index.html

                             

                             

                             

                            京都文教大学のミニ鉄道(ミニSL)運転会

                            2017.11.11 Saturday 21:05
                            0

                              前日準備を済ませているので、今日の運転会は楽、、、と言う訳には行きませんでした。

                               

                              夜に雨が降ったので地面は「びっしょり」で、ぬかるみこそ有りませんがヌルヌルで歩きにくい。

                               

                              水気はありませんがジュクジュクです

                               

                              現地に到着後、即試験走行して昨日敷設した線路の水準を確かめます。

                               

                              問題がなかったのでお客様に乗っていただきました

                               

                              トーマス君が大人気で、記念写真を撮る人だかりが

                               

                              高架式の線路敷設は効果がありました。

                              デコボコでもニュルニュル状態でも線路に影響を与えないので、上を走る列車は安心して通過できます。

                               

                              ただ今回は地盤が湿っていて線路を支える力が弱かったので、12回脱線が起きました。

                              少し原因は特定できます。グラグラしていたので不安になったお客様が動いて重心が偏ったことが原因だと思います。

                              最小限度の事故で済ませたかな。

                               

                              彼も被写体に

                               

                              午前中は前夜の雨の名残からか少し寒かったのですが、午後からはお日様も出てきたので(強烈に風が強かったですが)お客様が増え、途切れることなく運客を行いました。

                               

                              線路形:半径5m直線15mの小判形(1列車2周)(延長61,4m)

                              走行時間:220分

                              列車数:51列車

                              総走行距離:6262,8m

                              脱線回数:12回

                              乗車人数:480人

                               

                              検索:ミニSLはじめました
                              http://minitetudou.pupu.jp/index.html

                               

                              京都文教大学のミニ鉄道(ミニSL)事前準備

                              2017.11.10 Friday 23:09
                              0

                                11日(土)京都文教大学の学園祭「指月祭」でミニSLの運転会をするので、前日に事前準備で線路を敷設しに行ってきました。

                                 

                                下地は土&芝生で、ロケーションとしては良い感じなのですが、ことミニSLにとっては大変過酷な作業を伴う地面です。

                                 

                                そこで、私流の「デコボコ線路の敷設法」をお伝えしましょう。

                                 

                                自分流のものでこれがベストではありません。人それぞれでやり方があると思うので、実地で試しながらやり方を見つけて行けば良いでしょう。

                                 

                                柔らかい土と少し盛り上がった草?

                                 

                                線路を置いてみました

                                 

                                デコボコでしょ

                                 

                                線路と土と草が隙間だらけで浮き上がっています、これでは線路がグラグラで脱線は必至。

                                 

                                それで一番良いと思った方法は、デコボコの地面に沿って線路を置くのではなく、すべてを「高架式」にすること。

                                 

                                30cm×45cm×12mmのべニア板

                                 

                                ねじれに弱いつなぎ目と、線路の真ん中にベニアを入れます

                                 

                                12mm地面から浮かし、デコボコの影響を線路に伝えないようにします。

                                 

                                高架橋状態

                                 

                                地面のヘコミには、ベニア板と地面の間には10mmの角棒、

                                線路とベニア板の間には5mmの割り箸を入れてレベルを出します

                                 

                                大きなヘコミには、ベニア板の下に10mmの角棒を入れています

                                 

                                小さなヘコミには、線路とベニア板の間に5mmの割り箸を入れます

                                 

                                さて線路を敷設する基本は。

                                 

                                簡単な測量をします

                                 

                                直線を敷設し、これを基準にして

                                カーブをつないでいきます

                                 

                                引っ掛け式でつないでいきます

                                 

                                次にボルトを緩く止めます

                                 

                                順につないでいくと、あらまっ 

                                60cmほどカーブと直線がずれちゃった

                                 

                                修正するには、カーブの線路を「えいっ」と力まかせに内側に引っ張り込みます、そのために連結するネジを少し緩めにしています。もちろん最初から狂いなくつながることもあります。

                                 

                                同時に直線も、緩やかにカーブの線路側に反らしていきうまく繋げます。

                                 

                                地面は平らに見えてもかなりの傾きやヘコミがあるので、線路の製品としての精度が高くても、すんなりとは繋がってくれません。

                                 

                                と言う事で、一番列車は無事に走り出しました

                                 

                                検索:ミニSLはじめました
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                                退職前から趣味で集めていたミニ鉄道(ミニSL)のもの5

                                2017.11.09 Thursday 13:19
                                0

                                  ちまた興味を持たれることの少ない「5インチゲージ」の中でも、ちまたの方と同じく5インチの趣味人でも興味を持たない物の筆頭に「客車」があります。

                                   

                                  5インチゲージャーは、蒸気・電気を問わず動力車には興味がありますが、編成を組む客車や貨車までには趣味の対象にはなっていないみたいです。(ごく少数、スケール物の客車、貨車を作っている人はいます)

                                   

                                  もっともこれは責められないことで、模型と言っても5インチゲージはとても大きいので、NゲージやHOゲージのように「編成」で作ったり集めたりするのは物理的に難しいからです。

                                   

                                  どうしても「一点豪華主義」で機関車だけになってしまうのも仕方がないことでしょう。

                                   

                                  私は運転会でお客様を載せる必要があるので、自作で客車を作りました。

                                  もっと小型の縮尺なら、お気に入りの列車を作ったところですが、それでは屋根の上に人は乗せる事が出来ないのでただの長椅子になっています。

                                   

                                  最初に木工で作った客車

                                   

                                  本体の全長は1200mm 幅300mm

                                  高さは足台から座面まで250mm

                                  ベニア製ですが結構重いので、台車は取り外し式です

                                   

                                  台車も車輪を除いて自作です

                                  二台のトロッコにセンターピンを付けたものです

                                   

                                  かなり頑張って作りましたが、あまり性能はよくありませんでした。

                                   

                                  車軸にバネが入っていないので地面のオウトツに対応できず、走行中の乗客の動きに柔軟でなくて脱線してしまいます。

                                   

                                  おとなしく乗っている時は問題なく走行しますが、乗客が子どもたちの時はやんちゃな動きに「こらえきれず」脱線です。

                                   

                                  結構頑張りましたが

                                   

                                  渾身の作ながらお蔵入り解体へ .・´ ̄`(>▂<)´ ̄`・.

                                   

                                  これは退職後の作、現在も使用中

                                   

                                  重心を下げるため、足を置く台を極力線路上面まで下ろす

                                  緑の部品がそのためのもの

                                   

                                  これは裏側

                                  分解できるようにネジ止めにしています

                                   

                                   

                                   

                                   

                                  ほとんどの5インチゲージャーは機関車を所有した後、試験や走行する場所としてメーカーの線路か民間が所有するレイアウトを利用されます。

                                   

                                  そこには完全に整備された線路が用意されていて、脱線などの突発的な事故はほとんど起こりません。

                                   

                                  私は請われてイベント会場で線路を敷設します。地盤は土の時もあればアスファルトだったり芝生だったりして色々です。

                                  そこでスムースな運転会をするには工夫が必要です。

                                   

                                  11日は京都文教大学の学園祭でミニSLを走らせます。

                                   

                                  地盤は「芝生」で、最も線路敷設状況の悪いところ。

                                  悪戦苦闘の工夫の結果を見てもらいましょう。

                                   

                                  検索:ミニSLはじめました
                                  http://minitetudou.pupu.jp/index.html

                                   

                                   

                                   

                                  ミニ鉄道ミニSLの線路を収納する

                                  2017.11.08 Wednesday 11:38
                                  0

                                    私がやっている線路を収納する方法です。

                                     

                                    油でドロドロ、煤や石炭殻で匂いプンプン、しかも大きくて重いので家の中には置けません。

                                     

                                    これは小川精機製の線路

                                    長さは1、5m 重さ5、5kg

                                    20本水平に積み重ねて高さは50cmほどです

                                     

                                    ただし、横に長いので場所は取ります

                                    積み上げは簡単ですが、雨など水分も溜まりやすいので

                                    サビには注意(上にカバーをかけても)

                                     

                                    これはモデルニクス製の線路

                                    二本を背中合わせにして積んでいます

                                    長さは1、5m 重さ6kg

                                    20本水平に積み重ねて高さは30cm

                                     

                                    一番良いのは屋根付きの倉庫で保管することですが、物が大きいので個人の家では中々スペースが取りづらい。

                                    スペースの事もありますが、大変なのは家人の同意と協力と、最終的には諦観(諦め)の境地に入ってもらう事。

                                     

                                    それで次善策は、壁に立てて保管すること

                                     

                                    しっかりとした「壁」か、架台に立てかける事が出来れば安全です。見た目もそうですが、屋外保管でも水分が線路に残りにくく錆びずに長持ちします

                                     

                                    検索:ミニSLはじめました
                                    http://minitetudou.pupu.jp/index.html

                                     

                                     

                                    退職前から趣味で集めていたミニ鉄道ミニSLのもの4

                                    2017.11.07 Tuesday 16:55
                                    0

                                      現在一番見映えが良いものは「D51型」機関車です。

                                       

                                      大型の機関車で強力ですが、実は中には動力は入っていません。

                                       

                                      実際に動力車として機能しているのは2番目に連結されている「テンダー」で、実物ではこの中に石炭と水が搭載されていますが、模型では中にはバッテリーとモーターが載っていて、ここに運転手が乗って運転します。

                                       

                                      3で書いたように動力車の重量の10倍が牽引能力ですから、運転者の体重が加算されるこの方式は効率的で、後述しますが運用上も大変有効です。

                                       

                                      動輪が4組ある大型機ですが、半径5mの曲線を通過できます。

                                       

                                      イベントで運転会を依頼される場所は、他の出し物(ふわふわバルーンや出店等)との関係で広い面積が取れず、狭い場所が多く大きな半径の線路を敷設できない事が多いのですが、この機関車は工夫されていてキツイカーブを通過することができます。

                                       

                                      4組ある動輪のうち、前から二つ目と三つ目(第2第3動輪)のフランジを無くして通過を容易にしているのです。

                                       

                                      本物志向の強い5インチゲージの世界で、このような模型的な構造を取っているのは素晴らしいと思います。

                                       

                                      これはトーマス君

                                       

                                      色が青くお面をつけているだけで、よく見るとトーマスとは似ても似つかない(車輪が二つしかない)のですが、子どもたちは細かなことは言いません。見事に脳内変換して「トーマス」として喜んでくれます。(^_^)

                                       

                                      「トーマスにもう一回乗りたいっ」と、言って駄々をこねているチビッ子が、たくさんいてくれるのが嬉しいですね。

                                       

                                      このトーマス君も内部には動力は入っていなくて、運転する時にはD51の後方のテンダー動力部を利用して押されて動きます。

                                       

                                      ひとつ動力車を用意すれば、あとは押されて推進する前頭部を何種類か用意すると、イベントごとに違った列車編成を揃えることができます。

                                       

                                      そうそう、もう一つ面白いものがあります。

                                       

                                      黄色の変な機関車は、手動でハンドルをグルグル回して走る

                                      名付けて「手こぎブンブン」です。

                                      燃料も電気も使わないのでエコでしょ。

                                      自由に動けるので、子どもたち大喜びです。

                                       

                                      まだ完成していませんが、製作中の動力車もあります。

                                       

                                      モーターは中国製で、ネットで売っています。(7~8千円)

                                      これに軽自動車用のバッテリーを載せます。(4千円)

                                      車輪を2組取り付けて(1万2千円)

                                       

                                      足踏み式のブレーキを付けているところ。

                                       

                                      ブレーキシュウで直接線路の上面を擦るブレーキで、日曜大工店で売っている素材を買ってきて工夫しました。

                                       

                                      二軸式の小型機関車で、モーターと車輪以外は木製です。持ち運びを容易にするため、分解組立式としました。

                                       

                                      小型軽量機関車、しかも二軸車は小カーブが通過できます。

                                       

                                      牽引力増強のため自分の体重をオモリとして利用するので、肥満体重の私としては「減量しない方が良い」いう言い訳ができますね  (^_^) ナカナカよろしい。

                                       

                                      検索:ミニSLはじめました
                                      http://minitetudou.pupu.jp/index.html

                                       

                                       

                                       

                                       

                                      退職前から趣味で集めていたミニ鉄道ミニSLのもの3

                                      2017.11.06 Monday 14:25
                                      0

                                        ちょっと間が空きましたが11月1日からの続き、前回の2はライブスティームでしたが、今回は電動機関車です。

                                         

                                        現在運転会は、電動動力車だけでやっています。

                                         

                                        電動でも市販品はとても高価なのですが、ありがたいことに電動は部品を工夫すれば自作ができます。

                                         

                                        バッテリーは自動車用を使いモーターはネットで手に入れることができます。

                                         

                                        トルク重視なので、身近なところでは電動ドライバーを動力源として利用して自作されている方もいて、「5インチゲージ」の敷居は結構低いです。

                                         

                                        これは寝屋川にある「工房斎藤」製

                                        ツインモーターで三軸駆動。

                                         

                                        これも同じく斎藤製。

                                        シャーシも上のディーゼルと同じもので小型ながら重いです。

                                        私の「まほろば王国」では、D51の次に頼りになる二台です。

                                         

                                        乗用模型の世界では、機関車(動力車)の重量の10倍のものを牽引できると言われています。

                                         

                                        ですので、モーター出力の許す限り可能なだけ機関車に補重しているので、ただでさえ金属製で重いものが「とても一人では持てません」という状態です。

                                         

                                        またまた長くなりそうなので、次に続きます。

                                         

                                        検索:ミニSLはじめました
                                        http://minitetudou.pupu.jp/index.html

                                         

                                         

                                        滋賀県木之本のミニ鉄道ミニSL運転会

                                        2017.11.05 Sunday 15:43
                                        0

                                          5日は滋賀県木之本の運転会に行ってきました。

                                          北国街道きのもと宿まつり実行委員会さんが主催する祭りで、江戸時代の大名たちが参覲交代で歩いた街道上を、私の「まほろば王国」の線路が敷設される事には何か感慨深いものがあります。

                                           

                                          街道ぞいには「梲(卯建ーうだち)」を設けた家並みが立ち並び、旧街道ぞいに線路を敷設するので勢い直線の往復になりますが、街道に並行して走る北陸本線には本物の蒸気機関車がこの日も走っていて、図太い汽笛が時折響き渡たります。

                                           

                                          お客様も、本物の機関車に遠方から乗りに来る人(乗り鉄)、撮りに来る人(撮り鉄)というマニアックな人が混じっていて、それに加えて若い家族連れが大勢来ていて、ミニSLを走らせる環境としてはこれ以上のものはありません。

                                           

                                          旧街道沿いに出店が並びます。

                                           

                                          線路は直線の往復、道路上の融雪装置が見えますか。

                                          冬は1m以上雪が積もるそうです。

                                           

                                          駅からはD51を先頭に列車は発車します。

                                           

                                          いい感じです。

                                          運転手の私は、横坐り運転で前進後進に対応します。

                                           

                                          そして終点で折り返します。

                                          お客様は坐り直します、こちらの先頭はトーマス君です。

                                           

                                          線路は直線に少し曲線を挟んだゆるい「への字」配置で、ここを客車の前後を機関車で挟んだプッシュプル方式で運行します。

                                          ワイワイガヤガヤ笑いが絶えません。実行委員会の商店会の人たちが10人以上運行に協力していただいたので、大変スムースに運転会を進めることができました。

                                           

                                          帰る時に日本で7番目に古い(由緒正しい)酒蔵から「7本槍」という銘酒をお土産に買って帰りました。

                                          私は下戸なので、お酒の味のわかる義父のお土産です。

                                           

                                          線路形:直線50m プラス R51/4(1列車1往復)(延長55m)

                                          走行時間:240分

                                          周回数:46往復

                                          総走行距離:5060m

                                          脱線回数:2回

                                          乗車人数:321人

                                           

                                           

                                          検索:ミニSLはじめました
                                          http://minitetudou.pupu.jp/index.html

                                           

                                           


                                          Calender
                                             1234
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                                          << November 2017 >>
                                          運転会予定 ◯予定 △実施済
                                          11月
                                          ☆11月の土曜・日曜日は多数の未確定打診を受けております、早い者勝ちなので早めに予約をしてください

                                          ◯30日(土)徳島吉野川市
                                          「吉野川市民プラザ」
                                          ・市政施行20周年記念市民プラザふれ愛フェスティバル

                                          ◯17日(日)大阪箕面市
                                          「萱野北小学校校庭」
                                          ・ふれあいリクリエーション大会

                                          ◯7日(木) 〜 10日(日) 運休

                                          ◯3日(日)大阪堺市
                                          「浜寺公園」
                                          ・(仮称)トラックフェスタ2024

                                          ◯11月2日(土)兵庫市川町
                                          「いちかわ西子ども園」
                                          ・子どもまつり

                                          10月
                                          ☆10月の土曜・日曜日は多数の未確定打診を受けております、早い者勝ちなので早めに予約をしてください

                                          ◯27日(日)滋賀彦根市
                                          「ひこね感車フェスティバル」
                                          ・彦根自動車教習所

                                          ◯20日(日)大阪箕面市
                                          「小野原北の森公園」
                                          ・小野原わくわくクラブ

                                          ◯19日(土)大阪池田市
                                          「呉羽小くれはフェスティバル」
                                          ・くれは地域コミュニティ推進協議

                                          ◯6日(日)滋賀長浜市
                                          「小谷城歴史資料館前広場」
                                          ・小谷城戦国まつり

                                          ○5日(土)兵庫猪名川町
                                          「猪名川パークタウン」
                                          ・白金自治会夏祭り

                                          9月
                                          ○28日(土)29日(日)大阪岸和田市
                                          「とんぼ池公園」
                                          ・UUUUFES.2024フェス

                                          ◯7日(土)大阪豊能町
                                          「豊能町福祉会館」
                                          ・ふれあいの集い

                                          ※9月中の運転会は酷暑のためお休みしています
                                          線路を敷設する場所によっては可能な場合があるのでご相談ください


                                          8月
                                          ◯24日(土) 〜 27日(火) 運休

                                          △3日(土)大阪阪南市
                                          「桃山台小学校校庭」
                                          ・桃山台自治会夏祭り

                                          ※8月中の運転会は酷暑のためお休みしています
                                          線路を敷設する場所によっては可能な場合があるのでご相談ください


                                          7月
                                          △20日(土)京都京都市
                                          「ひまわり幼稚園園庭」
                                          ・ひまわり幼稚園夏まつり

                                          △13日(土)大阪豊中市
                                          「追手門学院幼稚園園庭」
                                          ・追手門学院幼稚園夏まつり

                                          4月
                                          △28日(日)大阪箕面市
                                          「とどろぶち公園」
                                          ・春のこどもカーニバル

                                          △13・14日(土.日)大阪島本町
                                          「大阪水上隣保館」
                                          ・桜バザー

                                          3月
                                          △30日(土)奈良上牧町
                                          「ぺガサスホール」
                                          ・桜祭り2024

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