「熱中症のほうがむしろ命の危険」...《新型コロナ第11波》とまるで「オウム返し」のように危機をあおり続ける「メディアの不見識」

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熱中症のほうが危険

今年のパリ五輪でも、コロナ陽性反応を示す選手が相次ぎ、出場辞退やマスク着用が求められる状況となっていた。

日本においても、猛暑が続く炎天下の中でマスクをしている人たちを都内でよく見かける。

 

新型コロナ禍に入った2020年から「熱中症を防ぐために屋外ではマスクをはずしましょう」と、厚生労働省が呼びかけ続けているにもかかわらずだ。西村氏が指摘する。

「個人の自由とはいえ、見るからに暑苦しいです。感染についても基本的に屋外の広い場所であれば、すれ違う人が仮に咳をしてもウイルスを吸い込んでしまう可能性はほぼゼロ。屋外でマスクをする必要はまったくない。連日、猛暑が続く夏場はコロナよりも熱中症のほうが命の危険があります」

東京23区内では7月、熱中症疑いの死者が123人(速報値)。前年同期比28人増で、7月の死者が100人を超えるのは2018年以来6年ぶり。救急出動も増えているという。

毎日のように熱中症警戒アラートが出ている今の時期は、新型コロナよりも熱中症を恐れるべきだろう。

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