皆さんはマイナスを含んだ計算をスラスラ計算することができますか?
マイナスがついてくるだけで、答えの符号が分かりにくくなってしまいますよね。
しかし、中学生ならば簡単に計算できる問題ですので、大人の皆さんも計算できるようしっかり復習しておきましょう。
問題
次の計算をしなさい。
−6×(−6)×(−6)
符号と数のどちらともが正しくないといけません。
解説
この問題の答えは「−216」です。
今回は掛け算だけですので、比較的計算しやすい問題です。
答えは符号と数という二つの面で構成されているので、それぞれを丁寧に求めてみましょう。
まずは、符号からです。掛け算では、マイナスの個数に注目しましょう。
掛け算の答えの符号
・掛けられているマイナスが偶数個ならプラス
・掛けられているマイナスが奇数個ならマイナス
※0個(マイナスがない)のときは偶数個として扱う
今回は掛けられているマイナスが三個で奇数個なので、答えの符号はマイナスで決定します。
続いて、数の部分を求めていきます。
先ほど、符号は決定したので一旦マイナスは無視して6×6×6を計算します。
左から順番に計算していくので、まずは6×6=36ですね。残りの36×6ですが、せっかくなので少し工夫して計算してみましょう。
36を30と6に分けてそれぞれに6を掛け、足し合わせます。つまり、
36×6
=(30+6)×6
=30×6+6×6
=180+36
=216
と計算すると、暗算でもやりやすそうですね。もちろん、筆算で計算しても同じ答えが出てきます。
これで符号部分と数部分を求めることができましたので、合わせて「−216」が答えになります。
まとめ
同じ数の掛け算は頻出ですから、6×6×6=216は覚えておいてもいいかもしれません。
※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):うおうお
数学の教員免許を活かし、個別指導・集団指導の学習塾で主に数学の講師として小学生から高校生までを指導。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。日々、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深掘りし楽しく伝えている。
負の数の計算にもう一問挑戦!