大社が劇的なサヨナラで93年ぶりの8強、タイブレークの末に早稲田実業を倒す【24年・夏甲子園】
大社の馬庭 優太(撮影:柳瀨心祐)
<第106回全国高校野球選手権大会:大社3-2早稲田実業(延長11回タイブレーク)>◇17日◇3回戦◇甲子園
大社(島根)が劇的なサヨナラ勝ちで、早稲田実業(西東京)との接戦を制し、大社中として出場した1931年(22チーム参加)、1勝してベスト8入りして以来、93年ぶりの8強入りを果たした。
1点ビハインドで迎えた9回裏にスクイズで同点に追いつき、延長タイブレークに持ち込むと、延長11回に、無死満塁から馬庭 優太投手(3年)が中前へのサヨナラ打を放って激闘にピリオドを打った。
先発の馬庭が149球の最後まで投げ切る「魂の完投」。最後もエースがバットで決めた。
早稲田実業は9回、10回とサヨナラの大ピンチを切り抜ける守備力を見せたが、最後は力尽きた。
早稲田実業も大社もアルプス席に2800人の大応援団がつめかけ、甲子園球場が伝統校の2校の熱戦に大声援。100周年を迎えた甲子園にふさわしい、球場全体を包み込む好ゲームだった。
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