マイクロソフトによるアクティビジョン・ブリザードの買収が報じられてから、一週間が経とうとしている。
今回は渦中の代表IPであるCall of Dutyシリーズ(以下よりCoDと省略)の展開について議論しましょう。
CoDはPlayStationで展開を続けるのか
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今週はソニーのリーダーたちと良い電話をしました。 Activision Blizzardを買収した際に、既存のすべての契約を尊重する意図と、PlayStationでCall ofDutyを維持したいという願望を確認しました。ソニーは私たちの業界の重要な部分であり、私たちは私たちの関係を大切にしています。
現時点では現状維持のように聞こえるが、なんだかハッキリしない声明である。
これが原因で各地で議論が巻き起こっている。
以下3点の思惑が交差しているからでしょう。
1.MSがアクティビジョン・ブリザードの買収を完了していないこと
2.独占禁止法抵触の恐れ
3.CoDが最もPSで売れているのでファンを敵に回さないため
この記事では3つ目をテーマにして議論する。
問題 : CoDのプレイヤーの半数以上がPSユーザー
まず特筆すべきことはCoDを展開しているプラットフォームについてだろう。
現在はPS4、PS5、XBOXOne、XBOXSeriesX | S、PC(Battle.net)に展開中だ
特に一番シェアが高いと言えるのはPSハードだろう。
もしもCoDがPSで発売しませんと公表するものなら、MSは猛批判を逃れることはできない。
アメリカでは年間売上1位を12連続で獲得するほどの大人気タイトルでもあるからだ。
それにMSはXBOXONEの発表時に、ユーザーから猛批判を浴びて売上が伸び悩むという苦しい過去がある。
プラットフォームごとの売上データは公表されていないが
ゲーム内でユーザーごとのに使用しているプラットフォームが表示される。
筆者もCoDユーザーとして最新作Vangardを遊んでいるが、下画像のようにPSユーザーが非常に多いのは紛れもない事実だ。
プラットフォーマーの巨額な買収劇はゲームファンにとっては災害である。
企業の思惑によってゲームを遊ぶ機会を損失するのはあってはならないと筆者は考える。
解決策？ : PSユーザーを怒らせない方法を考える
まずは簡単な方法で、CoDの新作をPSで発売すること。
これは現状が維持されるので最も反感を買わない方法ではある。
しかしMSとしては8兆円で手に入れたIPを、ライバルハードで売り続けることは好ましくないだろう。
ここで筆者が考えたのはCoD移行3年計画だ。
CoDの新作を3年間はPSでも発売するが、XBOXとPCはゲームパスで発売日から遊べるようにする。
ゲームパスは格安でゲームを遊べるサブスクリプションサービスだ。
定期的に3ヶ月100円サービスなどでユーザーを獲得している。
もしもゲームパスで配信が行われると、毎年発売されるゲームを8000円払って遊ぶのがバカバカしくなる。
徐々にPSで購入する人が減り、一部はXBOXまたはPCに移行するだろう。
PS版を買う人が少なくなれば、大義名分としてPS切りを果たすことができる。
さいごに : FPSの新たな覇権争いが巻き起こる可能性
FPS界隈はバトルロワイヤルが台頭してから暫くの時が経過した。
去年はBF2042がバクまみれで大炎上、今回の買収騒ぎで新たなFPSが渇望されているのではないかと予想している。
何故なら従来のCoDは年々売上を落としており、マンネリ化が進んでいる。
イギリスの初週売上が50％減、日本の売上も大幅に減って存在感が薄れた。
もしもCoDのプラットフォームからPSを切った場合、惰性で続けていた人も見限る可能性がある。
この事を逆手に取れば、新たなFPSを売ることが出来るチャンスではなかろうか。
半年前に発表された、Deviation GamesとSIEがタッグを組んだ新規IPがチャンスではなかろうか。
Deviation GamesとはCoDBOのディレクションを務めた開発スタッフが立ち上げた会社である。
新規IPの詳細は不明だが新しい風に期待してみてはいかがだろうか。
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