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もう信じるのはやめようこういう人たちは(コロナ系)


いつにも増してアグレッシブな内容です。
半年前に書く予定だったのだけど、本の原稿で慌ただしくなり今になってしまった……。

最近(2024年初春)また「コロナ第10波に入った!」と各知事や記事などが言い出し、専門家を気取っている医師たちが「今度のコロナは過去イチやべえぞ!」「気を引き締めろよ!」「ワクチン打てよ!!」「うっほぉまた俺が専門家としてメディアにコメントとか求められちゃって世間から注目を浴びて小遣いもがっぽり稼げる人生の春:通算10回目 がやって来たぜ(歓喜)!!」と、水を得た魚のように生き生きと騒ぎ出した。

まだ、無垢な日本人の中には「専門家の先生が言うことなのだから」と、コロナを煽るお医者様など専門家(気取り)の発言を無条件で信じてしまう人がいるだろう。
しかし、その我々が信じさせられようとしている、その専門家とやらは本当に信用に値する人間たちなのだろうか? 彼ら「煽り系お医者様」は本当に、庶民の健康を守るために真実を発信して来てくれたのだろうか? どういう人たちを我々庶民は「専門家」として信じさせられようとしているのか?
という点について、わずかな例であるが彼らの過去の発言を振り返り、ここで検討してみたいと思う。

そもそも私がこのテーマで記事を書こうと思ったのは、複数の専門家さんが同時期に発していた、以下の投稿を見たのがきっかけだ。

何年にもわたりコロナに関して前線で情報を発信している、とても影響力のあるお医者様たちが、「オミクロンで重症化率・致死率が下がったのは、ワクチンのおかげである」とことごとく仰っていた。

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https://twitter.com/MIKITO_777/status/1626087431064924160

上、医師で小説家の知念氏
2022年以降新型コロナウィルスはオミクロン株に入れ替わり、だいぶ致死率が下がったように見えるが、それはあくまで「ワクチンを打った人のみがワクチンの重症化予防効果を得られて致死率が下がっている」だけであり、ワクチン未接種の人にとっては、オミクロン株は「致死性の感染症」であると言う。

なお参考までに、接種を考慮しない全体の重症化&致死率は、知念氏の発言より前の段階でこの程度である。2022年ですでにインフルエンザを下回っている。

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次の方も、発言日時は表示されていないが(私が当日にスクショをしてしまったので)、ほぼ同時期のコメントである。

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上、感染症専門医 岡氏
コロナの重症化率が下がったのは、ウィルスの変異よりも、ワクチンの重症化予防効果が発揮されているおかげだと。

もうひと方。

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https://twitter.com/TsugawaYusuke/status/1622529961646247936

上、ハーバード大学で博士号を取得した、UCLA医学部准教授で医師の津川氏
オミクロンが致死的な感染症ではなくなった(ように見える)のは、変異、治療薬とともに、ワクチンの普及が大きな理由であると。ワクチンが重症化予防に有効でないと考えている奴がいたら、ワクチンがなかった時代がどんな暗黒の世界だったかよく思い出せと。


以上の、大変発言力のある偉いお医者様お三方が共通して述べているのは、オミクロンは弱毒化して致死率が下がっているように見えるが、それはワクチンが効いているので接種者の致死率が下がっているだけであり、ワクチン未接種者には変わらず強毒で恐ろしい、「致死性の感染症(知念氏談)」である、ということである。


…………本当だろうか?

本当かどうかは、「ワクチン接種者の致死率」と「ワクチン未接種者の致死率」を比べればすぐわかる。
もし彼ら専門家さんたちの発言が事実であれば、接種者と未接種者のコロナ感染による致死率は大きく違うはずである。
例えば、接種者の致死率は0.01%でも、未接種者の致死率は結核と同じ10%くらいとか。10%まで行かずとも、数%は死ぬのでしょう未接種者は。「ワクチンの重症化予防効果のおかげで致死率が下がっている」というのなら、その効果を得られていない未接種者の致死率は、接種者とは桁が違うレベルで高いはずだ。偉い専門家様の言う通りならば。

さて、実際のデータは以下の通りである。
2022年、専門家さんの発言の前年の、大阪府の実数。※私が知る限りでは、この数字を出していたのは大阪府と浜松市くらいである

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データ元:https://www.pref.osaka.lg.jp/attach/38215/00433710/ikkatsu2.pdf


数字がたくさんあってややこしいので、肝心なところだけ拡大する。


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60歳までは、未接種者の致死率、ゼロ%
40代50代は0.01%だが、0.01は≒ゼロとして良いでしょう。
これはインフルエンザの致死率とまったく同じなので、インフルエンザを「致死性の感染症」と呼ばないのであれば、未接種者にとってのコロナもまったく致死性の感染症ではないことになる。

で、ワクチンの重症化予防効果はどこにあるのだろうか?
60歳未満は接種者と未接種者の致死率の差がゼロ(4回接種と未接種の40・50代に限りやっと0.01%の差)なんだけど、どのへんを見たらワクチンに重症化予防効果があると言えるのだろうか?
いや、ないよね。どう見ても60歳まではワクチンの重症化予防効果ないよね。
もしかしたら、若者の致死率も0.0005%くらい下げているという可能性がないとは言い切れないけど、もともと致死率ほぼゼロ%の病気に、以下のような副反応のリスクを負うワクチンを打つ意味はまったく感じられなくないかい?

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コロナワクチン副反応データベースより


60代以上は、接種者と未接種者で0.4%くらい致死率が違う。たしかに高齢者には重症化予防効果が、0.4%分くらいは発揮されていると言えるかもしれない。
なので、上の副反応リスクを負い、ワクチンによる健康被害の申請数は2024年1月時点で1万件を超えさらにワクチン接種開始以降日本では毎年東北大震災が数回ずつ起こるくらいの謎の超過死亡が発生しているという事実を踏まえ、それでも0.4%分致死率を下げる可能性に期待したいので打ちたい、と60歳以上の人が思うならそれは好きなようになされば良いと思う。

ちなみに大阪のデータは2022年の夏が最後で、それ以降のバージョンは発表されていない。浜松市も同じようなデータを出していたレアケースの自治体であるが、やはり2022年夏で統計は終わっている。
なぜかというと、厚労省によるデータ改ざん発覚後、接種者と未接種者を比較する統計が取られなくなったから。厚労省の方針により陽性者が受診した時に接種歴をデータベース(HER-SYSかな)に打ち込む必要がなくなってしまったので、自治体でも統計が取れなくなってしまったのである。
今は、2022年夏以降の接種者と未接種者を比較したデータなどないにもかかわらず、「ワクチンは効くに決まってるから接種しろ」と我々は要請されているのである。データがあった時期ですら別に効いてる様子はなかったというのに……。
厚労省のデータ改ざんについては過去のnote(この記事のちょうど真ん中から後ろ)で書いているので気になる方は読んでみて欲しい。

まあそれはともかく、結論としては、最初の専門家(?)お三方が言っている、「オミクロンはワクチンのおかげで接種者の致死率は下がっているが、未接種者にとっては強毒で恐ろしい致死性の感染症である」というのは、まったく事実ではないということになる。
陰謀でもなんでもない、公的機関の出している実際のデータで未接種者の致死率がインフルエンザとまったく変わらないのだから、上の専門家様の発言はどれも事実とはほど遠いものなのである。事実ではないことを述べながら、その事実ではない内容を根拠に「ワクチンは効果があるから打ちなさい」と言っているのである。

お医者さんだから、一流大学出身だから、専門家って名乗ってるからきっと本当のことを言っているに違いない、と漠然と思っている人がいたらそれはあなたとても危ないですよ、と私は忠告したい。
誰の言うことを信じるかは、肩書きなどではなく「普段から信頼のおける発言をしているか」を基準に決めるべきであると思う。肩書きではなく、「いつも信用できることを言っているかどうか」で信用できるかどうかは決めなければいけないのだ。


こんな発言もあった。

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上、画像診断医屋代氏
日本人(あるいは世界の人)は、コロナのあまりの恐ろしさに、これからどんどんワクチンを打つようになる。
だから今反ワク活動をしている奴らも、どんどん裏切ってワクチンを打ち出すのだ。だからそのうち「くそ、あいつも裏切って打ちやがった! 俺はどうしよう……。正直言うとコロナ怖いから打ちたいけど、反ワク活動をして来た手前、今さら打ち辛いなあ……ぐぬぬっどうしよう……」と、反ワク内で内紛、チキンレースが起きるだろうと述べている。画像診断医、つまりお医者様が。

結果、「そのうち」の後どうなったかと言うと、

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もはや日本人のうち、1億人以上がワクチンを打つのをやめている。
2千万人くらいは最初から未接種だったと思うが、その未接種者がどんどん打ち出すのではなく、むしろ接種し始めた人たちのうち8千万人くらいが裏切って接種から離脱している。
おそらく7回目を打った人々の中でも、「俺はいったいいつまでワクチンを打ち続けるのだろうか……正直もうやめたいけど、今まで打って来た手前、今さらやめ辛いよなあ……ぐぬぬっどうしよう……」と内心思っている人が多いのではないか。逆チキンレースである。

私は屋代氏とまったく反対で、「こんなものみんな従順に何回も打ち続けるわけがない、回数が増えるにつれ接種者はどんどん減るに決まっている。だから未接種者を『公衆衛生の敵』呼ばわりして暴言を吐く人は、絶対そのうち自分にはね返ってくるんだから黙ってた方がいいのに想像つかないのかな?」と思っていた。
私は医療従事者ではないが、思っていた通りになっている。かつて未接種者に暴言を吐いていた人たちは、いつしか自分もしれっと打たなくなり、かつて暴言を吐いたことを責められたりしている。「未接種者はゴキブリ」とまで言っていた人(これもお医者さん)が自分もたったの3回で接種を止め、ボロクソに非難されたりしている。ほらね……。

そんなことは素人でも容易に予測できそうなものを、まさかのお医者様がまったく正反対のことを想像しているのだ。
そして画像診断医屋代氏は、アカウントを非公開にし、表舞台から消えた(涙)。

同じような、なぜこんな簡単な予測を間違うのか? という点でこれも。

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https://twitter.com/sasakitoshinao/status/1616606711544184838

上、佐々木俊尚氏
彼はジャーナリストなので、医療関係者ではない。
ただ、テレビをはじめ多くのメディアで発言をしている、おそらくそんじょそこらのお医者さんより世間に影響力がある人である。Twitterのフォロワーも80万人くらいいる。
彼らの「未来を予測する頭の回路」はいったいどうなっているのだろうか?
どうなるかは微妙なところだったけど結果は惜しくも間違ってましたね、というレベルではなく、誰がどう考えてもそうなるわけがないということは結果が出る遙か前に、あらかじめちょっと考えれば素人でも予想がつくレベルの簡単なことを、ボウリングで言えば3レーン先のガーターに投げるくらい度肝を抜く外し方をしているのだ。
あんまりひどいと思ったので私もTwitterで文句を言っておいた。


コロナ恐怖症になってしまったかわいそうな一般人が取り乱して言っているならまだわかる、しかしテレビでも「知識人のコメンテーター枠」で活動しているような人が、こんな事実にかすりもしない無茶苦茶な予測と発言をしているのである。
どんな基準でメディアは文化人とか専門家を選んでいるんだ? 

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その後tweetは消えた

上、カエル先生・高橋氏
医学博士だそうです。
いわく、反ワクチンというのは、「偉そうな人が言ったことをうのみにしてしまう」人たちだそうである。
まず、我々の多くは他のワクチンには特に触れないが新型コロナウィルスのmRNAワクチンに特別反対しているのであって、すべてのワクチンを否定する反ワクチンなわけではない。それをあたかも「mRNAワクチンを疑う奴はなんでもかんでもワクチンを否定する人類の敵だ」のような卑怯な印象操作をするのが一部ワクチン推進派のやり口であるが、まあここではそれはいいや。
それにしても、高橋氏、反ワクチンが「偉そうな人が言ったことをうのみにしてしまう人たち」とは、キミはなにを言っているんだ? 
国から地方自治体まで全権力、テレビを筆頭にあらゆるメディアで発言する全専門家が「命を守るためにワクチンを打て」と言っているではないか。
基本的に偉そうな人は全員「ワクチンは命を守るので打て」と言っているのである。
であれば、仮にどちらかを「偉そうな人が言ったことを鵜呑みにしているグループ」だと決定するならば、それはどう考えたって接種者の方ではないか。
未接種者や反ワクチンをバカにするのにも、もっと他の論理がたくさんあるだろう。たくさんやり方がある中で、なぜわざわざこんな矛盾が大爆発しているコースを選んでしまうのか? 「多分、お医者さんやジャーナリストの人たちというのは頭が良い人たちなんだろうなあ」と思っていた私の過去のピュアな心を返して欲しい。

そもそも、国から地方自治体まで全権力、あらゆるメディア、あらゆる専門家が「命を守るためにワクチンを打て」と言っているのに、もう国民の9割近くはワクチンを打たなくなっているわけだ。
ということは、この論争において「接種しろ派」は「接種はやめといた方がいい派」に負けているのだ。2022年くらいまでは勝っていたが、少なくとも今は負けているのだ。※負けている方は「勝ち負けじゃないだろ!」と言って来るだろうけど
国の全権力や全メディア(CBC、サンテレビは除く)、全専門家が命の危険をチラつかせ、戦後最大の圧力で猛烈に推しているのに、国民の1割くらいしか従わせられないキミたちの説得力の無さはいったいなんなんだ? 


最後にもう2,3だけ、お医者様の発言を。

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その後tweetは消えた

上、小説家・臨床検査技師北里紗月氏
有名なtweetなので知っている人が多いであろうが、ワクチンの副反応で亡くなった方のご遺族に対し、ご家族を亡くした直後に直接ご遺族を宛先に設定しておちょくるコメントをぶつけるという、人外の行動。


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その後tweetは消えた

上、オタ小児科医氏
北里氏と同じく、接種後に家族を亡くされたご遺族をおちょくる発言。直接ご遺族宛ではないが、「大嘘つきか、人間ではない別の生き物かどちらかである」として、大事な家族を亡くした遺族の方を罵っている。
上の2件で中傷を受けているのは、後にどちらも厚労省により副反応の健康被害が正式に認定された方のご遺族である。
信じられるかい? こんな医者が、今日もどこかで子供を診察しているんだぜ?
この小児科医氏は、さすがに謝罪した上で、Twitterから消えた(アカウントは残っているが)。


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その後tweetは消えた

上、脳外科医ふみ氏
日本人でありながらパリで脳外科医をやるなんて、天才の中の天才だという印象を受けるが、2021年に仰っていたのは「反ワクはどんどんいなくなるよ、だって未接種者はコロナで死ぬから」と。
結果どうなっているかはもう疲れるので言わないが、この脳外科医氏も、やはり今はTwitterから消えている(小児科医同様、アカウントは残っているが発言はやめている)。

いやいや、

なんでキミたちが消えて行くんだ?

消えて行くのは我々未接種者の方だったんじゃないのか? なんで「反ワクはそのうち消えて行くぜww」と未接種をコケにしていたキミたちの方がどんどん消えて行くんだよ。


素人は黙ってろ!! 医師免許取ったら相手になってやるよ!! おい陰謀論者の言うことは信じるなよ! おまえら庶民は俺たち専門家の言う通りにしてりゃいいんだ!!!
と、威勢良く叫んでいたお医者様がなぜ姿を消し、陰謀論のデマ野郎扱いされていた、そのうち死に絶えるはずの未接種者がなぜいまだ生存し勢力を強めているのか……。お元気ですか推進派のお医者様たち……?

ちなみに非常に些事であるが、私も個人的にそんなことがあった。
私はPodcastで4年前、第一波の時からコロナ(の感染対策)に懐疑的な放送を続けているが、他の番組さんで、コロナを軽んじる私をバカにする内容の放送をし、結果逆に自分たちが批判されてこっそり放送を消したという方々がいた。
私は特になにもしていないのに、いつの間にかコロナ煽り派の人々が勝手にこちらをコケにしていつの間にか勝手に消えて行くのである。なんなんですかこの謎現象は?


まとめ。
繰り返しになるが「偉い人が言うから信じる」「専門家が言ってるから信じる」はダメだということ。
誰かの発言を信じたいならば、その人が信じるに値する人物なのか、他の言動もしっかり見て判断しましょうということ。
少なくとも、この記事で紹介したようなおかしな発言を行う専門家を、専門家として盲目的に信じるのはやめようではありませんか。

私は、ワクチン懐疑派(向こう側の方の言うところの反ワク?)において影響力のある医療関係者の方が、なんらかの事情で家族を亡くしたご遺族におちょくるコメントをぶつけているシーンは一度も見たことはない。
でもワクチン推進派の人たちは、数千数万のフォロワーを誇るお医者様などが、ちょくちょくそれをするのである。最高責任者であるワクチン担当大臣でさえ、ワクチン接種後に亡くなられた方のご遺族をどんどんブロックするのである。

私たちは4年間専門家を名乗る人々に騙され続けて、その専門家を名乗る人々はこれからも我々を騙し続けようとしているのです。
今までまんまと騙され続けてしまった人も、そろそろ我に返る時ではないでしょうか。



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