算数では正の数の計算を行います。一方で、数学では負の数の計算が登場します。
負の数の計算ルールは正の数とは少し違うのですが、みなさんは覚えているでしょうか?
今回は、負の数がたくさん入った計算問題を用意しました。ぜひ、計算してみてください。
問題
次の計算をしてください。
−100−(−99)−(−99)−(−100)
解答
正解は、「198」です。
マイナスだらけの式でしたが、迷わずに計算できたでしょうか。
途中でこんがらがってしまったという人は、ぜひ次の「ポイント」を確認してください。
ポイント
この問題のポイントは、負の数の引き算です。
マイナスとマイナスが隣り合ってややこしく見えますが、負の数の引き算の計算ルールは「足し算として計算する」という単純なものです。
−(−●)=+●
では、この計算ルールを使って今回の問題を計算してみましょう。
−100−(−99)−(−99)−(−100)
=−100+99+99+100
=−1+99+100
=98+100
=198
マイナスだらけに見えた計算式ですが、実際はほとんど足し算で構成されていたのですね。
まとめ
今回の問題では、負の数の引き算に挑戦しました。
マイナスとマイナスが隣接していると一瞬戸惑ってしまうかもしれませんが、「負の数の引き算=足し算」という基本ルールさえ覚えておけば、サクサク計算できるはずです。
負の数の計算に自信がもてたという人は、ぜひ他の問題にも挑戦してみてくださいね。
文(編集):VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。
負の数の計算にもう一問挑戦!