貞操観念をアップデートする。
彼氏がいるのに別の男を好きになってしまった女性N様が「私は歩く貞操観念だから、悶絶の日々を過ごしている」と言った。結局やることはやってしまったのだが、貞操観念とは何か。人間は人間を所有できるのか。所有と支配は何が違うのか。奴隷みたいになることだろうか。N様は「苦しいけど最高に楽しい」と言った。常識は人間を苦しめるためにある。自分が日常的に触れている情報が常識を作る。そろそろ、貞操観念をアップデートする必要性を感じた。
精神的に疲れて仕事を辞めた女性Y様にお会いした。Y様は「今はゆっくりすればいいと頭では思うのだけど、働かざる者食うべからず的な思考に苦しめられて、人と比べたり、自分にダメ出しをしたりして、罪悪感が止まらない」と言った。わかる。その気持ちはよくわかる。似たような環境にいる人がいたら、混じりっ気なしの純粋な気持ちで「今はゆっくりすればいいよ」と言える。人には言えるのに、自分には厳しくしてしまう。厳しくしてしまうのに、日常的にやっていることと言えば布団で横になりながらスマホをいじり「このままじゃいけない」と焦る日々。これは、日本の七不思議である。
日本の七不思議を解く鍵は貞操観念にあると思う。不登校でも構わないとか言いながら、学校に行けるに越したことはないと思う親に育てられると、こどもは混乱する。仕事も同じだと思う。今はゆっくりすればいいとか言いながら、仕事に行けるに越したことないと思う親に育てられると、こどもは混乱する。こどもは親のコピーなので、働かざる者食うべからず的な考え方の罠に嵌ると、なかなか抜け出すことは難しい。自分が日常的に触れている情報が常識になる。自分の殻を壊すには、こうあるべきの外側に行くこと、ハメを外すこと、型を破ること、自分の人生にマジックを起こすことだと思う。
こどもは、親に、不完全でも構わないから楽しそうに生きていて欲しいと思う。親が幸せそうに生きていたら、こどもも安心して幸せになることができる。親が「幸せになることよりもちゃんとすること」と思って、疲れたり怖い顔をしながら生きていると、こどもも「大人になると言うことは、疲れたり怖い顔をして生きることなのだ」と学ぶ。そして、それを継承する。疲れたり怖い顔をすることが「こどものため」であると思い込み、どんどんズレて、どんどん壊れる。頑張ると言うことは、本当は嫌なことを無理してやることである。頑張る人から、不幸になる。頑張ると、ロクなことにならない。
常識は人間を苦しめるためにある。まずは、このことを肝に銘じること。このまま自分や他人を苦しめ続けるのか。それとも、自分から先に解放されることで、自由の風を吹かせるのか。頑張ったらアウト。頑張ったら試合終了。頑張ったら死刑。真の充足感に頑張りは要らない。周囲から「あいつは頑張っている」と言われる人は、ただ、やりたいからやっているだけだ。頑張ろうとしたら要注意。頑張りが足りないと思ったら要注意。貞操観念の罠に嵌っている。何が起きても頑張らない。頑張らないまま、平気で生きる。そうすると、人生にマジックが起こる。騙されたと思ってやってごらん。今日だけは、何一つ頑張らずに生きる。やらなきゃいけないことをやらない。やっておいた方がいいこともやらない。やりたくなったことだけを、やる。そうすると、人生にマジックが起こる。
バッチ来い人類!うおおおおお〜!
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