【投稿日】2013年07月05日(金)| 北海道発
北国のたくましさの象徴、百年記念塔。
百年記念塔は開拓から100年を記念し、100mの高さがある。
札幌市・江別市・北広島市にまたがって広がる野幌森林公園の一角にある「北海道百年記念塔」。昭和42年(1968)に着工し、昭和45年(1970)に完成した北海道開道百年を記念する野幌森林公園のシンボルだ。
北海道百年に因んで全高は100メートル。デザインは全国からの公募によるもので、北海道の厳しい自然に打ち勝つたくましい生命力を造形的に追求し、未来性といった意識を強く打ち出したいと考え、重厚にして動的なデザインを追求された。平面的には雪の結晶の原型である六角形を、立体的には未来への発展性を相対する二次曲線で表している。雪の中に立つ塔のイメージを強く求め、主たる素材として外壁は4.5~6.0ミリの耐候性高張鋼板を裸使用した。鉄骨等も含めた鋼材の総量約1500トン。
塔の1階入口に掲げられた「建立記」によると、かつて原始の密林を伐り拓き、厳しい風雪に耐え抜いて、本道発展の基礎を築いた多くの先人の偉業を長く後世に顕彰し、慰霊の誠を捧げるとともに輝く未来を創造する決意の表徴として建てられたとなっている。北海道博物館と北海道開拓の村とは隣接しており、現在は危険防止のため百年記念塔およびその周辺への立ち入りを禁止している。
【住所】北海道札幌市厚別区厚別町小野幌53-2
【交通】JR:千歳線新札幌駅からJR北海道バス開拓の村行で約13分(開拓の村入口、野幌森林公園、記念館入口、開拓の村下車
【駐車場】あり / 無料(記念塔前254台)
【投稿日】2013年07月05日(金)【投稿者】たびらい編集部