池田エライザ
IMAGE by: FASHIONSNAP
■クラウドファンディングでモデルブックを出版
―クラウドファンディングで「@elaiza_ikd」を2014年に出版。経緯について教えてください。
キャンキャンのとあるライターさんが私のツイッターを見て「自撮りとか面白いから企画にしてみようよ」って言ってくれたのがきっかけです。初めはキャンキャンでエライザの企画を8ページくらい組んでいただきました。自撮り術や私生活に密着するのはキャンキャンではあまりない企画なんですけど、ファンの方からの反響が良かったんです。趣味でやってたセルフプロデュースが仕事につながったのはその企画からで、編集長が「クラウドファンディングをしよう」と社長に声をかけてくれました。
クラウドファンディングで出版した「@elaiza_ikd」表紙
―クラウドファンディングには興味はありましたか?
知り合いがクラウドファンディングでサロンを開業していたので、もともと興味がありました。当時はテレビにも出ていなかったので、出版社からお金を頂いて正式なカタチで出しても売れないだろうなと思っていましたし。あと、どうしてもファン参加型にしたくて、リアルな意見を聞きながらものづくりをするっていうのが私のやり方に合ってると思いました。最初は売れるかどうか本当に不安しかなかったんですけど、現役高校生が編集長をやることやクラウドファンディングに成功したことで話題になって、その結果、売れ行きも好調になりました。
―売り上げはどれくらいですか?
ほとんどの書店で売り切れちゃったくらいです。今だと、Amazonなら早く買えるのでそこで買ってくださいって言っています(笑)。
―出版してみて変化はありましたか?
約5ヶ月間、人生で初めて編集長というのをやってみたのですが、難しかったです。編集長としてどうしたら結果が出せるんだろうって悩みましたね。製作チームとぶつかり合ったこともありましたけど、そのおかげで自信がつきました。
―モデルブックのテーマは「18歳」。
大人でもなく子どもでもない曖昧な年齢の18歳ですが、そこが魅力なんだって最近気付きました。化粧に失敗しても、変な顔しても、可愛い顔しても、それは18歳を楽しんでることが魅力だって思ってからは、気持ちが楽になりましたね。その自問自答の期間も今の強みになってると思うし、こういった中身の変化が今の仕事の変化にも繋がっていると思ってます。
―仕事の面でもプロデュースのお仕事が増えましたか?
大変だけど充実しています。今まではただ働いてるだけだったけど、モデルブックの出版を経験して心のこもった仕事ができるようになった気がしています。何より事務所のサポートが手厚いですし、私への扱いも「自由にする」ことを理解してくれているので、信頼関係があってこその環境だと思っています。
―プロデュース業の目標はありますか?
セレクトショップを出したいとか漠然とした目標はもちろんありますが、それは今ではなくてその時のタイミングが絶対あると思ってます。具体的なゴールはありません。死ぬまで途中なんじゃないかな。
次のページは>>2015年、池田エライザが見つめる先
ADVERTISING
ADVERTISING
PAST ARTICLES
【インタビュー・対談】の過去記事
F/STORE
新着アイテム
1 / 5
池田エライザ
IMAGE by: FASHIONSNAP
現在の人気記事
NEWS LETTERニュースレター
人気のお買いモノ記事
RECOMMENDED ARTICLES BY AI
AIおすすめ記事
「アディクション」クリエイティブディレクターKANAKOが語る“これまでとこれから” 5年経って今思うこと
「クチュール ミニ クラッチ」で奏でる“パリの夜”
初任給を業界最高水準の40万円に引き上げ TOKYO BASE 谷正人代表が目指す「日本一」のファッション企業像
次の休みはどこに行く?センスのいいあの人に聞く旅のマイルーティン
Yohji Yamamoto 2024AW コレクション
「Biople FES 2024 OSAKA」を阪急うめだ本店で9月に開催
海外コスメゆるレビュー第12回:Victoria Beckham Beauty
「Rakuten Fashion」で見つけた夏を楽しむ最新アイテム
柏木由紀の“本気度” 化粧品検定を取得してまでプロデュースしたコスメに込めた思い
渋谷PARCOで24年秋冬イベントを開催、初日を彩った木村カエラのスペシャルライブを独占レポート
”ファミリーマートで買えるコスメ”を強化する理由とは?
CFCL高橋悠介に学ぶ、デザイナーを目指す若手が今積むべき経験
その道30年以上の調香師 ジャン-ミッシェル・デュリエが思う、フレグランスづくりの面白さとは?
川久保玲の琴線に触れたセラミックアーティスト・桑田卓郎が表現する"現代の焼き物"