ツアーファイナルは「7人のEMPATHYがやっぱ最高だよな」という最高点を見せる | EMPATHY【COMRIZED特別インタビュー】
AIBECK、LEIWAN、EMPATHYが所属している音楽プロダクションのCOMRIZED management。同事務所が、3グループ合同で各地を回る全国ツアー「COMRIZEDREAM TOUR2024」を開催中。
5月に始まった同ツアーは、名古屋・沖縄・福岡・大阪を巡り、8月17日(土)にZepp Shinjukuで行う公演でファイナルを迎える。この日は、AIBECK、LEIWAN、EMPATHYに加え、ゲストでBiS・豆柴の大群都内某所a.k.a MONSTERIDOL・LiVSが参加。
ファイナル公演へ向けての思いを、EMPATHYのメンバーが語ってくれた。
取材・文/長澤智典 編集/TIGET編集部
──3グループ(AIBECK、LEIWAN、EMPATHY)合同で行っている全国ツアー「COMRIZEDREAM TOUR2024」も、ファイナル公演を残すのみとなりました。まずは、同ツアーを回って感じた思いを聞かせてください。
白ごまこまつ菜 手応えかぁ...。カリスマ(白ごまこまつ菜)は沖縄出身だから、今回、初の凱旋ライブにもなりました。友達や親も観に来てくれたし、仔猫ちゃん(ファン)たちも、とても感動的なライブを味わえたことで、みんなウルウル涙姿。沖縄公演は、カリスマの中では一番印象深い公演になりました。
──白ごまこまつ菜さん、なぜカリスマなんですか?
白ごまこまつ菜 おかしいなぁプリンセス。見ての通り、存在自体がカリスマなんです。(一同:笑)
──…ちょっと話の矛先を戻しますね。くるみさんも、ひと言お願いします。
愛須くるみ わたしは2月にEMPATHYのメンバーになったばかりだから、いろんな地域に行けたのは刺激的でした。でも緊張もあって、ちょっとパニックにもなっていました (笑)。
宮田社長(プロデューサー) ツアーで各地のご当地グルメをメンバーは事前に調べて食べてる印象がありますね。太らないかなって心配になります。(一同:笑)
──澪・モンスターさん、良ければEMPATHYの魅力について聞かせてください。
澪・モンスター この通り、とんでもない奴らが集まっています。EMPATHYは、わがままさ、女の子特有の面倒さ、女々しい部分、かわいらしい面などなど、女の子のいろんな感情を楽曲の中へ濃密に詰め込んだグループ。メンバーもそれぞれ個性的だから、一見バラバラそうに見えるけど、集まったときは本当に一体化した姿を見せます。
──誰かが先導してみんなをまとめているのでしょうか?
澪・モンスター 先導者はいません。誰かが先頭に立ってまとめるのではなく、それぞれがメンバーを尊重しているからこそ自然に一つにまとまります。
宮田社長(プロデューサー) 自然な訳ない!誰かこの子達を先陣切ってまとめてよ!突然すみません。(一同:笑)
──澪さんは、17日の公演を持って、長く兼任していたEMPATHYとしての活動を卒業。これからは、LEIWAN1本の活動になります。
澪・モンスター 17日の公演を持って卒業を告げられたことで、この日以降は兼任を終え、活動はLEIWAN1本になります。わたしの中で、LEIWANとEMPATHYはぜんぜん違うグループという認識だったし、LEIWANの澪・モンスターとEMPATHYの澪・モンスターもぜんぜん別の人格という意識でいました。
卒業は自分の意志ではなく、大人の事情として決まったことだから夢半ばというか、自分の中で「EMPATHYのメンバーとしてやりきった感」は正直無いです。でも、EMPATHYの活動を通して自分が成長できたのも事実。結果的に、17日のZepp Shinjuku公演を持って、EMPATHYの澪・モンスターは卒業になるけど、当日はそれをメインに打ち出したライブではなく、「7人のEMPATHYがやっぱ最高だよな」という最高点を見せるツアーファイナル公演にするつもりです。
──兼任は終わりますけど、同じ事務所のグループ仲間として身近にはいますからね。
澪・モンスター 身近にいるからこそ、「もうEMPATHYに参加できないのかぁ」と思うと…。この先のEMPATHYを作る活動に参加できないんだと思うと、悔しいんですよ。
──ハルさん、しのさんも、ぜひEMPATHYの魅力について教えてください。
求春ハル EMPATHYの魅力は、アイドルだけど、アイドルじゃないところ。普通の人たちが想像するアイドルよりも、かなり激しく踊ります。これまでの経験を積み重ねたなかで生まれたEMPATHYのパフォーマンスにはすごく自信があるからこそ、その姿をぜひ見てほしいです。
望月しの EMPATHYを日本語に訳すと「共感」という意味になります。EMPATHYのメンバーと、えんぱ組(ファンの総称)のみんなで、楽しい気持ちから悲しい思いまですべてを共有しあってパフォーマンスしていく様や、共に歩み続ける姿もEMPATHYだからこその魅力だと思います。
──EMPATHYの特にここを見てほしいという面があったら教えてください。
望月しの EMPATHYのダンスは指先まで魅せるようなすごく繊細で綺麗な動きで、フォーメーションの一つ一つもとても複雑だけど、それが見栄えの良さにも繋がっています。しかも、他のグループさんたちよりもたくさんの動きを詰め込んでいます。それも、ダンスが得意なメンバーが多いからこそ作りだせる魅力。同時に、お客さんたちが振りを真似て一緒に踊れる振り付けも多く、ライブでは一体感も作っています。その両面を、EMPATHYのライブで楽しんでください。
──AIBECKやLEIWANとは異なる、EMPATHYだからこその魅力も教えてください。
火曜日のナギタロス 3グループとも、前へ前へと出ていくように我が強いところは共通していますが、EMPATHYは、女の子の持ついろんな感情を楽曲に詰め込んでいるグループです。曲調も、EDM系の楽曲など、ロックを軸にしたうえで、いろんな音楽要素を詰め込んでいます。EMPATHYは、全身を研ぎ澄ませ、五感をフル稼働しながら見てほしい。そうすることで、他の2グループとは違う色が見えてくるはずです。
キャン・リサ キャンは途中からEMPATHYに加入したんですけど、加入する前に一度ライブを観たときから身体が勝手に踊りだしていたくらい、ライブがすごく楽しいです。EMPATHYのライブは初見の方も、あまりアイドルのライブを観たことのない人も、初めて触れた時点で「楽しい」とハマってもらえると思います。
宮田社長(プロデューサー) AIBECK、LEIWANに比べると、ダンサンブルで魅せるポイントが多いかなって思いますね。新衣装も蛍光でステージで光って映えます。
あ、キャンちゃんの存在は昔から知ってたので、絶対EMPATHYにハマると確信してオーディションどう?ってオファーかけました。スクスク育ってますね。
──加入前と加入後で、グループの見え方に変化も出ていますか?
キャン・リサ 加入する前は、メンバーみんなミステリアスすぎて「怖い」「近寄りがたい」と思っていましたが、実際はみんな優しいし、面白い人たちばかり。とにかくキャラが濃すぎて、毎日が楽しいです。
──「COMRIZEDREAM TOUR2024」ツアーは、8月17日にZepp Shinjukuで行う公演を持ってファイナルを迎えます。この日に向けての思いや見どころもそれぞれ教えてください。
白ごまこまつ菜 そうだなぁ、わたしがいて、初めてEMPATHYは光輝いていけるんだよね。なぜなら、カリスマはEMPATHYのミラーボール担当だからさっ。この日にライブに来たら、みんなもキラキラした笑顔 にしてあげるよ~。
──みなさん、いろんな担当を持っているんですか?
白ごまこまつ菜 あると思うよ。くるみさんだったらさ、ほらっ…「かわいい♡」ってやつ。
愛須くるみ かわいい担当みたいです(笑)。17日に向けてですよね。わたしが、EMPATHYに加入したのが、ちょうど半年前に行ったZepp Shinjuku公演でした。ふたたびZepp Shinjukuを舞台に、半年経ったわたしの成長ぶりをこの日見せたいと思います。
宮田社長(プロデューサー) カリスマはお笑い担当か何かなのかな??ってw いつもありがとうございます。
澪・モンスター ここにきてEMPATHYには、新曲が増えています。EMPATHYは、活動初期に出来た曲、我々(澪・モンスター&求春ハル&キャン・リサ)が加入してから生まれた曲、くるみが加入して以降にできた曲、そして最近の曲と、いろんな歴史の転換期を通して少しずつ特色を変えてきました。この日の公演は、そんなEMPATHYの音楽的な歩みを振り返れる公演になるんじゃないかな。
──良ければ、その変遷を言葉にしていただけますか?
澪・モンスター 初期の頃の楽曲は、今よりも女々しいといいますか、わがままさも含め、女の子らしさを出した楽曲が中心でした。私たちが加入してからはEDM色が強くなり、よりカッコよさが増して、歌詞に登場する女性の自立心も強くなりました。それまでのEMPATHYは、「わたしはわたし」という印象がありましたが、くるみが加入した頃から、EMPATHYの名前通り共感色の強い歌詞が多くなり、メンバーとファンが一つになっていく楽曲が増えた印象があります。
そこからだんだん角が取れて、異なる方向へ尖りだしたのが今。歴史を重ねるほど、フロアにいる人たちを巻き込む力がどんどん増しているのを感じますし、今も進化し続けているから、ここからEMPATHYがどんな風に進化していくんだろうと期待もしています。
求春ハル そうだね。まだ実感がないとはいえ、17日は現体制最後の公演。EMPATHYは広いステージだからこそ映える楽曲や似合うパフォーマンスも多いから、細かい動きも見てほしいけど、ライブの全体像も俯瞰するように楽しんでほしいなとも思います。
望月しの 17日の公演は、今の7人体制のEMPATHYとして最後のライブ。だからこそ、最高点を出すためにも全身全霊でぶつかります。
火曜日のナギタロス この日を持って澪さんの兼任卒業ということで寂しい気持ちが大きいですが、だからこそ7人のEMPATHYとしての集大成となる姿を見せたいし、その後に続く、6人のEMPATHYの未来も想像できるくらい、観てくださる人たちに心の底から楽しんでもらえるライブにしたいです。そして、この日を持ってEMPATHYを卒業する澪さんには、「これからのEMPATHYが楽しみだ」と安心してもらえる姿を見せたいし、それを感じさせる日にもしたいです。
キャン・リサ 17日は、7人体制のEMPATHYとして最後のライブになるからこそ、1曲1曲を噛みしめながら、一瞬一瞬を大切に届けつつ、えんぱ組のみんなと一緒に楽しみたいと思います。ナギも言ってたように、澪さんに「6人のEMPATHYでも大丈夫」と安心してもらえるパフォーマンスをお届けします!
宮田社長(プロデューサー) これからの飛躍に期待を込めて新曲も準備してきました!コムツアーファイナルでは全曲お披露目できますので、フロアの皆んなは全力で楽しんでもろて、一生忘れられない1日になったら嬉しいですね。
──澪さんはとくに、いろんな思いを胸にしたライブになりそうですね。
澪・モンスター わたし、いつしかEMPATHYにずっといるものだと思っていました。最近も、3ヶ月前に担当カラーが変わりましたし、先日も新曲のレコーディングを行ったし、新衣装も作って身に付けています。わたし自身は、EMPATHYもLEIWANも同じ本家としてずっと頑張ろうと思っていたら、突然「卒業です」と告げられ、なんのこっちゃ状態。
私たち、「3年後には、幕張メッセでワンマン公演をやろう」という目標を実現させるために今、活動をしています。だから、その夢を一緒に追いかけられなくなったことは本当に悔しいし、寂しいんですけど...。LEIWANとEMPATHYそれぞれで夢を形にしたいというわがままを叶えるのは難しいことだから、LEIWANに専念することに納得はしています。わたしがLEIWANとして活動をしているときにEMPATHYが動けなくなれば、その逆も然り。お互いのグループが成長していく中で、わたしの行動がグループの成長の足枷になることは私も望んでいません。
でも17日までは、今まで通りEMPATHYの澪・モンスターとして最高点を叩き出すライブをし続けますし、その姿を、17日のライブでも観てください。お待ちしています。
開催日:2024年8月17日(土)
会場:Zepp Shinjuku
住所:東京都新宿区歌舞伎町一丁目29番1号 東急歌舞伎町タワーB1F - B4F
チケットページ:https://tiget.net/events/335742
公式ホームページ:https://event.tiget.net/COMRIZEDliveportal
EMPATHY 公式X:https://x.com/EMPATHY_jp
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