日常では大きな数の計算になると電卓だよりになることが多いもの。
たしかに電卓は正しい答えが瞬時に出ますが、その分学生時代に比べて計算力が低下していないでしょうか。
たまには大きな数の計算にも挑戦して現在の計算力を確かめてみましょう。
問題
次の計算をしてください。
357649+642351
筆算を使ってもOKです。
解答
正解は、「1000000」です。
かなり大きな数になりましたが、正しく答えを出せたでしょうか。
次の「ポイント」でこの足し算で注目すべき点を見てみましょう。
ポイント
この問題のポイントは、繰り上がりです。
足し算では各位の数をそれぞれ足し合わせていきます。
これは、どんな大きな数になっても同じです。
そして、足した数の合計が10を超えたとき、次の位に数を繰り上げます。
これは、普段私たちが扱っている数が「0〜9の数を使って一つの位の数を表す十進法」という記数法を使っているからです。
今回の問題では、繰り上がりが何度も起こります。
では、どのように数が繰り上がっていくのかを次の筆算の図で確認してみましょう。
筆算では繰り上がりがおきたときは、次の位のどこかにメモ的な数字を書いておき、繰り上がりを忘れないようにします。
どこに数字を書くかという決まりは特にありませんが、今回の画像では次の位の一番上にメモの数字を残しています。
今回の問題では、一の位から十万の位まですべての足し算の答えが10になり、繰り上がりが起きました。
よって、答えは1000000というきりの良い数字になったのです。
まとめ
今回の問題では、懐かしの「大きな数の足し算問題」に挑戦しました。
繰り上がりのルールを忘れずに計算できれば、無事答えにたどり着けたはずです。
筆算で繰り上がりが起きたときは、忘れないようにメモ用の数字を残しておくとミスしづらくなりますよ。
ぜひ他の算数の計算問題にも挑戦して、小学生のころを懐かしんでみましょう。
文(編集):VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。
次は、結合法則を使った足し算の問題に挑戦!