加工前の鋳物材料を年単位で外気にさらし、残留応力の除去を狙う工程を、特に工作機械業界では「枯らす」と言います。 私はこの「枯らし」には懐疑的でした。熱処理でもあるまいに、たかが夏冬の40℃かそこらの気温変化で何回か伸び縮みさせたって、応力なんか取れる訳ないと思っていました。 この際白黒はっきりさせるかと思って調べてみたところ、こちらのレポートに辿り着きました。 jstage.jst.go.jp/article/jfesko 時間経過によって鋳鉄の結晶構造が変化することに着目し、枯らしの効果を論じており、私の素人考えは見事に論破されました。 偏見から解放される最高のツールは勉強であることが、今日もまた証明されてしましました。