関西ニュースKANSAI

　１０００年以上の歴史を持つ寺の住職ら３人が、逮捕されました。

　大阪市阿倍野区にある「正圓寺」の住職・辻見覚彦容疑者（５６）と自称・不動産会社役員の南野潤二容疑者（５５）、無職の西村浩容疑者（５７）らは２０１８年、共謀のうえ、寺の境内に隣接する土地を西村容疑者の関係会社に売買したように見せかけ虚偽の書類を提出し、登記簿を不正に書き換えた疑いが持たれています。（電磁的公正証書原本不実記録・同供用容疑）

　捜査関係者によりますと辻見容疑者は寺の敷地内に特別養護老人ホームを建設中でしたが、資金繰りに行き詰まり工事費用が支払えず、債務を負っていたということです。

　その後、辻見容疑者は知人を介して知り合った南野容疑者らに相談し、「土地の差し押さえを免れるためには名義を変更する必要がある」と持ちかけられたとみられています。
　警察は３人の認否を明らかにしていません。