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エンタメ
2019年03月11日
取材・文・撮影/マシーナリーとも子
3月2日、東京・新宿の「週プレ酒場」にて『小林銅蟲(漫画家)VS借金玉(作家) 宿命の料理対決「肉と米」』が開催されました。
『めしにしましょう』(講談社 既刊6巻)で知られる小林銅蟲(どうむ)氏は、『DOOM』(ゾンビとか悪魔と戦うFPSゲーム)に出てくる地獄の風景みたいなド迫力の「やりすぎ飯」を日々自作している料理漫画界の異端児です。
そんな彼に挑むのは『週刊プレイボーイ』にて「今日はこれに頼りました」を連載中の作家・借金玉氏。カラスミの自作に没頭したり、オリジナルブレンドのコーヒーを開発したりと、こちらも相当な料理ガチ勢であります。
このふたりが「肉と米」という、うまいメシのド定番と言えるテーマで対決をするというのが今回の趣旨ってワケよ。
あ、私ですか? 私は今回のイベントのリポーターを務めさせていただくバーチャルYouTuberのマシーナリーとも子と申します。『アイドルマスターシンデレラガールズ』の池袋晶葉ちゃんを人類のみんなに応援させるためにやっていっております。
今回のリポートはYouTubeもアイマスもぜんぜん関係なく、借金玉氏とタイマンで回転寿司を食っていたら「メシ対決やるので(イベントに)来ませんか」「やらいでか」というやりとりが発生し、氏の担当編集から「どうせならリポート書いて」と言われ「はい」と応えたことで錬成されました。お仕事ありがとうございます。それでは前置きが長くなりましたのでとっとと当日の様子をお伝えしていきましょう。
***
AM10:00。開場前。厨房を覗くと......
すでに暴力的な光景が広がっていました。こちらは借金玉氏の肉。北海道産の超高級羊肉・サショーク種のいろいろな部位らしいです
さらに、羊のなんかすごいスープ
「ドサドサ」以外の擬音が思いつかない光景が広がっています
こちらは小林銅蟲氏の肉・牛のタン元(舌の根元部分。タンの部位でいちばんおいしいらしい)。えげつない大きさの鍋にボコボコとブチこまれています
今回のイベントは、定員が40名(+ゲストなど4名)なのですが、小林氏は牛タン丸々を計22本買ってきたとのこと。氏いわく「コストコに行ったんだけど、1回じゃ重くて運びきれなかったから、コストコと自宅を2往復した」らしい。
こちらは切除されたタン先。タン元はタン全体の3分の1程度なので、残りの約3分の2は今回の料理では使わないとのこと
そして男たちが肉と戦っているあいだに......(奥にいるのが小林氏、手前右が借金玉氏)
AM11:30、イベント開始。司会を務めるのはジュンスズキ(@jun_suzuki)氏
さらにゲストのpha氏(右から2番目、@pha)、姫乃たま(右端 @Himeeeno)氏も登壇しトークショーがスタート。調理の手を一時休めてオープニングトークを......って、あれ?小林氏は?
どうやら、手が離せる状況ではないらしい
そしてここぞとばかりに、借金玉から参加者に向けて「勝敗とは関係ありませんが......」とカラスミが振る舞われる。ワイロだー!
まずは借金玉氏の料理から。なぜか机の上にコンロがあるんですよね。これはなんだと思っていたら......
ズゴっと炙ったり、低温調理されたりした羊肉のいろんな部位と
さきほどのスープが供される。そうか......これは......
しゃぶしゃぶだ~~~~~~!!! このスープには羊肉のうま味成分にポルチーニ(キノコの一種)と大量のチーズがぶち込まれており、すごく濃い。しゃぶしゃぶっつーより、もはやチーズフォンデュだろ、これ
しゃぶしゃぶした羊肉を舌に載せると、超絶柔らかい羊肉が口の中で一瞬のうちに溶けていきます。これ、ほとんど飲み物だよ。借金玉氏によると「味覚をブチ抜いて、脳にダイレクトアタックする味」とのこと。よく意味がわかりませんが、頭が悪くなりそうなほどゲキウマであることは確かです。さらに、肉といっしょにスイートバジルを口に含むと、とても気持ちよくなりました。
ちなみに、今回の羊肉の特製スープをプロデュースしたのは、名古屋にある「羊麺めぇ〜でん」という羊ラーメン屋を営むないしま氏(左)。スープ製作のアドバイスだけでなく、調理補助のために名古屋から来てくれた借金玉氏の強力な助っ人です。もう、これ事実上の2対1(借金玉氏、ないしま氏vs小林氏)じゃん。
味のメイルシュトロームに翻弄されていると、次の刺客がやってくる。忘れていたけど、今回の料理対決のテーマは「肉と米」。まだ米料理があった。こちらは、羊の炊き込みごはん。さきほどの羊スープで炊き込み、羊の時雨煮を加えた、愚直なまでに足し算を重ねたうま味料理である。
で、このメシにさきほどのしゃぶしゃぶ(もといチーズフォンデュ)で使った、煮詰まった羊スープを追いでかけるのだ。完全に馬鹿
羊肉の猛攻にわれわれの頭はだいぶ曖昧な感じになってきました。そんなさなか、小林氏が完成した料理を片手に登場。この写真だけで見ると、ちょっとジョン・レノンみたいな佇まいですね
そのアメリカのダイナーとかで出てきそうな物体はなんですか。京極夏彦の本くらい厚いぞ。はい、仕込みの章でも書きましたが、これ一本がひとりぶん。つまりこの皿1枚でふたり分です
人間と一緒に写すとその異常な絵面がわかりやすいのではないかと思いゲスト席の写真を使ってみました。まず切り分けのサイズがおかしいでしょ
さて牛タンを実食......なんだろう、これ? 強いて連想したものをあげるならプリンです。頑丈なプリン。プツン。プルンって感じなの。マジで。見た目のヤバさ、食感、そして何よりウマさで参加客からは「オーッ!?」という声が聞こえてきます・。付け合わせのリゾットは、タンにつけて食べるのがグットらしく、もはやリゾットは米なのかソースなのか、よくわからなくなってきました。
このタンの煮込みとリゾットのスープには、イベント前日に小林氏が10時間以上かけて作り出したブイヨンが使われています(https://twitter.com/doom_k/status/1102023131588308993)
こうして双方の料理が出揃いました。参加者のみなさんも完全にどうかしちゃっていて、各所から「アアアア」「オーッ」と奇声が上がっていました
食事も終わり、ついに決着をつける投票&トークタイムへ。炭水化物をズドンとぶちこまれて全員眠そうなのが印象的でした。正直私も眠かった(右が借金玉氏、左が小林氏)
そして、決着へ! 参加客40名とゲスト(2名)、司会、私の計44名が投票した結果、今回の対決は......22vs22で完全同点引き分け!!! マジ!?
集計した借金玉氏の担当編集「何度、数えなおしても同数でした。マジのガチです」
とはいえ、両方ともすさまじい"ウマ味の暴力"を密着状態で次々にぶちかましてくるチェーンデスマッチ状態だったので、この結果にも納得はいくというか。とにかくすごい勝負だったよ。両者の健闘を称えよう!
そして15:30。「次は貝とかで対決したいね~」とさらなる展開を予感させるトークでイベント終了。お疲れ様でした
当初、「どう考えてもひとりあたりのメシの量が1キロ以上ある」「めちゃめちゃ残ってしまうのでは?」という危惧が発生し(どんな危惧だよ)、開始前に借金玉氏から「たぶん食べきれない方が続出すると思うので、ガンガンシェアしあってください」とお願いが飛ぶくらいだったのですが、結果としてはテーブルの上の料理はほぼ完食。
厨房に残っていた余り物すら狩りつくされてしまい、興行側が「お客さんの胃をナメてた」「今日の客はやばい」と恐怖するほどでした。
それはともかく、素晴らしいメシイベントだった。また催されると幸せですね。
それでは。マシーナリーとも子でした。
●小林銅蟲
漫画家。著書に『めしにしましょう』(講談社、既刊6巻)、『ねぎ姉さん』(http://negineesan.com/)『寿司 虚空編』(三才ブックス)など。ツイッターアカウント【@doom_k】
●借金玉
作家。昨年に『発達障害の僕が「食える人」に変わったすごい仕事術』(KADOKAWA)でデビュー。現在は『週刊プレイボーイ』にて「今日はこれに頼りました」を連載中。ツイッターアカウント【@syakkin_dama】
●「羊麺めぇ〜でん」
名古屋では知る人ぞ知るネオ・ラーメン店。羊肉をふんだんに使ったスープとコシのある麺の濃い組み合わせが評判
住所:愛知県名古屋市中村区烏森町1丁目122−2
電話:080‐6501‐3974
営業時間:11:00‐14:00(L.O)
●マシーナリーとも子
Youtubeチャンネル【machinery_TOMOKO】。ツイッターアカウント【@barzam154】
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