こんにちは。

 

小夜子です。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

夫(夜明けさん)に拒否される側のレス妻です。

 

新婚からずっとセックスレス。

気づけば干支一周回ってました。

 

私と夫の夜明けさんが本当の意味で向き合い始めるまでの12年間の歩みを綴っていきます。

 

本ブログはセックスレス解消指南ブログではありません。

 

「どう生きるか/死ぬか」に真剣に向き合った私の人生のターニングポイントの記録です。

・・・・・・・・・・・・・・

 

前回の記事はこちら。

 

 

 

今回は夜明けさん側の視点からのお話です。

 

このブログを書くにあたって決めたことはひとつ。

 

同じ出来事を妻と夫、正反対の立ち位置にいる二人の双方の視点から描くということ。

 

 

 

たかがセックス、されどセックス。

 

 

 

男とか女とかしたいしたくないとか性欲がどうとか性欲の問題じゃないとか

一言では済ませられない複雑な糸が絡み合ってこんがらがってるからこそ

片側の視点からだけでは語れない問題です。

 

同じ山でもあちら側とこちら側では見え方が違うし、

もしかしたらあちら側の人にとってはそこに山があることすら気づいていないかもしれない。

 

 

さらにいえば自分がどちら側に住んでいるのかによってとらえ方が変わってきます。

 

ある人にとっては夜明けさんが極悪非道に思えるかのしれません、

一方である人にとっては小夜子が弱く自立していない女性に見えるかもしれません。

 

 

 

でも、同じ出来事でも人によって

「見え方が違う」いうことを知っているか知らないか・・・そのことに気づけているだけでも物事の捉え方そのものが違ってくると思うのでこのストーリーではブラさず両方の視点で書いていきます。

 

 

またあくまで「当時の」夜明けさんの考え方を素直に表現しています。

(ウケや好印象を狙うとそもそも歪んでしまうので)あえて強烈な言葉を用いて表現していますので何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

こんにちは。

 

 

夜明けです。

 

 

 

二人目の妊娠が発覚した時、ボクは電話で報告を受けました。

 

 

「出来てたよ」

 

 

 

 

そう聞いた時、真っ先に思ったことはシンプルに

 

「嬉しい」

 

 

それだけです。

 

 

 

 

欲しいと思っていた二人目がすんなりと出来て「よかった」

一人目に続き二人目もたった一回の人工授精で成功して「よかった」

 

 

「よかった!」以外の何物でもありませんでした。

 

 

 

 

小夜子が心の中で何を考えていたか・・?

 

 

 

 

そんなことには1ミリも考えに及びませんでした。

 

気づきすらしていませんでした。

 

 

 

 

小夜子自身もこの結果にとても満足しているとしか思っていなかったからです。

 

 

 

 

ボクが鈍感だったからなのか自己中心的だったから気づけなかったのか?

・・・そうとも限りません。

 

小夜子から一切そのような素振りが醸し出されていなかったからです。

 

 

小夜子もボクも「目的を得るためなら手段は選ばない」という考えで夫婦で一致していると思っていました。

 

 

そういう意味では小夜子は自分の本心をごまかすのがとても上手だったとも思えます。

 

完璧に演じ切れていました。

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・

 

 

小夜子です

 

 

 

 

 

私がふくざつな気持ちを抱いてこの5年歩んできましたが夜明けさんからしたら全く気付きすらしていませんでした。

 

 

それもこれも私のアカデミー賞ばりの演技力のせい。

 

 

別名、忍耐力とも言い換えることができるでしょうか。

 

 

 

 

結婚生活は忍耐、

 

 

1に忍耐、2に忍耐、3・4がなくて5に忍耐

 

 

 

 

古風かもしれないけれど違う場所で育った二人が一緒になって暮らすのだもの

そりゃ合わない部分があったって当然。

 

 

むしろセックス以外は仲の良い夫婦なんだから。

そこさえなければ私達はとてもうまくやれている。

 

 

 

 

だから私が我慢すればいい。

気にしなければいい。

 

 

 

 

 

 

 

子供のことや

今夜の献立

旅行のスケジュールなど

日々の連絡は緻密に取るのに。

 

 

帰りに牛乳買ってきてとか

来月の第三週目の土曜日は空けておいてとか

そんなことは念には念を押して連絡するのに。

 

 

今日一日の私がどれだけ大変だったかとか

自分がどれだけ必死の思いでこれを作ったかとか

そんなことはペラペラと話すのに。

 

 

時には課題を解決するべく夜を徹して眠い目こすりながら話し合いを続けていたのに。。。。

 

 

 

 

本当に解決しなくちゃいけない根幹にはお互い触れることなく、

 

 

 

自分の本当の気持ちは一切漏れ出ないように演じ切り、

気づかないふり。

 

 

 

 

私達は仲良しだと思っていたけれど

なんなら私達ほど話し合う夫婦はいないとさえ思っていたけれど、

 

本当の意味でコミュニケーションを取れていませんでした。

 

 

 

片方が長年悩んでいたとしても、片方からしたら気づきすらしていない。

 

 

 

 

むしろとてもうまくやれていると錯覚して(錯覚させて)

うまくやれてると思い込み(思い込もうとして)

ハリボテの鎧をまとって人生のステップアップだけは着実に登っていってました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

AD

コメント(1)