舘ひろし約８年ぶりの炊き出しを完遂　高齢者のためにハズキルーペも配布

　俳優・舘ひろしが２４日、１月の能登半島地震で被害を受けた石川・輪島市や富山・氷見市などで２１日から行っていた炊き出しを終えた。

　「舘プロ『元気食堂』」と題して２４日まで行われ、４日間で約１５００食分を振る舞った。舘プロの所属俳優からは、元石原プロの池田努、増本尚が参加した。

　舘の炊き出し開催は、石原プロが２０２１年１月に解散してから初で、炊き出しも１６年の熊本地震以来、約８年ぶり。舘が同年に新作映画の撮影で輪島市を訪れたことから、恩返しのために炊き出し開催を決めた。

　炊き出しでは、ハヤシライス、焼きそば、おでん、野菜スープ、ぜんざいを提供。２トントラック２台、軽トラック１台、ハイエース２台を引き連れ、７時間かけて東京から陸路を駆け上がった。給水車、トイレ、電気（発電機）は全て自前で、老眼鏡が必要な高齢者も思いハズキルーペも配ったという。ぜんざいのお餅は、舘の考案で薄く溶けやすい物を今回のために特注した。

　舘は石原プロ時代からの担当である焼きそばを調理。ファンとの写真にも笑顔でに応じ、被災者の心も温めた。