髑髏の指輪💀←友達
髑髏の指輪💀←友達
【注意喚起】
この物語には私の想像した医師や看護師さん達が
出てきます。
オリジナルのキャラクターが存在します。
この物語には 必要な事なので…。
どうか オリジナルキャラを出す事
お許し頂けましたら幸いです。
物語に必要なので どうかお許し頂けましたら
幸いです。すみません
New Yorkの病院での物語です。
シャーロックの祖先様と髑髏の指輪と烏をかけました。
悪魔→デビルとも地獄ともかけました。
ウィリアムはやはり…。メシアだと思います。
ゴルゴダの丘も少しイメージしました。
私の紡ぎが苦手でしたらスルーして下さいね。
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髑髏の指輪💀←友達
【注意喚起】
この物語には私の想像した医師や看護師さん達が
出てきます。
オリジナルのキャラクターが存在します。
この物語には 必要な事なので…。
どうか オリジナルキャラを出す事
お許し頂けましたら幸いです。
物語に必要なので どうかお許し頂けましたら
幸いです。すみません
□最後の事件 第八章
あの日。ウィリアムとシャーロックは…。
二人がテムズ川の川底に
リアムをそっと抱え包むように
シャーロックとウィリアムの二人は
川底奥深く深くに
二人は消えていきました。
シャーロック「…生きろ!!
生きろ ウィリアム!!! 」
ウィリアム 「シャーリー… 」
シャーロック「ーーーお前 一人…っ 死なせてたまるかよ!!!
ーーーやっと 捕まえたぜ
…リアム 生きよう
生きて 俺達はーーー…」
落ちる音魂 「ドゴゴゴゴゴコ オオオオオ 」
□あれから…。
□ここはNew York。
あの最後の日に→ビリーに助けられた二人…。
異国アメリカ行きの船の中…。
シャーロックは 船内のベッドで目覚めると…。
そこには 二人の命の恩人
アメリカ司法省の人間だというビリーの姿が
そこにはある。
お互いに 有利な条件つきで シャーロックは
今 船内の部屋の中 隣のベッドで 大怪我を負っている
リアムの痛々しい姿
意識がもどらず 心根を失って死んだように眠っている
リアムの横顔を見ながら ビリーの条件を
そっと なにも言わずに飲み込んだ。
飲み込むしか ウィリアムを助け 生かすには
それしか方法が見つからないと
シャーロックは判断をしたからだ。
神にもすがる思いだった。
そして 船はアメリカ 異国の地へわたり…。
リアムは 意識が危ないままの状態なので
船から下船をすると…。
同時に
患者の搬送用の 多分板だと思うけど
ストレッチャーで New Yorkにある
とある大きな 病院へ搬送 入運ばれた…。
そのままウィリアムは入院をしました。
シャーロックも一緒に 腕にヒビがはいっているので
頭も ウィリアムと同じように 大怪我をおっているので。
レントゲンを 病院で撮ってもらい治療をしてもらった。
ウィリアムもX線のレントゲンを撮った。
ドイツの医師が その病院に在籍していたら。
多分眼科も名医ぞろい…。ウィリアムのその左眼は…。
多分 その医師の診断だと 視力を怪我で失っているのだろう。
と診断を受けたが 本人が意識不明だと まだ眼は見えるか
見えないかの判断は分からないと伝えられた。
でも…。諦めない 一次の望みをかけるシャーロックの姿が
そこにはありました。
ウィリアムを診察をした医師からは…。
精神科医師 「後は…。
『ウィリアムさん ご本人 自身の生きる意欲。』」
□だと。
精神科の先生は シャーロックとビリーの
二人に 真剣な顔をして伝えるのであった。
シャーロックは
第二の人生をくれた恩人 ビリーに対して
ウィリアムが目覚めたら
二人で ビリーの為に恩返しをしょうと 心に決めるのでありました。
シャーロックは
静かに ベッドの上で意識がなく眠る。
痛々しい真っ青な顔をした
ウィリアムの顔を見つめながら
ウィリアムの 自分に対して伝えた
最期←最後の言葉を思い出しながら 色々と思うのでありました。
□シャーロックは新しい土地と街に来て
その二日後には ビリーの会社←ピンカートン探偵社で
働きはじめました。
ビリー 「ねぇ ポニテ先輩
ポニテ先輩も ウィリアム君と同じ
頭の怪我と腕にヒビがはいっている身体
大怪我で 今すぐに 働くのは無理だよ。
一週間ぐらい 病院でおとなしくしてなよ。」
□と ビリーに口を酸っぱくして 仕事をしながら
言われながらもシャーロックは
自分が働く事で
『ウィリアムの その身の安全が確保できるなら』
身の保証が この地で 保証ができるのならば
自分が その『橋渡し』になろうと考えたからです。
それと 目覚めないウィリアムの治療費もあるからです。
とにかく 自分が働く事で ここで これから先
ウィリアムと二人だけで生活をしていかなければなりません。
とりあえず 生活費や必要経費は 会社側の契約時に
前借をする事を決めました。
そして ウィリアムの高度な治療費用も 毎週
いや 今後何年間? まだ未知数だけど
治療費も必要になります。
自分の怪我の治療費や入院代 病室に必要な生活用品も用意
をしなければなりません。
とりあえず あの日…。
フレッドと弟のルイスと約束した事を守る為。
そしてウィリアムの命を守る為…。
目覚めさせる為。
自分が守り切れなかったから こうしてウィリアムの痛々しい姿を
シャーロックは見つめながら そう思うのでありました。
シャーロックの主治医さんからは
医師 「まだ 貴方も 頭を打った可能性がある。
焦る気持ちは 私にも理解ができるが
とにかく一週間おとなしく 身体を休めなさい。」
□と 医師からは→一週間程安静にと言われましたが
右腕にもヒビがはいっており 重たいもモノを持たないように
きつく シャーロックは叱られましたが。
シャーロックの性格からして ジッとはしていられないので
二日目から ビリーに頼み込んで
ピンカートン探偵社に 直接 契約を結び仕事をする事になりました。
そして その他もろもろ入院費や治療費 後は生活費を
前借を とりあえずしました。
その契約の当日から シャーロックは探偵業務を担当する事に
なりました。
それが 今のウィリアムを自分が守れる行動だからです。
シャーロックなりの決断でした。
探偵事務所や病院に 突然知らないところから 運ばれて来た
得体の知らない二人にとっては…。
『自分を信じてもらえば』と思う気持ちで
シャーロックは行動にうつしたようです。
□シャーロックの毎日は
朝早く ウィリアムの食事の世話や 洗濯物を洗い干したり
身の回りの世話をして
昼間は ビリーと一緒に 探偵社の依頼のお仕事を
仕事から病院に帰宅すると
すぐに ウィリアムの看病を
夜は…。まだ目覚めないウィリアムの様子を見ながら
息づかいを確認したり…。明日の依頼の仕事の確認をしたり
殆ど シャーロックは 熟睡できない生活をおくっています。
知らない地に来てから…。
バタバタと一ヶ月が経ちました。
シャーロックは 生活にも慣れ仕事にもなれはじめています。
いまだに まだ目覚めないウィリアムの看病を夜中も継続をして
しています。
自分が助けられなかった償いを まるで ココで今しているように
ビリーや 周りのお医者様方や看護師さん達も そう思いながら
シャーロックの様子を そっと見守り見つめています。
シャーロックは 仕事の忙しさもあり あまり食欲がないみたいです
普段から痩せているのに それに輪をかけて痩せてきています。
看護師さん達と とくに婦長さんが心配をして
夜食を用意して作ってきてくれたりしていますが
相棒のウィリアムが 意識がないまま眠っているので
自分だけ食べ物を口にする訳にはいかないと思っているみたいです。
でも 精神科の先生に言われました。
精神科の先生「シャーロック君が 毎日 話しかけて
いれば 必ず目覚める
だから 諦めずにいなさい。
必ず ウィリアム君は目覚める
私達を信じてほしい。」
□と 力強く シャーロックの背中をそっと押して下さったので
シャーロックも 目覚めないウィリアムの看病を毎日続けて
います。
いつの間にか…。
わき目をふらず ウィリアムの看病をしながら
仕事をしている。シャーロックの姿と
いつの間にか のびたシャーロックの髪の毛が
物語っているとビリーはそう思いました。
□そして…。
二ヶ月経ちました。
相変わらず ウィリアムは 静かな眠り姫状態です。
身体を動かさないと 筋肉が固まってしまうので
シャーロックが 寝ているウィリアムの身体を 寝だこができないよう
に 毎日動かしています。
ウィリアムに呼びかけたり 話しかけたり…。
五感を刺激したり…。マッサージをして身体に刺激を与えたり
身体を毎日起こしたり…。
音楽→多分中古の🎻バイオリンを お借りして聞かせていると
思うけど。
食事は 液体の少しは意識不明でも→固形のスープぐらいは
飲み込めるので…。
毎日 リハビリを シャーロックは 仕事をしながら頑張っています
夜中も看病をしているので。
多分ろくに寝ていない→熟睡はしていないと思います。
寝ても 椅子に座りながらなので熟睡はせず
眠っても二三時間だと思います。
□そんな月日が あれから四ヶ月も続きました。
シャーロックは朝早くから 探偵の依頼の一日のノルマをこなす為に
寝ていない身体をおして ビリーと共に働いています。
仕事にも大分慣れました。
シャーロック宛に 依頼も巡って来るようになりました。
その合間 病院のすぐ近くに ウィリアムが目覚めたら
一緒に暮らすアパートメントも ビリーと一緒に探しています。
相変わらず ウィリアムの病状は 昏睡状態のままです。
ある夜の事 シャーロックは ウィリアムの看病をしながら
いつの間にか 浅い眠りにつきました。
そして夢を見ました。
それは シャーロックのたった一人の昔からの友達の
右手の人差し指につけている髑髏の指輪君が シャーロックに
話しかけてきました。
髑髏君 「なぁ シャーロック
お前 このままでいいのか?
お前が もし倒れたとしたら 大変な事になるぞ
今は お前も気をはっているから
倒れないけどなぁ。
私は お前の友達として 気が気ではない。
お互い 命が助かったが 共倒れになったら
あの日 真剣な眼差しで お前を見つめていた
あの二人 ルイスとフレッドに どう説明するんだよ。
シャーロック
悪い事は言わない。
少しでもいいから 深い眠りについてくれ。」
シャーロック「だめだ それはできない。
俺は あいつ リアムを助けられなかった
こうして 守り切れずに
あいつに大怪我もさせちまった。
あの日から 目覚めないのも事実だ。
俺だけ こうして…。 」
髑髏君 「たく お前は 私に出逢った あの日から性格が
変わらんなぁ。
あの日のまんまじゃん
分かった 私に考えがある。
私に任せろ シャーロック 」
シャーロック「考え? 」
髑髏君 「あぁ
大した事ではない。
私を あいつ 大切な友達の指につけるだけだ
簡単だろう?
そうだなぁ 指輪💍をつける指は
まずはじめに 右手の小指なんかどうだ?
昔から『魅力を引き出す個性』って言われてるが
もう一つの意味は『お守り』だ。」
シャーロック「『お守り』? 」
髑髏君 「あぁそうだ
あいつは 今 たった一人で地獄の奥底で
もがき苦しんでいる。
あがいてる。
罪悪感という名の楔にがんじがらめになってなぁ。
お前 シャーロックが助けなきゃな。
お前 あいつの友達だろう? 」
シャーロック「あぁ そうだな。 」
髑髏君 「じゃあ 決まりだな。
早く あいつの右手の小指に 私をつけろ
あいつを 地獄の奥底 悪魔達から守ってやる。
私も一応 地獄の使者の端くれだけどなぁ
ほら シャーロック起きろ
願わくば奇跡が起るかもしれねぇぜ。 」
シャーロック「たく。
分かったよ 相棒
ありがとな。
指の位置 毎日変えればいいんだよな?
俺は 右手の人差し指が一番気に入ってるんだけどな。
お前が 傍にいねぇーーと 詰まらねぇ――し。
早く 俺の元へもどれよ。必ずな。」
髑髏君 「あぁ 分かった。
ほら 早く起きろ
お前は 私のモノ 相棒だろ。
シャーロック・ホームズ」
シャーロック「あぁ そうだな。
相棒 」
□そして…。
シャーロックは不思議な夢から目覚めました。
すると…。
いつも シャーロックの右手の人差し指に 食い込んでいる
髑髏の指輪が…。
自然に外れて…。ベッドの上に 静かに転がっていました。
シャーロックは…。
シャーロック「……。
うぅううーーん
ハッ(゚Д゚)
なんだ 今のは夢か…。
フッ←少し鼻で微笑んで
そうか…。
あぁ 分かったよ 俺のもう一人の相棒
今 あいつにつけてやる。
後は お前に託したぜ 相棒 」
髑髏君 「あぁ 任とけ シャーロック 」←エコーがかかります。
シャーロック「リアム 俺のもう一人の 相棒が
お前が今いる
漆黒の闇の 悪魔の元に使者として行く。
後は頼んだぜ リアム 」
□そうシャーロックは言うと
そっとウィリアムの右手の小指に…。
痩せてブカブカですが…。
もう一人の相棒の髑髏君を そっとはめました…。
すると…。少しだけ…。
髑髏君が微笑んだ気がしました。
シャーロックは 椅子から立ち上がると 大きなあくびと
背伸びを一つすると…。仕事に向かうようです。
帰りに 林檎を買って来るようです。
シャーロック「リアム 行ってくる。
おとなしく留守番してろよ。
いいな。 お前もな
頼んだぜ 相棒 」
□そういうと…。
シャーロックは 婦長さんや担当医さん達に
朝の挨拶をすると 仕事場に出かけていきました。
婦長さんから 手作りのサンドイッチの朝食を
そっと頂きました。
少しでも食べてもらいたいと そこにいる誰もが思っています。
□時間は流れ流れて…。
シャーロックはビリーと一緒に 探偵調査に出かけました。
昼食は 外で簡単に公園で食べるつもりです。
その頃 昏睡状態が続いているウィリアムに話しかける
声が遠くから→昏睡状態のウィリアムの耳元で
不思議な声が聞こえてきました。
髑髏君 「たく。 相変わらず 情けない哀れな姿だ
お前 いや 犯罪卿
その姿を見ると むしろ哀れになる。
同情をする気にもなれん。
私の仲間達の楔の鎖に繋がれ 息もできない…。
声も出せぬ 本当に哀れな人間だな。お前は
その姿を 悪魔の化身 烏三羽が 今か今かと
お前の『鳥葬』を待っておる。
残酷な姿だ…。 苦しくて仕方がないだろう。
お前のした事は消えん 己の手を血で紅く染めたのも
お前自身だ。仕方がない事だろう?
でもなぁ お前を お前の帰りを待っている奴がいる。
お前の傍にな。昔しっからだ。
そして 離れた場所にも お前を必要としている奴らが
いる。
それだけは お前自身も理解し分かっている事だろう?
あの日 死にきれなかった…。
いや お前は シャーロックに 己の命を預けた
言葉を悪く言うと あいつに救いを求めたのも事実だ。
今更後悔しても遅いぞ。
もう自分だけ苦しむのは やめたらどうだ。
心を肉体を 己自身で縛りあげるのはやめたらどうだ?
もう 終った事だぞ。
犯罪卿。 いやウィリアム。
フッ←鼻で微笑んで
違うな お前の本当の名は…。リアム 」←かもね?
ウィリアム 「ぐぁあああああ 」←声に出せないぐらいの叫び声
うめき声
髑髏君 「まぁいい
少しだけ いま 話せるようにしてやろう。」
□暗闇の中 その髑髏君の声が…。
静かにウィリアムに問いかけ。
そして漆黒の闇暗闇の中…。
指音 「パチン 🎵 」←指パッチンの音
□指が鳴る音が静かに木霊する。
すると…。
ウィリアムの声が 小さなかすれた声が
漆黒の暗闇の中に 静かに響きわたる。
ウィリアム 「貴方は どこにいますか? 」
髑髏君 「お前の右手の小指にはまっとるぞ。
良く右眼で見て見ろ 」
□すると…。
ウィリアムの右眼に→シャーロックが右手の人差し指に
必ずつけている 髑髏の指輪が 自分に話しかけている。
髑髏君 「理解したな。
良かろう 私の本性をお見せしょう。」
□という言葉と同時に そのシャーロックの指輪から
一筋の紅い深紅の絲の光を漆黒の闇に放ち…。
暗闇の中に人の影の姿が現れる…。
すると。監視をしていた烏君三羽達と大勢の骸骨君達が
蜘蛛の子を散らすように…。
楔の楔で繋がれているウィリアムの前から 後ずさりを
しながら 暗闇の隅っこに隠れたのである。
その姿を ウィリアムは確認すると…。
漆黒のスーツと漆黒のコートを身にまとい…。
背中には…。漆黒の羽根が静かに羽ばたいている。
その眼は深紅の紅い眼をしている瞳孔が三日月のように
細い…。
その人物は『悪魔←デビル→サターン』だと理解した。
髑髏君 「流石
理解が早いな お前は
悪魔は堕天使とも言われるからな。
天使にはなれなかったから 神々の化身
悪魔の天使と呼ばれている。
私が そのデビル 悪魔だよ。
まぁ 話せば長くなるが。
ウィリアム お前の横に座ってもいいか?」
ウィリアム 「……。うん 」←静かに首をうなづかせている
髑髏君 「そうか
では 座らせてもらう。
はぁ←静かな溜息
この姿は久しぶりだな。
もう何十年も この姿はしておらん。
さて どこから話そうか。
まずは シャーリー いや あいつとの出逢いだな。
それと 今お前が一番不思議そうな顔を浮かべて
おる話しからだ。
面倒だが 話さなければなるまい。
お前も知っていると思うが あいつの祖先の話しだ。
そこまで この話はさかのぼる。
お前が今感じた通りだよ。
シェリンフォード・ホームズ あいつの祖先だ。
こいつと私は 腐れ縁でな。
シャーロックが産まれた時にな。」
祖先 「なぁ この子は 私に性格がよく似ている。
だから 私のような人生を歩まないように
陰で 見守っていてくれないか?
悪魔のお前に頼むのも 何だがな。 」
髑髏君 「って頼まれてなぁ。
確かにあいつは フランス人の血が混ざってる。
コモンウェルス 連邦国だからな。
小さい時から 息苦しい生活をしていてなぁ。
友達はできないは 独りで遊ぶわ
七つ年上の政府そのもののマイキー←兄貴は心配
をするしなぁ。
お前と同じ『庶民の貴族も人間みな平等の権利』
あの日に女王陛下に突き付けた
『貴族議員撤廃』
貴族院と庶民院に対する優越を
撤廃する密約を 密かに取りつけた。
お前も知っている事だろう? それが事実だ。
まぁ あの言葉が あいつの本心だよ。
お前さん ウィリアム お前と同じ考え方さ。
あいつの兄のマイキー兄貴もな。
やり方は違うだろうがなぁ。
あいつのポケットの中で 話しを聞いていて
やっぱり 血は争えねぇじゃんって思った。
まぁ あいつもシャーロックも色々とあってなぁ。
最初は 眼に視えないだろうと 隠れながら視ていた
んだが いつしか 私の姿がバレてなぁ。
アタフタしたもんだ。
学校が大嫌いでな。友達クラスメイトが一人もできず
過ごしてた。
その心の寂しさを埋める為に。
実験や探偵 推理にのめり込んだ。
大学の時に 本格的に探偵業
庶民が冤罪にされる事件が多発していたからなぁ
あの頃はだからって
そいつらを助けるんだって 俺が守るんだってな。
『諮問探偵←コンサルティングディテクティブ』と
いう探偵業。庶民を守る仕事に就いたのさ。
はじめは 馬鹿にされて 笑われて猫探し
たく 馬鹿がつくぐらい生真面目 真面目で馬鹿だったよ。
でも そういう所が 私は好きだ。
あまりに落ち込んでいてな。仕事なしで(笑)
常に金欠で その埋め合わせに
お前も知っている通り 薬物の嫌いがある。
ある日な 仕事が暇すぎて
雑貨屋に立ち寄ったら こいつ髑髏の指輪に
一目惚れしちまったみたいでな。あいつ。
部屋中の隠し金をかき集めて その髑髏の指輪を
買いに行ったら一足先に売れちまったという訳だ
本当はな その店の店主が売れないから
アンティーク屋に 引き取ってもらおうと
考えていたらしくてな。
運よく そのアンティーク屋で再会して
購入できたという訳だ。
そいつが あいつのお気に入りでなぁ。
その指輪に 初めてできた友達のように
毎日話しかけているから こっちも面白くて
ついつい その髑髏の指輪に同化してたら
居心地が良くてな。
そのまま この指輪の中にいる。
あの日 お前をタワーブリッジからテムズ川に落下
する時 お前に怪我をさせねぇーーようにな。
あいつは 必死で お前をきつく抱いてたぜ。
お前の頭を守ってな。死なせねぇーーよーにな。
少し お前の身体が柔らか過ぎた やわだったのかも
しれないが。
あいつは頭に怪我して二日目に働きに出た。
腕もヒビがはいっていたけど 我慢してたみてぇだぞ。
我慢強いというか負けず嫌いというか…。
お前を心の底から守りたかったんだろうな。
羨ましかったぜ。私はな。
こんなに愛されて…。
やっと友達と呼べる奴ができたんだってな。
螺旋階段の時も汽車の時も 大学の時も
そして…。あの夜…。
お前があいつを訪ねて来た時 手紙をわたした時の
悲しそうな憂いに満ちた眼は 今も忘れられないぞ。
お前は 愛されていて幸せだな。
いい加減に 自分の殻を破れ。
自分のした事に誇りを持てとは言わないが。
世論を動かした 民衆を一つにまとめあげたんだ。
それが血塗られた道であってもな。
あいつの祖先がした事をな。
あいつは 機密文書知ってたんだよ。本当はな。
小さい時から。
まぁ 選択はお前自身に任せる。
このまま あいつらの餌食になるのか?
それとも あいつシャーロックと共に 贖罪の道に
誘われるのか?
選択の道は二本の分かれ道しかない。
お前が決めろ。選択しろ。
あいつは ただお前を 静かに待っているだけだ。
さて…。長居をしたな。
どうやら 私だけ長く話してしまったようだ。
すまない 許せよ この無礼をな。
さて 私は指輪にもどるとしょう。
さて帰ってきたら あいつ どの指にはめるんだろう?
多分左の薬指だな。
『愛や絆を深める。願い事達成』の意味だからだ。
お前は 頭がいい この意味分かるな。
地獄へ行くも あいつと一緒だ。
あいつ シャーロックも お前と同じ 棺桶に片足を
突っ込んでいるからなぁ。
両手も深紅の血で染まっているかも。
お前と一緒だよ。汚れちまったってな。
おっ。 噂をしたら帰って来たぞ。
ウィリアム いや リアム もどって来いよ。
必ずな。あいつの元にな。 」
□というと…。
髑髏の指輪に帰って消えていきました。
ウィリアムは思いました。
ウィリアム 「シャーリーも 僕と同じように
この世間の荒波を 理不尽と思いながら
生きにくい世の中だと思いながら 生きて暮らして
きたんですね。 」
□と…。
心の中で思いました。
□病院の廊下からは。
いつもの通り 賑やかな 夜勤担当の看護師さん達と
たわいものない会話をする。
シャーロックの声が聞こえてきています。
シャーロック「今帰ったぜ。
セレナありがとな。
リアム大丈夫だったか?」
セレナ 「昼間の引継ぎの時に 確認したけど。
大丈夫 バイタルは安定してるって。
後は目覚めるだけね?」
シャーロック「そうだな。
それは あいつ次第だからな。
俺達は 傍にいるだけだ。」
セレナ 「そうね。
あっ シャーロック? 夕食食べた? 」
シャーロック「いや まだだぜ。
リンゴは買って来たけどな。
あいつに ジュースにして飲ませねぇーーと。」
セレナ 「そうね。 」
シャーロック「さて リアムに逢いに行くか。 」
シャーロック「リアム。
今帰ったぜ。 一つ仕事が片づいたぜ
おっ お前もお疲れさん。
さて リアム夕食だぞ 林檎ジュースにする。
それから 明日の洗濯物出しとけよ。
洗うからな。 」
□そのシャーロックの声を聞きながら…。
シャーロックと共に これから先 生きていこう
と…。ウィリアムの心の中で小さい火種が🔥
焔が優しく灯るのでありました。
□シャーロッは いつもの事なので サクサクと林檎の皮を
向いて ジュースにする為に手で果汁を絞る絞り器具を
使用して 夕食を作りました。
そして飲ませて…。ゲップを→赤ちゃんみたいですが…。
出させて身体をふいて…。寝巻パジャマのお着がえを
そして 髑髏の指輪を→左の薬指にはめました(笑)
どうやら当たっていたようです( ̄▽ ̄)
□ウィリアムは思いました。
一度消えた命 助けられた命…。
目覚めて これから色々と辛い事が待っているけど…。
生きる選択をしたのだから シャーロックと二人で生きる
事を心の中で 選択選び抜きました。
もうすぐ 目覚めの日も近いのかもしれません。
□シャーロックはいつもの通り
お決まりの ウィリアムのベッドの真ん中で
椅子に座りながら ベッドにうつぶせになって浅い眠りに
つきました。
またウィリアムも 深い深い眠りについているようです。
そして…。ウィリアムは不思議な夢を見ました…。
それは シャーロックと出逢った日の夢
次から次へ シャーロックが自分に 夢の中で問いかけてきます。
□ウィリアムの深い深い夢の中
漆黒の闇に シャーロックの声だけが響きわたります。
ウィリアムの脳裏には そのシャーロックの姿と言霊達が
次から次へ浮かんでは消え 瞬時に場面が変わり
その声には→エコーがかかっています。
なぜか→坂道を丘を右足を引きずりながら
歩いています。
シャーロック「先生
Did I pass your test?
俺はお前のお眼鏡に適ったか?
よぉリアム! マジでその年齢で大学教授
やってたんだな! 」
シャーロック「…それに 列車の事件の後に会おうって
約束てただろう? 」
シャーロック「今 『シャーロック』っつったかぁ!?
またロンドンで会おう!
リアム!」
シャーロック「数学者だ な? 当たっただろ
数学者サン
黄金比かどうかを 」
シャーロック「どうして分かった?
ハーッハッハッハ!!
マジで面白ぇなあんた!! 」
シャーロック「そうだろう リアム 」
シャーロック「ハツハッハ!! だよなリアム!?
良かったよ お前で!!
…俺は正直 お前じゃなきゃ嫌だったんだ
お前であって欲しかったし
お前でなきゃ駄目だった… 」
シャーロック「ここからは 本気の勝負だぞ リアム! 」
シャーロック「必ずお前の全てを解き明かし
俺の望む形で 捕まえてやる!! 」
シャーロック「あぁ…
必ずな…! 」
シャーロック「リアム…! 」
シャーロック「死を逃げ道にするんじゃねぇ!!
そんなもん 只のお前が苦しみから
逃れてぇだけだろう!!
ほんとうに罪を償いたいなら
苦しみから逃げるな!!!
お前にとって 一番辛い道選択をしろ!!! 」
シャーロック「やり方は 幾らだってある
…そうだろう?」
シャーロック「お前は俺の友達だからな…ッ
それだけで 理由としちゃ十分だろう…ッ!
ーーー手紙は読んだ!」
シャーロック「もう明らかだ
そうだろうリアム 」
シャーロック「あの死体はな
死んだのは 昨日の夜だぜ」
シャーロック「………俺の名は
ホームズ
シャーロック・ホームズだ」
シャーロック「決まってるだろう
犯罪卿について…だ」
シャーロック「義賊だ! 」
シャーロック「あぁ…
実は正直
ここに来るまで少し 迷いがあったんだが…」
シャーロック「リアム
お前に相談できて良かったぜ 」
シャーロック「俺達は最初からずっと
同じ気持ちだったんだ
…なら!
同じ未来を
見る事だって出来るはずだろう!!」
シャーロック「…生きろ!!
生きろ
ウィリアム!!! 」
シャーロック「---お前一人…っ
死なせてたまるかよ!!!」
シャーロック「ーーーやっと 捕まえたぜ
…リアム 生きよう
生きて 俺達はーーー… 」
ウィリアム 「ふふふふ←少し微笑んで 」
ウィリアム 「Catch me if you can
Mr. Holmes.
私を捕まえられるのなら
捕まえてご覧なさい。
ミスター・ホームズ 」
ウィリアム 「……… 僕の負けだ 」
ウィリアム 「ゔわぁあああああぁぁぁぁぁ
はぁ はぁはぁ
うっぐぐぐぐ
はぁ」←声にならない声
うめき声と息苦しそうな
ウィリアムがそこにいました。
□朝方
そのウィリアムの声にならない うめき声に
傍でうたた寝をしていた→シャーロックが飛び起きました。
その顔は この世と思えないようなお慈悲がないような顔を
しています。
その声に…。
ナースステーションで仕事をしていた
看護師さん達が ウィリアムの寝ている病室に飛び込んできました。
アイラ 「シャーロック!!!
どうしたの?
悪い夢でも見たの? 」
シャーロック「いや違う 俺じゃねぇ。
リアムだ。 」
アイラ 「ウィリアムさん?
いいわね 私 まずは落ちつくのよ。落ちついて
はい。一回深呼吸
ふぅ~ ( ´Д`)=3 フゥ
アメリア 婦長さん呼んできてぇ
ノア先生と一緒に朝の珈琲飲んでいると思うから
オリビア ルーク先生と オリバー先生呼んできて
もう出勤していると思うから。
エマ X線の手配 朝一でね。 」
アメリア 「はい。 婦長ぉおおおおお 」
オリビア 「X線技師のマーク呼んできます。 」
エマ 「私は X線の部屋を暖めてきます。 」
アイラ 「おはようございます。
ウィリアムさん。
今 診察しますからね。
気持ち悪いとか 動悸がするとか?
ありませんか? 」
□ウィリアムは
白い見慣れない異国の病院の天井を見つめながら
そっと 視線をアイラさんに合わせました。
ウィリアムは静かに 大丈夫だとうなづきまた。
ウィリアム 「……。うん 」
アイラ 「さて シャーロック
いつまで口をあんぐり開けているの?
そこにいると 診察の邪魔だから
廊下に出ていてね。
それと 朝なんだから 寝ぼけてないで
おはようって言いなさいよね。」
シャーロック「あっ あぁ
リアム おはよう
朝だぜ 」
アイラ 「うん。 朝ですねぇ~ 」
ウィリアム 「……。
うん 」←静かに眼で合図をしています。
□そこへ バタバタと それぞれの専門医の先生方達と
看護師さん達が ウィリアムのお部屋にはいってきました。
皆様方 みんな嬉しそうです。
そして…。ウィリアムを車椅子に乗せて→レントゲンや
眼科の診察や右足の少し曲がっている骨の具合を
診察をしているようです。
その頃→シャーロックは 静かにポツンとウィリアムの四ヶ月間
も眠っていた病室で 朝焼けを見ていました。
静かに白いカーテンが 窓から外に風にあおられています。
一時間は待ったと思います。
少し心臓の機能が寝ていたので悪くなっていますが
何とか 栄養をとって薬を飲めば 大丈夫だと言われました。
左眼は…。もう少し様子をみょうとなりました。
突然の出来事に シャーロックは 嬉しいやら なんて言葉を
かけたらよいのか お互いが分かりません。
でも たった一つ互いに思っているのは…。
傍にいたいという事。
二人は 言葉を発しませんが 互いに寄り添っているようです。
□そこへ…。
ビリーが急ぎの仕事の情報を持ってウィリアムの部屋を
訪ねてきました。
ウィリアムが ビリーに視線を合わせたので…。
ビリー 「初めまして ウィリアムさん。
おはようございます。
今日 今から ポニテ先輩をかりるねぇ~
憂国→夕刻までには 帰すから
ポニテ先輩 行くよ。 」
シャーロック「あぁ。
リアム 留守番頼むぜ。
出かけて来る。
セレナさん リアムを頼む。 」
セレナ 「はいはい。 朝食沢山食べるのよ。
行ってらっしゃい。 シャーロック」
□と 何事もなかったように 普通にいつもの通りに
二人を仕事に送り出しました。
目覚めたウィリアムに あまり精神的に負担を
かけないようにとの 精神科の先生からの
アドバイスのようです。
□シャーロックとビリーは
公園で簡単に朝食をとり 今日の依頼人クライアントさんに
逢いに行きました。
シャーロックは いつもの推理が それ以上の速さで
仕事の依頼を解決をしていきます。
早く仕事を終らせて ウィリアムが通院に通う距離
病院から徒歩五分のアパートメントを見つけたので
そこに 一時的に生活ができるように 最小限の
生活道具を買いそろえたいと思いました。
しかし…。このNew Yorkは→米国の方よりも英国の方
の姿が多く ウィリアムの素性を顔を知っている方々が
いるかもしれないので 早く別の街に行きたいなと
思うのでありました。
その事を ビリーに静かにうちあけると その意見に
賛成をしてくれました。
□一方
病院のウィリアムの方は…。
あまりに ウィリアムがイケメンで(笑)
看護師さん達が 訪ねてきています。
婦長さんのセレナが 注意をするのですが
みな高貴な雰囲気を持つウィリアムに釘付けのようです。
婦長さんがため息一つつくと…。
『面会謝絶←No visitation allowed』とドアに張り紙をしました(笑)
ウィリアムは 安心してリハビリを終えた身体を
静かに休める事に成功しました。
□ウィリアムは静かに 安心しきった眠りについています。
静かな 息づかいで眠っています。
指には…。今度は左手の親指に しっかりと→髑髏君の指輪
💍君が そっとつけています。
髑髏君は そっと微笑みました。
髑髏君 「たく。
『信念目的達成 困難への対処法』か。
まぁ いいだうろ
お前も『頑固者で 天邪鬼』だが
あいつも 中々の輪をかけて
『頑固者で 天邪鬼』だぞ。
似た者通しという事か…。
まぁいい こいつらの命が消えるまで
共に 私も生きようぞ。
なぁ ウィリアム 」
ウィリアム 「……。
ふふふふ←少し微笑んで
はい。 喜んで…。
シャーリーと共に…。地獄の奥底まで…。」
髑髏君 「そうだな。
まぁ 地獄の奥底の地獄まで落ちていたけどなぁ
お前達は
まぁいい ウィリアム ゆっくり寝ろ
私が守っていてやる。
もうすぐ あいつが帰って来るまでな。
たく 私は悪魔なのに何をしているのだろう
と問いかけたくなるわ。 」
□そういうと…。
何だか髑髏の指輪君が 少し笑った気がしました。
□数時間後
アイラ姉さん事 看護師さんが
ウィリアムの傍に心配なので つき添っているようです。
手には→ワトソン先生の『シャーロック・ホームズシリーズ
最後の事件』の新刊の小説本を 真剣な顔をして読んでいます。
本好きのアイラ姉さん 一度物語にはいったら止まりません(笑)
最後まで読んでいるようです。
チラチラとウィリアムの息づかいを確認しつつ
熱がないかを確認 眼は本の活字を追っているみたいですが。
ちゃんと看護師さんしています。
□憂国→夕刻が来ました。
街は 家路につく方々の足音が 病室の窓から
聞こえて来るみたいな 外は賑やかさです。
シャーロックとビリーは 二人して夕食を買い
今日は ウィリアムのいる病室に泊る予定です。
□二人がウィリアムの病室に帰って来ました。
すると…。アイラ姉さんが 本を読みながら泣いています。
最後の事件に何かを 感じているようです。
ビリーとシャーロックは その姿を見て
ジョンの新刊が出たんだなって思いました。
ジョンが 自分達の為に 書き綴った作品…。
読んでみたいと二人は思いました。
アイラ 「グスン(´;ω;`)ウッ…
お帰りなさい。二人とも
ごめん 今ピンチで泣いてる…。
やっぱり シャーロック・ホームズシリーズの
最終章だけの事はあるわねぇ
感動しちゃった。
この二人 憎めない 互いの優しさがあるわ
あっ ごめん。 本読んでたけど
仕事はちゃんとしていたからね。
バイタルも安定しているし
息づかいも大丈夫…。
でも どこか ウィリアムさんって
悪魔になっているモリアーティ教授に似ているのよねぇ~
イメージが…。 」
シャーロック「そうか?
まぁ リアムは 高貴な生まれだからな。
でも 普通の人間だよ。
アイラ 下のいつもの本屋で 新刊売ってるのか?」
アイラ 「えぇ 後二冊だって
ローガン先生が言ってたわよ。」
シャーロック「そうか 今 行けば間に合うか
ビリー リアムを頼む 」
ビリー 「うん 僕は もう本は買ったよ。
男と男の友情だった。 」
シャーロック「フッ←鼻で微笑んで
そうか 閉店までには ギリで行けるだろう
リアム お前の分も買って来るからな。
待っていろよ。 」
□そうシャーロックは言うと…。
速足で本屋さんので本を買いに走りました。
本屋さんは 店主が外で→お店のドアの鍵を
閉めようとしていました。
そこへ…。
無事に…。
店主 「お客さん すみませんが
もうお店は閉店なんですが…。」
シャーロック「あっ すまねぇ。悪かったな。
ギリギリ間に合った。
あの すまないが
『シャーロック・ホームズシリーズの新刊
最後の事件』の本を二冊下さい。
それと レターセットをくれ。
友人に頼まれていたの 忘れててなぁ。」
店主 「そうですか。
では 差し上げましょう。
私もシャーロック・ホームズシリーズは
大好きですので おすすめの新刊です。
それと お手紙セットですねぇ。
分かりました 私のセレクトにしましょう。
これを…。愛する方にお手紙ですか?」
シャーロック「いや その本の作者宛になぁ
ファンレターを書こうと思ったんだよ。」
店主 「そうですかぁ。
私も感想を 今 今宵書こうと考えてました。
まだ読んでいらっしゃらない方に
ネタバレはダメですが。
とても素敵な御本でした。 」
シャーロック「そうか 読むのが楽しみだな。
この金額で足りるか?」
店主 「確かに 二冊分とレターセット代を
頂きました。ありがとうございます。
お気をつけてお帰り下さい。 」
□そういうと…。
静かにお店の中へ店主ははいっていきました。
シャーロックは急いで ウィリアムが待つ病院へ
帰って来ました。
シャーロック「ただいま。リアム
ジョン先生の新刊だぞ
お前の分 ここにおいておく 」
□と…。
シャーロックはウィリアムの枕元に
そっと その本をおきました。
本好きのウィリアムが 片目だけど…。
読んでくれる日が来るのを 静かに待とうと思いました。
その姿を ビリーが 林檎の皮をむきながら
ニコニコと微笑んでいます。
□その姿を…。
ひっそりと眼が覚めた ウィリアムが静かに
シャーロックの姿を右眼で追っています。
そして 何だか 生きているって こういう事なんだな。
と思うのでありました。
ビリー 「アイラさん 今夜夜勤? 」
アイラ 「違うわ。定時あがりよ。
家に帰っても 独りで暇だから
婦長さん頼み込んで 病院に泊る事に
今夜はしたのよ。
ウィリアムさんが心配だったから。」
ビリー 「やっぱねぇ~
下の階の看護師さん控室の前を通ったら
口々にそんな事を言ってたよぉ~
みんな心配なんだね。
良かったね ウィリアム君 」
シャーロック「たく
リアム 何か お前も言ってやれ
うなづくだけでもいいから。 」
ウィリアム 「ふふふふ←静かに微笑む 」
アイラ 「さて 私も ココで夕食一緒にいい?」
シャーロック「あぁ まず先に リアムの食事からだな。」
アイラ 「そうね。 」
ビリー 「コーンスープ買って来たけど。 」
アイラ 「うん 大丈夫だよ。 」
ビリー 「僕達も一緒 アイラさんの分も買って来たからね。」
アイラ 「えっ?
流石 探偵さん達ね。
シャーロック・ホームズさんみたいだね。」
シャーロック「同じシャーロックの名でも 性格は違うからな。」
ビリー 「そうそう ポニテ先輩はね。」
ウィリアム 「……。 」←静かに微笑んでます。
シャーロック「さて リアム飯だぞ
起きて食うか? 自分で食べるのも
リハビリだからな。
しっかりと 残さず食べろよ。」
ビリー 「ポニテ先輩もね。 」
シャーロック「あぁ 分かってるよ。 」
□そして…。
四人は 美味しく夕食を食べました。
今日一日は 忙しくびっくりする目まぐるしい一日だと思いました。
久しぶりに…。シャーロックは心から笑った気がしました。
今宵は 楽しい夢を見れそうです。
□そして…。
ウィリアムが目覚めてから一ヶ月が経ちました。
ウィリアムの心は まだ不安定ですが。
一番 病院の屋上に行く行為が シャーロックとっては
最近の不安要素です。
時たまウィリアムは→情緒不安定になるからです。
その行動は シャーロックは仕方がないと認識していますが
やはり心配でなりません。
屋上で独りベンチに ちょこんと一日中座っている事も
あると看護師さん達が聞いているからです。
自分の未来は『白紙』だとシャーロックに伝えます。
シャーロックの心は 腹の底は もうすでに決まっています。
その白紙の世界を 壊すもウィリアムの気持ち一つ。
自分には何もできない。傍で見守るしかないと
シャーロックは いつもそう思っています。
傍には 自分の友達の髑髏君の指輪が…。
ウィリアムの右手の人差し指に お守りとして
指から抜けないでいます。
それがせめてもの 自分の心配要素をひと時だけ忘れられる
瞬間なのかもしれません。
※人生って 自分色の絵のキャンパスだからね…。
いくらでも 自分の色に染まる…。
世界は自分色に染まるんだけどね…。
中々この世の中は難しい世の中ですが( ̄▽ ̄)
悩むのも人生。シャーロックは昔から人一倍苦労している
からね。
だから悩んで悩み抜いて 自分の色の人生になったと思う。
ウィリアムは 人に流されてきたからね…。
アルバート兄様に守られてきた。
弟ルイスに守られてきた…。
人生『役得』なんだけど…。
協力者達が 自然に集まるしね。
シャーロックは『一匹狼』気質だからと…。
想いながらおります。
□そして…。
ウィリアムの身体の具合も良くなり
日常生活に苦労は少しだけありますが
元気に心も→多分まだ贖罪で迷宮しているけど…。
落ちついているみたいです。
シャーロックも思いっきり探偵業の仕事を
ビリーと共に忙しそうに 髪を切る余裕もなく
働いています。
髪を伸ばしているのは→多分自分への願掛けだと
思います。
□ある日のシャーロックが仕事がお休みの日
の事
ウィリアムの病室で さわやかな外から入る風に
誘われながら シャーロックは椅子に座り
うたた寝をしています。
その姿を リハビリから帰って来たウィリアムが
静かに微笑むと
ウィリアム 「ふふふ←少し微笑んで
良く寝込んでますねぇ
先週は一週間 丸ごとお仕事でしたから
お疲れでしょう。
もう少し このまま寝かせてあげましょうか?
シャーリー 」
□そういうと
ウィリアムは
優しくシャーロックの頭を→なでなでをしました。
すると…。
指輪から声が聞こえてきます。
髑髏君 「たく
私の苦労も知らないで
良く寝てやがるわ
お前 ウィリアムも 疲れたなら
早く寝てもいいぞ。
私が見守っていてやるからな。
自分でも 不思議に思うが
こいつ シャーロックは 一匹狼気質が強い
正義の固まりだ。だから周りと調和できん
ワザと言葉遣いを変えているけどなぁ。
あいつも 一度 お前みたいに世の中の不条理に
対して 消えようとした事があってなぁ。
流石に あの時は焦ったわ
どいつもこいつも 悪魔の私をヤキモキさせる
気質が存在しているものだなぁ。」
ウィリアム 「もどりたいですか?
シャーリーの元へ 」
髑髏君 「いや
もう少し お前の傍にいる
呑気にダメダメな顔をして 寝ているこいつに
悪いが お前の傍が居心地が良い。
これから先も こいつ シャーロックを友として
頼んだぞ。ウィリアム いや リアム 」
ウィリアム 「えぇ 任せて下さい。
悪いようには しませんので 」
髑髏君 「教育のしなおしか?
数式の先生 」
ウィリアム 「えぇ そうですが 何か問題でも?」
髑髏君 「数式はやめておけ
こいつはキレるぞ 」
ウィリアム 「えぇ 分かっています。
シャーリーの性格は 」
髑髏君 「そうか
それならよい
あっ そうだ ジョン宛 いやワトソン先生宛に
こいつファンレター書いてたぞ
その引き出しにはいってる 確認してみろ
きっと 探偵事務所の監視がある。
バレるとまずい
まぁ そんなヘマはやらんがな。 」
ウィリアム 「えぇ
シャーリーが起きたら 読ませて頂きます。
楽しみですが 」
髑髏君 「あぁ よろしく頼む 」
ウィリアム 「空が綺麗ですね。
あっ 白い烏…。
ふふふ←少し微笑んで
黒い烏も 三羽仲良く木にとまってますね。
まるで 私達みたいですね。 」
髑髏君 「あぁ そうだな。
烏は我々悪魔と同じ 霊烏だからな。
白い烏は 吉兆
お前も知っていると思うが
我が国 イギリスには烏の言い伝えがある。」
ウィリアム 「えぇ 」
髑髏君 「『烏鳴きが悪いと人が死ぬ』というからなぁ。
あのアーサー王が魔女に 魔法をかけられて
ワタリガラス(大烏に姿を変えた)とかな。
お前のマイキー 兄貴アルバートが幽閉されている
ロンドン塔においても ロンドンの大火事の時に
まぁ お前達 犯罪卿も同じ事をしたが。
庶民と貴族達が協力し合って その お前達が
放った未来への炎🔥を灯火を受け継いでいる
けどな。
私は そのロンドンの大火事の時に生きていた
から良く知ってる。
その大火事で烏が増えてしまってなぁ。
烏が増えると このロンドンに災害が襲うと
伝わるしな。
チャールズ二世が烏の駆除を考えたんだが。
占い師に「烏が このロンドンからいなくなると
ロンドン塔が崩れ ロンドン塔を失った英国が滅びる」
と予言されてなぁ…。
まぁ ご丁寧にワタリ烏を飼育する風習もできた。
有名な小説の『指輪物語』もあるしな。
ミッドガルドだけど。
まぁ 烏たちが お前達を許してくれたのだろう。
この私も 許してる。
甘いな 悪魔のくせに…。 」
ウィリアム 「ふふふ←少し微笑んで
そうですね。
兄さんもルイスも 無事だと良いのですが…。」
髑髏君 「あぁ。 風のたよりによると
元気にやってるぞ
未来の種を あの国にまいたのだからな。
犯罪卿 お前達はな。
昔の友 シェリンフォード・ホームズも
さぞかし喜んでいると思うがな。
しかし こいつは…。( ̄▽ ̄)
平和でなによりだな。 」
ウィリアム 「えぇ シャーリーはシャーリーですから。」
□そういうと…。
ウィリアムに そっと髑髏君の指輪が微笑んだ
気がしました。
シャーロックは お昼も食べずに 憂国→夕刻まで熟睡を
しているようです。
何ヶ月間の疲れが一気に押し寄せたのでしょうね。
多分
□同じ頃…。
ロンドン塔に幽閉をされている
アルバート兄様の元へ…。
毎日 白い烏が ロンドン塔の上空を飛ぶという
現象が起きています。
その優雅に飛ぶ白い烏の大空を飛ぶ羽ばたく姿を
アルバート兄様は見つめながら…。
『ウィリアムは遠くの異国の地で 生きている。』
□と
アルバート兄様は そっと…。
窓の外に気持ちよさそうに飛んでいる
一羽の白い烏の姿を見つめながら
そう思うのでありました。
□また
同じ時刻に
MI6を引き受けたルイスの元にも…。
遺体のないウィリアム兄さんのお墓に
祈りを捧げに来て
帰りの教会の近くで…。
黒い烏三羽が 仲良く大空を飛んでいる
姿を見ながら…。
ルイス 「兄さん ウィリアム兄さんは
必ずどこかで 生きています。
あのシャーロック・ホームズに
兄さんを委ねたから…。 」
□と
ルイスは心の中で思うのでありました。
□三人兄弟の心は…。
どこかで一つに 繋がっている。
同じ映像を同じ言葉を 同じ空を場所は違えど
同じ気持ちで 烏の飛ぶ姿を見ながら
そう思うのでありました。
□憂国→夕刻
やっとシャーロックが寝ぼけ眼で起きました(笑)
シャーロックの右手の人差し指には…。
しっかりと 髑髏の指輪がはまっておりました。
髑髏君 「たく
いつまで寝てるんだ こやつは
フッ←鼻で微笑んで
居心地は最高だな。
お前も大変だな。
これだからな シャーロック・ホームズ 」
シャーロック「ふぅあ~~あ←大きな大あくびの最中(笑)
腹減った 何か作ってくれ
頼む リアム 」
ウィリアム 「………。 」
ビリー 「リハビリ中の病人のウィリアム君が
夕食作れるわけないじゃん。
ポニテ先輩 」
シャーロック「そうだ。 悪かった。 」
髑髏君 「お前は 本当に阿保か?
私をつけたら いつものあいつにもどったな
それでよしとしょう。 」
□と…。
悪魔様→髑髏の指輪に同化した悪魔様は
そう思うのでありました。
おしまい。おしまい。
厠 段だら羽織沖田 とこしえの壬生狼
誤字。乱文。訂正文がありましたらどうかお許し頂けましたら
幸いですが<(_ _)>
イメージを壊したら…本当に申し訳ございません
すみません<(_ _)>
何となくシャーロックの髑髏の指輪とシャーロックの
祖先さんと烏君を重ねて紡いでみたくて
紡いでみました。
憂国のモリアーティミュージカルの5は
チケットネットでとれないし当日券は→抽選なので
諦めたので…。色々と公式さんの呟きを楽しんでました。
とても良かったようで良かったです。
何となく紡いでみたくて紡ぎました。
もし調べたのが間違いでしたらすみません。
それと→ミッドガルドというお名前
そうです。どこかで聞いた事ある
お名前ですよね…。ミッドガルドというお名前
そこから由来が来ているのかもしれませんね。
イギリスには色々と 古き時代の伝説があります。
調べてみるのも楽しいですよ。
余計な事をすみません<(_ _)>
私の紡ぎか地雷でしたらスルーして下さい。
よろしくお願い申し上げます。
二次創作で…。
原作にはない勝手に私が紡いでいる
物語ですが…。
もしダメならば消去を考えておりますので…。
ご承知頂けましたら幸いですが
苦手な方はスルーして下さいね。
どうかよろしくお願い申し上げます。
挿絵の絵も苦手でしたらスルーして下さいね。
表記の仕方が 間違えておりましたら
どうかお許し頂けましたら幸いですが。
すみません<(_ _)>
どうか…。失礼の段お許し頂けましたら幸いです。
ご了承頂けましたら幸いです。
ご堪能願えればと思います。
本当にすみません<(_ _)>
楽しかったです。
憂国の世界を…。楽しくこれからも紡げたらいいなぁ…。
と思う今宵です。
勝手に「シナリオ式小説」とつけさせて頂いております。
すみません<(_ _)>
そっと ココに静かに作品をおいておきますので…。
よろしくお願い申し上げます。
私の紡ぎが苦手な方は。スルーして下さいね。
お願い申し上げます。
一応文字書きのプロの方に。
暴言を吐かれましたのでご報告をしておきます。
「あのクオリティ。有り得ない。そう思いたい
かの人物は妄想」だそうです。
炙り烏賊という方です
プロの一応 文字書きだそうですから。
pixivに支部がありますので。
素敵な作品かと思います。
確認して下さいね。
人様の作品に対して。
プロ様が 普通こんな事言わないので…。
と思いますが。
ここに貼り付けておきます。