@Datenoh
ピン留めされたノート
@Datenoh
僕がいつも聞いてる曲のプレイリストです(YouTube)
https://www.youtube.com/playlist?list=PLPymUH1P5kh3sIq4HoYPjFwFGYZlG_IyW
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アクティビティ
@merli
みなさん、ご無沙汰しています。最近、自分の投稿頻度が減ったのには理由があります。
Misskeyのサーバー選択画面で、Misskey.ioのヘッダー(バナー)として表示されていた写真をご存知ですか。
その写真が撮影された場所は、東京からそれほど離れていないこともあり、“聖地巡礼”として訪れる人もいました。
私は、そこに行ったことがありませんでした。ただ、ネット上で場所を確認したことはあります。そのとき、近くにお寺や林などがあることに気付きました。
そこで私は、ちょっとしたいたずら心で(ずいぶんと失礼な話ですが)、Misskey.ioにこう書いたのです。
「あの写真の近くにある森って、心霊スポットらしいんだよね」
もちろん、そんな話は嘘です。そもそも、あのあたりは森というより公園なので、そうそう不審なことが起こるはずもありません。本当に、軽い冗談のつもりでした。
ところがある日、“聖地巡礼”に訪れた人が、その“森”に行ったというノートを投稿していました。私もその写真を確認したのですが、あの近くによくもこれほど、と思うほどの立派な森です。
そこから、Misskey.ioの一部のユーザー間で、例の森に行くのが流行り始めました。検索すれば、彼らが撮影した森の写真もいくつか見つかります。中には、心霊現象らしいものに出くわした……と主張する人さえいました。ただ、そのブームのきっかけが私の投稿であるということに、気付いている人はいないようでした。
その現象に対して、若干の後ろめたさはありました。何しろ、自分が吐いた嘘が広まってしまったわけですから。ただ、お恥ずかしい話ですが、すこしだけ嬉しくもあったのです。自分が都市伝説のきっかけになれたような、承認欲求を間接的に満たしていくような快感が、確かに芽生えていました。
しかし、私自身は、なかなかそこに行けていませんでした。そのことに物足りなさを感じていたときに、Misskey.ioのフォロワーの一人(Aさんと呼びます)とお会いすることになりました。そして、Aさんと待ち合わせをした駅がたまたま例の場所に近かったので、せっかくだから「Misskey.ioの、あの場所に行こう」という話になったのです。
当然、私の頭には“森”の存在がこびりついています。タイミングのよいことに、Aさんが「せっかくですから、あの森も見てみたくありませんか?」と提案してきましたので、私は(あれを広めたのは自分がきっかけなのです、と言いたい気持ちをこらえて)その申し出に賛同しました。
くどいようですが、そこで心霊現象を確認したことなどありません。しかし、何が起きようが、現地でどんな気分になるのか確認するだけでも、楽しそうだと思ったのです。たとえ何も起きなくても、自分が生み出した“噂”の現場を目の当たりにはできるわけですから。
そうしてAさんと合流し、バスに乗り、2人で例の場所にたどり着いたとき、私は……黙ってしまいました。ただ、立ちすくんでしまいました。
森など、どこにもなかったのです。
いや、木々が生えている公園はあるはずでした。かつてネット上で確認した地図でも、写真で確認できたのですから。それが、ないのです。ただの野原になっているのです。いや、野原というよりも、無理やりに土地をならして、不自然に放置したというか……建物を建てようとして、諦めてそのままになっているというか……とにかく、そういう感じでした。
「あの……森って……」
Aさんの問いかけで、ハッと我に返りました。あわててスマートフォンで地図を確認してみると、確かに画面上では、そのあたり一面に“何もない”のです。目の前に広がっている、何にも使われていない場所が表示されていたのです。
しかし、かつて自分が確認したときは、木々が広がっていたはず。それらが1年や2年で、すべてなくなったとは思えない。
「森に行かなくても、大丈夫ですか」
狼狽する私に、Aさんが問いかけてきます。自分は答えに窮しました。
確かに、例の場所の近くに心霊スポットがあるというのは、私の嘘でした。ただ、何本かの木々は、絶対にあるはず。こんなに何もない土地になっているというのは、あり得ないはずなのです。「いや、その」と口ごもる私を、Aさんは不思議そうに見つめて、こう呟きました。
「一緒に行きたかったのですが」
私は何も言えませんでした。曖昧な相槌を、一つ、二つ返して、「まあ、帰りましょうか」と言うのがやっとだったと記憶しています。そのあとAさんと解散し、自宅に帰ってから、Aさんが何を投稿しているのかと気になりました。「あの森はなかった」などと、書いているのではないか……。
Aさんは、そんな言葉は書き連ねていませんでした。ただ、一つだけ、ノートを投稿していたのです。
それは、1枚の写真でした。
森が写っていました。
鬱蒼とした木々をバックに、顔こそスタンプで隠していましたが、Aさんが写っています。おそらく、スマートフォンで自撮りしたのでしょう。服装は、私と会ったときとまったく同じでした。
ただ、どこで……どこで、撮られた写真なのでしょう。公園の近くにあった風景とは明らかに違いました。山の奥で撮影したような写真なのです。街灯も見当たらないし、生えている木々も、あの付近にあったものとは明らかに違う。ただ、かつてMisskey.ioで何度か見かけた、“あの森”と同じようには見えました。
Aさんが、別の日に、あるいはまったく別の場所で撮影した写真の可能性もあります。しかし、だとしたら、なぜあの時間に投稿したのでしょうか。文章も何もなく、その写真だけが投稿されている。呆然としていると、Misskey.ioの通知音が鳴りました。それは、Aさんからのリプライを知らせる通知でした。
私はそのリプライを確認し、息を呑みました。どうにか落ち着こうと、あわててキッチンに行ってマグカップを掴み、蛇口から雑に水を入れて飲み干しました。自分の呼吸が荒くなっていくのが、わかりました。
いま思うと、Aさんはどうして「一緒に行きたかったのですが」と言ったのでしょう? そのものがまるで見当たらないのですから、「どうなっているのか」「森はどこにあるのか」などと疑問を口に出してもおかしくはありません。でも、Aさんはそうしなかった。そして、あの写真を撮影した(いつ? どこで?)。
Aさんから届いたのは、こんなリプライです。
「どうして来てくれなかったんですか」
このノートを見た人に、確認してほしいのです。例の場所に、行ってみてください。あの森はありますか? あるとしたら、どうして私には見えなかったのでしょうか? なかったとしたら、Aさんが私と“一緒に”行こうとしたのはどこなのでしょうか?
こんな提案をみなさんのTLに流していいものか、ずっと考えていました。それゆえに投稿する頻度が減っていたのですが、いよいよ、我慢できなくなりました。この連休の間に、私はもう一度あの場所に行ってみようと思います。
できることなら、あの森があってほしいと思うのです。
Misskeyのサーバー選択画面で、Misskey.ioのヘッダー(バナー)として表示されていた写真をご存知ですか。
その写真が撮影された場所は、東京からそれほど離れていないこともあり、“聖地巡礼”として訪れる人もいました。
私は、そこに行ったことがありませんでした。ただ、ネット上で場所を確認したことはあります。そのとき、近くにお寺や林などがあることに気付きました。
そこで私は、ちょっとしたいたずら心で(ずいぶんと失礼な話ですが)、Misskey.ioにこう書いたのです。
「あの写真の近くにある森って、心霊スポットらしいんだよね」
もちろん、そんな話は嘘です。そもそも、あのあたりは森というより公園なので、そうそう不審なことが起こるはずもありません。本当に、軽い冗談のつもりでした。
ところがある日、“聖地巡礼”に訪れた人が、その“森”に行ったというノートを投稿していました。私もその写真を確認したのですが、あの近くによくもこれほど、と思うほどの立派な森です。
そこから、Misskey.ioの一部のユーザー間で、例の森に行くのが流行り始めました。検索すれば、彼らが撮影した森の写真もいくつか見つかります。中には、心霊現象らしいものに出くわした……と主張する人さえいました。ただ、そのブームのきっかけが私の投稿であるということに、気付いている人はいないようでした。
その現象に対して、若干の後ろめたさはありました。何しろ、自分が吐いた嘘が広まってしまったわけですから。ただ、お恥ずかしい話ですが、すこしだけ嬉しくもあったのです。自分が都市伝説のきっかけになれたような、承認欲求を間接的に満たしていくような快感が、確かに芽生えていました。
しかし、私自身は、なかなかそこに行けていませんでした。そのことに物足りなさを感じていたときに、Misskey.ioのフォロワーの一人(Aさんと呼びます)とお会いすることになりました。そして、Aさんと待ち合わせをした駅がたまたま例の場所に近かったので、せっかくだから「Misskey.ioの、あの場所に行こう」という話になったのです。
当然、私の頭には“森”の存在がこびりついています。タイミングのよいことに、Aさんが「せっかくですから、あの森も見てみたくありませんか?」と提案してきましたので、私は(あれを広めたのは自分がきっかけなのです、と言いたい気持ちをこらえて)その申し出に賛同しました。
くどいようですが、そこで心霊現象を確認したことなどありません。しかし、何が起きようが、現地でどんな気分になるのか確認するだけでも、楽しそうだと思ったのです。たとえ何も起きなくても、自分が生み出した“噂”の現場を目の当たりにはできるわけですから。
そうしてAさんと合流し、バスに乗り、2人で例の場所にたどり着いたとき、私は……黙ってしまいました。ただ、立ちすくんでしまいました。
森など、どこにもなかったのです。
いや、木々が生えている公園はあるはずでした。かつてネット上で確認した地図でも、写真で確認できたのですから。それが、ないのです。ただの野原になっているのです。いや、野原というよりも、無理やりに土地をならして、不自然に放置したというか……建物を建てようとして、諦めてそのままになっているというか……とにかく、そういう感じでした。
「あの……森って……」
Aさんの問いかけで、ハッと我に返りました。あわててスマートフォンで地図を確認してみると、確かに画面上では、そのあたり一面に“何もない”のです。目の前に広がっている、何にも使われていない場所が表示されていたのです。
しかし、かつて自分が確認したときは、木々が広がっていたはず。それらが1年や2年で、すべてなくなったとは思えない。
「森に行かなくても、大丈夫ですか」
狼狽する私に、Aさんが問いかけてきます。自分は答えに窮しました。
確かに、例の場所の近くに心霊スポットがあるというのは、私の嘘でした。ただ、何本かの木々は、絶対にあるはず。こんなに何もない土地になっているというのは、あり得ないはずなのです。「いや、その」と口ごもる私を、Aさんは不思議そうに見つめて、こう呟きました。
「一緒に行きたかったのですが」
私は何も言えませんでした。曖昧な相槌を、一つ、二つ返して、「まあ、帰りましょうか」と言うのがやっとだったと記憶しています。そのあとAさんと解散し、自宅に帰ってから、Aさんが何を投稿しているのかと気になりました。「あの森はなかった」などと、書いているのではないか……。
Aさんは、そんな言葉は書き連ねていませんでした。ただ、一つだけ、ノートを投稿していたのです。
それは、1枚の写真でした。
森が写っていました。
鬱蒼とした木々をバックに、顔こそスタンプで隠していましたが、Aさんが写っています。おそらく、スマートフォンで自撮りしたのでしょう。服装は、私と会ったときとまったく同じでした。
ただ、どこで……どこで、撮られた写真なのでしょう。公園の近くにあった風景とは明らかに違いました。山の奥で撮影したような写真なのです。街灯も見当たらないし、生えている木々も、あの付近にあったものとは明らかに違う。ただ、かつてMisskey.ioで何度か見かけた、“あの森”と同じようには見えました。
Aさんが、別の日に、あるいはまったく別の場所で撮影した写真の可能性もあります。しかし、だとしたら、なぜあの時間に投稿したのでしょうか。文章も何もなく、その写真だけが投稿されている。呆然としていると、Misskey.ioの通知音が鳴りました。それは、Aさんからのリプライを知らせる通知でした。
私はそのリプライを確認し、息を呑みました。どうにか落ち着こうと、あわててキッチンに行ってマグカップを掴み、蛇口から雑に水を入れて飲み干しました。自分の呼吸が荒くなっていくのが、わかりました。
いま思うと、Aさんはどうして「一緒に行きたかったのですが」と言ったのでしょう? そのものがまるで見当たらないのですから、「どうなっているのか」「森はどこにあるのか」などと疑問を口に出してもおかしくはありません。でも、Aさんはそうしなかった。そして、あの写真を撮影した(いつ? どこで?)。
Aさんから届いたのは、こんなリプライです。
「どうして来てくれなかったんですか」
このノートを見た人に、確認してほしいのです。例の場所に、行ってみてください。あの森はありますか? あるとしたら、どうして私には見えなかったのでしょうか? なかったとしたら、Aさんが私と“一緒に”行こうとしたのはどこなのでしょうか?
こんな提案をみなさんのTLに流していいものか、ずっと考えていました。それゆえに投稿する頻度が減っていたのですが、いよいよ、我慢できなくなりました。この連休の間に、私はもう一度あの場所に行ってみようと思います。
できることなら、あの森があってほしいと思うのです。
@Datenoh
なんか、ハマスタ、レフト後方になんか建設してるね
@Datenoh
いや、借金40は見たことない。
@Datenoh
こうたろーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!
@Datenoh
ぐんぐんぐんぐんぐんじーーーーーーーー!!!!!!!!
@Datenoh
さーあ、このまま2点差を守ってくれ〜〜〜〜〜
@Datenoh
マジでホークス打線
@Datenoh
よっし!!!!!! 押し出し同点!!!!!!!!!
グワチョよく見た!!!!!!!!!
グワチョよく見た!!!!!!!!!
@Datenoh
早いなァ もう6回だよ
@Datenoh
うあーーーーーっ