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待ち合わせ…。/Novel by 厠段だら羽織沖田

待ち合わせ…。

23,957 character(s)47 mins

待ち合わせ…。
【注意喚起】
 この物語には私の想像したオリジナルキャラクターの方々
 が存在して出てきます。
 この物語には 必要な事なので…。
 どうか オリジナルキャラを出す事
 お許し頂けましたら幸いです。
 物語に必要なので どうかお許し頂けましたら
 幸いです。すみません
 憂国のパロなのでどうかお許し頂けましたら幸いです。
 私の絵や紡ぎが地雷ならスルーをして下さいね。
 よろしくお願い申し上げます<(_ _)>
 
※この言霊紡ぎは
 憂国のモリアーティのカレンダーの
 ウィリアムが地下鉄の駅で右手に珈琲を
 持っている絵を見て紡いでみました。
 カレンダー買ってないですけど( ̄▽ ̄)
 すみません<(_ _)>
 今日は11月23日はビリー君の誕生日なので…。
 誕生日も一緒に紡いでいます。
 ご承知頂けましたら幸いです。
 英国のヘレナのパパは生きていますが…。今回は…。

片っ端から私の作品を4月6日に片っ端から「ブクマ」を
なされた非公開の輩がおりました。
ブクマ荒らしは迷惑なのでおやめ下さい。
ブクマ外しに変更なされたみたいで その行為もおやめ下さい。

またブクマをする行為にもどったようです。
pixiv事務局様に報告しました。ご承知下さい。
嫌がらせ行為荒らしをする非公開の方

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white
horizontal

待ち合わせ…。

【注意喚起】
 この物語には私の想像したオリジナルキャラクターの方々
 が存在して出てきます。
 この物語には 必要な事なので…。
 どうか オリジナルキャラを出す事
 お許し頂けましたら幸いです。
 物語に必要なので どうかお許し頂けましたら
 幸いです。すみません
 憂国のパロなのでどうかお許し頂けましたら幸いです。
 私の絵や紡ぎが地雷ならスルーをして下さいね。
 よろしくお願い申し上げます<(_ _)>
 
※この言霊紡ぎは
 憂国のモリアーティのカレンダーの
 ウィリアムが地下鉄の駅で右手に珈琲を
 持っている絵を見て紡いでみました。
 カレンダー買ってないですけど( ̄▽ ̄)
 すみません<(_ _)>

□ここは
 BAKER・STREET←ベイカー・ストリート
 の地下鉄の駅のホームです。
 地下鉄の喫茶店で持ち帰り用の珈琲を購入した
 カップを左手に持ちながら
 ウィリアムは その駅で誰かを待っているようです。

ウィリアム 「遅いですねぇ。
       ここで待ち合わせって約束をしたのに…。」

□とウィリアムは独り言を言っています。
 すると…。
 改札口から見なれた姿のシャーロックの姿がありました。
 今日は寒いのでウィリアムは茶色のロングコートを着込んでいますが
 シャーロックは その黒のロングコートを着ないで
 自分の腕にかけて登場をしてきました。

シャーロック「歩いて来たけど寒さが半端ねぇーーなぁ。
        コートでもはおるか…。 」

ウィリアム 「……。
       <`ヘ´> フン←少し拗ねている
       ずいぶん遅いご到着ですねぇ~
       30分も遅刻ですよ。 」

シャーロック「悪ぃーー悪ぃ ある人を迎えに行ってたんでなぁ。
       おっ その飲みかけの珈琲 まだ飲めるよな?
       リアム? 」

ウィリアム 「(゚д゚)!
       あっ シャーリー?いきなり何をするんですかぁ~」

シャーロック「うん まだ温ったけーーなぁ。
       ゴクゴクコグ   
       ごっそうさん ゴミはゴミ箱へと  
       さて行くか リアム? 」

ウィリアム 「まったく 貴方という人は…。
       えっ?   Σ(゚Д゚)   」

□背の高いシャーロックの足元の後ろに隠れるように
 立っている…。
 ちょっと背が伸びて大人の階段をのぼりはじめた
 女性がそこには立っていました。

シャーロック「やっと 気がついたか? 」

米国ヘレナ 「泣き虫 ウィリアム
       私は好きよ 
       ウィリアム おはようございます。 」

ウィリアム 「あっ ヘレナ? 
       えっ? どうして?   」

シャーロック「まぁ 話せば長くなる
       とりあえずもう一人の待ち合わせ場所に
       向かおうぜ。
       背伸びをして待っているかもしれねぇーーからな。」

ウィリアム 「えぇ そうですが…。
       頭の整理がつきませんが…。 」

米国ヘレナ 「ふふふ←相変わらずねぇ~
       ウィリアムは
       さぁ 行きましょう。 」

ウィリアム 「えぇ あっはい。 」

シャーロック「さて 出かけるか  」

米国ヘレナ 「えぇ  
       ねぇシャーロック 目的の駅に着いたら
       どのくらい歩くの? 」

シャーロック「そうだなぁ この汽車に乗って3駅ぐらいだな。
       目的の駅に着いたら 5分ぐらいだと思ったけどな。」

ウィリアム 「えぇ 早くて5分遅くて10分程度ぐらい
       かかるかもしれませんね。
       きっと お店の前でソワソワしながら待っている
       かもしれませんね。
       汽車がきましたよ。 乗りましょう 」

米国ヘレナ 「わぁ~ 凄いのねぇ~
       私が住んでる街も都会だけど…。
       ウィリアムが住んでいる街も都会ねぇ~ 」

シャーロック「そうだな。
       でも New Yorkのブルックリンも住みいいし
       マンハッタンも住みいいぞ 」

米国ヘレナ 「そうね。 
       汽車が動いた 
       ふふふ←少し微笑んで
       早く逢いたいなぁ~ 
       今日は沢山歩くと思ったら
       お洒落な靴はやめたわ
       また ウィリアムに迷惑かけるもの 」


ウィリアム 「……。
       ヘレナ あの時のハンカチを返しに?」

米国ヘレナ 「さぁ それはどうかしら?
       それもあるけど 
       私の大切なお友達に逢いに来たのよ」

シャーロック「あぁ そうだな。  」

ウィリアム 「お友達ですか?  」

□そして汽車←電車は目的地ピカデリーへ…。
 その目的地の地下鉄の駅を降りると
 目的地まで3人は歩きます。
 割合歩かずにすみました。
 ヘレナは知らない初めて来る街を珍しそうに
 確認しながら歩いています。
 ウィリアムは何で?シャーロックと一緒に来たのか?
 把握できず→不思議そうにシャーロックの顔を見つめています。

□ここは
 老舗フォートナム&メイソン 百貨店のお店の前です。
 綺麗な建物の彫刻や時計が老舗の品格を表しています。
 そのお店の前に1人の大きくなった大人びいた女性が
 そこには立っています。
 そして…。

英国ヘレナ 「わぁあああ~
       ヘレナぁああ~   」

米国ヘレナ 「わぁああ~
       ヘレナ来ちゃったぁああ  」


□ウィリアムの顔にはますます?
 ハテナマークがついていきます(笑)

シャーロック「さて 老舗百貨店 デパートの中にはいるか?
       リアム?  」

ウィリアム 「 これはどういう事ですか?
シャーリー? 
      ちゃんと説明して下さい。」

シャーロック「まぁ 後でゆっくりとな。 」

英国ヘレナ 「ヘレナ 一週間滞在できるのよねぇ? 」

米国ヘレナ 「そう パパの仕事が一週間ぐらいかかるから
       家族旅行も兼ねて来たの。」

英国ヘレナ 「なら このロンドンを案内してあげるわ
       それと貴方と沢山お話したいもの。 」

米国ヘレナ 「私もよ。
       もうすぐクリスマス 見て見たいなぁ~
       ヘレナの街のクリスマス  」

英国ヘレナ 「じゃあ 招待してあげる。
       丁度学校もお休みだから。 」

米国ヘレナ 「私も ふふふふ←少し微笑んで  」

英国ヘレナ 「私の想像していた通りね。
       素敵な私色に見えるわ 」

米国ヘレナ 「それは何より
       私は私色よ ヘレナ 」

英国ヘレナ 「そうね。 
       立ち話もなんだから お店の中をご招待するわ
       はいったらびっくりするわよぉ~ 」

米国ヘレナ 「びっくりしないわよ。
       ヘレナのパパのお店だもん 」

英国ヘレナ 「そうね。
       私達似ているものね。 」

米国ヘレナ 「うん。  」

□ウィリアムの顔が ますます複雑になっていきます。
 その姿を見るのが楽しそうなシャーロックの姿が
 そこにはあります。
 そして4人はお店の中にはいると…。
 いきなり→中央に豪華な渦巻き状の螺旋階段があります。
 その豪華な螺旋階段をウィリアムとシャーロックの2人は
 あのノアティック号事件の時と同じ目線で見ています。

ウィリアム 「……。  」

シャーロック「この階段 お気に召しましたか?
       数学者さん? 」

ウィリアム 「えぇ 大変気に入りました。
       ふふふふ←少し微笑んで
       あの事件から百貨店の内装をリニューアル
       なされたようですね。 」

シャーロック「そうみたいだな。 」

ウィリアム 「何でもお見通しなんですねぇ
       探偵さんは  」
シャーロック「まぁな。  」

英国ヘレナ 「ヘレナ どこに行きたい?」

米国ヘレナ 「そうね。
まずは紅茶の専門店に行きたいなぁ~
       今朝の紅茶とても美味しかったもの 」

英国ヘレナ 「美味しいわよねぇ~
       買う茶葉の下見してから帰りに買いましょう
       荷物になるから  」

米国ヘレナ 「ヘレナ 荷物持ちならいるわ。
       シャーロックは今日1日私達の荷物持ちだもの
       頼んじゃいましょうか?」

英国ヘレナ 「そうね。
       でも ウィリアムには持たせないわよ。
       私達のウィリアムだから。」

米国ヘレナ 「そうね。
ふふふふ←微笑む」

英国ヘレナ 「ふふふ←静かに微笑む」

シャーロック「へいへい お嬢様方 
       茶葉を買うなら ルイスおススメの茶葉に
       しろよ。
       絶ってーー美味しいから。」

英国ヘレナ 「分かってる。
       そうするわ  」

ウィリアム 「……。 」

□ウィリアムは傍にいるシャーロックの脇腹を
 右手の人差し指でツンツンしています。

シャーロック「……。 」

□仲良しさんの2人のヘレナは
 百貨店の雑貨屋さんの小物を見たり
 お高いティーカップを恐るおそる見たり…。
 洋服を見たり楽しそうにしています。
 その姿をシャーロックとウィリアムの2人は見ながら

シャーロック「こうやって あいつら2人を見ていると
       アイリーンの買い物に
       ジョンと一緒につき合わされた時を
       思い出しちまう。
       こうして2人の荷物持ちしているとな。
       ボンドも一緒に連れてくればよかったぜ
       あいつらの姉貴に見えるだろう?」

ウィリアム 「……。
       えぇ そうですね。
       きっと来てますよ。
       ボンドさんなら 」←ちょっと拗ねてます

シャーロック「そんなに怒るなって
       順番に今の状況を説明してやるから。」

ウィリアム 「お願いしますね。
       シャーリー  」

□そこへ…。
 
アドラー  「ヘレナ 遅くなってごめん
       ずいぶん待たせたわよね。 」

英国ヘレナ 「アドラーお姉ちゃん
       遅いよ。 もう買い物はじめちゃったわよ。」

アドラー  「ごめんごめん
       洋服選び? 」

米国ヘレナ 「そうよ。ヘレナと同じ服を買おうと思って
       いるんだけど…。 」

英国ヘレナ 「そんなお金かけたくないし…。 
       私達のお小遣いで買える程度ね。 」

アドラー  「そうねぇ~
       じゃあ 冬用のこれから必要なコートね。
       トレンチコートかインパネスコートがいいわね。
       色違い 去年の売れ残りデザインが今年流行で
       なければ在庫処分で 倉庫に眠っているかも
       しれないじゃない?
       店員さんに聞いて 去年のデザインのコート
       あるかどうか聞いてみたら?
       私が聞いてもいいけど 経営学の勉強には
       ならないわ。 」

英国ヘレナ 「そうね。 2人で聞いてみる。 」

□そして2人は店員さんに聞きました。
 すると…。最近はじめた→老舗バーゲンセールという
 企画があると聞きました。
 そしてお値段の半額で買えると知りました。
 2人はその少しデザインが古めのコートを色違いを
 出して頂き…。
 トレンチコートか?インパネスコートのどちらかを2人は
 選択したようです。
 ピンクのタータンチェックと深紅のターターンチェックの柄
 のトレンチコートを選びました。
 2人はお安く小遣いで買えてご満悦のようです。
 その姿をシャーロックとウィリアムの2人は見つめながら
 シャーロックがこのいきさつを簡単に
 ウィリアムに説明をするのでありました。

シャーロック「話すと長くなっちまうがな。
       立ち話も疲れるから あそこの休憩所で話すか?」

ウィリアム 「えぇ そうですね。 」

□そういうと
 ヘレナ2人はアドラーさんに任せて
 洋服屋さんの廊下に豪華な椅子が二脚ある椅子に
 座って話しはじめました。

シャーロック「向こうの米国のヘレナがな。
       ジョンの西部劇の新刊を読んで
       ジョンに手紙感想をおくって来たんだよ。
       その物語の中に白馬に乗って主人公のピンチを
       助けに来たイケメンの兄ちゃんがな。
       自分とあの日出逢ったウィリアムに似ているって
       感想をくれて。
       あの時手当してくれたハンカチも返せないから
       有名な名探偵さんがイギリスにいるから 
       その人にウィリアムという人を探してくれと
       切実な手紙が届いたんだよ。
       でハドソンさんがもしかしたら?ウィリアムさん。
       とその手紙読んで確信したという訳だ。
       それでこっち側のヘレナはな。わざわざジョンの所に
       『人探し』をしていると自分で似顔絵まで持参して
       名探偵のシャーロックさんに探してもらいたいと
       直接来て
       その人の名は『ウィリアムさん』って告げたんだとよ。
       それで2人が探している人物はリアムお前だと確信した
       んだと。
       それでな。まだ不思議な事が重なって。
       英国のヘレナが学校の留学制度を体験する
       生徒に選ばれて最近米国にある姉妹学校に
       一ヶ月間ホームスティしながら
       向こうの暮らしと勉強を体感するプログラムを体験して。
       米国のヘレナの家にホームスティする事になって
       同じヘレナで年齢も同じでお互いが意気投合してな。
       色々と話しているうちに お前の話が話の中で出たんだとよ。
       2人は同じ探している人物だと気がついて
       英国のヘレナと米国のヘレナは 文通をしはじめて
       情報交換してたんだとよ。
       それでハドソンさんが そんな2人をみかねて
       ジョンが合わせるタイミングを作ったという訳だ。
       たまたま 米国のヘレナの父親が こっちに出張をする
       事になったから休みになるし遊びに家族で来たという訳だ
       英国のヘレナが全て計画を色々と組み立てている
       みたいだがな。
       俺に白羽の矢が立って リアム
       お前を 今日誘ったって訳さ 」

ウィリアム 「まぁ 薄々理解してはおりましたが
       ルイスまで協力していたのですね。
       まったく それとアルバート兄さんも…。 」

シャーロック「あぁ そうだ
       バレたか?
       あの2人が選んだコートは最新式のデザインだ。
       お金はアルバートさんが支払ったそうだぞ。」

ウィリアム 「やっぱり そうでしたか。」

シャーロック「まぁ 2人はリアムお前を助けてくれた恩人だからな
       俺もそう思うぜ。
       あいつらには感謝してる。 」

ウィリアム 「まったく 調子がいいですね。 
       それと まだ私に隠している事が…。
       あると思いますけど?」

シャーロック「あぁ そうだな。
       お前が 今 考えている通りだと思うぜ。 」

ウィリアム 「あの時の残党が まだいたと?
       確かに残党は兄さん達と処理したと思いますが?」

シャーロック「……。
       模倣犯だよ。 」

ウィリアム 「なるほど  
       そういう事ですか? 
       それで?   
       あの2人には
       危険な目に合わせられませんからね?」

シャーロック「まぁ あいつらも分かっている。
       事情を説明したからな。 」

ウィリアム 「それで ルイスが心配していた訳ですか?」

シャーロック「お前も了承済だろう? 」

ウィリアム 「えぇ まぁ。
       昨日のビリーさんの電報の件ですか?」

シャーロック「まぁ そういう事だな。
       ボンドが補佐について警護してるし。
       大丈夫だ。 」

ウィリアム 「しかし 良くあのお2人が引き受けて頂けましたね?」

シャーロック「まぁ 肝っ玉が座った可愛い 
       お前を守りたい一心なんだよ。」

ウィリアム 「ふふふ←少し微笑んで
       大体分かってきました。
       そういう事ですか?  」

シャーロック「そういう事だ。   」

シャーロック「あっちの探偵社に密告があったんだよ。
       一週間前にな。義父ケヴィンさん
       あいつの父親が参加している事業で
       多分巻き込まれる可能性があるって事だ。
       で ヘレナから父親を守ってって依頼が来たと
       同時に義父ケヴィンさんからマイキー兄貴に
       依頼が来たという訳だ。
       それでルイスが動いてる。
       こっちはビリーがウィギンズ達とアジトを
       探してる。
       時間の問題だがな。
       俺達が探している奴だとしたら
       あの報告書が事実だという事だ。」

ウィリアム 「そうですね。
       仕方がありませんね。
       まずは あんなに楽しそうにしている
       お2人の時間を大切にしてあげましょうか?
       続きは お2人が帰ってからです。 」

シャーロック「そうだな。
       まぁ 俺達の他に 怪しい人影はあるけどな。」

ウィリアム 「えぇ   」

英国ヘレナ「ウィリアム? シャーロック?
      お待たせ 待ち疲れちゃった?
      女性のお買い物は長いもの 」

米国ヘレナ 「そうね。
       ウィリアム 
       これ……。 
       やっとあの時のハンカチの同じ柄見つけたの?
       ここであつらえたのね?
       あの時はありがとう。  
       あの日のハンカチは今 私がココに持っていて
       大切に使っています。
       だから このハンカチ受けとって 」

ウィリアム 「……。
       ヘレナ ありがとう。
       喜んで受けとらせて頂きます。 」

米国ヘレナ 「あぁ 良かった。
       ヘレナとアドラーさん2人にも一緒に探して
       もらったの。
       だって大切なウィリアムの選んだ思い出がある
       ハンカチを私にわたしてくれたんだから。」

ウィリアム 「……。
       ヘレナ   」

英国ヘレナ 「紳士は黙ってもらっときなさい。
       それが紳士だからなんてね。
       また生意気言うと怒られちゃうけど 」

ウィリアム 「ふふふふ←少し微笑んで
       ありがとう。2人のヘレナ  」

シャーロック「さて 次はどこに行くんだ? 」

英国ヘレナ 「うん。そうねぇ~
       クリスマスプレゼントを
       互いに 1人ずつお店にはいって
       その欲しいプレゼントを一個予約して
       クリスマスに来るヘレナと2人で 
       その互いに選んだ贈り物を同時に開けるの?
       だから アドラーさん手伝って? 」

アドラー  「分かったわ。
       それぞれ1人ずつ相手のプレゼントを選んで
       クリスマス前に同じ場所に配達してもらうのね?」

米国ヘレナ 「そう。 そして2人で同時に開けるの。
       素敵よねぇ~ 」

シャーロック「面白れーーじゃねぇーーか?
       当日のお楽しみだしなぁ。 」

ウィリアム 「えぇ 面白いですね。 」

英国ヘレナ 「じゃあ 私からね。
       ヘレナはココにいてね。 
       アドラーさん一緒について来て
       もう買うものは選んであるの。
       予約して届けてもらうだけよ。
       もちろんお金も払います。」

シャーロック「はいはい。
       分かったから早く行ってこい。 
       もうすぐ昼だぞ  」

英国ヘレナ 「分かってるわ。
       シャーロック  」

□そして…。
 もうすでに先程選んで決めていた品物を
 手荷物と店員さんに事情を説明して
 クリスマスの日に届けてもらう手続きをとりました。
 素敵な品物を選んだようです。
 米国のヘレナも同じようにアドラーさんが一緒について
 同じように説明して お届け先は英国のヘレナ宛に
 しました。
 そして…。店員さんがクスと微笑むと
 
店員さん  「確かにお2人の大切な贈り物
       サンタさんが配達を当日させて頂きます。」

□と2人の担当になった店員さんは
 そう1人ずつに伝えると商品を大切に
 もうすぐクリスマスだけど保管しておくみたいです。
 
□そして…。
 百貨店で頭を使って買い物をしたので…。
 お腹が空いてきました。
 英国のヘレナのおすすめのお店
 歩いて数分の所のアフタヌーンティーをみんなで
 頼んで食べる事にしました。
 小さいお店ですが本格的なアフタヌーンティーが楽しめます。
 5人同じメニューを頼みました。
 米国のヘレナは嬉しそうです。

英国ヘレナ 「では頂きましょう。  」

ウィリアム 「美味しそうですね。 」

アドラー  「うん ほんと美味しそうね。 」

米国ヘレナ 「うん。
       これが本場のアフタヌーンティーなのね。 」

英国ヘレナ 「そうよ。 ヘレナ  」

シャーロック「ふっ←静かに微笑んで
       ヘレナ まだ手に付けてねぇーーから
       スコーンを食べろ
       育ちざかりは腹が減る。
       リアムには苺ケーキな。」

ウィリアム 「ありがと シャーリー 」

アドラー  「あぁ ずるいなぁ~
       シャーリー? 私にも何かちょうだい?」

シャーロック「モンブランケーキで良ければな。」

アドラー  「やったぁ~
       ありがとうシャーリー  」

シャーロック「ごっそうさん。
       行儀か悪いけど 化粧室行ってくるわ
       すぐもどって来る。 」

ウィリアム 「えぇ お早いお帰りを 」

□そういうと
 シャーロックは食べ終ると同時に
 お店の化粧室に繋がる廊下を歩きだしました。
 少し行くと→モランの姿がありました。

モラン   「長官の情報通りだな。
       師匠が出張中で対応しているヘレナの
       父親の荷物を例のモノにすり替えた。
       こっちに本物がある。
       見つかるのは時間の問題だが
       ルイスが対応してる。
       以上だ。 」

シャーロック「了解。
       ビリーがきたら『支部発動』って伝えてくれ
       そういえばわかる。
       それから ウィリアムをよこす。」

モラン   「あぁ 分かった  」

□そういうと
 モランに小さなメモをわたす。
 シャーロックと入れかわるように
 ウィリアムがモランの所に来ました。

モラン   「ルイスのプラン順調だぜ
       後はお前の指示を待つ
       以上だ。
       それから『支部発動』だとよ。」

ウィリアム 「そうですか…。
       2人が標的かと警戒しておりましたが
       やはり本命は向こうでしたか?」

モラン   「あぁ やはり秘密裡の書類だろうな…。
       誰かがこっちに米国から持ち出したという事
       だろうし。ビリーもそう言ってたしな。 」

ウィリアム 「そうですね。
       ビリーさんに『黒猫動く』と伝えて下さい。」

モラン   「はぁ? 『支部動く』と今度は『黒猫動く』って
       何の暗号だ?  」

ウィリアム 「ふふふ←少し微笑んで
       3人にしか分からない暗号ですよ。
       向こうにいた時に良く使用していたんです。
       お2人が『僕に策を任せた』『指示に従う』と
       いう意味です。
       さてもうプランはできていますが…。
       モラン ルイスにうかつに動くなって伝えて下さいね。」

モラン   「了解。
       待機だな。 」

ウィリアム 「えぇ 後はよろしく。 
       僕は 素敵なお嬢様方とデート中なので」

モラン   「しかし…。
       アルバートも香水さり気ねぇ――けど。
       お前 その香水シャーロックの好みか?」

ウィリアム 「えぇ シャーリーが好きな香水なので」

モラン   「そうか 
       早く行けよ 」

ウィリアム 「えぇ  」

□そして2人は短い確認と話をすると
 それぞれの仕事に向かうのでありました。

□2人のヘレナはというと…。
 
英国ヘレナ 「次は シャーロックの住んでいる所
       見に行こうと思うの?
       だって シャーロックホームズ探偵さんの
       お家でしょう? 」

米国ヘレナ 「あの本の中の探偵さんのお家? 」

英国ヘレナ 「そう 小説の中のよ~  」

シャーロック「たく 分かったよ。
       散らかってるけど。
       ジョンとハドソンさんが喜ぶ。」

ウィリアム 「ふふふ←少し微笑んで  」

アドラー  「ふふふ←少し微笑んで
       では行きましょうか?
       私も久しぶりにハドソンさんに逢えるわ。
       楽しみ  」

□そして…。
 シャーロック達は→また来た道を汽車に地下鉄に乗って…。
 221Bの探偵さんのお家に行くのでありました。
 2人は好奇心おおせいなので 苦笑いをするシャーロックでした。
 部屋が散らかっていない事を祈ります(笑)

□その頃
 ルイスの貿易会社にビリーが報告をしに来ました。
 一足先にモランが帰宅してビリーを待っていました。
 ルイスはのんびりしています。
 その姿をモランは見ながら→何も心配する事はないと
 思いました。

モラン   「今帰ったぜ。 」

ビリー   「お帰り 
       早速 情報交換ね。モラン先輩   」

モラン   「先輩って? 
       ビリーお前にはシャーロックがいるだう?  」

ビリー   「いるけどね。モラン君じゃあ~
       失礼かと思ってさ。」

モラン   「モランでいいぞ。
       『支部動く』と『黒猫動く』だとよ。」

ビリー   「了解。 ねぇ~
       2人のヘレナちゃん達楽しそうだった?」

モラン   「あぁ 
       ボンドとキャピキャピやってたぜ」

ビリー   「そう
       義父のケヴィンさんの情報
       噂じゃないみたいだよ。 」

モラン   「そうか   」

ルイス   「ふふふ←少し微笑んで
       では 私達は待機ですね。
       兄さんらしいです。 」

アルバート兄「あぁ ウィルらしいな。
       私は少し出かけて来る。
       ジャック先生に呼び出されたんだよ。」

モラン   「あぁ 
       アルバート気をつけて行けよ。」

アルバート兄「あぁ 分かった。 」

モラン   「たく そろそろ準備をはじめるか…。」

ビリー   「今夜 モランの出番だね。  」

モラン   「ビリー?俺とタッグをくむか? 」

ビリー   「うん 組みたいけど…。
       ポニテ先輩の手伝いしなきゃ 」

モラン   「出向だもんな。 」

ビリー   「だからめんどくさいんだよ。
       向こうにも気を遣うとこっちにも気を遣うし」

モラン   「本音が出たな。 」

ビリー   「本音だって出るよ    」

ルイス   「……。
       今夜僕達も動きましょう。
       早い方がいい。  」

ビリー  「了解。
      ポニテ先輩のお兄さんに連絡して来る。」

ルイス  「ビリーさん 
      よろしくお願いします。」

□そこへ…。
 フレッドがあるものを持って帰って来ました。

フレッド  「今帰りました。
       これが交換したトラベルバックになります。」

ルイス  「ありがとう。フレッド
      確認してみます 」

□そういうとルイスは黒のトラベルバックのバックを開けました。
 すると…。三年前に忽然と紛失した軍関係の機密資料がはいっていました。
 そして米国の機密情報も一緒にはいっていました。
 モランとビリーもフレッドも その書類を確認して
 これは(゚д゚)!と思うのでありました。

ビリー  「ポニテ先輩のお兄さん呼んでこなきゃ。」

□そこへ…。
 噂をしたら何とやらの( ̄▽ ̄)

マイクロフト「失礼する。
       ……。間違いない。 」

ルイス   「えっ?  」

アルバート兄「うん。間違いない。 」

ジャック  「これは…。重大な事ですぞ。 」

フレッド  「はい。  」

ビリー  「こっちもピンチみたいだ。 」

ルイス  「仕方がありませんね。
      想定をしていましたが…。
      次のプランでいくしかないですね。」

□そして
 マイクロフト兄様とアルバート兄様も交えて
 新たな作戦会議をするのでありました。

□一方
 シャーロックとウィリアムチームはというと( ̄▽ ̄)
 みんなで221Bに行こう(o^―^o)ニコプロジェクト発動で(笑)
 という英国のヘレナの提案に…。
 汽車←地下鉄に乗って→また待ち合わせ場所の駅に
 向かいました。

□ここは221bです。
 2人のヘレナとウィリアムとアイリーンとシャーロックの
 5人は丁寧なあいさつと共に→ワトソンさんとハドソンさんの
 2人に暖かく迎えられました。待っていたかのように( ̄▽ ̄)


ハドソン  「いらっしゃい
       ヘレナさん   」

米国ヘレナ 「初めまして ハドソンさん。ワトソンさん。 」

英国ヘレナ 「お邪魔します。
       先日はとても良いアドバスをありがとうございました。」

ハドソン  「いえいえ こちらこそ 探偵の依頼のご依頼
       嬉しかったです。 」

ワトソン  「いらっしゃい。
       ゆっくりしていって下さいね。 」

シャーロック「あぁ ハドソンさんの淹れる紅茶とビスケットは
       美味しいからな。  」

アドラー  「えぇ 本当に美味しいのよね~  」

ウィリアム 「はい。  」

ハドソン 「それにしても シャーロック凄い荷物ねぇ~
       アドラーさんの時と同じじゃない
       まだ 裸で帰ってこないから良かったけど 」

ワトソン  「はははは←少し空笑い
       あれには深い意味が…。
       なぁ シャーロック? 」

シャーロック「あぁ こいつが 人助けしたからな。
       洋服着て川に飛び込んじまったから
       冷や冷やしたぜ。  」

アドラー 「そんな事もあったわねぇ~  」

英国ヘレナ「ふふふ←少し微笑んで
      このお部屋で『探偵シリーズのシャーロック・ホームズ』が
      誕生したのねぇ~  」

米国ヘレナ「ほんと 意味深い場所ね。
      コナンドイル先生にサイン頂いたから
      大切つにしているの。 」

英国ヘレナ「私も 本にサインして送ってきてくれたもの」

ワトソン 「コナン・ドイルが私だと黙っていて下さいね。
       2人とも   」

シャーロック「もう バレバレだけどな。 」

ワトソン 「そこで突っ込むな シャーロック」

シャーロック「すまねぇ~
       ハドソンさん いつもバタバタですまねぇ
       よろしく頼む 」

□そして…。
 ハドソンさんの淹れた美味しい紅茶とビスケットを食べながら
 2人のヘレナは 自分達が将来なりたい仕事を
 ハドソンさん達に楽しそうに話すのでありました。
 米国のヘレナは 医学の道へ…。ナイチンゲールではなく
 女医さんになりたい夢があるようです。
 あの日ウィリアムに出逢ってハンカチを見ながらそう思うように
 なったようです。
 医学はイギリスに留学したいと伝えています。
 英国のヘレナは義父のお手伝いで経営学を学びたいと
 少しでも みんなに買い物を楽しんでもらいたい…。
 平等にと願っている事を聞きました。
 周りの大人達は 未来に一歩づつ進んでいく未来のある子供達の
 姿を見ながら…。
 自分達のした事は芽は→SEEDは確実に種はまかれたと
 思うのでありました。
 ウィリアムは嬉しそうです。
 今はこの案件があるのでアドバイスはできませんが…。
 この事件が解決したら…。
 ルイスとアルバート兄様に経営学の家庭教師で習わせて…。
 ワトソンさんは 米国のヘレナに医学の家庭教師を考えています。
 その糸が分かったシャーロックとアドラーさんは互いに顔を見合わせながら
 微笑むのでありました。

シャーロック「さて 楽しくお話し中悪いが
       2人とも帰る時間だぞ
       ヘレナはホテルな。
       こっちのヘレナは家におくってく。 」

英国ヘレナ 「そうよねぇ~
       お家に帰らなきゃね…。 」

ウィリアム 「ふふふ←少し微笑んで  」

シャーロック「明日逢うんだろう?
       なら文句は捨てろよ 」

英国ヘレナ「分かってる。
       私我がままいわないもん。 」←ちょっと拗ねている

アドラー 「お迎えの馬車が来たみたいだから
      送っていくわ 
      私の家もホテルだから   」

米国ヘレナ「ホテル?   」

アドラー 「ホテルに勤めているのよ。私  」

米国ヘレナ「明日お仕事? 」

アドラー 「帰ったら夜のお仕事  」

英国ヘレナ「大変ね。  」

アドラー 「ありがとう。
      ハドソンさん 夜食いつもありがと。
      助かってる。  」

ハドソン 「アドラーさんこそ頑張ってるから
      応援団よ。 」

アドラー 「じゃあ そろそろ帰るわね。
      お迎えが来たから  
      2人とも帰るわよ。」

英国ヘレナ「分かったわ
       ヘレナホテルまで送っていくわね。
       私には誘った責任があるもの 」

シャーロック「迎えが来たぞ
       リアムも一緒にな 」

ウィリアム 「えぇ   」

シャーロック「……。
       ジョンお前も一緒に来い。
       用事がある。 」

ワトソン 「あぁ   」

□そして
 馬車のお迎えは→なぜか2台来ました。
 凄く豪華な馬車でした。
 ホテル側からのお迎えの馬車でした。
 2人のヘレナはびっくりしています。
 そして米国のヘレナが家族と一緒に滞在しているホテル
 に到着するかと思ったら…。
 別のホテルに到着しました。
 ヘレナはびっくりしました。

米国ヘレナ 「……。
        私のチェックインしたホテルではないわ」

英国ヘレナ 「ここは 政府ご用達のホテルよ。 」

シャーロック「あぁ そうだ。
        ヘレナの家族はココにいる。
        そして お前ヘレナの義父ケヴィンさんがな
        ヘレナの家族にホームスティの時のお礼がしてーーんだとよ。
        それで このホテルに招待したんだ。
        ヘレナに内緒ですまねぇーーな。 」

英国ヘレナ 「そうだったの。
        あの人も中々義理堅くなったわね。
        そういうところ好きだけど  」

シャーロック「たく。
       ありがたいと思えよ。
       1人でもいなくなると寂しいからな。 」

英国ヘレナ 「分かってるわよ。  」

ウィリアム 「ふふふふ←少し微笑んで
       そうですねぇ シャーリーは寂しがり屋さんですからね。」

シャーロック「あぁ そうだな。 」

ワトソン 「そうだな。   」

シャーロック「さて ホテルの中にはいるぞ
       ヘレナ お前も一緒に泊ってけ。
       2人部屋予約してある。
       今日のご褒美だ 」

米国ヘレナ 「えっ? ほんと? 」

英国ヘレナ 「まったく その言葉に甘えてあげるわよ。」

アドラー  「さぁ 行きましょう。
        お客様。   」

英国ヘレナ 「えっ? アドラーさん? 」

□一足早く一台の馬車はホテルに着いていたので…。
 即様ホテルの制服に着がえたアドラーの姿が
 そこにありました。
 その姿は早業で着がえてとても素敵な女性に見えました。
 
ウィリアム 「さぁ ヘレナ
       アドラーさんが お部屋担当です。
       アドラーさんの指示に従って下さいね。 」

英国ヘレナ 「はい。 」

米国ヘレナ 「分かったわ 」

□そしてホテルの中で
 両方の家族がご挨拶をして…。
 家族も一緒に このホテルに泊まる事になりました。
 家族の部屋の隣の部屋は2人のヘレナが泊まるお部屋に
 なりました。
 お部屋の担当はアドラーさんです。
 明日もロンドンの街をご案内するのかもしれませんね。

□ホテルに帰って
 2人はホテルの中を手を繋いで探検をしています。
 その姿をシャーロックは確認すると…。
 ワトソンさんと2人でそのホテルを後にするのでありました。
 ウィリアムはアルバート兄様が迎えに来て
 一緒に帰るようです。

□ルイスの方は
 フレッドとモランとジャック先生とマネーペニーに
 指示を出しています。
 ビリーは1人で別行動をしています。

□シャーロックとワトソンさんの2人は
 金物屋さんに来ています。
 そこは…。

シャーロック「すみません。
       金物帖買いたいんですが。 」

金物屋   「いらっしゃい。
       あんた初顔だね。
       誰の紹介だ? 」

シャーロック「それはこちら側も守秘義務がある。
       言えねぇー―な。 」

金物屋   「フッ←鼻で笑う
        気に入った。
        で なんの名簿だ? 」

シャーロック「ピンカートン探偵社の名簿と
       こっち側のエージェントの名簿。
       金はいくらでも出す。
       後軍の除隊名簿だ。
       大丈夫か? 
       それと闇の名簿。
       OK! 闇の帳簿の名簿屋さん。 」

金物屋  「フッ←鼻で微笑んで
        ずいぶん贅沢ですねぇ~
        ようございます。
        今ご用意致しますしばらくお待ちを…。」

シャーロック「あぁ よろしく頼む 」

ワトソン  「……。  」

□しばらくして
 

金物屋  「お待たせいたしました。
        これが書写したモノです。 」

シャーロック「上等だ。
        ほらよ。
        こんだけあれば足りるだろう?」

金物屋  「十分です。
        ありがとうございました。 」

シャーロック「また来るぜ  」

金物屋  「お待ちしております。 」

□と金物屋さんは言うと部下に
 お店を出て行った2人の後をつけるように指示を出しています。
 その事を2人は知りながら紙袋に入れた そのブツを大切に
 小脇に抱えているシャーロックです。
 そして…。
 前方から→長い裾を翻しながら黒色のコートを着た
 ジャック先生が歩いてきます。
 そして…。シャーロックにさりげなくぶつかります。

ジャック  「(゚д゚)!  
        失礼。  」

シャーロック「いや 悪い   」

□そして…。すれ違いざまに…。
 そのブツをジャック先生にわたしました。
 そして…。ダミーの同じ袋を抱えたシャーロックの姿がありました。
 その事に後をつけて来た部下手下は気が付いていません。
 シャーロックとワトソンさんの2人はパン屋さんにはいり買い物をして
 古びたアパートメントにはいっていきました。
 そのはいっていった場所を確認をする手下でした。

□一方ジャック先生は…。
 待ち合わせ場所で待ってる
 アルバート兄様とウィリアムと馬車で待っている
 マイクロフト兄様の待つ場所に歩いていきます。
 そして…。その交換したブツを
 馬車の中で確認する4人でありました。
 途中ビリーが馬車に乗り→合流して
 その闇の名簿帖を確認をするのでありました。

ウィリアム 「筒抜けですね…。 」

アルバート兄「私の名も記載されている。 」

ジャック  「切り裂きジャックも憶測の名がな 」

マイクロフト「……。
       一掃する。  」

ビリー  「ほんと 困るよ こういう事。 」

□そこへ…。
 ルイスとフレッドとモランが合流して…。
 一旦ルイスの会社にもどって作戦会議をして。
 今夜一毛打診にする計画策を立てました。
 
□一方
 シャーロックは淡々と 今夜の準備を
 ワトソンさんと一緒にしています。
 
ワトソン  「なぁ ジャーロック
        国家機密を揺るがす事件に
        一般市民も参加していいのか? 」

シャーロック「一般市民?
        お前ジョンは立派な俺達の仲間だろう?
        まず レストレードに逢ってきてくれ。
        それとパターソンに ウィリアムからの手紙を
        わたしてくれ。
        俺が警察まで行けねぇーーだろう? 」

ワトソン  「そういう事か…。なら協力しょう。  」

シャーロック「今夜一網打尽にしてやる。」

□そして…。
 淡々と敵さん達の包囲網は狭まれていくのでありました。

□一方2人のヘレナ達は アドラーのおもてなしホテルからの
 おもてなしを沢山受けています。
 2人は楽しそうです。
 英国のヘレナが狙われていたわけではないようです。
 むしろ父親→義父の方だとアドラーは理解しました。
 さりげなくマネーペニーと一緒に敵さんが来たら対応が
 できる程度に気を貼って待機をしているようです。

□夜更けの事。
 その金物屋さんのお店の前を
 3人の人影が包囲しています。
 シャーロックとウィリアムとビリーの3人がお店にはいっていきました。

シャーロック「ちょっと邪魔するぜ。 」

金物屋   「こんな夜更けに何の用ですか? 」

ビリー   「ちょっと用事があってね。 」

ウィリアム 「はい。 少々悪戯が過ぎるかと…。 」

金物屋  「そうですか?
        なら仕方がないですね。
        ヤロー―共かかれぇーーーっ。  」

金物屋  「……。    」←ハテナマーク中

シャーロック「悪いが手下どもは 片づけさせて頂いたぜ。
         残るはお前だけだな。 」

ビリー   「僕達を怒らせると怖いよ。  」

□そして…。
 数分後→金物屋さんの本当の仕事を知った密告→タレこみ情報の
 紙をもらったレストレードが到着して→首謀者の金物屋店主と
 その用心棒の手下達を全員捕縛をしました。
 シャーロック達は裏口から そっと逃げました。

□一方
 ルイス達も方は
 その元締めになる方方のアジトを包囲しています。
 そして…。ルイスの一言により捕縛がはじまりました。
 さりげなく捕まえる下準備ができていたので
 パターソン達が逮捕に繋げました。
 当然英国ヘレナの義父を脅していた無法犯達の犯人も捕まえました。
 前から黒い噂があった案件をルイス達が調べていて
 その案件も無事に片づきました。
 その連絡が→ホテルで働いているアドラーさんにも報告が行きました。
 フレッドが影て大活躍をしました。

フレッド  「モランさん!  」

モラン   「あぁ 怪我をしない程度に片づけるぞ。
       フレッド! 
       ナイフ技もいいけど 銃の扱いもできるように
       訓練してきたんだからな。
       お前ならできる。
       やってみろ 」

フレッド  「了解  」

モラン   「狙うは 5個の電球だ
       俺が一発閃光の弾丸を撃つ。
       一瞬だから見逃がすなよ。 」

フレッド  「はい。   」

□そして…。
 ビリーに習った早撃ちの練習の成果が出たようです。
 みんなそれぞれ→敵さん達とクールに戦いました。
 時間の関係でスルーしますが…。ご承知頂けましたら幸いです。
 アルバート兄さんも戦いました→エレガントな立ち振る舞いで…。

□無事にその案件は片づいたようです。
 後は→レストレードさん達とパターソン達の容赦ない
 逮捕劇がぁあああ。
 それと→闇名簿の回収と解析をする事になります。
 長い長い事件の闇は 1つ片づいたようです。

シャーロック「たく こんな事していたら 出向している本当の仕事が
       できねぇ――んだよ。
       ビリー リアム帰って寝るぞ  」

ビリー  「もう 朝だもんね~   」

ウィリアム 「えぇ もう朝なんですね。
       朝食のパンでも買っていきましょうか? 」

ビリー   「賛成  クロワッサンね。  」

シャーロック「了解   」

ウィリアム 「2人のヘレンも良い夢を見られたのでしょうか?」

ビリー   「本当に仲がいいもんね。  」

シャーロック「ボンドがついてる。
        心配ないだろう。  」

□そして…。
 ウィリアムの3人と合流したルイス達も…。
 一安心をした顔で→みんなで一緒にパン屋さんに朝食を買いに
 行くのでありました。
 一足早く帰ったジャック先生が 温かいスープをこしらえ中です。

□夜空も段々朝日が昇ってきました。
 2人のヘレンがいるホテルにも朝がやって来ました。
 2人はダブルベッドで目覚めました。

英国ヘレナ 「おはよう ヘレナ  」

米国ヘレナ 「おはよう ヘレナ  」

2人    「ふふふふ←少し微笑んで 」

英国ヘレナ 「さて 1日のはじまり
        観光しなきゃね。 」

米国ヘレナ 「うん 観光   
        シャーロックの所にお邪魔する? 」

英国ヘレナ 「いいわねぇ~ 」

□と…。シャーロックは相変わらず人気者です。

□シャーロック達は221Bに帰って来ると
 3人疲れ果てたように眠りについています。
 朝食どころではないご様子です。
 お昼過ぎまで マイクロフト兄様に報告もせず
 ひたすら寝るのでしょうね。
 
□日付は変わって…。
 今日はビリーの誕生日です。
 ルイス達が色々とビリーの為に誕生日のパーティーの
 下準備をしているみたいです。
 シャーロックがルイスに頼んだようです。
 そして…。今宵…。ルイスの会社でハドソンさんワトソンさん達も
 招待されて…。
 2人のヘレナも招待されて…。
 ビリーの誕生日会がはじまるみたいです。
 このまま何もなく平和でありますようにと祈るみんなでありました。

□1週間後
 米国のヘレナはNew Yorkへ家族と共に帰っていきました。
 ヘレナの父親もホッとしています。
 多分ヘレナの父上様は向こうの政府関係者の方かなと
 想像をしているのですが…。
 2人のヘレナの父親達が子供の将来なりたい仕事を知り
 米国のヘレナの父親はイギリス留学をさせる事に家族で決めた
 ようです。
 英国のヘレナとアパートメントを借りて2人暮らしという案も
 出で2人は大喜びをしていました。
 そして…米国のヘレナはひとまずNew Yorkへ家族と船で
 帰っていきました。
 そして数週間後→クリスマスには…。ロンドンで英国のヘレナと
 2人でクリスマスを過ごす予定です。

□ビリーはみんなに誕生日を祝って頂いて
 嬉しそうです。
 シャーロックがそのみんなの姿を見ながら静かに窓から夜空を
 ながめています。

ウィリアム 「どうしましたか? 
        シャーリー? 」

シャーロック「あぁ リアムか?
       なんでもねぇーーよ。 
       煙草ココでは吸えねぇーーなっと思ってな。 」

ウィリアム 「そうですね。 ルイスが嫌がりますからね。 」

シャーロック「そうだな。   」

ウィリアム 「ビリーさん 楽しそうですね。 」

シャーロック「あぁ そうだな。 」

ウィリアム 「……。
       悩み事は明日にしませんか?
       今 悩んでいてはじまりませんから 」

シャーロック「そうだな。
       なぁ リアム 俺達これで良かったんだよなぁ?」

ウィリアム 「それは神様のお考えに委ねます。 」

シャーロック「そうだな。
       ビリーに感謝だな  」

ウィリアム 「えぇ 感謝ですね。  」

ビリー   「ポニテ先輩もウィリアム君も ここでなに?黄昏てるの? 」

シャーロック「仕事が終ったなと思ってな。 」

ウィリアム 「えぇ 同じく  」

ビリー   「うんそうだね。  」

シャーロック「さて 少し早いけど帰るか?
       ジョンとハドソンさん2人を連れてな 」

ビリー   「僕の誕生日沢山祝ってくれたしね。
       食べ散らかしちゃって悪いけど。
       モラン君の誕生日21日の分もお祝いしてるし
       僕達はおいとましょうか? 」

シャーロック「あぁ そうだなぁ。
       ジョンに声をかけて来る。 」

ウィリアム 「……。  」

シャーロック「そんな顔をするな。リアム 」

ビリー   「いつもの場所にいるからさ。 」

シャーロック「あの2人をホテルに届けてから
       ジョンとハドソンさんの2人も一緒に送ってく。
       いつもの場所でビリーの誕生日の続きをする。
       遅くなっちまったけどな。
       3人でな。 」

ウィリアム 「ふふふ←少し微笑んで
       そうですね。
       では 灯りをつけて待っています。 」

シャーロック「あぁ 後少し用事があるけどな。 」

ウィリアム 「えぇ 分かっています。 」

アルバート兄「ウィル お前も一緒に行ってきなさい。
       こちらは大丈夫だから
       あのウィルの恩人のお2人をエスコートをするのが
       紳士だよ。 」

ウィリアム  「兄さん ありがとうございます。 」

アルバート兄「シャーロック ビリー ウィルを頼む 」

シャーロック「あぁ 分かった。
      マイキーに伝えとく。 」

アルバート兄「あぁ そうしてくれ 」

□そして…。
 少~し嫌がる英国ヘレナと米国ヘレナの2人の気をそらせながら
 ワトソン先生とハドソンさんの4人は 
 迎えに来たマイキー兄貴所有の馬車で→家路に着くのでした。

□そして…。
 シャーロックとビリーとウィリアムの3人は
 マイクロフト兄様が所有しているクラブに行き
 マイクロフト兄様に頼まれていた闇名簿を持って行きました。

マイクロフト「ご苦労。
       この事は   」

シャーロック「他言無用だろう?
       どうやらケヴィンさんは これからも標的になりそうだな。
       十分気をつけろよ。マイキー←兄貴
       さて 帰るか   」

ビリー  「うん   」

ウィリアム 「はい。 」

マイクロフト「あぁ 理解した。
       気をつけて帰れよ。 
       ビリー君HAPPYバースディ 」

ビリー  「ありがとう。 ポニテ先輩のお兄さん 」

□そして…。
 3人は暗闇の中→3人で歩いて帰りました。
 そこは…。ルイスの貿易会社の目の前のアパートメントの一室が
 New Yorkブルックリンにいた時と全く同じの部屋の間取りで
 ピンカートン探偵社の出向先の事務所にしている所です。
 そこには…。あんなに忙しかったのに…。
 テーブルの上には→少し冷めてしまったビリーの誕生日のお料理
 が並んでいます。
 その光景を見て ウィリアムはクスっと微笑むのでありました。
 3年間必ず 3人でビリーの誕生日をしていたので…。
 住んでいる場所が違っても→シャーロックの優しさが出ていると思いました。
 3人は もう誕生日の日が過ぎてしまいましたが…。
 そっとビリーの誕生日をしました。

シャーロック「ビリー 教会に行けなくてすまなかったなぁ 
       明日 いや今日今から行くぞ  」

ビリー   「うん 今からね。 寝る暇ないよねぇ~ 」

ウィリアム 「えぇ 毎年の事ですから  」

□と3人でランタンの灯りの中を笑うのでありました。
 ホテルに帰った2人のヘレナ達は 明日シャーロックおススメの
 観光プランを楽しみにしているのでありました。
 当分シャーロックにお休みはないようです。


 
おしまい。おしまい。

厠 段だら羽織沖田 とこしえの壬生狼

誤字。乱文。訂正文がありましたらどうかお許し頂けましたら
幸いですが<(_ _)>
イメージを壊したら…本当に申し訳ございません
すみません<(_ _)>

あの来年のカレンダーの絵が素敵だったので…。
今日は11月23日はビリー君の誕生日も兼ねて…。
ウィリアムが地下鉄『BAKER・STREET←ベイカー・ストリート』の駅で
茶色のロングコートを着て左手に珈琲カップを持っている絵を見て
どこに行くんだろう?と絶対にシャーロックを待っているんだろうな?
と思ったので紡いでみました。
楽しかったです。
ありがとうございました。
英国のヘレナのパパさんは生きていますが…。
今回は出ていません。すみません<(_ _)>

私の紡ぎか地雷でしたらスルーして下さい。
よろしくお願い申し上げます。
二次創作です…。
原作にはない勝手に私が紡いでいる
物語ですが…。
もしダメならば消去を考えておりますので…。
ご承知頂けましたら幸いですが
苦手な方はスルーして下さいね。
どうかよろしくお願い申し上げます。
挿絵の絵も苦手でしたらスルーして下さいね。

どうか…。失礼の段お許し頂けましたら幸いです。
ご了承頂けましたら幸いです。

ご堪能願えればと思います。
本当にすみません<(_ _)>
楽しかったです。

憂国の世界を…。楽しくこれからも紡げたらいいなぁ…。
と思う今宵です。

勝手に「シナリオ式小説」とつけさせて頂いております。
すみません<(_ _)>

そっとココに静かに作品をおいておきますので…。
よろしくお願い申し上げます。

私の紡ぎが苦手な方は。スルーして下さいね。
お願い申し上げます。
       
一応文字書きのプロの方に。
暴言を吐かれましたのでご報告をしておきます。
「あのクオリティ。有り得ない。そう思いたい
 かの人物は妄想」だそうです。

プロの一応 文字書きだそうですから。
pixivに支部がありますので。
素敵な作品かと思います。
確認して下さいね。
人様の作品に対して。
プロ様が 普通こんな事言わないので…。
と思いますが。炙り烏賊です。
ここに貼り付けておきます。                     
       
片っ端から私の作品を4月6日に片っ端から「ブクマ」を
なされた非公開の輩がおりました。
ブクマ荒らしは迷惑なのでおやめ下さい。
ブクマ外しに変更なされたみたいで その行為もおやめ下さい。

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