部下の20代女性の下着を盗撮したとして、警視庁が、金融庁総合政策局の男性課長補佐(45)から事情聴取していることが捜査関係者への取材で分かった。課長補佐は「女の子の下着を撮りたかった」と容疑を認めているといい、同庁は性的姿態等撮影容疑で書類送検する方針。

 捜査関係者によると、課長補佐は5日午後7時すぎ、中央合同庁舎7号館(東京都千代田区)の金融庁の会議室で、同局に勤める20代女性のスカートの中を小型カメラで盗撮した疑いがある。女性に「エクササイズをする」と会議室に呼び出し、「アイマスクをつけると効果が高まる」などと言って視界をふさいでいたという。

 女性がアイマスクを外した際に課長補佐が小型カメラでスカートの中を撮影していたことから発覚した。金融庁は「今後の捜査結果をふまえて、関係法令に照らして厳正に対処する」とコメントした。(長妻昭明)