約150年の歴史 上田市の西内小学校で閉校式典

およそ150年の歴史がある上田市の小学校が、児童数の減少によって今年度で閉校することになり、在校生と卒業生などが交流する式典が開かれました。

明治7年に開校した上田市の西内小学校は、およそ150年の歴史がありますが、少子化の影響で児童数が18人に減り、今年度で閉校することが決まっています。
28日は、在校生や卒業生、それに地域の人たちが交流しながら、慣れ親しんだ学校に別れを告げようという式典が体育館で開かれ、およそ180人が集まりました。
はじめに塩川和泉校長が「長い間、学校の発展に力を尽くしてもらい、みなさんに感謝します」とあいさつしました。
西内小学校では、長年、金管バンドの活動を熱心に行っていることから、在校生と卒業生が、軽快なリズムの「宝島」を一緒に演奏すると、会場から大きな拍手が送られていました。
6年生の男子児童は「閉校は残念ですが、残りの学校生活で楽しい思い出をたくさんつくりたいです」と話していました。
卒業生の63歳の男性は「この地域は人口が減ってきているので、心配はしていましたが閉校するのはさみしいです」と話していました。

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